「新しいページを公開したのに、Google検索に出てこない…」「記事を更新したけど、検索結果に反映されない」そんな悩みを抱えていませんか?
せっかく時間をかけて作成したコンテンツも、Google検索に表示されなければ、誰にも見てもらえません。検索結果に表示されるためには、まずGoogleに「このページが存在しますよ」と認識してもらう必要があります。
この「認識してもらう」ことをインデックス登録と言います。そして、Googleに対して「このページをインデックス登録してください」とお願いすることをインデックス登録のリクエストと呼びます。
通常、Googleは自動的にウェブページを発見してインデックス登録してくれますが、それには数日から数週間、場合によっては数ヶ月かかることも。でも、Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)を使えば、このプロセスを大幅に短縮できるんです。
この記事では、インデックス登録の基本から、具体的なリクエスト方法、トラブルシューティングまで、初心者の方にもわかりやすく詳しく解説します。
あなたのウェブサイトを、できるだけ早くGoogle検索に表示させましょう!
インデックス登録って何?基本を理解しよう
まずは、インデックス登録の仕組みを理解しておきましょう。
インデックス登録とは
インデックス登録とは、Googleのデータベースに、あなたのウェブページの情報を保存してもらうことです。
簡単に言うと、Googleの「図書館」にあなたのページという「本」を登録してもらうイメージですね。図書館に本が登録されていないと、誰も借りられません。同じように、Googleにインデックス登録されていないページは、検索結果に表示されないんです。
Google検索の3つのステージ
あなたのページがGoogle検索に表示されるまでには、3つの段階があります。
ステージ1:クロール
クロールとは、Googleのロボット(クローラー)が、インターネット上のウェブページを巡回して、情報を集めることです。
このクローラーは「Googlebot(グーグルボット)」と呼ばれ、24時間365日、世界中のウェブサイトを訪問しています。クローラーは、既に知っているページからリンクを辿って、新しいページを発見していきます。
ステージ2:インデックス登録
クローラーが集めた情報(テキスト、画像、動画など)を解析して、Googleの巨大なデータベースに保存します。これがインデックス登録です。
このデータベースは「Googleインデックス」と呼ばれ、世界中の何兆ものウェブページの情報が保管されています。
ステージ3:検索結果への表示
ユーザーがGoogleで検索すると、Googleはインデックスに保存された情報の中から、検索キーワードに関連するページを選んで、検索結果に表示します。
この時、Googleの複雑なアルゴリズムによって、ページの品質や関連性が評価され、順位が決まります。
なぜインデックス登録のリクエストが必要なの?
「Googleが自動的に見つけてくれるなら、わざわざリクエストしなくてもいいんじゃない?」と思うかもしれませんね。
確かに、時間をかければGoogleは自動的にページを発見してくれます。でも、こんな場合はリクエストした方が良いんです。
リクエストが特に有効なケース:
- 新しいウェブサイトを公開した時:新規サイトはGoogleに認識されるまで時間がかかる
- 新しいページを追加した時:早く検索結果に表示させたい
- ページを大幅に更新した時:最新の情報を反映させたい
- 重要な修正を行った時:エラーを修正したことを伝えたい
- トラフィックが少ないサイト:クローラーの訪問頻度が低い
インデックス登録のリクエストを送ることで、Googleの優先クロールキューに追加されます。つまり、「このページを優先的に見てください!」とGoogleにお願いできるわけです。
結果として、数時間から数日でインデックス登録される可能性が高くなります。
インデックス登録をリクエストする2つの方法
Google Search Consoleを使って、インデックス登録をリクエストする方法は主に2つあります。
方法1:URL検査ツールを使う(個別ページ向け)
URL検査ツールは、特定のページ1つ1つをインデックス登録リクエストする方法です。
こんな時におすすめ:
- 新しいページを1〜数ページ追加した時
- 特定のページを更新した時
- すぐにインデックスしてほしいページがある時
メリット:
- 操作が簡単
- すぐに実行できる
- インデックス状況も同時に確認できる
デメリット:
- 1日にリクエストできる回数に制限がある(1プロパティあたり約10〜20件程度)
- 大量のページには向かない
方法2:XMLサイトマップを送信する(サイト全体向け)
XMLサイトマップは、ウェブサイトの全ページのURLをリストアップしたファイルです。これをGoogleに送信することで、一度に複数のページをGoogleに知らせることができます。
こんな時におすすめ:
- 新しいウェブサイトを公開した時
- 大量のページを追加した時
- サイト全体を移転した時
- 定期的に新しいコンテンツを追加するサイト
メリット:
- 一度に大量のページを登録できる
- 定期的にGoogleがチェックしてくれる
- サイト全体の構造を伝えられる
デメリット:
- XMLサイトマップの作成が必要
- URL検査ツールより時間がかかる場合がある
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
URL検査ツールでインデックス登録をリクエストする方法
最もよく使われる方法が、このURL検査ツールを使ったリクエストです。
事前準備:Google Search Consoleのアカウントが必要
URL検査ツールを使うには、Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)にウェブサイトを登録しておく必要があります。
まだ登録していない方は、以下の手順で登録してください。
Google Search Consoleへの登録手順
- Google Search Consoleにアクセス
- Googleアカウントでログイン(持っていない場合は作成)
- 「プロパティを追加」をクリック
- ウェブサイトのURLを入力(例:https://example.com)
- 所有権の確認方法を選択(HTMLファイルアップロード、HTMLタグ、Google Analyticsなど)
- 指示に従って所有権を確認
所有権の確認が完了すれば、準備完了です。
ステップ1:Google Search Consoleにログイン
まず、Google Search Consoleにアクセスして、ログインします。
複数のウェブサイトを登録している場合は、画面左上のプロパティメニューから、対象のウェブサイトを選択してください。
ステップ2:URL検査ツールを開く
画面上部に、検索バーがあります。
ここに、インデックス登録をリクエストしたいページの完全なURLを入力して、Enterキーを押します。
例:https://example.com/blog/new-article
注意点:
- URLは完全な形式で入力(https://から始める)
- URL末尾のスラッシュ(/)も正確に入力
- 自分が管理しているサイトのURLのみ検査可能
ステップ3:インデックス状況を確認
URLを入力すると、「Googleインデックスからデータを取得しています」というメッセージが表示され、数秒〜数十秒待つと結果が表示されます。
パターンA:「URLはGoogleに登録されています」
このメッセージが表示された場合、そのページは既にインデックス登録されています。
つまり、Google検索結果に表示される準備ができている状態です。
この場合の対応:
- ページを更新した場合は、「インデックス登録をリクエスト」をクリックして、最新版をGoogleに伝える
- 特に変更がなければ、そのままでOK
パターンB:「URLがGoogleに登録されていません」
このメッセージが表示された場合、そのページはまだインデックス登録されていません。
つまり、Google検索結果には表示されない状態です。
この場合の対応:
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリックして、Googleに登録を依頼する
パターンC:「URLはGoogleに登録されていますが問題があります」
このメッセージが表示された場合、インデックスはされているものの、何らかの問題やエラーがある状態です。
この場合の対応:
- 表示されたエラーメッセージを確認
- 問題を修正してから、再度リクエストする
ステップ4:インデックス登録をリクエスト
インデックス状況が確認できたら、いよいよリクエストを送ります。
画面右下にある「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックします。
ステップ5:公開URLのテスト(自動実行)
「インデックス登録をリクエスト」をクリックすると、ポップアップが表示されます。
「公開URLがインデックス登録可能かどうかをテストする」というメッセージとともに、Googleが自動的にページをチェックします。
このテストでは、以下のような項目を確認しています。
- ページが正常にアクセスできるか
- ページにエラーがないか
- robots.txtでクロールがブロックされていないか
- noindexタグが設定されていないか
テストには通常1〜2分かかります。そのまま待ちましょう。
ステップ6:リクエスト完了
テストが完了すると、「インデックス登録をリクエスト済み」という画面に切り替わります。
「OK」ボタンをクリックすれば、リクエストは完了です!
これで、あなたのページがGoogleの優先クロールキューに追加されました。
XMLサイトマップを送信する方法
大量のページを一度にインデックスさせたい場合は、XMLサイトマップの送信が効果的です。
XMLサイトマップとは
XMLサイトマップは、ウェブサイト内のすべてのページのURLを、XML形式でリスト化したファイルです。
イメージとしては、ウェブサイトの「目次」や「地図」のようなものですね。このファイルをGoogleに提出することで、サイト全体の構造を効率的に伝えられます。
ステップ1:XMLサイトマップを作成する
まず、XMLサイトマップを作成する必要があります。
WordPressを使っている場合
WordPressでは、プラグインを使って簡単にXMLサイトマップを作成できます。
おすすめのプラグイン:
- Yoast SEO:自動でサイトマップを生成してくれる
- All in One SEO:サイトマップ機能が標準搭載
- Google XML Sitemaps:サイトマップ専用プラグイン
これらのプラグインをインストールして有効化すれば、自動的にサイトマップが生成されます。
通常、サイトマップは以下のようなURLで公開されます。
- https://example.com/sitemap.xml
- https://example.com/sitemap_index.xml
WordPressを使っていない場合
無料のサイトマップ作成ツールを使うか、手動で作成します。
おすすめのツール:
- XML Sitemaps Generator
- Screaming Frog SEO Spider(無料版は500URLまで)
作成したXMLサイトマップファイルを、ウェブサーバーのルートディレクトリ(トップページと同じ階層)にアップロードします。
ステップ2:Google Search Consoleでサイトマップを送信
XMLサイトマップの準備ができたら、Google Search Consoleから送信します。
手順
- Google Search Consoleにログイン
- 画面左側のメニューから「サイトマップ」をクリック
- 「新しいサイトマップの追加」の欄に、サイトマップのURLを入力
- 例:sitemap.xml(ドメインは自動的に補完されます)
- 「送信」ボタンをクリック
ステップ3:送信結果を確認
送信が完了すると、「送信されたサイトマップ」リストに表示されます。
ステータスの見方:
- 「成功しました」:サイトマップが正常に受理された
- 「取得できませんでした」:サイトマップにアクセスできない(URLが間違っている、ファイルが存在しないなど)
- 「エラー」:サイトマップの形式に問題がある
「取得できませんでした」エラーが出た場合でも、24〜48時間待つと解決することがあります。Googleがサイトマップを処理するのに時間がかかっている可能性があるためです。
ステップ4:定期的な更新
XMLサイトマップは、一度送信すれば終わりではありません。
新しいページを追加したら、サイトマップを更新して、Googleに定期的にチェックしてもらうようにしましょう。
WordPressのプラグインを使っている場合は、自動的に更新されるので安心です。
インデックス登録の確認方法
リクエストを送った後、実際にインデックスされたかどうか確認する方法をご紹介します。
方法1:site:検索で確認する(簡易版)
最も簡単な確認方法は、Googleでsite:検索を使うことです。
Google検索で、以下のように入力します。
site:https://example.com/blog/new-article
つまり、「site:」の後に、確認したいページのURLを入れます。
結果の見方:
- 検索結果にページが表示される:インデックス登録されている
- 「一致する情報は見つかりませんでした」:インデックス登録されていない
ただし、この方法は100%正確ではありません。より正確に確認したい場合は、次の方法を使いましょう。
方法2:Google Search Consoleで確認する(正確版)
Google Search Consoleを使えば、正確なインデックス状況を確認できます。
URL検査ツールで確認
- Google Search Consoleにログイン
- 画面上部の検索バーに、確認したいページのURLを入力
- 結果を確認
「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、インデックス登録完了です。
インデックス作成レポートで確認
サイト全体のインデックス状況を確認したい場合は、インデックス作成レポートが便利です。
- Google Search Consoleにログイン
- 画面左側のメニューから「ページ」をクリック
- グラフと表で、インデックス状況を確認
ここでは、以下のような情報が確認できます。
- インデックス登録済みのページ数
- インデックス登録されていないページと、その理由
- クロールエラーの詳細
方法3:実際に検索してみる
最も確実な確認方法は、実際にGoogleで検索してみることです。
ページのタイトルやキーワードで検索して、検索結果に表示されるか確認しましょう。
ただし、インデックスされていても、検索順位が低いと表示されない場合があります。その場合は、site:検索やGoogle Search Consoleで確認してください。
インデックス登録されない原因と対処法
「リクエストを送ったのに、なかなかインデックスされない…」そんな時は、以下の原因が考えられます。
【原因1】robots.txtでクロールをブロックしている
robots.txtは、クローラーに「このページは見なくていいですよ」と指示するファイルです。
意図せずクロールをブロックしている可能性があります。
確認方法
ブラウザで以下のURLにアクセスしてみてください。
https://example.com/robots.txt
ファイルの中に、以下のような記述がないか確認します。
User-agent: Googlebot
Disallow: /
この記述があると、Googlebot(クローラー)がサイト全体にアクセスできません。
対処法
robots.txtを編集して、不要なDisallow(禁止)設定を削除します。
サイト全体をクロールさせたい場合は、以下のように記述します。
User-agent: *
Disallow:
【原因2】noindexタグが設定されている
noindexタグは、「このページをインデックスに登録しないでください」とGoogleに指示するHTMLタグです。
意図せず設定されていることがあります。
確認方法
ページのHTMLソースを表示して(右クリック→「ページのソースを表示」)、以下のタグがないか確認します。
<meta name="robots" content="noindex">
このタグがあると、Googleはそのページをインデックスしません。
対処法
noindexタグを削除します。
WordPressの場合、SEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEOなど)の設定で、誤ってnoindexにチェックが入っていないか確認してください。
【原因3】サーバーエラー(404、500番台エラー)
ページにアクセスできない状態だと、Googleはインデックスできません。
確認方法
Google Search ConsoleのURL検査ツールで、エラーメッセージが表示されていないか確認します。
よくあるエラー:
- 404エラー:ページが存在しない
- 500番台エラー:サーバーエラー
- 403エラー:アクセスが禁止されている
対処法
エラーの原因を特定して修正します。
- 404エラー:URLが正しいか確認、削除されたページの場合は301リダイレクト設定
- 500番台エラー:サーバーの設定を確認、ホスティング会社に問い合わせ
- 403エラー:ファイルのアクセス権限を確認
【原因4】サイトがペナルティを受けている
Googleのガイドライン違反により、サイト全体にペナルティが科されている可能性があります。
確認方法
Google Search Consoleの「セキュリティと手動による対策」→「手動による対策」を確認します。
「問題は検出されませんでした」と表示されていれば、ペナルティは受けていません。
対処法
ペナルティを受けている場合は、指示に従って問題を修正し、再審査リクエストを送ります。
【原因5】低品質なコンテンツ
Googleは、低品質と判断したコンテンツをインデックスしないことがあります。
低品質と判断される例
- 極端に文字数が少ない(100文字以下など)
- コピーコンテンツ(他サイトの丸写し)
- 自動生成されたコンテンツ
- ユーザーに価値を提供しない内容
対処法
コンテンツの質を向上させます。
- オリジナルの内容を追加
- 文字数を増やす(少なくとも500文字以上)
- ユーザーにとって有益な情報を提供
- 画像や動画を追加して充実させる
【原因6】新規サイトでGoogleの信頼度が低い
立ち上げたばかりの新規サイトは、Googleからの信頼度が低く、インデックスに時間がかかることがあります。
対処法
以下の方法で、サイトの信頼度を高めます。
- XMLサイトマップを送信:サイト構造をGoogleに伝える
- 内部リンクを増やす:サイト内のページ同士をリンクでつなぐ
- 外部リンクを獲得:他のサイトから被リンクをもらう
- 定期的にコンテンツを追加:継続的に更新する
- Google Search Consoleを活用:積極的にリクエストを送る
【原因7】URL正規化の問題
同じ内容のページが複数のURLで存在する場合、Googleは1つだけをインデックスし、他を「重複」として除外することがあります。
確認方法
Google Search ConsoleのURL検査ツールで、「URLが代替」「重複」などのメッセージが表示されていないか確認します。
対処法
正規のURL(カノニカルURL)を指定します。
HTMLの<head>タグ内に、以下のタグを追加します。
<link rel="canonical" href="https://example.com/正しいURL">
インデックス登録にかかる時間
「リクエストを送ったら、すぐにインデックスされるの?」と気になりますよね。
実際のところ、インデックスにかかる時間はケースバイケースです。
一般的な目安
- 最短:数時間〜1日
- 通常:数日〜1週間
- 長い場合:2週間〜数ヶ月
インデックス速度に影響する要因
1. サイトの権威性(オーソリティ)
信頼性の高いサイトや、頻繁に更新されるサイトは、クローラーの訪問頻度が高く、インデックスが早い傾向があります。
逆に、新規サイトや更新頻度が低いサイトは、時間がかかることがあります。
2. ページの品質
高品質で、ユーザーにとって有益なコンテンツは、優先的にインデックスされる傾向があります。
3. サイトの更新頻度
定期的に新しいコンテンツを追加しているサイトは、クローラーの訪問頻度が高く、インデックスが早くなります。
4. 内部リンクの有無
既にインデックスされているページから内部リンクがあると、クローラーが発見しやすく、インデックスが早くなります。
5. サーバーの応答速度
サーバーの応答が遅いと、クロールに時間がかかり、インデックスも遅れる可能性があります。
インデックスを早めるコツ
- URL検査ツールでリクエスト:優先クロールキューに入る
- XMLサイトマップを送信:サイト全体の構造を伝える
- 内部リンクを設置:トップページや人気ページからリンクする
- 高品質なコンテンツを作成:ユーザーにとって価値のある内容にする
- サイトを定期的に更新:継続的に新しいコンテンツを追加する
- 外部リンクを獲得:他のサイトから被リンクをもらう
インデックス削除のリクエスト方法
「間違えて公開してしまったページを削除したい」「古いページをインデックスから外したい」そんな時は、インデックス削除のリクエストも可能です。
方法1:Google Search Consoleから削除リクエスト
一時的にインデックスから削除したい場合に使います(約6ヶ月間有効)。
手順
- Google Search Consoleにログイン
- 画面左側のメニューから「削除」をクリック
- 「新しいリクエスト」をクリック
- 削除したいURLを入力
- 「このURLのみを削除」または「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を選択
- 「次へ」→「リクエストを送信」をクリック
方法2:ページにパスワード保護を設定
ページにパスワードを設定すると、クローラーがアクセスできなくなり、徐々にインデックスから削除されます。
方法3:ページを削除する
ページ自体を削除すれば、次回クロール時にGoogleが404エラーを検出し、インデックスから削除されます。
ただし、削除は慎重に行ってください。一度削除したインデックスは元に戻せません。
よくある質問(FAQ)
Q1. インデックス登録のリクエストは、1日に何回までできる?
Google Search Consoleでは、URL検査ツールを使ったリクエストに1日あたりの制限があります。
具体的な回数は公表されていませんが、一般的に1プロパティあたり10〜20件程度と言われています。
制限に達すると、「割り当て量の上限に達しました」というメッセージが表示されます。その場合は、翌日まで待つ必要があります。
大量のページをインデックスさせたい場合は、XMLサイトマップの送信を使いましょう。
Q2. リクエストを送れば、必ずインデックスされる?
いいえ、リクエストを送っても、必ずしもインデックスされるとは限りません。
Googleは、独自のアルゴリズムでページの品質を評価し、インデックスする価値があるかどうかを判断します。
低品質なコンテンツや、Googleのガイドラインに違反しているページは、インデックスされない可能性があります。
Q3. 古いページを更新した場合、再度リクエストが必要?
はい、ページを大幅に更新した場合は、再度リクエストを送ることをおすすめします。
そうすることで、Googleに「このページが更新されましたよ」と伝えることができ、最新の内容が検索結果に反映されやすくなります。
Q4. XMLサイトマップとURL検査ツール、どちらを使うべき?
両方使うのがベストです。
- XMLサイトマップ:サイト全体の構造を継続的に伝える(一度設定すればOK)
- URL検査ツール:特定のページを優先的にインデックスさせる(個別対応)
XMLサイトマップで基本的なインデックス対策をしつつ、重要なページや新規ページはURL検査ツールで追加リクエストするのが効果的です。
Q5. リクエストを送ったのに、「割り当て量の上限に達しました」と表示される
1日にリクエストできる回数の上限に達しています。
翌日(日本時間の午前9時頃にリセットされることが多い)まで待ってから、再度リクエストしてください。
Q6. 「URLがGoogleに登録されていません」の理由が「クロール済み – インデックス未登録」と表示される
このメッセージは、Googleがページをクロールしたものの、インデックスに登録する価値がないと判断したことを意味します。
考えられる原因:
- コンテンツの品質が低い
- 他のページと重複している
- 文字数が少ない
- ユーザーに価値を提供していない
対処法:
- コンテンツの質を向上させる
- オリジナルの情報を追加
- 文字数を増やす
- 画像や動画を追加
- ユーザーの疑問に答える内容にする
Q7. Google Search Consoleに登録せずに、インデックスされることはある?
はい、Google Search Consoleに登録しなくても、自然にインデックスされます。
Googleのクローラーは、既に知っているページからリンクを辿って、新しいページを発見します。そのため、時間をかければ自動的にインデックスされる可能性があります。
ただし、Search Consoleに登録してリクエストを送った方が、インデックスが早くなり、問題も早期に発見できるので、登録することを強くおすすめします。
Q8. インデックスされたら、すぐに検索結果の上位に表示される?
いいえ、インデックスと検索順位は別物です。
インデックスは、単に「Googleのデータベースに登録される」ことを意味します。検索順位は、その後、Googleのアルゴリズムによって決定されます。
検索結果の上位に表示されるためには、SEO対策が必要です。
- 高品質なコンテンツを作成
- キーワードを適切に配置
- 内部リンクを最適化
- 外部リンクを獲得
- ページの表示速度を改善
- モバイルフレンドリーにする
まとめ
Googleインデックス登録のリクエストについて、基本から詳しく解説しました。
インデックス登録のポイント:
- インデックス登録は必須:検索結果に表示されるための第一歩
- リクエストで時間短縮:自動クロールを待つより早い
- 2つの方法を使い分け:URL検査ツール(個別)とXMLサイトマップ(全体)
- Google Search Consoleが必須:アカウント登録と所有権確認が必要
- 時間がかかることもある:数時間〜数週間と幅がある
URL検査ツールの手順:
- Google Search Consoleにログイン
- 画面上部の検索バーにURLを入力
- インデックス状況を確認
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
- テスト完了を待つ
- 「OK」で完了
XMLサイトマップの手順:
- XMLサイトマップを作成
- Google Search Consoleの「サイトマップ」を開く
- サイトマップURLを入力して送信
- 送信結果を確認
インデックスされない主な原因:
- robots.txtでクロールをブロック
- noindexタグが設定されている
- サーバーエラー(404、500番台)
- ペナルティを受けている
- 低品質なコンテンツ
- 新規サイトで信頼度が低い
- URL正規化の問題
インデックスを早めるコツ:
- URL検査ツールでリクエスト
- XMLサイトマップを送信
- 内部リンクを設置
- 高品質なコンテンツを作成
- サイトを定期的に更新
- 外部リンクを獲得
インデックス登録は、SEOの基本中の基本です。まだGoogle Search Consoleに登録していない方は、今すぐ登録して、あなたのウェブサイトをGoogleに認識してもらいましょう!
新しいページを公開したら、必ずインデックス登録のリクエストを送る習慣をつけると良いですよ。そうすることで、できるだけ早く検索結果に表示され、多くの人にコンテンツを届けることができます。
リクエストを送っても、すぐに結果が出ないことがあります。でも焦らず、数日〜1週間は様子を見てください。その間に、次の新しいコンテンツを作成するなど、前向きに進んでいきましょう!
もし、何週間経ってもインデックスされない場合は、この記事で紹介した「インデックスされない原因」をチェックして、問題を解決してくださいね。
あなたのウェブサイトが、たくさんの人に見てもらえますように!

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