[ギリシャ神話]アフロディーテとアレスの関係

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

「アフロディーテとアレスにはどんな関係があるの?」
という人に向けて、この記事では、アフロディーテとアレスの関係を解説します。

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関係

アフロディーテとアレスの関係には、2つのパターンがあります。

1つは、アフロディーテとアレスが夫婦というパターンです。

もう1つは、アフロディーテとアレスは、恋人というパターンです。

2人が恋人の場合は、アフロディーテは、ヘパイストスと結婚し、アレスと浮気します。

また、アフロディーテがアレスと浮気する場合には、ヘパイストスが妻に復讐する神話が残っています。

神話

ヘパイストスは、ゼウス(あるいはヘラ)からアフロディーテを妻として与えられました。

美しい女神であるアフロディーテは、醜いヘパイストスを避け、美男であるアレスを愛人にしました。

ヘパイストスは、妻の浮気に気付かず、彼女と結婚生活を送っていました。

ある日、アフロディーテとアレスの仲を知っていたヘリオスは、ヘパイストスに妻の不貞を知らせました。

ヘパイストスは、妻の浮気に激怒しました。

ヘパイストスは、寝た者が網(あるいは鎖)によって身動きできなくなる罠をベッドに仕掛け、外出するふりをしました。

アフロディーテは、夫が不在になった隙にアレスを呼び、彼を誘惑し、彼とベッドに倒れ込みました。

すると、罠が作動し、アフロディーテとアレスは、ベッドの上で裸のまま身動きできなくなりました。

ヘパイストスは、寝室に戻り、2人が罠にかかったのを確認し、大声で他の神々を浮気現場へと呼びました。

他の神々が駆けつけると、ヘパイストスは、裸で抱き合ったアフロディーテとアレスの姿を神々に晒しました。

2人の姿を見た神々は、笑うのを堪えねばならず、皆どう反応すれば良いか困り果ててしまいした。

そんな中、アポロンは、ヘルメスに「同じような目に遭っても、アフロディーテと同衾したいか」と問いました。

ヘルメスは、アポロンの問いに「もっと辛い目に遭っても構わない」と答えた。

2人のやり取りを聞いた神々は、とうとう堪えきれなくなり、大笑いした。

醜態を晒したアフロディーテとアレスは、解放されると、あまりの恥ずかしさに耐えきれず、別々に逃げ出した。

ヘパイストスは、ゼウス(あるいはヘラ)に「頂いた妻は、このようなふしだらな女なのでお返しします」と告げた。

その後、ヘパイストスとアフロディーテは、離婚したとされる。

子供

アフロディーテとアレスには、次の子がいます。

  • エロース(Erōs、エロス):愛の神。
  • アンテロース(Anterōs、アンテロス):「愛(Erōs、エロース)に対する(Ant-)もの」で返愛の神。
  • ハルモニアー(Harmoniā):調和の神。
  • デイモス(Deimos):恐怖の神。
  • ポボス(Phobos、フォボス):恐れ、逃走、敗走の神。

エロースとアンテロースは、母のアフロディーテと似た愛の神たちです。

デイモスとポボスは、恐怖に関連した神たちです。

エロースの親には、諸説あり、アレスとアフロディーテが親でない場合もあります。

まとめ

アフロディーテとアレスは、夫婦あるいは恋人だとされています。

2人が恋人の際は、アフロディーテは、ヘパイストスと結婚しており、アレスとの浮気が神話に残っています。

アフロディーテとアレスには、「エロース」「アンテロース」「ハルモニアー」「デイモス」「ポボス」の5人の子がいます。

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