どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
この記事では、ケルト神話のクー・フーリンの妻エメルが嫉妬する話を紹介します。
エメルの嫉妬

クー・フーリンは、英雄ということもあり、さまざまな女性を恋人としていたが、エメルは夫の浮気を許していました。
しかし、『クー・フーリンの病』で、エメルは、生涯でたった一度だけ夫の浮気を許さず、夫の相手に嫉妬することになります。
『クー・フーリンの病』で、クー・フーリンは、1年間病にふします。
クー・フーリンは、異界に行き、そこで病を癒します。
美しい妖精ファンは、クー・フーリンを慕っていました。
クー・フーリンは、病から回復した頃、妖精リー・バンの夫ラヴリドと出会います。
ラヴリドは、彼の敵と戦えば、妻の姉妹ファンとひと月一緒に過ごすことをクー・フーリンに約束します。
約束後、クー・フーリンは、ラヴリドの敵を見事倒しました。
クー・フーリンの妻エメルは、ことの顛末を聞き、嫉妬で怒り狂い、夫とファンの元に押しかけます。
クー・フーリンは、エメルの話を聞き、彼女と生涯ともに生きることを誓います。
2人の様子を見たファンは、自分がクー・フーリンを諦めることを告げます。
エメルは、ファンの無条件の愛を知り、自分が諦めると言います。
その時、突然マナナン・マク・リール(ファンの夫)が現れ、ファンを連れ去っていきます。
クー・フーリンは、失恋のショックで飲まず食わずになり、エメルが王に状況を説明します。
王は、クー・フーリンとエメルに忘れ薬を飲ませ、2人の今回のことを完全に忘れます。
また、マナナン・マク・リールは、魔法で妻ファンとクー・フーリンを2度と会えないようにしました。
まとめ
エメルは、夫クー・フーリンの浮気を基本的に許していました。
しかし、『クー・フーリンの病』で、夫の浮気により生涯でたった一度だけ嫉妬に怒り狂います。
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