ギリシャ神話には、たくさんの神さまが登場します。
その中でも特に有名なのが「オリュンポス12神」とよばれる神さまたちです。
「神さまっていうと、なんだかむずかしそう」
「どの神さまがなにをしているの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
じつは、ギリシャ神話の神さまたちは、私たち人間とそっくりなところがたくさんあります。
喜んだり、怒ったり、時には喧嘩をしたりと、とても身近に感じられる存在なのです。
この記事では、オリュンポス12神それぞれの特徴や役割を、初心者にもわかりやすく紹介します。
- オリュンポス12神ってなに?|神さまたちの住んでいる場所
- 神々の王様:ゼウス|雷と空を支配する最強の神
- 結婚と家庭の守り神:ヘラ|嫉妬深いけれど愛情深い女神
- 海と地震の支配者:ポセイドン|荒々しくも頼りになる海の王
- 知恵と戦略の女神:アテナ|頭脳明晰な戦いの天才
- 太陽と音楽の神:アポロン|美しくて才能豊かな万能神
- 狩猟と月の女神:アルテミス|自然を愛する純潔な女神
- 戦争と破壊の神:アレス|恐れられるが必要な戦いの神
- 愛と美の女神:アフロディーテ|すべてを魅了する美の象徴
- 鍛冶と火の神:ヘーパイストス|技術力抜群の職人神
- 商業と盗賊の神:ヘルメス|機転の利く神々の使者
- 農業と豊穣の女神:デメテル|大地の恵みをもたらす母なる神
- 酒と宴の神:ディオニュソス|楽しさと狂気をもたらす自由な神
- Ex. ヘスティア
- 神々が登場する有名な物語|オリュンポス12神の活躍
- 現代に残るオリュンポス12神の影響|私たちの生活に息づく神話
- まとめ
オリュンポス12神ってなに?|神さまたちの住んでいる場所

オリュンポス山とは
オリュンポス12神は、ギリシャにあるオリュンポス山という高い山の頂上に住んでいると考えられていました。
この山は雲よりも高く、人間の世界からは見えない神秘的な場所とされています。
12神の特徴
オリュンポス12神には、以下のような特徴があります:
人間のような感情を持つ
- 喜び、悲しみ、怒り、嫉妬など、人間と同じ感情を持っている
- 恋をしたり、喧嘩をしたりすることもある
それぞれが専門分野を持つ
- 海、雷、戦争、愛など、それぞれが担当する分野がある
- 人間の生活のあらゆる面に関わっている
強大な力を持つ
- 自然現象を起こしたり、人間の運命を変えたりできる
- でも、完璧ではなく、間違えることもある
それでは、12神それぞれを詳しく見ていきましょう。
神々の王様:ゼウス|雷と空を支配する最強の神
ゼウスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ゼウス(Zeus)
- 担当分野:天空、雷、正義、神々の王
- シンボル:雷、鷲、王冠
- 性格:威厳があるが、時におちゃめ
ゼウスの特徴と力
天空と雷の支配者
- 雷を自由に操ることができる
- 嵐を起こしたり、晴天にしたりする力を持つ
- 空を飛ぶ鷲は彼の使い
神々の王様
- すべての神々の中で一番偉い存在
- 正義と秩序を守る
ゼウスの家族関係
兄弟
- ポセイドン(海の神):ゼウスの兄
- ハーデス(冥界の神):ゼウスの兄
- 3人で世界を分けて支配している
妻と子どもたち
- 正妻:ヘラ(結婚の女神)
- 子どもたち:アポロン、アルテミス、アテナなど多数
ゼウスの有名なエピソード
タイタンとの戦い
ゼウスは若いころ、父親のクロノスと戦って勝利し、神々の王になりました。
この戦いは「ティタノマキア」とよばれています。
浮気&様々な姿に変身
ゼウスは、多くの女神や人間の女性に手を出し、浮気しました。
また、ゼウスは人間の女性に恋をすると、白鳥や雄牛など、いろいろな動物に変身してアプローチしました。
これが原因でヘラが浮気相手を不幸にしたりします。
結婚と家庭の守り神:ヘラ|嫉妬深いけれど愛情深い女神
ヘラってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ヘラ(Hera)
- 担当分野:結婚、家庭、女性、出産
- シンボル:孔雀、牛、王冠
- 性格:威厳があり、嫉妬深いが愛情深い
ヘラの特徴と力
結婚と家庭の守護者
- 結婚の神聖さを守る
- 夫婦の絆を大切にする
- 出産と子育てを見守る
女性の権利を守る
- 女性たちの味方となる
- 不当な扱いを受ける女性を助ける
ヘラの性格
良い面
- 家族を大切にする
- 夫に一途
困った面
- ゼウスの浮気にとても嫉妬する
- 怒ると手がつけられない
- 復讐心が強い
ヘラの有名なエピソード
- ヘラクレスへの試練
ゼウスが人間の女性との間に生んだヘラクレスを、ヘラは嫉妬から様々な試練に立ち向かわせました。有名な「12の功業」もその一つです。 - パリスの審判
「一番美しい女神は誰か」を決める審判で、アテナやアフロディーテと争いました。
この出来事がトロイア戦争の原因になったとされています。
海と地震の支配者:ポセイドン|荒々しくも頼りになる海の王

ポセイドンってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ポセイドン(Poseidon)
- 担当分野:海、地震、馬、航海
- シンボル:トライデント(三叉の矛)、馬、イルカ
- 性格:豪快で気性が荒いが、情に厚い
ポセイドンの特徴と力
海の絶対的支配者
- すべての海を支配している
- 嵐を起こしたり、凪にしたりできる
- 海の生き物たちを操ることができる
地震を起こす力
- 大地を揺らして地震を起こす
馬の神
- 馬の神と呼ばれる
- 馬を作ったとされる
- 馬術の守護神でもある
ポセイドンの有名なエピソード
- アテナとの争い
アテネという都市の守護神を決める争いで、アテナに負けてしまいました。
この争いで、ポセイドンは塩水の泉を、アテナはオリーブの木を民の贈り物として提供し、より実用的だったアテナが選ばれました。 - オデュッセウスへの怒り
トロイア戦争の英雄オデュッセウスが、ポセイドンの息子である一つ目の巨人サイクロプスを傷つけたため、ポセイドンは彼の帰国を何度も妨害しました。
知恵と戦略の女神:アテナ|頭脳明晰な戦いの天才
アテナってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:アテナ(Athena)
- 担当分野:知恵、戦略、工芸、都市の守護
- シンボル:フクロウ、オリーブ、盾、槍
- 性格:冷静で聡明、正義感が強い
アテナの特徴と力
知恵の象徴
- あらゆる知識に精通している
- 複雑な問題を解決する能力がある
- 知恵の女神
戦略的な戦いの女神
- 力まかせではなく、頭を使った戦いが得意
- 英雄たちに知恵を授けて助ける
技術と工芸の守護者
- 織物、陶芸、建築などの技術を人間に教えた
- 職人たちの守護神
アテナの誕生
アテナの誕生はとても珍しいものでした。
ゼウスの頭から、完全に大人の姿で、武装して生まれてきたのです。
アテナの有名なエピソード
- オリーブの木の贈り物
アテネの守護神争いで、ポセイドンが塩水の泉を作ったのに対し、アテナはオリーブの木を贈りました。
このオリーブの方がより実用的だと評価されて勝利しました。 - ペルセウスの冒険支援
怪物メドゥーサを退治しようとする英雄ペルセウスに、鏡のように磨かれた盾を貸して助けました。
太陽と音楽の神:アポロン|美しくて才能豊かな万能神

アポロンってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:アポロン(Apollo)
- 担当分野:太陽、音楽、詩、予言、医学、弓術
- シンボル:竪琴、弓矢、月桂樹、太陽
- 性格:美しく、才能豊かだが、時にプライドが高い
アポロンの特徴と力
太陽の御者
- 毎日太陽の馬車を運転して空を駆け抜ける
- 光をもたらす
音楽と詩の神
- 竪琴の名手
- 美しい歌声を持つ
- ムーサ(ミューズ)の主
予言の能力
- 未来を見通すことができる
- デルフィという場所で、人々の相談に答えていた
- 神託(神のお告げ)を告げる
医学の神
- 病気を治す力を持つ
- 医学の知識を人間に教えた
- ただし、怒ると疫病をもたらすこともある
アポロンの有名なエピソード
- ダフネとの恋 美しいニンフ(自然の精)のダフネに恋をしましたが、ダフネは月桂樹に変身して逃げてしまいました。それ以来、月桂樹はアポロンの聖木となりました。
- 音楽コンテストの勝利
サテュロス(山羊の足を持つ森の神)のマルシュアスと音楽の腕前を競い合い、見事に勝利しました。
狩猟と月の女神:アルテミス|自然を愛する純潔な女神

アルテミスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:アルテミス(Artemis)
- 担当分野:狩猟、月、自然、純潔、出産
- シンボル:弓矢、鹿、熊、三日月
- 性格:独立心が強く、純粋だが厳格
アルテミスの特徴と力
狩猟の女神
- 弓の名手
- 森の動物たちを守る
純潔の守護者
- 結婚をせず、永遠に処女であることを誓った
- 純潔を重んじる女性たちを守る
- 自分や仲間を脅かす者には厳しく罰する
アルテミスとアポロンの関係
アルテミスはアポロンの双子の妹です。
二人はとても仲が良く、お互いを大切にしています。
太陽のアポロンと月のアルテミスで、昼と夜を分担しているのです。
アルテミスの有名なエピソード
- アクタイオンの悲劇
狩人アクタイオンが偶然アルテミスの入浴を見てしまい、怒ったアルテミスによって鹿に変えられてしまいました。 - オリオンとの友情
巨人の狩人オリオンと友達になりましたが、様々な事情で彼を失ってしまい、星座にして永遠に夜空で一緒にいられるようにしました。
戦争と破壊の神:アレス|恐れられるが必要な戦いの神

アレスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:アレス(Ares)
- 担当分野:戦争、勇気、暴力
- シンボル:槍、盾、兜、イノシシ
- 性格:激情的で衝動的
アレスの特徴と力
戦争の化身
- 戦場での激しい戦いを司る
- 戦いの血と殺戮を象徴
アレスが人気のない理由
暴力的で制御不能
- 戦略よりも力まかせの戦いを好む
- 破壊と混乱を楽しむ傾向がある
古代ギリシャ人は、知恵による戦いを好んでいたのです。
アテナとの対比
アテナが「知恵ある戦い」を司るのに対し、アレスは「野蛮な戦い」を表しています。
同じ戦いの神でも、正反対の性格なのです。
アレスの有名なエピソード
- アフロディーテとの恋
美の女神アフロディーテと恋愛関係にありました。
しかし、アフロディーテには鍛冶の神ヘーパイストスという夫がいたため、不倫関係でした。 - トロイア戦争での活躍
トロイア戦争では、トロイア側について戦いました。
しかし、アテナに負けてしまうこともありました。
愛と美の女神:アフロディーテ|すべてを魅了する美の象徴

アフロディーテってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:アフロディーテ(Aphrodite)
- 担当分野:愛、美、快楽、繁殖
- シンボル:鳩、薔薇、貝殻、鏡
- 性格:魅力的で情熱的、時に嫉妬深い
アフロディーテの特徴と力
絶世の美女
- 神々の中でも最も美しいとされる
- 見る者すべてを魅了する美貌を持つ
- 美しさは時に争いの原因にもなる
愛を操る力
- 恋愛感情を引き起こす
- 愛の矢で人や神の心を射抜く
- カップルの仲を取り持つことも、引き裂くこともある
アフロディーテの誕生
アフロディーテは海の泡から生まれたとされています。
ウラノスという古い神の血が海に落ちたとき、美しい泡が立ち、その中からアフロディーテが現れたのです。
アフロディーテの有名なエピソード
- パリスの審判
「最も美しい女神は誰か」を決める審判で、ヘラ、アテナと争いました。
審判役のパリス王子に美しい女性との恋を約束して勝利しましたが、これがトロイア戦争の原因となりました。 - ピュグマリオンとガラテア
彫刻家ピュグマリオンが作った美しい女性の彫像に、アフロディーテが命を与えて本物の女性にしたという美しい話があります。
鍛冶と火の神:ヘーパイストス|技術力抜群の職人神

ヘーパイストスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ヘーパイストス(Hephaestus)
- 担当分野:鍛冶、火、技術、工芸
- シンボル:ハンマー、金床、火
- 性格:穏やかで勤勉、でも少し陰湿
ヘーパイストスの特徴と力
最高の技術者
- 神々の武器や道具を作る
- 人間には想像もつかない素晴らしい作品を創造する
火の支配者
- 元々は火山の神様だった
ヘーパイストスの外見
ヘーパイストスは他の神々と違って、不具でした。
生まれたときから足が不自由で、歩くときには杖が必要でした。
しかし、その分手先の器用さは誰にも負けませんでした。
ヘーパイストスの有名な作品
神々の武器
- ゼウスの雷
- ゼウスの盾
- アポロンの弓矢
その他の傑作
- パンドラという最初の女性
- アキレス(アキレウス)の装備
ヘーパイストスの有名なエピソード
- アフロディーテとの結婚
美の女神アフロディーテと結婚しましたが、彼女はアレスと不倫をしていました。
ヘーパイストスは巧妙な罠を作って二人を捕まえ、他の神々に見せて恥をかかせました。
商業と盗賊の神:ヘルメス|機転の利く神々の使者

ヘルメスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ヘルメス(Hermes)
- 担当分野:商業、旅行、盗賊、使者
- シンボル:翼のついたサンダル、杖(カドゥケウス)、翼のついた帽子
- 性格:機知に富み、おしゃべり、いたずら好き
ヘルメスの特徴と力
神々の使者
- ゼウスの重要なメッセージを他の神々や人間に伝える
- 翼のついたサンダルで空を自由に飛べる
- どこにでも素早く移動できる
商業の守護神
- 商人や貿易業者を守る
- 市場での取引を見守る
- 利益と繁栄をもたらす
境界の神
- 死者の魂を冥界まで案内する
ヘルメスの性格
良い面
- 頭の回転が早い
- コミュニケーション能力が高い
- 困っている人を助ける
いたずらな面
- 盗みが得意(でも悪気はない)
- 嘘をつくのも上手
- 時々問題を起こす
ヘルメスの有名なエピソード
- 生まれたその日の大冒険
ヘルメスは生まれたその日に、アポロンの牛を盗んでしまいました。
アポロンはこれに激怒しました。
でも最終的にはアポロンと仲直りして、素晴らしい竪琴を作ってプレゼントしました。
農業と豊穣の女神:デメテル|大地の恵みをもたらす母なる神

デメテルってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:デメテル(Demeter)
- 担当分野:農業、豊穣、穀物、四季
- シンボル:麦の穂
- 性格:母性的で慈愛深い、さらに娘想い
デメテルの特徴と力
農業の女神
- 豊作をもたらす
四季の創造者
- 春夏秋冬のサイクルの元になった
デメテルの最も有名な物語:ペルセポネーの誘拐
- 事件の発端 デメテルの愛娘ペルセポネが、冥界の王ハーデスにさらわれてしまいました。
- デメテルの悲しみ 娘を失ったデメテルは深く悲しみ、農作物を育てることをやめてしまいました。そのため、世界中で作物が育たなくなり、人間たちが飢えに苦しみました。
- 妥協案 最終的に、ペルセポネは1年の半分を冥界で、半分を地上で過ごすことになりました。ペルセポネが地上にいる間が春と夏、冥界にいる間が秋と冬となったのです。
この物語が、四季の移り変わりの理由として語り継がれています。
酒と宴の神:ディオニュソス|楽しさと狂気をもたらす自由な神

ディオニュソスってどんな神さま?
基本情報
- 名前の読み方:ディオニュソス(Dionysus)
- 担当分野:酒、宴会、演劇、狂気、自由
- シンボル:ぶどう、酒杯、ツタ、豹
- 性格:自由奔放で楽しい、でも時に危険
ディオニュソスの特徴と力
酒の神
- ぶどうから酒を作る技術を人間に教えた
- 酒による楽しさと解放感をもたらす
- 祭りや宴会を司る
演劇の守護神
- 喜劇の起源を作った
狂気と解放の神
- 日常の束縛から人々を解放する
- 時に制御不能な狂気をもたらす
- 社会の常識を打ち破る力を持つ
ディオニュソスの誕生
ディオニュソスの誕生は特殊でした。母親は人間の女性セメレーで、ヘラの嫉妬により命を落としましたが、ゼウスが彼女のお腹から赤ちゃんを取り出し、自分の太ももの中で育てました。
その後にもヘラの策略によって一度死に、神々の助けによって蘇りました。
こうしたエピソードから、「二度生まれた神」ともよばれています。
ディオニュソスの有名なエピソード
- インドへの旅 ディオニュソスは若いころ、インドへ旅をして酒造りの技術を広めました。この旅で多くの冒険を経験し、神としての力を身につけました。
- テーバイでの事件 故郷のテーバイで神として認められなかったとき、ディオニュソスは住民たちに狂気をもたらし、自分の力を思い知らせました。
- アリアドネとの恋
英雄テーセウスに捨てられたアリアドネという女性を救い、妻として迎えました。
二人の愛は星座となって夜空に輝いています。
Ex. ヘスティア
ディオニュソスではなく、ヘスティアがオリュンポス12神とされたりする。
これは神々がディオニュソスの実力を認め、ヘスティアが彼に地位を譲ったからである。
神々が登場する有名な物語|オリュンポス12神の活躍

トロイア戦争|神々が人間の戦争に介入した大事件
戦争の原因:パリスの審判
「最も美しい女神は誰か」を決める審判で、ヘラ、アテナ、アフロディーテが争いました。
審判役のトロイアの王子パリスは、アフロディーテが約束した「世界一美しい女性との恋」に惹かれて彼女を選びました。
その結果、パリスはスパルタの王妃ヘレンと恋に落ち、彼女を連れて逃げてしまいました。
これがトロイア戦争の始まりです。
神々の参戦
この戦争では、オリュンポス12神が二手に分かれて戦いました:
トロイア側を支援
- アフロディーテ:パリスを約束通り支援
- アレス:戦争の混乱を楽しむため
- アポロン:トロイアの王族を守るため
ギリシャ側を支援
- ヘラ:パリスの審判で負けた恨みから
- アテナ:同じく審判で負けた恨みと正義のため
- ポセイドン:トロイアの王に騙された過去があるため
ペルセウスの冒険|怪物退治の英雄物語
冒険の始まり
英雄ペルセウスは、怪物メドゥーサの首を取ってくるという無謀な任務を与えられました。
メドゥーサは見た者を石に変えてしまう恐ろしい怪物でした。
神々の援助
- アテナ:鏡のように磨かれた盾を貸与
- ヘルメス:翼のついたサンダルと透明になる帽子を提供
- ハーデス:透明マントを貸与
この神々の助けにより、ペルセウスは見事にメドゥーサを倒すことができました。
現代に残るオリュンポス12神の影響|私たちの生活に息づく神話

星座や惑星の名前
惑星の名前 太陽系の惑星の多くは、ローマ神話の神々(ギリシャ神話と同じ)の名前がついています:
- Venus(金星):美の女神ヴィーナス(アフロディーテ)
- Mars(火星):戦争の神マルス(アレス)
- Mercury(水星):商業の神メルクリウス(ヘルメス)
芸術作品への影響
絵画
- ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」
- ルーベンスの「パリスの審判」
- カラヴァッジョの「メドゥーサ」
彫刻
- ラオコーン群像(トロイア戦争の場面)
- ヴィーナス・ド・ミロ(美の女神アフロディーテ)
まとめ
オリュンポス12神は、それぞれが個性豊かで人間味あふれる存在です。
彼らの物語は、単なる古い話ではなく、現代の私たちにも通じる普遍的なテーマを含んでいます。
オリュンポス12神一覧:
- ゼウス
- ヘラ
- ポセイドン
- アテナ
- アポロン
- アルテミス
- アレス
- アフロディーテ
- ヘパイストス
- ヘルメス
- デメテル
- ディオニュソス
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