麻雀の役一覧:初心者から上級者まで使える完全ガイド【翻数別】

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麻雀でアガるためには、手牌に「役(やく)」が成立している必要があります。
役の種類は多く、初心者のうちは何を覚えればいいか迷いがちです。

この記事では、1翻役から役満まで全ての標準役を翻数別に整理し、成立条件・鳴き可否・ポイントをわかりやすく解説します。
一覧表とあわせて確認しながら、少しずつ覚えていきましょう。


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役とは?基本を押さえよう

麻雀の「役」とは、アガリに必要な牌の組み合わせのルールのことです。
4つの面子(メンツ)と1つの雀頭(ジャントウ)を揃えても、役がなければアガれません。

役には「翻数(ハンスウ)」があり、翻数が高いほど点数も高くなります。
また、「門前(メンゼン)のみ成立する役」と「鳴いても成立するが翻数が下がる役(食い下がり)」があるため、鳴くかどうかの判断が重要です。


全役一覧表(標準役)

役名読み門前翻数鳴き翻数門前のみ
立直リーチ1翻—◎
一発イッパツ1翻—◎
門前清自摸和メンゼンツモ1翻—◎
平和ピンフ1翻—◎
断么九タンヤオ1翻1翻—
一盃口イーペーコー1翻—◎
役牌(三元牌・場風・自風)ヤクハイ1翻1翻—
海底摸月ハイテイモーユエ1翻1翻—
河底撈魚ホウテイラオユイ1翻1翻—
嶺上開花リンシャンカイホウ1翻1翻—
搶槓チャンカン1翻1翻—
ダブル立直ダブルリーチ2翻—◎
七対子チートイツ2翻—◎
対々和トイトイ2翻2翻—
三色同順サンショクドウジュン2翻1翻★食い下がり
一気通貫イッキツウカン2翻1翻★食い下がり
混全帯么九チャンタ2翻1翻★食い下がり
三暗刻サンアンコウ2翻2翻—
混老頭ホンロウトウ2翻2翻—
三色同刻サンショクドウコウ2翻2翻—
小三元ショウサンゲン2翻2翻—
三槓子サンカンツ2翻2翻—
連風牌レンプウハイ2翻2翻—
二盃口リャンペーコー3翻—◎
純全帯么九ジュンチャン3翻2翻★食い下がり
混一色ホンイツ3翻2翻★食い下がり
清一色チンイツ6翻5翻★食い下がり
天和テンホウ役満—◎
地和チーホウ役満—◎
国士無双コクシムソウ役満—◎
四暗刻スーアンコウ役満—◎
大三元ダイサンゲン役満役満—
字一色ツーイーソー役満役満—
緑一色リューイーソー役満役満—
清老頭チンロウトウ役満役満—
小四喜ショウスーシー役満役満—
大四喜ダイスーシー役満役満—
九蓮宝燈チューレンポウトウ役満—◎
四槓子スーカンツ役満役満—

1翻役の解説

1翻役は頻繁に出現し、複合させることで高得点を狙えます。
特に初心者は、タンヤオ・リーチ・役牌の3つを最優先で覚えましょう。

立直(リーチ)

門前でテンパイしたとき、「リーチ!」と発声して1,000点棒を場に出すことで成立します。
リーチ後は手牌を変えられなくなりますが、アガった際に裏ドラをめくれる大きな特典があります。

強さの最大のポイントは、他の役がなくてもリーチ1役でアガれること。
リーチをかけてツモった場合、「リーチ・ツモ」の2役になるため、初心者でも高打点を狙えます。

一発(イッパツ)

リーチをかけた後、他のプレイヤーのポン・チー・カンが入らない1巡以内にアガると成立します。
自分の次のツモ牌も「1巡以内」に含まれます。

リーチに付随する偶然の役なので、狙って取る役ではありません。
出たらラッキーと思っておきましょう。

門前清自摸和(メンゼンツモ)

門前(ポン・チー・明カンなし)の状態でツモアガりした場合に成立します。
牌の組み合わせに制限はなく、唯一「自力でアガった」ことを示す役です。

鳴いてしまうとメンゼンツモが消えてしまうため、鳴き判断に注意が必要です。
リーチをかけてツモアガりすれば必ず一緒に複合します。

平和(ピンフ)

以下の3条件を全て満たすと成立する門前役です。

  • 4面子が全て順子(連番の3枚組)であること
  • 雀頭が役牌(三元牌・場風牌・自風牌)でないこと
  • アガりの待ちが両面待ちであること

出現率が高い役であり、タンヤオや一盃口との複合も狙いやすい役です。
条件が少し複雑なので、ゆっくりと覚えましょう。

断么九(タンヤオ)

手牌に1・9・字牌(ヤオチュウ牌)を一切使わず、2〜8の数牌だけで揃えると成立します。
鳴いても成立するため、「喰いタン(食いタンヤオ)」として積極的に使われます。

リーチや平和との複合、鳴いてドラ絡みで高打点を目指すなど、活用の幅が広い万能役です。
初心者が最初に覚えるべき役のひとつです。

一盃口(イーペーコー)

同じ種類の牌で同じ数字の順子を2組作ると成立します。
例えば、索子(ソーズ)の「2・3・4」を2組揃えた状態です。

門前でのみ成立する役であることに注意。
鳴いた瞬間に消えてしまいます。

役牌(ヤクハイ)

三元牌(白・發・中)、場風牌(東・南など)、自風牌(自分の家の牌)の刻子または槓子を作ると成立します。

鳴いても成立するため、初心者が最初に意識すべき役のひとつです。
「とりあえず白(ハク)をポンしてアガリを目指す」という基本戦術は、役牌を軸にしたものです。

なお、東場の東家が東の刻子を作った場合は「場風牌+自風牌」の2つの役が重なり、2翻の連風牌となります。

海底摸月(ハイテイモーユエ)

その局の最後の牌(海底牌)でツモアガりすると成立します。
他に役がなくても、海底摸月1役だけでアガれます。

テンパイしたまま牌山の最後まで粘るシーンで発動する偶然役です。
同様に、河底撈魚(ホウテイラオユイ)はその局最後の捨て牌でロンアガりした場合に成立します。

嶺上開花(リンシャンカイホウ)

カンをした後に補充する嶺上牌(リンシャン牌)でツモアガりすると成立します。
他に役がなくても嶺上開花1役でアガれる、カン絡みの偶然役です。

カン直後にドラが増えるタイミングと重なるため、一気に高打点になることがあります。

某マンガの主人公が得意?としてる役。

搶槓(チャンカン)

他のプレイヤーが、ポンしていた牌にもう1枚加えて「加槓(カカン)」を宣言した際、その牌が自分のアガり牌であれば、ロンアガりを宣言できます。
捨て牌でないところからアガる非常にレアなシチュエーションです。


2翻役の解説

1翻役より出現率は下がりますが、その分点数も大きくなります。
食い下がりのある役と鳴いても翻数が変わらない役を区別して覚えましょう。

ダブル立直(ダブルリーチ)

自分のターンに、他のプレイヤーの鳴きが一度も入っていない1巡目にリーチをかけると成立します。
通常のリーチ(1翻)に1翻が追加されて合計2翻となります。

一発・ツモとの複合で一気に高打点を狙える、攻撃的な役です。

七対子(チートイツ)

7組の対子(同じ牌2枚のペア)で手牌を構成すると成立します。
面子の作り方が根本的に異なる特殊な役であり、鳴きは一切不可です。

符(フ)が固定で25符となるため、点数計算がシンプルなのも特徴です。
どの牌でもペアにできる柔軟さが魅力ですが、同一牌を4枚使うことはできません。

対々和(トイトイ)

4つの面子を全て刻子(同じ牌3枚)または槓子(同じ牌4枚)で揃えると成立します。
暗刻でも明刻でもよく、鳴いても2翻のまま変わりません。

刻子が4つ揃い、かつ全て暗刻の場合は役満の四暗刻になる可能性があります。
序盤でポンを重ねてトイトイを目指す戦術は初心者にも実践しやすいです。

三色同順(サンショクドウジュン)

萬子・筒子・索子の3種類の数牌で、それぞれ同じ数字の順子を揃えると成立します。
例えば、萬子の「1・2・3」、筒子の「1・2・3」、索子の「1・2・3」の組み合わせです。

門前では2翻、鳴くと1翻に食い下がります。
ピンフや一気通貫との複合で高打点を目指しやすい役です。

一気通貫(イッキツウカン)

萬子・筒子・索子のいずれか1種類で、「1・2・3」「4・5・6」「7・8・9」の3組の順子を揃えると成立します。

門前では2翻、鳴くと1翻に食い下がります。
1から9まで一気に繋がるダイナミックな形が魅力です。

混全帯么九(チャンタ)

全ての面子と雀頭に、必ずヤオチュウ牌(1・9・字牌)を含めると成立します。
順子でも刻子でもOKですが、全てのブロックにヤオチュウ牌が絡んでいる必要があります。

門前では2翻、鳴くと1翻です。
後述の純全帯么九(ジュンチャン)との違いは、字牌を含んでよいかどうかです。

三暗刻(サンアンコウ)

3組の刻子を、鳴かずに手牌の中で揃えると成立します。
残り1組の面子は鳴いてもかまいません。

ロンで3枚目を揃えた場合は「明刻」扱いとなり、三暗刻は成立しない点に注意。
四暗刻を目指す道中でついてくるケースが多いです。

混老頭(ホンロウトウ)

手牌を全て数牌の1・9と字牌のみで構成すると成立します。
面子の形としては、必ずトイトイか七対子と複合するため、実質的に4翻になります。

配牌でヤオチュウ牌が多く来たときに狙える役ですが、難易度はかなり高いです。

小三元(ショウサンゲン)

三元牌(白・發・中)のうち1種類を雀頭とし、残り2種類を刻子か槓子で揃えると成立します。
必ず役牌×2と複合するため、合計では4翻になります。

三元牌3種全てを刻子にすれば役満の大三元になります。
小三元は、大三元の一歩手前の状態です。

三槓子(サンカンツ)

カンを3回行い、槓子を3組揃えると成立します。
暗槓・明槓・加槓のどれでもかまいません。

カンをするたびにドラが増えるため、手役の打点アップも期待できます。
ただし出現率は非常に低く、意識して狙う役ではありません。


3翻役の解説

3翻役は出現頻度が低い分、アガれたときの達成感が大きい役です。

二盃口(リャンペーコー)

一盃口(同じ順子2組)が2セット、合計で同じ順子を4組揃えると成立します。
門前でのみ成立し、鳴きは不可です。

非常にレアな役で、意識して狙うことはほぼありません。
偶然形成された場合に役として認識できれば十分です。

純全帯么九(ジュンチャン)

全ての面子と雀頭に必ず数牌の1または9を含め、字牌は一切使わない役です。
チャンタの上位版で、字牌を含まない分だけ条件が厳しくなります。

門前では3翻、鳴くと2翻に食い下がります。

混一色(ホンイツ)

1種類の数牌と字牌だけで手牌を構成すると成立します。
例えば、萬子と字牌だけで全ての面子と雀頭を揃えるイメージです。

門前では3翻、鳴くと2翻に食い下がります。
鳴きを使いながらでも高打点を狙える強力な役で、字牌の刻子(役牌)との複合が非常に強力です。


6翻役の解説

清一色(チンイツ)

1種類の数牌だけで全ての面子と雀頭を揃えると成立します。
混一色から字牌を一切排除した上位版です。

門前では6翻、鳴いても5翻と、役満を除けば最高翻数の役です。
牌の選択肢が1種類に限られるため、実際に作るには集中した手組みが必要になります。


役満の解説

役満はどれも超高難易度の役です。
子の場合は32,000点、親の場合は48,000点という破格の点数になります。

天和(テンホウ)

親のプレイヤーが配牌14枚の時点でアガリの形が完成していると成立します。
確率は非常に低く(4人麻雀では約33万分の1ともいわれています)、麻雀最大の夢の役です。

地和(チーホウ)

子のプレイヤーが、他のプレイヤーの鳴きが一度も入らない第1ツモで、その牌を加えてアガりの形が完成すると成立します。
天和に次ぐ幻の役満です。

国士無双(コクシムソウ)

13種類のヤオチュウ牌(1萬・9萬・1筒・9筒・1索・9索・東・南・西・北・白・發・中)を全て1枚ずつ揃え、そのうち1種類をもう1枚持つ(雀頭にする)と成立します。
通常の面子構成とは全く異なる特殊な形です。

四暗刻(スーアンコウ)

4組の面子を全て暗刻(手牌のみで揃えた刻子)で揃えると成立します。
なお、単騎待ちでの四暗刻はダブル役満として扱うルールが多いです。

大三元(ダイサンゲン)

三元牌(白・發・中)の全てを刻子または槓子で揃えると成立します。
鳴いても役満のまま成立します。

字一色(ツーイーソー)

手牌を全て字牌(東・南・西・北・白・發・中)だけで構成すると成立します。
鳴いても役満として成立します。

緑一色(リューイーソー)

索子の「2・3・4・6・8」と「發(ハツ)」のみで手牌を構成すると成立します。
全て緑色の牌だけで揃えることからこの名が付いています。

發なしでも成立するルールも存在するので、対局前にルール確認を推奨します。

清老頭(チンロウトウ)

数牌の1と9のみで全ての面子と雀頭を構成すると成立します。
必ずトイトイと複合するため、1・9だけで刻子を揃えることになります。

小四喜(ショウスーシー)

風牌(東・南・西・北)のうち3種類を刻子か槓子で揃え、残り1種類を雀頭にすると成立します。

大四喜(ダイスーシー)

風牌(東・南・西・北)の全て4種類を刻子か槓子で揃えると成立します。
ダブル役満とするルールも存在します。

九蓮宝燈(チューレンポウトウ)

1種類の数牌で「1・1・1・2・3・4・5・6・7・8・9・9・9」という特定の形を構成し、そこへ1〜9のいずれかを加えてアガりの形にすると成立します。
門前のみ成立し、鳴きは不可です。

一度は上がってみたい役。

とある漫画での名シーンで印象深い。
天衣無縫とも呼ばれる。

四槓子(スーカンツ)

4回カンを行い、槓子を4組揃えると成立します。
四槓子が成立するとその時点でその局は終了となります。


役を覚えるコツ

麻雀の役は一度に全部覚えようとすると挫折しがちです。
「出る順」に覚えるのが最も実践的なアプローチです。

まず最初に覚えるべき5役は以下の通りです。

  • タンヤオ(2〜8の数牌のみ)
  • リーチ(門前テンパイで宣言)
  • 役牌(白・發・中や場風・自風の刻子)
  • メンゼンツモ(門前でのツモアガり)
  • 平和(4面子全て順子、両面待ち)

この5役を実戦の中で使えるようになったら、サンショク・イッキツウカン・七対子などに挑戦してみましょう。
役満は「こんな役があるんだ」と知識として持っておくだけで、最初は十分です。


参考情報

この記事で参照した情報源

信頼できる麻雀ルール解説サイト・データベース

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