[ギリシャ神話]カロンとは?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

この記事では、ギリシャ神話のカロン(カローン)を紹介します。

スポンサーリンク

カロンとは?

ギリシャ神話のカロンは、冥界(三途)の川の渡し守です。

カロンは、夜の女神ニュクスとエレボスの子で、アケロン川あるいはステュクス川にいるとされています。

死者の案内と渡し賃

ギリシャ神話では、カロンは、死者から渡し賃(1オボロス)をもらい、彼らを冥界へと案内します。

人間は、死後、カロン(カローン)の船に乗ります。

そして、死者は、カロンに渡し賃を支払い、彼の船で冥界へ向かうのです。

カロンに支払う渡し賃は、日本の六文銭と同じです。

死者が金を支払って三途(冥界)の川を渡るという考えは、日本とギリシャで同じなのです。

また、習慣として日本では副葬品に六文銭を入れますが、ギリシャでは死者の口の中に1オボロスを入れます。

ヘラクレスの12の試練

カロン(カローン)は、ヘラクレスの12の試練に登場します。

ヘラクレスは、12の試練で冥界の番犬ケルベロスを捕まえに行きます。

ヘラクレスは、冥界へ行くためにカロンの元を訪ねます。

死者以外は冥界へ行くことはできないのですが、ヘラクレスは、カロンを脅し、彼に無理やり冥界へ案内させます。

ヘラクレスは、カロンの案内で冥界へ無事到着することができ、ケルベロスを地上へ連れて行きます。

この後、カロンは、ヘラクレスを冥界へ入れたことをハデスに罰せられ、1年間鎖に繋がれます。

まとめ

ギリシャ神話のカロンは、冥界(三途)の川の渡し守で、死者を冥界へ案内する役目を担っています。

カロンは、ヘラクレスの12の試練に登場し、ヘラクレスを冥界へ案内しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました