ファイナルファンタジーとは?名前の由来やシリーズの特徴をわかりやすく解説

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「ファイナルファンタジー」という名前、ゲームをあまりやらない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
チョコボやモーグリといったマスコットキャラクター、壮大な音楽、美麗なグラフィック——このシリーズは日本を代表するRPGとして、世界中で愛されています。

でも、そもそも「ファイナルファンタジー」ってどんなゲームなの?
なぜ「ファイナル(最後の)」なのに30年以上も続いているの?

この記事では、ファイナルファンタジーの基本情報から名前の由来、シリーズを通して受け継がれている特徴まで、わかりやすく解説していきます。


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ファイナルファンタジーの概要

ファイナルファンタジー(通称:FF)は、1987年に第1作が発売された日本発のRPGシリーズです。
開発・販売元はスクウェア・エニックス(旧スクウェア)で、生みの親はゲームクリエイターの坂口博信さん。

2025年時点で、ナンバリングタイトル(本編)は16作品がリリースされています。
シリーズ全体の累計出荷・ダウンロード販売本数は2億本以上を達成しており、世界で最も売れたゲームシリーズの一つとなっています。

面白いのは、ナンバリングタイトルごとに世界観やキャラクターが独立していること。
「FF7」と「FF10」は別の世界、別の物語なんですね。だから、どの作品から始めても楽しめるというのがこのシリーズの魅力でもあります。


「ファイナルファンタジー」名前の由来

「最後のファンタジー」という意味深なタイトル。
なのに30年以上続いている——これ、ちょっと不思議ですよね。

有名な都市伝説

長年、こんな話が語り継がれてきました。

「当時のスクウェアは倒産寸前で、これが最後のゲームになるかもしれなかった。だから『ファイナル(最後の)ファンタジー』と名付けた」

ドラマチックでいい話なんですが…実はこれ、完全に正確というわけではないんです。

生みの親が明かした真実

2015年、シリーズの生みの親である坂口博信さんが、名前の本当の由来を明かしました。

実は最初から「FFと略せるタイトル」にしたかったのだそうです。
日本語で「エフエフ」と発音すると語呂がいいからですね。

当初は「ファイティング・ファンタジー」という案があったのですが、イギリスにすでに同名のゲームブックシリーズが存在していたため、商標の問題で使えませんでした。

そこで「F」で始まる別の単語を探した結果、日本でもなじみのある英単語「Final(ファイナル)」に落ち着いたというわけです。

「最後の夢」という意味もある?

とはいえ、「ファイナル」という言葉には坂口さん自身の心境も反映されていたようです。

当時、スクウェアの業績は芳しくなく、坂口さんは「このゲームが売れなければ、ゲーム業界を辞めて大学に戻ろう」と考えていたとのこと。
つまり、彼にとっての「最後の賭け」でもあったんですね。

結果的に「ファイナルファンタジー」は大ヒットし、スクウェアの看板タイトルとなりました。
「最後」のつもりが「始まり」になった——なんとも皮肉で、それでいて素敵なエピソードです。


シリーズに共通する特徴

ファイナルファンタジーは作品ごとに世界観が異なりますが、シリーズを通じて受け継がれている要素がいくつかあります。

クリスタル

シリーズの象徴とも言える存在。
世界のバランスを保つ神秘的な力を持ち、物語の核心に関わることが多いです。

第1作から登場しており、「光の戦士がクリスタルの力で世界を救う」というのが初期FFの王道パターンでした。

チョコボ

黄色い大きな鳥で、シリーズのマスコットキャラクター。
第2作(FF2)から登場し、主に乗り物として活躍します。

鳴き声は「クエッ」。
好物は「ギサールの野菜」で、これはFF3に登場する村「ギサール」が由来です。

モーグリ

白くてふわふわした生き物で、チョコボと並ぶマスコット。
「クポ」という独特の語尾が特徴的です。

名前の由来は「モグラ」と「コウモリ」を混ぜたもの。
作品によってはセーブポイントの役割を果たしたり、郵便屋さんとして手紙を届けてくれたりします。

召喚獣

イフリート、シヴァ、バハムートなど、プレイヤーが呼び出して戦わせることができる強力な存在。
各作品で「幻獣」「G.F.」「召喚獣」など呼び名は変わりますが、コンセプトは共通しています。

名前の多くは世界各地の神話から取られており、北欧神話、ギリシャ神話、アラビアの伝承などがモチーフになっています。

シドという名前のキャラクター

ほぼ全作品に「シド」という名前のキャラクターが登場します。
ただし同一人物ではなく、作品ごとに別人。

飛空艇の技師だったり、学者だったり、軍人だったりと役割はさまざまですが、なぜか毎回「シド」なんですね。

飛空艇

空を飛ぶ船で、冒険の中盤から終盤に手に入ることが多い乗り物。
これを手に入れると世界中を自由に移動できるようになり、一気に冒険の幅が広がります。

魔法や武器の名前

「ファイア」「ブリザド」「サンダー」といった魔法や、「エクスカリバー」「正宗(マサムネ)」といった武器の名前も、シリーズを通じて登場します。


音楽とビジュアル

植松伸夫の音楽

シリーズの音楽を長年手がけてきたのが、作曲家の植松伸夫さんです。
「プレリュード」「勝利のファンファーレ」「ビッグブリッヂの死闘」など、ゲーム音楽の枠を超えて愛される名曲を数多く生み出しました。

FFの音楽はオーケストラコンサートとして世界各地で演奏されており、ゲーム音楽の地位を高めた功労者とも言えます。

天野喜孝のアートワーク

初期シリーズのキャラクターデザインやロゴイラストを担当したのが、イラストレーターの天野喜孝さん。
幻想的で繊細なタッチは、FFの世界観を象徴するものとして今でも高く評価されています。

FF4以降のロゴには、天野さんがデザインしたエンブレムが使われており、各作品の物語を象徴するモチーフが描かれています。


現代への影響

ファイナルファンタジーは、ゲーム業界に大きな影響を与えてきました。

RPGの普及

日本ではドラゴンクエストと並ぶ「2大RPG」として、家庭用ゲーム機でRPGを遊ぶ文化を定着させました。
特にFF7(1997年)は世界的な大ヒットとなり、JRPGを海外に広めた立役者とされています。

映像技術の革新

スクウェア・エニックスはFFシリーズを通じて、常に最先端の映像技術に挑戦してきました。
美麗なムービーシーンやリアルなキャラクター表現は、ゲーム業界全体の技術向上に貢献しています。

メディアミックス展開

ゲームだけでなく、映画、アニメ、小説、漫画など多方面に展開。
2001年にはフルCG映画「ファイナルファンタジー」が公開されました(興行的には厳しい結果でしたが、映像技術は当時としては革新的でした)。


ナンバリングタイトル一覧

シリーズの本編であるナンバリングタイトルを一覧にまとめました。

タイトル発売年対応機種特徴
ファイナルファンタジー1987年FCシリーズ第1作。4人の光の戦士が世界を救う王道ファンタジー
ファイナルファンタジーII1988年FCレベル制を廃止した独自の成長システム。チョコボ初登場
ファイナルファンタジーIII1990年FCジョブチェンジシステムを本格導入。モーグリ初登場
ファイナルファンタジーIV1991年SFCATB(アクティブタイムバトル)を初採用。ドラマ性の高いストーリー
ファイナルファンタジーV1992年SFCジョブシステムの完成形。自由度の高いキャラ育成
ファイナルファンタジーVI1994年SFC群像劇スタイルの壮大な物語。スチームパンク的世界観
ファイナルファンタジーVII1997年PSシリーズ最大のヒット作。3Dグラフィックへの転換点
ファイナルファンタジーVIII1999年PS学園もののような青春ストーリー。リアル等身のキャラクター
ファイナルファンタジーIX2000年PS原点回帰をテーマにしたファンタジー色の強い作品
ファイナルファンタジーX2001年PS2フルボイス化。切ないラブストーリーが話題に
ファイナルファンタジーXI2002年PS2/PCシリーズ初のMMORPG(オンラインゲーム)
ファイナルファンタジーXII2006年PS2シームレスなバトルシステム「ガンビット」を採用
ファイナルファンタジーXIII2009年PS3/Xbox360一本道と評されたが、美麗なグラフィックが特徴
ファイナルファンタジーXIV2010年PC/PSMMORPG。2013年の「新生」で大幅リニューアルし人気に
ファイナルファンタジーXV2016年PS4/Xbox Oneオープンワールド型。仲間との旅を描いたロードムービー風
ファイナルファンタジーXVI2023年PS5ダークファンタジー路線。アクション性の高いバトル

※FC=ファミコン、SFC=スーパーファミコン、PS=プレイステーション


まとめ

  • ファイナルファンタジーは1987年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたRPGシリーズ
  • 生みの親は坂口博信さん。名前は「FFと略せるタイトルにしたかった」ことが由来
  • シリーズ累計販売本数は2億本以上を突破
  • チョコボ、モーグリ、召喚獣、クリスタル、シドなど、作品を超えて共通する要素がある
  • 各ナンバリングタイトルは独立した世界観を持つため、どこから始めてもOK

1987年の「最後の賭け」から始まったシリーズは、30年以上経った今も進化を続けています。
これからどんな「ファンタジー」が紡がれていくのか、楽しみですね。

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