[ギリシャ神話]パリスの審判の物語

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

ギリシャ神話のパリスの審判の物語を紹介します。

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パリスの審判

ある日、ペレウス(人間の男)と女神「テティス」の結婚を祝う宴会が開かれました。

この宴会には多くの神々が招待されていました。

ですが、不和の女神「エリス」は、この宴会に招待されませんでした。

これは「エリス」が参加した宴会を争いの場に変えてしまうからです。

エリスは宴会に招待されなかったことに怒ります。

怒ったエリスは、宴会に参加している神々の中に「最も美しい女神へ」と記されたリンゴを投げ入れます。

すると、「ヘラ」「アフロディテ」「アテナ」の3人が「最も美しいのは私だからリンゴは私が受け取る」と主張し合い、誰が最も美しいかで言い争いを始めます。

3女神の争いに決着は着かず、困ったゼウスは人間のパリスに誰が最も美しい女神かを決めさせることにします。

ヘルメスは、「最も美しい女神にこのリンゴを差し上げなさい」とパリスに言います。

3女神は、パリスが自分を選ぶように、選んでくれた場合に贈り物をする約束をします。

アテナは「どんな戦いにも勝てる武運」、ヘラは「ヨーロッパの王の地位」、アフロディーテは「世界一の美女」を贈る約束をします。

パリスはアフロディーテの贈り物にひかれ、アフロディーテにリンゴを渡します。

こうして、パリスによる誰が最も美しい女神かの審判が下ります。

審判の後、パリスはヘレネというスパルタ王妃を妻にします。

また、パリスはアフロディーテの加護を受けます。

まとめ

パリスの審判の物語の流れをまとめると、次のようになります。

  1. ペレウス(人間の男)と女神「テティス」の結婚を祝う宴会が開かれる
  2. 女神「エリス」は宴会に招待されなかったことに怒る
  3. エリスは招待しなかった仕返しに「最も美しい女神へ」と刻まれたリンゴを投げ入れる
  4. 3女神「ヘラ」「アテナ」「アフロディーテ」で誰が最も美しいかで言い争いが始まる
  5. 3女神の争いをおさめるために、人間の若者「パリス」に誰が最も美しいかを決めさせる
  6. 3女神は選んだ際に贈り物をすることを約束する
  7. パリスはアフロディーテの贈り物にひかれ、アフロディーテが最も美しいと審判を下す

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