[ケルト神話]クー・フーリンと犬の肉

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

この記事では、ケルト神話の英雄クー・フーリン(クー・ホリン)と犬の肉の関係を解説します。

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関係

クー・フーリン(Cu Chulainn)は、ゲシュ(禁忌、タブー)で犬の肉を食べることができません

きっかけ

セタンタ(Sétanta、シェーダンタ)は、鍛治師クランの家を訪れます。

セタンタが家の前に着くと、クランの家の番犬がセタンタに襲い掛かります。

セタンタは、番犬を返り討ちにし、殺してしまいます。

騒ぎを聞きつけて来たクランは、自分の番犬が死んだことをひどく悲しみます。

悲しむクランを見たセタンタは、クランに「代わりの犬を見つけ育てること」と「新しい犬が育つまで自分が家の番犬を務めること」を約束します。

この約束からセタンタは、「クー・フーリン(意味:クランの犬)」と呼ばれるようになります。

そして、「クー・フーリン」という名前によって、「犬の肉を食べない」というゲシュ(禁忌、タブー)が生まれます。

クー・フーリンは、「クランの犬」という意味です。

名前に「犬」を持つ者が「犬の肉」を食べることがゲシュになります。

クー・フーリンは、彼を恨む者たちの策略により犬の肉を食べ、ゲシュを破ってしまいます。

クー・フーリンは、ゲシュを破ったことで、半身が動かなくなり、彼の槍ゲイ・ボルグを奪われます。

その後、クー・フーリンは、奪われたゲイ・ボルグで殺されます。

クー・フーリンは、「犬の肉を食べられない」というゲシュを利用され、死んでしまうのです。

クー・フーリンには、他にも「目下の者の誘いを断らない」「詩人の言葉に逆らわない」というゲシュがあります。

クー・フーリンは、犬の肉を食べないゲシュだけではなく、3つのゲシュをを全て利用されて死んでいます。

まとめ

クー・フーリン(Cu Chulainn)は、ゲシュ(禁忌、タブー)で犬の肉を食べることができません

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