[ケルト神話]クー・フーリンとクランの番犬

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

この記事では、ケルト神話の英雄クー・フーリン(クー・ホリン)とクランの番犬の物語を紹介します。

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物語

コノール王は、鍛冶師クランの館で開かれる宴会に参加します。

コノール王がクランの館へ向かう途中、少年たちとハーリング(球技)をしているセタンタ(Sétanta、シェーダンタ)を見つけます。

王は、セタンタのハーリングの技を称賛し、彼を宴会に招待します。

セタンタは、王の誘いを受け、ハーリングをした後、宴会の館へ向かうと告げます。

宴会が始まり、鍛冶師クランはコノール王に番犬を放ってもよいか尋ねます。

コノール王は、セタンタを招待したことを完全に忘れおり、番犬を放つことを承諾します。

王との約束通りセタンタは、鍛治師クランの家を訪れます。

セタンタが館の前に着くと、クランの家の番犬が彼に襲い掛かります。

セタンタは、番犬を返り討ちにし、絞め殺してしまいます。

騒ぎを聞きつけて来たクランは、番犬の死を知らされ、ひどく悲しみます。

悲しむクランを見たセタンタは、クランに「代わりの犬を見つけ育てること」と「新しい犬が育つまで自分が家の番犬を務めること」を約束します。

この約束からセタンタは、「クー・フーリン(意味:クランの犬)」と呼ばれるようになります。

セタンタは、クー・フーリンの幼名です。

まとめ

物語の流れをまとめると次のようになります。

  1. コノール王が鍛冶師クランの館の宴会に参加する
  2. コノール王がセタンタを宴会に招待する
  3. 鍛冶師クランがコノール王の承諾を得て、番犬を放つ
  4. セタンタが館を訪れると、番犬が彼に襲い掛かる
  5. セタンタは、襲ってきた番犬を絞め殺す
  6. セタンタは、鍛冶クランの番犬の代わりを務める約束をする
  7. セタンタは、クー・フーリンと呼ばれるようになる

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