MixHostなどのレンタルサーバーでは、.htaccess
ファイルは非常に重要で、特にサイトのリダイレクトやセキュリティ設定に使用されます。
しかし、.htaccess
ファイルは隠しファイルとして扱われているため、ファイルマネージャーやFTPクライアントで表示されないことがあります。
この記事では、MixHostで.htaccess
ファイルが表示されない場合の対処方法を紹介します。
対処法

ここから、.htaccessファイルの表示関連を詳しく見ていきます。
1. ファイルマネージャーで隠しファイルを表示する
MixHostのcPanelには「ファイルマネージャー」というツールがあり、サーバー上のファイルを管理できます。
デフォルトでは、隠しファイル(.htaccessなど)が非表示になっているため、表示設定を変更する必要があります。
手順:
- MixHostにログイン:
MixHostの管理画面(cPanel)にログインします。 - ファイルマネージャーを開く:
cPanelの「ファイル」セクションにある「ファイルマネージャー」をクリックします。 - 隠しファイルを表示する設定に変更:
- 「ファイルマネージャー」が開いたら、画面右上にある「設定」ボタンをクリックします。
- 「隠しファイルを表示する (dotfiles)」にチェックを入れ、設定を保存します。
これにより、.htaccess
を含むすべての隠しファイルが表示されます。
2. FTPクライアントで隠しファイルを表示する
FileZillaやCyberduckなどのFTPクライアントを使用している場合、隠しファイルを表示する設定が必要です。
FileZillaの場合:
- FileZillaを開きます。
- サーバーメニューから「サーバーにある隠しファイルを強制表示」を選択します。
Cyberduckの場合:
- Cyberduckを開きます。
- 表示メニューから「隠しファイルを表示」を選択します。
これにより、FTPで接続している際に .htaccess
ファイルが表示されるようになります。
3. .htaccess ファイルが存在しない場合
もし .htaccess
ファイルが存在しない場合、手動で新しく作成することもできます。
手順:
- ファイルマネージャーやFTPクライアントで、ルートディレクトリ(
public_html
など)に移動します。 - 「新規ファイル」を選択し、ファイル名に「
.htaccess
」と入力して作成します。 - 必要な設定を
.htaccess
ファイルに追加し、保存します。
.htaccess
の設定内容は、用途に応じて異なりますが、以下は一般的なリダイレクトやセキュリティ設定の例です。
# HTTPからHTTPSへリダイレクト(強制SSL化)
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
# インデックスページがないディレクトリへのアクセスを禁止
Options -Indexes
4. パーミッションの確認
もし .htaccess
が存在していても適切に動作しない場合、ファイルのパーミッションが適切に設定されていない可能性があります。
手順:
- ファイルマネージャーやFTPクライアントで
.htaccess
ファイルのパーミッションを確認します。 - 通常、
.htaccess
ファイルのパーミッションは644
に設定するのが一般的です。もし異なる設定になっている場合は、644
に変更して再度確認してください。
5. サーバー側の設定
もし、これらの対処法を試しても .htaccess
が適切に動作しない、または表示されない場合は、サーバー側で .htaccess
ファイルの使用が制限されている可能性があります。
MixHostのサポートに問い合わせて、.htaccess
の使用に問題がないか確認してみてください。
まとめ
.htaccess
が表示されない問題は、主に隠しファイルの表示設定や、FTPクライアントの設定が原因であることが多いです。
ファイルマネージャーやFTPクライアントで隠しファイルを表示する設定に変更すれば解決できる場合がほとんどです。
また、もし .htaccess
が存在しない場合は、手動で作成して必要な設定を追加することができます。
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