Safariツールバーを常に表示する完全ガイド|Mac・iPhone・iPad別設定方法

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「スクロールするとツールバーが消えて不便」
「アドレスバーがどこに行ったか分からなくなる」
「戻るボタンをすぐに使いたいのに表示されない」

こんな悩み、ありませんか?

Safariのツールバーは、画面を広く使うために自動的に隠れる設計になっています。でも、これが逆に使いづらいと感じる人も多いんです。

今回は、Mac、iPhone、iPadそれぞれで、Safariのツールバーを常に表示させる方法を、画面の見やすさと操作性を両立させるコツと共に、詳しく解説していきます。


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ツールバーの種類と役割を理解しよう

Safariのツールバー構成要素

デバイスによって異なりますが、主に以下の要素があります:

アドレスバー(スマート検索フィールド)

  • URLの入力と表示
  • 検索キーワードの入力
  • セキュリティ状態の表示(鍵マーク)

ナビゲーションボタン

  • 戻る・進むボタン
  • 再読み込みボタン
  • ホームボタン(設定による)

ツールボタン

  • 共有ボタン
  • ブックマークボタン
  • タブボタン
  • その他の機能ボタン

これらが適切に表示されることで、快適なブラウジングが可能になります。


iPhone版Safari:ツールバーの表示設定

iOS 15以降の大きな変更点

iOS 15から、Safariのアドレスバーは画面下部がデフォルトになりました。これには賛否両論がありますが、設定で変更できます。

アドレスバーの位置を変更する

上部に固定する方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「Safari」をタップ
  3. 「タブ」セクションを探す
  4. 「シングルタブ」を選択

これで、従来通りアドレスバーが上部に表示されます。

下部のまま使いやすくする

  1. 「設定」→「Safari」
  2. 「タブバー」を選択(下部表示維持)
  3. 画面下部のバーを上にスワイプすると全機能表示

スクロール時の表示設定

ツールバーを常に表示させるテクニック

方法1:最小化を防ぐ操作

  • ページの一番上まで戻る
  • 画面上部(時刻表示部分)をタップ
  • ツールバーが完全表示される

方法2:コンパクト表示の活用

  1. アドレスバーが下部の場合
  2. スクロール中も最小バーは常に表示
  3. タップで即座に展開可能

ランドスケープモード(横向き)での設定

横向きでは自動的により多くの要素が表示されます:

  1. iPhoneを横向きにする
  2. タブバーが自動的に表示
  3. より多くの操作ボタンが利用可能

横向き専用の設定:

  • 「設定」→「Safari」
  • 「横向きでタブバーを表示」をオン

iPad版Safari:より柔軟な表示設定

iPadの特別な機能

iPadは画面が大きいため、より多くのカスタマイズが可能です。

コンパクトタブバーの設定

通常のタブバー表示

  1. 「設定」→「Safari」
  2. 「コンパクトタブバー」をオフ
  3. 各タブが独立して表示される
  4. ツールバーが常に見える状態に

スマートな表示切り替え

  1. アドレスバーの「ぁあ」ボタンをタップ
  2. 「ツールバーを表示」を選択
  3. 必要な時だけ追加ツールを表示

サイドバーの活用

サイドバーを常時表示

  1. Safari左上のサイドバーボタンをタップ
  2. またはCommand + Shift + L(キーボード接続時)
  3. ブックマーク、履歴、リーディングリストが常時アクセス可能

Split Viewでの表示

iPadでは2つのアプリを同時表示できます:

  1. Safariを開いた状態で画面上部から下にスワイプ
  2. Dockから別アプリをドラッグ
  3. Split View時もツールバーは維持される

Mac版Safari:完全なツールバーカスタマイズ

基本的なツールバー表示設定

ツールバーを常に表示

  1. Safariを開く
  2. メニューバーから「表示」
  3. 「ツールバーを表示」を選択
  4. またはCommand + Option + T

これでツールバーが常時表示されます。

ツールバーのカスタマイズ

ボタンの追加と削除

  1. 「表示」→「ツールバーをカスタマイズ」
  2. またはツールバーを右クリック→「ツールバーをカスタマイズ」
  3. 必要なボタンをドラッグ&ドロップ
  4. 不要なボタンをツールバー外にドラッグして削除
  5. 「完了」をクリック

追加できる主なボタン:

  • ホーム
  • サイドバー
  • トップサイト
  • 履歴
  • ダウンロード
  • 開発メニュー項目

ステータスバーの表示

常にステータスバーを表示

  1. 「表示」→「ステータスバーを表示」
  2. またはCommand + /
  3. ページ下部にURL情報などが表示される

これで、リンクにマウスを合わせた時のURLが常に確認できます。

お気に入りバーの活用

お気に入りバーを常時表示

  1. 「表示」→「お気に入りバーを表示」
  2. またはCommand + Shift + B
  3. よく使うサイトにワンクリックアクセス

お気に入りバーの整理術:

  • フォルダで分類
  • 名前を短くして多く表示
  • 絵文字を使って視覚的に分かりやすく

フルスクリーンモードでの表示設定

Macでのフルスクリーン時

フルスクリーンでもツールバーを表示

  1. フルスクリーンモードに入る(Control + Command + F)
  2. マウスを画面上部に移動
  3. ツールバーが自動表示される
  4. 常に表示したい場合
  • 「表示」→「フルスクリーンでツールバーを常に表示」

iPhone/iPadでのフルスクリーン対策

Webアプリモードでの注意点

ホーム画面に追加したWebアプリでは:

  1. 通常のツールバーが表示されない
  2. スワイプジェスチャーで操作
  3. 必要なら通常のSafariで開き直す

ツールバー表示のトラブルシューティング

よくある問題と解決法

Q1: ツールバーが完全に消えた

Mac版の解決法:

  1. Command + Option + Tでツールバー表示
  2. 「表示」メニューから各要素を確認
  3. Safariをセーフモードで起動

iPhone/iPadの解決法:

  1. Safariを完全に終了して再起動
  2. 「設定」→「Safari」で設定リセット
  3. デバイスを再起動

Q2: カスタマイズが保存されない

原因と対策:

  1. iCloud同期の問題
  • 「設定」→「iCloud」→「Safari」を確認
  1. プロファイルの問題
  • 新しいユーザーでテスト
  1. キャッシュの問題
  • 履歴とWebサイトデータを消去

Q3: 特定サイトでツールバーが隠れる

原因: Webサイト側の設定(フルスクリーンAPI使用)

対策:

  1. Escキーで解除(Mac)
  2. 画面をピンチアウト(iPhone/iPad)
  3. JavaScriptを無効にする(最終手段)

プロダクティビティを上げる設定

効率的なツールバー構成

作業別のカスタマイズ例

Web開発者向け:

  • Webインスペクタボタン
  • JavaScriptコンソール
  • レスポンシブデザインモード

研究・調査向け:

  • 履歴ボタン
  • リーディングリスト
  • ノート機能

一般ブラウジング向け:

  • ホームボタン
  • ブックマーク
  • 共有ボタン

キーボードショートカットとの併用

ツールバーボタンの代わりにショートカットも活用:

Mac版主要ショートカット:

  • Command + L – アドレスバーにフォーカス
  • Command + T – 新規タブ
  • Command + R – 再読み込み
  • Command + ←/→ – 戻る/進む

アクセシビリティ設定の活用

より使いやすくする追加設定

iPhone/iPad:

  1. 「設定」→「アクセシビリティ」
  2. 「タッチ」→「AssistiveTouch」
  3. カスタムジェスチャーでツールバー操作

Mac:

  1. 「システム環境設定」→「アクセシビリティ」
  2. 「ディスプレイ」→「カーソルサイズ」
  3. ツールバーボタンを見つけやすく

デバイス間での同期と一貫性

iCloud経由での設定同期

同期される項目

  • ブックマーク
  • 履歴
  • タブ
  • リーディングリスト
  • 一部の環境設定

同期されない項目

  • ツールバーのカスタマイズ(Mac)
  • アドレスバーの位置(iPhone)
  • 拡張機能の設定

各デバイスで個別に設定する必要があります。

Handoffでのシームレスな切り替え

  1. 両デバイスで同じApple IDにサインイン
  2. Bluetooth と Wi-Fi をオン
  3. Handoffを有効化
  4. デバイス間で作業を継続

今後のアップデートに備えて

最新バージョンでの変更点

iOS 17での改善:

  • プロファイル機能の追加
  • ツールバーカスタマイズの拡充
  • プライバシー機能の強化

アップデート後の確認事項

  1. 設定が初期化されていないか確認
  2. 新機能のチュートリアルを確認
  3. 必要に応じて再設定

まとめ:自分に最適なツールバー設定を見つけよう

Safariのツールバー表示設定について、各デバイスでの方法を詳しく解説してきました。

重要ポイントのおさらい:

  1. iPhoneは上部/下部を選択可能 – 設定から簡単に変更
  2. iPadは柔軟なカスタマイズ – コンパクト表示やサイドバー活用
  3. Macは完全カスタマイズ可能 – 必要なボタンだけを配置
  4. フルスクリーンでも表示可能 – 各モードで設定あり
  5. ショートカットと併用で効率化 – ツールバーに頼らない操作も

ツールバーの設定は、使い方や好みによって最適解が異なります。

まずは基本設定から始めて、使いながら自分に合った設定を見つけていくのがおすすめです。少しの設定変更で、日々のブラウジングが格段に快適になるはずです。

この記事を参考に、あなただけの最適なSafari環境を作ってみてください!

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