VSCodeでGitコミットを取り消す!失敗しても大丈夫な完全ガイド2025年版

git

「やばい、テストコードまでコミットしちゃった!」 「コミットメッセージを間違えた…」 「機密情報が入ったファイルをコミットしてしまった!」

こんな冷や汗もの経験、ありませんか?

でも大丈夫!VSCodeなら、マウス操作だけでコミットを取り消せます。しかも、状況に応じて3つの方法から選べるんです。コマンドを覚える必要もありません!

この記事では、VSCodeでGitコミットを安全に取り消す方法を、画面操作を中心に分かりやすく解説します。5分後には、もうコミットミスも怖くありませんよ!


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コミット取り消しの3つのパターン(どれを使う?)

あなたの状況はどれ?

状況使う方法ファイルの状態履歴
直前のコミットだけ取り消したいUndo Last Commit変更は残る消える
コミット内容も全部なかったことにReset –hard変更も消える消える
履歴は残して打ち消したいRevert新しいコミットで打ち消し残る

初心者は「Undo Last Commit」が一番安全です!


【最速30秒】VSCodeでコミットを取り消す方法

方法1:Undo Last Commit(一番簡単で安全!)

直前のコミットを取り消して、変更は残す方法:

  1. VSCodeの左側「ソース管理」アイコンをクリック(Ctrl+Shift+G)
  2. 「…」メニューをクリック(ソース管理パネルの右上)
  3. 「コミット」→「最後のコミットを元に戻す」をクリック

たったこれだけ!

何が起きる?

  • コミットは取り消される
  • ファイルの変更はステージング状態に戻る
  • 修正してもう一度コミットできる

方法2:コマンドパレットを使う方法

キーボード派の人向け:

  1. Ctrl+Shift+P(Mac: Cmd+Shift+P)でコマンドパレット
  2. Git: Undo Last Commit」と入力
  3. Enterキー

これも同じ効果です!

方法3:ターミナルでコマンドを使う

VSCode内のターミナルで:

# 直前のコミットを取り消し(変更は残る)
git reset --soft HEAD~1

# または(変更もステージングも残る)
git reset HEAD~1

Ctrl+` でターミナルを開いて実行!


状況別:より詳しい取り消し方法

ケース1:コミットメッセージだけ変更したい

最新のコミットメッセージを修正:

GUI操作:

  1. ソース管理パネルで「…」メニュー
  2. 「コミット」→「最後のコミットを修正」
  3. 新しいメッセージを入力
  4. Ctrl+Enter でコミット

ターミナル:

git commit --amend -m "新しいコミットメッセージ"

ケース2:特定のファイルだけ取り消したい

一部のファイルだけ前の状態に戻す:

  1. エクスプローラーで該当ファイルを右クリック
  2. 「変更を破棄」を選択

または、ソース管理パネルで:

  1. 変更したファイルの横の「↻」アイコンをクリック
  2. 「変更を破棄」を確認

ケース3:複数のコミットを取り消したい

2つ以上前のコミットまで戻る:

GitGraphエクステンション使用(推奨):

  1. 拡張機能で「Git Graph」をインストール
  2. ソース管理パネルの「Git Graph」ボタン
  3. 戻りたいコミットを右クリック
  4. 「Reset current branch to this Commit」
  5. 「Soft」を選択(安全)

ターミナル:

# 3つ前まで取り消し
git reset --soft HEAD~3

ケース4:すでにPushしてしまった!

リモートリポジトリにPush済みの場合:

⚠️ 警告:チーム開発では要相談!

方法1:Revert(推奨・安全)

# 打ち消しコミットを作成
git revert HEAD
git push

方法2:Force Push(危険・単独開発のみ)

# ローカルで取り消し
git reset --hard HEAD~1
# 強制プッシュ
git push --force

VSCodeでForce Push:

  1. 通常通りPushしようとする
  2. 「プッシュが拒否されました」と表示
  3. 「強制プッシュ」を選択(慎重に!)

VSCodeの便利な拡張機能

GitLens(必須!)

コミット履歴が見やすくなる:

  • 各行の最終変更者を表示
  • コミット履歴を視覚的に確認
  • 簡単にRevertやResetが可能

インストール:

  1. 拡張機能アイコン(Ctrl+Shift+X)
  2. 「GitLens」を検索
  3. インストール

Git Graph

ビジュアルでGit履歴を管理:

  • ブランチの状態を図で表示
  • マウス操作でReset、Revert、Cherry-pick
  • マージの状態も一目瞭然

Git History

ファイルごとの履歴を確認:

  • 特定ファイルの変更履歴
  • 差分を見やすく表示
  • 過去のバージョンと比較

安全にコミットを取り消すためのチェックリスト

取り消し前の確認事項

必ずチェック:

  • [ ] 現在のブランチは正しい?
  • [ ] 変更内容は把握している?
  • [ ] チーム開発なら他のメンバーに影響ない?
  • [ ] リモートにPush済みかどうか?
  • [ ] 重要な変更は別途バックアップした?

取り消し方法の選び方

スタート
↓
Pushした?
├─ Yes → Revertを使う(履歴を残す)
└─ No
    ↓
    変更を残したい?
    ├─ Yes → reset --soft または Undo Last Commit
    └─ No → reset --hard(完全に消去)

よくあるトラブルと解決法

Q1:「Undo Last Commit」が表示されない

原因と対策:

  • コミットが存在しない → 一度コミットしてから
  • VSCodeのバージョンが古い → 最新版にアップデート
  • Gitが初期化されていない → git initを実行

Q2:間違えてreset –hardしてしまった!

まだ復旧できる可能性あり:

# 操作履歴を確認
git reflog

# 戻りたい地点のハッシュを確認
git reset --hard [ハッシュ値]

VSCodeのターミナルですぐ実行!

Q3:コンフリクトが発生した

解決手順:

  1. ソース管理パネルでコンフリクトファイルを確認
  2. ファイルを開くと「Accept Current」「Accept Incoming」が表示
  3. どちらか選択、または手動で編集
  4. 保存してコミット

Q4:デタッチドHEAD状態になった

元に戻す方法:

# ブランチに戻る
git checkout main
# または
git switch main

コミット前にミスを防ぐVSCode設定

自動フォーマット設定

settings.jsonに追加:

{
  "editor.formatOnSave": true,
  "files.trimTrailingWhitespace": true,
  "files.insertFinalNewline": true
}

コミット前の確認を有効化

{
  "git.confirmSync": true,
  "git.confirmEmptyCommits": true,
  "git.verboseCommit": true
}

.gitignoreの活用

よく除外するファイル:

# 環境設定
.env
.env.local

# IDEの設定
.vscode/
.idea/

# 依存関係
node_modules/
vendor/

# ビルド成果物
dist/
build/

# OS関連
.DS_Store
Thumbs.db

プロのテクニック:より安全なGit運用

ブランチ戦略で事故を防ぐ

開発の流れ:

  1. mainブランチから新規ブランチ作成
  2. 機能開発・修正
  3. コミット(ここでミスしても影響小)
  4. プルリクエスト
  5. レビュー後にマージ

VSCodeでブランチ作成:

  1. 左下のブランチ名をクリック
  2. 「新しいブランチの作成」
  3. ブランチ名を入力

ステージングを活用

部分的にコミット:

  1. ソース管理パネルで個別にステージング
  2. 関連する変更だけをコミット
  3. 論理的な単位でコミット履歴を作成

コミットメッセージのルール

良い例:

  • feat: ユーザー認証機能を追加
  • fix: ログイン時のエラーを修正
  • docs: READMEにインストール手順を追加

プレフィックスを使う:

  • feat: 新機能
  • fix: バグ修正
  • docs: ドキュメント
  • style: コードスタイル
  • refactor: リファクタリング
  • test: テスト
  • chore: その他

まとめ:もうコミットミスは怖くない!

VSCodeでのGitコミット取り消しは、思っているより簡単です。

絶対に覚えるべき3つのポイント:

  1. 基本は「Undo Last Commit」 ソース管理 → … → コミット → 最後のコミットを元に戻す
  2. Pushしたら「Revert」 履歴を残して安全に打ち消し
  3. 困ったら「git reflog」 ほとんどの操作は取り消せる

最初は慎重に、でも恐れずに使ってみてください。VSCodeの視覚的なインターフェースなら、Gitの操作も怖くありません。

ミスは誰にでもあります。大切なのは、そのミスを素早く、安全に修正できること。この記事の方法を使えば、あなたもGitマスターへの第一歩を踏み出せます!


今すぐ実践:

  1. VSCodeでテストリポジトリを作成
  2. わざとコミットして取り消しを練習
  3. GitLens拡張機能をインストール

練習あるのみ!安全な環境で試してから、本番で活用しましょう!

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