「スマホのキーボードが使いにくい」と感じたことはありませんか?
実は、Androidのキーボードは自由に変更できるんです。設定を少し変えるだけで、文字入力が驚くほど快適になります。
この記事では、キーボードの基本設定から、おすすめアプリ、カスタマイズ方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
Androidのキーボードは自由に変えられる

Androidスマホの大きな魅力の一つが、キーボードを自分好みにカスタマイズできることです。
変更できる主な項目
- キーボードアプリの切り替え
- キー配列の変更(12キー・QWERTY・GODANなど)
- テーマやデザインの変更
- キーボードのサイズ調整
- 入力言語の追加
- 音やバイブレーションの設定
デフォルト(初期設定)のまま使っている人も多いですが、少し設定を変えるだけで入力効率が大幅にアップします。
今使っているキーボードを確認する方法
まずは、自分のスマホがどのキーボードアプリを使っているか確認しましょう。
確認手順
- スマホの「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「言語と入力」を選択
- 画面に表示されているのが、現在使用中のキーボード
※機種によって「一般管理」→「言語と入力」という経路の場合もあります。
主なキーボードアプリ
- Gboard:Googleが開発した無料キーボード
- Galaxyキーボード:サムスンのGalaxyシリーズ標準搭載
- ATOK:日本語入力に特化した有料アプリ
- Simeji:顔文字やスタンプが豊富な無料アプリ
キーボードアプリを変更する方法
気に入ったキーボードアプリをインストールして、設定を変更する手順を説明します。
ステップ1:新しいキーボードアプリをダウンロード
- Google Playストアを開く
- 検索窓で「キーボード」と検索
- 好きなキーボードアプリを選んでインストール
ステップ2:キーボードを有効化する
- 「設定」→「システム」→「言語と入力」を開く
- 「画面キーボード」または「仮想キーボード」をタップ
- 「キーボードを管理」を選択
- 使いたいキーボードのスイッチをONにする
ステップ3:デフォルトキーボードに設定する
- 「画面キーボード」の画面に戻る
- 使いたいキーボードを選択
- これで設定完了
次回から、文字入力画面を開くと新しいキーボードが表示されます。
キーボードを素早く切り替える方法
複数のキーボードをインストールしている場合、簡単に切り替えられます。
切り替え手順
- 文字入力画面を開く
- キーボード右下のキーボードアイコン(または地球儀アイコン)をタップ
- 使いたいキーボードを選択
これで即座にキーボードが切り替わります。日本語入力と英語入力、顔文字入力など、場面によって使い分けると便利です。
12キーとQWERTYキーボードの違い
Androidキーボードには、主に2つの配列があります。
12キー(テンキー)
「あ・か・さ・た・な」など、12個のキーが並んだ配列です。ガラケー(フィーチャーフォン)と同じ配列で、フリック入力に最適化されています。
フリック入力とは、キーを上下左右にスライドさせて文字を入力する方法です。慣れると非常に速く入力できます。
QWERTYキーボード
パソコンと同じ配列のキーボードです。「QWERTY」という最初の6文字からこう呼ばれています。
ローマ字入力に慣れている人におすすめです。
切り替え方法(Gboardの場合)
- キーボード左下の「あA1」キー(文字キー)をタップ
- 「かな」「英字」「数字」の順番に切り替わる
- または、設定から「言語」→「日本語」→「12キー」か「QWERTY」を選択
おすすめキーボードアプリ5選
ここでは、人気の高いキーボードアプリを紹介します。
1. Gboard(ジーボード)
Googleが開発した無料キーボードで、最も人気があります。
特徴
- Google検索機能を内蔵
- Google翻訳との連携
- 音声入力の精度が高い
- 豊富なテーマとカスタマイズ
- 無料で広告なし
ほとんどのAndroidスマホにプリインストールされています。シンプルで使いやすく、初心者にもおすすめです。
2. Microsoft SwiftKey(スウィフトキー)
予測変換の精度が非常に高いキーボードアプリです。
特徴
- AI搭載の予測変換
- 複数言語の同時入力対応
- クリップボード機能が便利
- Microsoft Copilotとの連携
- 無料で使える
使えば使うほど学習して、あなたの入力パターンに最適化されていきます。
3. ATOK(エイトック)
日本語入力に特化した有料アプリです。
特徴
- 日本語変換の精度が非常に高い
- 専門用語や固有名詞に強い
- ビジネス文書の作成に最適
- 月額330円または買い切り1,780円
仕事でスマホを使う機会が多い人や、長文を書く人におすすめです。
4. Simeji(シメジ)
顔文字やスタンプが豊富な無料キーボードです。
特徴
- 20万種類以上の顔文字
- かわいいスタンプやきせかえテーマ
- 流行語や若者言葉に強い
- クラウド変換で最新の言葉に対応
SNSをよく使う人や、楽しくチャットしたい人に向いています。
5. Fleksy(フレクシー)
高速入力に特化したキーボードです。
特徴
- ギネス記録を持つ高速入力
- ジェスチャー入力に対応
- カスタマイズ性が高い
- プライバシー重視の設計
とにかく速く入力したい人におすすめです。
キーボードをカスタマイズして使いやすくする
キーボードの見た目や動作を自分好みに変更できます。
テーマ・デザインを変更する
キーボードの色や背景画像を変えられます。
Gboardでの変更方法
- キーボード上部の歯車アイコン(設定)をタップ
- 「テーマ」を選択
- 好きなデザインを選ぶ
- 自分の写真を背景にすることも可能
視認性が良くなるだけでなく、スマホを使うのが楽しくなります。
数字キーを常時表示する
文字キーボードの上に数字の行を追加できます。
設定方法
- Gboardの設定を開く
- 「設定」→「言語」→「日本語」
- 「12キー」を選択
- 「数字行」をONにする
これで、いちいち数字キーに切り替える手間が省けます。
片手モードを使う
大きな画面のスマホでも片手で入力しやすくなります。
設定方法
- キーボード上のメニューボタン(三点リーダー)をタップ
- 「片手モード」を選択
- キーボードが小さくなり、右手用または左手用に寄る
元に戻したいときは、同じメニューから「通常モード」を選びます。
キーボードのサイズを変更する
キーボードの高さを調整できます。
設定方法
- Gboardの設定を開く
- 「設定」→「環境設定」
- 「キーボードの高さ」を選択
- スライダーで好みの高さに調整
手が小さい人は低めに、大きい人は高めにすると押しやすくなります。
キー押下時の音・バイブレーションを設定
タイプ音や振動の有無、強さを変更できます。
設定方法
- Gboardの設定を開く
- 「設定」→「環境設定」
- 「キー操作音」でタイプ音のON/OFF
- 「キー操作時のバイブ」で振動のON/OFF
- バイブレーションの強さも調整可能
静かな場所ではOFFにしておくとマナー違反になりません。
単語登録で入力を効率化

よく使う単語やメールアドレスを登録しておくと便利です。
Gboardでの単語登録方法
- Gboardの設定を開く
- 「単語リスト」→「日本語」
- 右上の「+」ボタンをタップ
- 「単語」と「よみ」を入力
- 「保存」をタップ
例えば、「めあど」と入力すると「yamada@example.com」が候補に出るように設定できます。
音声入力を使う
キーボードを打つのが面倒なときは、音声入力が便利です。
音声入力の使い方
- 文字入力画面を開く
- キーボード上部のマイクアイコンをタップ
- スマホに向かって話す
- 音声が文字に変換される
句読点は「まる」「てん」と言えば入力されます。長文を書くときに重宝します。
トラブルシューティング
キーボード設定でよくある問題と解決方法を紹介します。
キーボードが表示されない
対処法
- スマホを再起動する
- キーボードアプリが有効になっているか確認
- キーボードアプリを再インストールする
日本語入力ができない
対処法
- キーボードの言語設定を確認
- 「設定」→「言語と入力」→「画面キーボード」→使用中のキーボード→「言語」
- 「日本語」が追加されているか確認
予測変換が出ない
対処法
- キーボード設定で「予測変換」がONになっているか確認
- キーボードアプリのキャッシュをクリアする
- 「設定」→「アプリ」→キーボードアプリ→「ストレージ」→「キャッシュを削除」
キーボードの切り替えアイコンが出ない
対処法
- 「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面キーボード」
- 「キーボードを管理」で複数のキーボードを有効にする
- 2つ以上有効にすると切り替えアイコンが表示される
よくある質問
Q:キーボードアプリを複数入れても大丈夫?
A:全く問題ありません。複数インストールして、使い分けることができます。不要になったら削除すればOKです。
Q:キーボードアプリは個人情報を見ているの?
A:キーボードアプリは入力内容にアクセスできるため、信頼できるアプリを選びましょう。GboardやSwiftKeyなど、大手企業のアプリは一般的に安全です。インストール時に権限を確認し、不審なアプリは避けてください。
Q:Bluetoothキーボードも使える?
A:はい、使えます。外付けのBluetoothキーボードを接続すれば、パソコンのように文字入力できます。長文作成に便利です。
Q:キーボードの設定が勝手に戻ってしまう
A:Androidのアップデート後に設定が初期化されることがあります。アップデート後は設定を再確認しましょう。
Q:フリック入力とローマ字入力、どちらが速い?
A:個人差があります。ガラケーに慣れている人はフリック入力、パソコンをよく使う人はローマ字入力の方が速い傾向にあります。両方試して、自分に合う方を選びましょう。
まとめ:自分に合ったキーボードで快適入力を
Androidのキーボード設定は、少しの工夫で劇的に使いやすくなります。
大切なポイント
- キーボードアプリは自由に変更できる
- 12キーとQWERTYキーボードを使い分けられる
- テーマやサイズなど細かくカスタマイズ可能
- 単語登録や音声入力で効率アップ
- 信頼できるアプリを選ぶことが重要
デフォルト設定のまま使っている人は、一度設定を見直してみてください。キーボードが変わるだけで、スマホの使い勝手が大きく変わります。
まずは気になったキーボードアプリをダウンロードして、実際に試してみましょう。自分にピッタリのキーボードが見つかれば、文字入力が楽しくなりますよ!


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