Cocoonテーマを使っていると、リスト(箇条書きや番号付きリスト)の行間隔が狭すぎたり、広すぎたりしてデザインを調整したいことがあるかもしれません。
行間隔を調整することで、リストがより見やすくなり、サイト全体のデザインも整います。
この記事では、Cocoonテーマでリストの行間隔を簡単に調整する方法をCSSカスタマイズの手順と共に紹介します。
Cocoonテーマのリスト行間隔を調整するためのCSS追加

Cocoonテーマのリスト行間隔を調整するためのCSSを追加する方法を詳しく見ていきます。
行間隔を変更するCSSの基本
リスト(<ul>
や <ol>
)の行間隔は、CSSの line-height
プロパティを使用して調整できます。
これにより、リストアイテムの間隔を自由にカスタマイズできます。
CSSを追加する手順
Step 1: WordPressの管理画面にログイン
WordPressのダッシュボードにログインします。
Step 2: 「外観」→「カスタマイズ」を選択
管理画面の左メニューから「外観」→「カスタマイズ」を選択します。
Step 3: 「追加CSS」をクリック
カスタマイズ画面で「追加CSS」を選択し、カスタマイズ用のCSSを入力するエリアを表示します。
Step 4: CSSを追加
以下のCSSコードを入力して、リストの行間隔を調整します。
/* 箇条書きリスト(ul)の行間隔を調整 */
ul {
line-height: 1.8; /* 行間隔を1.8倍に設定 */
}
/* 番号付きリスト(ol)の行間隔を調整 */
ol {
line-height: 1.8; /* 行間隔を1.8倍に設定 */
}
このコードでは、line-height: 1.8;
によってリストの行間隔を1.8倍に設定しています。
数値を大きくすると行間隔が広くなり、小さくすると狭くなります。デザインや可読性に合わせて、最適な行間隔を調整してください。
Step 5: 変更を公開
CSSの追加が完了したら、「公開」ボタンをクリックして変更を保存します。
特定のリストに対して行間隔を調整する方法

すべてのリストではなく、特定のリストだけ行間隔を変更したい場合は、CSSセレクタを使って対象を絞ることができます。
カスタムCSSで特定の記事全体のリストをカスタマイズ

特定の記事全体のリストをカスタマイズしたい場合は、追加CSSを使います。
記事の一番下に移動し、カスタムCSSに適用したいCSSを入力します。
/* 箇条書きリスト(ul)の行間隔を調整 */
ul {
line-height: 2.0; /* 行間隔を2.0倍に設定 */
}
/* 番号付きリスト(ol)の行間隔を調整 */
ol {
line-height: 2.4; /* 行間隔を2.4倍に設定 */
}
投稿やページ内の特定のリストをカスタマイズ
特定の投稿やページにあるリストだけ行間隔を変更したい場合は、以下のように指定できます。
/* 投稿IDが123のページ内での箇条書きリストの行間隔を変更 */
.postid-123 ul {
line-height: 2.0; /* 例として2倍の行間隔に設定 */
}
/* 投稿IDが123のページ内での番号付きリストの行間隔を変更 */
.postid-123 ol {
line-height: 2.0;
}
このコードでは、投稿IDが「123」のページにのみ行間隔の変更を適用します。
postid-123
の部分は、該当する投稿やページのIDに置き換えて使用します。
特定のリストクラスをカスタマイズ
特定のクラスに属するリストだけをターゲットにする場合は、以下のようにCSSを追加します。
/* クラス名がcustom-listのリストの行間隔を変更 */
.custom-list ul {
line-height: 1.5;
}
.custom-list ol {
line-height: 1.5;
}
これにより、クラス「custom-list」を持つリストだけに行間隔の変更が適用されます。
Cocoonテーマのデザインオプションを活用

Cocoonテーマには、リストのデザインやスタイルをカスタマイズするオプションがいくつか用意されています。リ
ストの見た目をさらに改善したい場合、以下のデザイン設定を活用すると効果的です。
デフォルトのリストスタイルを確認する
Cocoonでは、リストのスタイルにデフォルトでデザインが設定されている場合があります。
そのため、行間隔のカスタマイズがデフォルトのスタイルと競合しないように注意しましょう。
プラグインを使ったスタイル調整
CSSに慣れていない場合や、さらに細かいデザイン調整を行いたい場合、リストスタイルを変更するためのプラグインを使用するのも一つの手段です。
たとえば、リストアイテムのデザインや行間を簡単に調整できるビジュアルエディタやカスタマイザープラグインが利用できます。
補足

レスポンシブ対応
リストの行間隔を調整する際、デスクトップとモバイルで異なる表示にしたい場合は、レスポンシブデザインを意識して調整するのがおすすめです。
/* デスクトップ用の行間隔 */
ul, ol {
line-height: 1.8;
}
/* モバイル用の行間隔を調整 */
@media only screen and (max-width: 600px) {
ul, ol {
line-height: 1.5;
}
}
テーマのアップデートに注意
テーマのアップデート時には、カスタムCSSが影響を受ける場合があります。
テーマを更新した後も問題がないか、カスタマイズした箇所を確認しましょう。
まとめ
Cocoonテーマでリストの行間隔を調整する方法は、CSSを使ったシンプルな手順で実行できます。
追加CSSを活用することで、箇条書きや番号付きリストの間隔を自由に変更でき、サイト全体のデザインと可読性を向上させることができます。
リストのスタイルや間隔を調整して、サイト訪問者にとって快適な閲覧体験を提供しましょう。
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