「勝手にアプリが更新されて困る」
「データ通信量が気になるから自動更新を止めたい」
「アップデート後にアプリの使い勝手が悪くなった」
そんな悩みはありませんか?
Androidスマホでは、アプリやシステム(OS)が自動的にアップデートされる設定になっていることが多いです。便利な機能ではあるものの、「データ通信量が増える」「使い慣れたバージョンが良い」「アップデート中にスマホが重くなる」といった理由で、自動アップデートをオフにしたい人も少なくありません。
実は、Androidの自動アップデートは簡単にオフにできるんです。アプリの自動更新、システムアップデートの自動更新、それぞれ個別に設定可能です。
この記事では、Androidの自動アップデートをオフにする方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
すべてのアプリ、特定のアプリ、OSのシステムアップデート、それぞれの設定方法、手動でアップデートする方法、トラブルシューティングまで、自動アップデートに関するすべてをカバーしています。
ぜひ最後まで読んで、あなたに合った設定をしてくださいね!
自動アップデートとは?基本知識

まずは、自動アップデートの基本を理解しましょう。
自動アップデートの種類
Androidには2種類の自動アップデートがあります。
1. アプリの自動アップデート
- Google Playストアからインストールしたアプリ
- 新しいバージョンが公開されると自動で更新
- Google Playストアで設定
2. システムアップデート(OSアップデート)
- Android OSのバージョンアップ
- セキュリティパッチの適用
- 基本的に手動だが、一部自動の場合あり
- 開発者向けオプションで設定
自動アップデートがオンの場合
何が起こるか
- アプリが勝手に更新される
- 新機能が追加される
- バグが修正される
- セキュリティが強化される
- デザインが変わることがある
いつ更新されるか
- Wi-Fi接続時(初期設定の場合が多い)
- モバイルデータ通信時(設定による)
- バックグラウンドで自動実行
自動アップデートのメリット・デメリット
メリット
- 常に最新版が使える
- セキュリティが保たれる
- バグが自動で修正される
- 手間がかからない
デメリット
- データ通信量が増える
- 使い慣れたバージョンが変わる
- アップデート中にスマホが重くなる
- バッテリーを消費する
- 新バージョンに不具合がある場合も
自動アップデートをオフにする理由
よくある理由
- データ通信量を節約したい
- 格安SIMで通信量に制限がある
- モバイルルーター使用
- 現在のバージョンが気に入っている
- UIが変わるのが嫌
- 使い慣れた機能を維持したい
- アップデート内容を確認してから更新したい
- 不具合報告を確認してから
- 必要な更新のみ適用
- ストレージ容量が少ない
- 古い機種で容量不足
- 一時的に容量を確保したい
- 特定の時間にスマホを使いたい
- アップデート中は使えない
- 急な連絡待ちなど
アプリの自動アップデートをオフにする方法
Google Playストアアプリの自動更新設定です。
方法1:すべてのアプリの自動更新をオフ
手順
- 「Google Playストア」アプリを開く
- 画面右上の「プロフィールアイコン」をタップ
- メニューから「設定」を選択
- 「ネットワーク設定」をタップ
- 「アプリの自動更新」を選択
- 3つの選択肢が表示される
- ネットワークの指定なし:常に自動更新(データ通信量注意)
- Wi-Fi経由のみ:Wi-Fi接続時のみ自動更新
- アプリを自動更新しない:自動更新しない
- 「アプリを自動更新しない」を選択
- 「完了」をタップ
- 設定完了
これで、すべてのアプリの自動更新が停止されます。
方法2:特定のアプリのみ自動更新をオフ
一部のアプリだけ自動更新を止めたい場合の方法です。
手順
- 「Google Playストア」アプリを開く
- 画面右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」を選択
- 「管理」タブをタップ
- 「インストール済み」が選択されている状態
- 自動更新を止めたいアプリを探してタップ
- 画面右上の「⋮」(3点メニュー)をタップ
- 「自動更新の有効化」のチェックを外す
- 完了
このアプリのみ、自動更新が停止されます。
別の方法:アプリページから直接設定
手順
- Google Playストアを開く
- 自動更新を止めたいアプリを検索
- アプリのページを開く
- 右上の「⋮」(3点メニュー)をタップ
- 「自動更新の有効化」のチェックを外す
- 完了
Wi-Fi接続時のみ自動更新する設定
完全にオフではなく、Wi-Fi時のみ更新したい場合。
手順
- Google Playストア→設定
- ネットワーク設定→アプリの自動更新
- 「Wi-Fi経由のみ」を選択
- 完了
これで、モバイルデータ通信量を節約できます。
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアアプリ
キャリアが提供する専用アプリの自動更新設定です。
ドコモの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「ドコモのサービス/クラウド」をタップ
- 「ドコモアプリ管理」を選択
- 右上のメニューをタップ
- 「通知/自動アップデート設定」
- 「自動アップデート」をタップ
- 「アプリを自動アップデートしない」を選択
- または「Wi-Fi接続時のみ」を選択
- 完了
au・ソフトバンクも同様の手順
設定→アプリ管理→自動更新設定
システムアップデート(OS)の自動更新をオフにする方法
Android OSの自動更新設定です。
システムアップデートの仕組み
基本的に手動
- Android OSのアップデートは、基本的に手動で実行
- 設定から手動で「システムアップデート」を確認
- ダウンロード→インストールの流れ
一部自動の場合がある
- スマホ再起動時に自動でインストールされる場合
- これをオフにする方法を解説
開発者向けオプションを表示する
システムアップデートの自動更新設定は、「開発者向けオプション」にあります。
開発者向けオプションの表示方法
- 「設定」アプリを開く
- 「デバイス情報」または「システム」をタップ
- 機種によって名称が異なる
- 「電話情報」の場合もあり
- 一番下にある「ビルド番号」を探す
- 「ビルド番号」を7回連続でタップ
- 「デベロッパーになりました!」と表示される
- 開発者向けオプションが有効になる
自動システムアップデートをオフにする
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「開発者向けオプション」が追加されているのでタップ
- 表示されない場合は上記の手順で有効化
- 下にスクロールして「自動システムアップデート」を探す
- トグルスイッチをオフにする
- 完了
これで、スマホ再起動時の自動アップデートが停止されます。
機種別の設定場所
| 機種 | 設定場所 |
|---|---|
| Google Pixel | 設定→システム→開発者向けオプション→自動システムアップデート |
| Samsung Galaxy | 設定→開発者向けオプション→自動システムアップデート |
| Xperia | 設定→システム→開発者向けオプション→自動システムアップデート |
| AQUOS | 設定→システム→開発者向けオプション→自動システムアップデート |
注意事項
セキュリティアップデートについて
- システムアップデートには、重要なセキュリティパッチが含まれる
- 自動更新をオフにしても、定期的に手動でアップデート推奨
- 完全に放置すると、セキュリティリスクが高まる
手動でアップデートする方法

自動更新をオフにした後の手動更新方法です。
アプリを手動でアップデートする
すべてのアプリを一括更新
- Google Playストアを開く
- 右上のプロフィールアイコン→「アプリとデバイスの管理」
- 「管理」タブを選択
- 「アップデート利用可能」をタップ
- 更新可能なアプリ一覧が表示される
- 「すべて更新」をタップ
- 一括でアップデート開始
特定のアプリのみ更新
- 同じく「アップデート利用可能」を開く
- 更新したいアプリにチェックを入れる
- 「更新」ボタンをタップ
- 選択したアプリのみ更新される
システムアップデートを手動で確認
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「システムアップデート」を選択
- 「アップデートをチェック」をタップ
- アップデートがある場合、表示される
- 「ダウンロード」をタップ
- ダウンロード完了後、「今すぐ再起動」をタップ
- 再起動中にインストールされる
- 完了
機種別のシステムアップデート確認方法
Samsung Galaxy
- 設定→ソフトウェア更新→ダウンロードおよびインストール
Xperia
- 設定→システム→システムアップデート
AQUOS
- 設定→システム→詳細設定→システムアップデート
OPPO
- 設定→ソフトウェアアップデート
アップデート頻度の目安
アプリ
- 週に1回程度チェック
- 重要なアプリは随時確認
システム(OS)
- 月に1回程度チェック
- セキュリティアップデートは優先的に適用
自動アップデートをオフにする際の注意点
知っておくべき重要事項です。
セキュリティリスク
最大のリスク
- セキュリティアップデートが適用されない
- 脆弱性が放置される
- ウイルスやマルウェアのリスク
対策
- 定期的に手動でアップデート
- セキュリティ関連は優先的に適用
- 重要なアプリは最新版を保つ
アプリが使えなくなる可能性
古いバージョンを使い続けると
- アプリのサポートが終了
- ログインできなくなる
- 一部機能が使えなくなる
- サーバーと互換性がなくなる
例
- LINEの古いバージョンは使用不可に
- 銀行アプリは定期的な更新が必須
- ゲームアプリは最新版が必要
不具合が修正されない
バグ修正が適用されない
- アプリのクラッシュ
- 動作不良
- バッテリー消費の問題
対策
- 不具合を感じたらすぐに更新
- アップデート情報を確認
データ通信量の問題
完全オフにした場合
- 手動更新時にまとめてダウンロード
- Wi-Fiがない環境では更新できない
- 大量のアップデートが溜まる
推奨設定
- 「Wi-Fi経由のみ」が最もバランスが良い
- 完全オフよりも安全
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法です。
トラブル1:設定してもアプリが自動更新される
原因1:設定が反映されていない
解決策
- Google Playストアを一度終了
- 設定を再確認
- スマホを再起動
原因2:複数のアカウントで設定が異なる
解決策
- Google Playストアで使用中のアカウントを確認
- 各アカウントで個別に設定
原因3:システムアップデートによる初期化
解決策
- OSアップデート後は設定を再確認
トラブル2:開発者向けオプションが表示されない
原因:ビルド番号のタップ回数が足りない
解決策
- ビルド番号を確実に7回タップ
- 「あと○回でデベロッパーになります」と表示される
- 7回目で「デベロッパーになりました!」
原因:機種が対応していない
一部の機種では開発者向けオプションが制限されている場合があります。
トラブル3:手動更新ボタンが表示されない
原因:アップデートがない
既に最新版の場合、「更新」ボタンは表示されません。
確認方法
- アプリのページで「開く」と表示されていれば最新版
トラブル4:特定のアプリだけ自動更新される
原因:アプリごとの設定がオンになっている
解決策
- そのアプリのページを開く
- 右上のメニュー→「自動更新の有効化」を確認
- チェックを外す
トラブル5:システムアップデートをオフにできない
原因:管理者権限が必要
企業用や特殊な端末の場合、設定変更に制限がある可能性があります。
自動アップデートのおすすめ設定
シーン別の推奨設定です。
初心者・一般ユーザー
おすすめ設定
- アプリの自動更新:Wi-Fi経由のみ
- システムアップデート:自動(初期設定のまま)
理由
- セキュリティが保たれる
- データ通信量を節約
- 手間がかからない
データ通信量を節約したい人
おすすめ設定
- アプリの自動更新:Wi-Fi経由のみ
- システムアップデート:オフ(手動更新)
理由
- モバイルデータを使わない
- 必要な更新のみ適用
上級者・こだわり派
おすすめ設定
- アプリの自動更新:オフ(個別設定)
- 重要なアプリのみ自動更新オン
- システムアップデート:オフ(手動で確認)
理由
- 完全なコントロールが可能
- アップデート内容を確認してから適用
古い機種・ストレージ不足
おすすめ設定
- アプリの自動更新:オフ
- システムアップデート:オフ
理由
- ストレージ容量を節約
- 動作を軽く保つ
常に最新版を使いたい人
おすすめ設定
- アプリの自動更新:ネットワークの指定なし
- システムアップデート:自動(オン)
理由
- 常に最新機能が使える
- セキュリティが最高レベル
まとめ:自分に合った設定をしよう
Androidの自動アップデートをオフにする方法について、詳しく解説してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
アプリの自動更新をオフにする方法
すべてのアプリ
- Google Playストア→設定
- ネットワーク設定→アプリの自動更新
- 「アプリを自動更新しない」を選択
- 完了
特定のアプリのみ
- Google Playストア→アプリとデバイスの管理
- 管理→インストール済み
- アプリを選択→⋮→「自動更新の有効化」のチェックを外す
システムアップデートの自動更新をオフ
手順
- 設定→デバイス情報→ビルド番号を7回タップ
- 開発者向けオプションが表示される
- 設定→システム→開発者向けオプション
- 「自動システムアップデート」をオフ
自動更新の3つの選択肢
| 設定 | 内容 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ネットワークの指定なし | 常に自動更新 | ★★☆☆☆ |
| Wi-Fi経由のみ | Wi-Fi時のみ自動更新 | ★★★★★ |
| 自動更新しない | 完全にオフ | ★★★☆☆ |
ほとんどの人には「Wi-Fi経由のみ」が最適
手動更新の方法
アプリ
- Google Playストア→アプリとデバイスの管理→管理→アップデート利用可能
システム
- 設定→システム→システムアップデート
注意すべきポイント
セキュリティリスク
- 自動更新オフ=セキュリティリスク増加
- 定期的に手動更新が必須
- 重要なアップデートは優先的に適用
アプリが使えなくなる可能性
- 古いバージョンはサポート終了
- LINEや銀行アプリは特に注意
データ通信量
- 完全オフにすると手動更新時に大量ダウンロード
- Wi-Fi経由のみ設定が最適
シーン別おすすめ設定まとめ
| ユーザータイプ | アプリ | システム |
|---|---|---|
| 初心者 | Wi-Fi経由のみ | 自動(初期設定) |
| データ節約 | Wi-Fi経由のみ | オフ |
| 上級者 | オフ(個別設定) | オフ |
| 古い機種 | オフ | オフ |
| 最新版重視 | 指定なし | 自動 |
最後に:バランスが大切
自動アップデートは、便利さとコントロールのバランスが重要です。
完全にオフにする場合
- 定期的な手動更新が必須
- セキュリティアップデートは優先
- 月に1回はチェック
Wi-Fi経由のみ(推奨)
- データ通信量を節約
- セキュリティも保たれる
- ほとんど手間がかからない
完全に自動(初期設定)
- 最も簡単で安全
- データ通信量に注意
- Wi-Fi環境が豊富なら最適
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った設定を見つけてください。
自動アップデートをコントロールして、もっと快適なスマホライフを楽しみましょう!
何か困ったことがあれば、この記事を見返して解決方法を探してみてくださいね。

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