[ケルト神話]クー・フーリンとコンラの父子対決

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

この記事では、ケルト神話のクー・フーリンとコンラの父子対決を紹介します。

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対決

アルスターの人々が海岸に集まっていると、一隻の船が海岸に近づいてきました。

船には一人の若者が乗っており、その若者は、投石器で鳥を打ち落とす遊びをしていました。

コンホヴァル王は、若者の投石器の腕前に感心しましたが、同時に不安になりました。

コンホヴァル王は、彼が陸に上がらないように使いの者を出しました。

若者は、使いの者たちに決して名乗らず、彼らを倒して縛り上げました。

困ったコンホヴァル王は、クー・フーリンに戦いを命じました。

クー・フーリンの妻エウェルは、「クー・フーリンの子かもしれないから戦ってはいけない」と彼を引き留めました。

しかし、クー・フーリンは、エウェルの説得を振り切り、忠誠と名誉のために若者と戦い始めました。

クー・フーリンと若者の戦いは、熾烈を極め、まず、剣から始まり、次に素手、海中へと移っていきました。

激闘の末、クー・フーリンが名槍ゲイ・ボルグを投げ、若者の腹を引き裂きました。

若者は、その技をスカサハから学ばなかったことを告げ、こときれました。

クー・フーリンは、若者の最期の言葉を聞き、彼の指にはめられた指輪(クー・フーリンが授けたもの)を見たことで、若者が自分の息子であるコンラだと確信しました。

クー・フーリンは、息子コンラを腕に抱きかかえ、王たちに彼が自分の息子だと告げました。

クー・フーリンの父子対決は、『オイフェの一人息子の最期』で描かれます。

まとめ

クー・フーリンは、アイルランドにやってきた息子コンラと戦うことになります。

父子対決は、クー・フーリンがコンラを殺し、クー・フーリンの勝利で終わります。

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