ChromeでWebアプリを使いたいけれど、どうやって開けばいいか分からない…そんな経験はありませんか?
Google Chromeは、ブラウザとしてだけでなく、様々なWebアプリを実行するプラットフォームとしても機能します。Gmail、Googleドキュメント、Slack、NotionなどのWebアプリを、まるでネイティブアプリのように使えるんです。
この記事では、ChromeでWebアプリを開く方法から、デスクトップにショートカットを作成する方法、PWA(プログレッシブウェブアプリ)の活用法まで分かりやすく解説していきます。Windows、Mac、スマホそれぞれの手順も紹介しますね。
Chromeをもっと便利に活用して、作業効率を大幅にアップさせましょう。
Chromeブラウザの起動方法
Windowsでの起動
まず、Chrome自体を開く基本的な方法です。
起動方法:
- デスクトップアイコンから
- デスクトップのChromeアイコンをダブルクリック
- スタートメニューから
- Windowsキーを押す
- 「Chrome」と入力
- Enterキーを押す
- タスクバーから
- タスクバーにピン留めしている場合はクリック
- ファイル名を指定して実行
- Windowsキー + R
- 「chrome」と入力してEnter
Macでの起動
Macでの開き方です。
起動方法:
- Dockから
- DockのChromeアイコンをクリック
- Spotlightから
- Command + Space
- 「Chrome」と入力してEnter
- Launchpadから
- LaunchpadでChromeアイコンを探してクリック
- アプリケーションフォルダから
- Finder→アプリケーション→Google Chrome
Chrome Webアプリとは
Webアプリの概念
Chrome上で動作するアプリケーションです。
特徴:
- ブラウザ内で動作するアプリ
- インストール不要(一部例外あり)
- デバイスを問わず使える
- オンラインで動作
- 自動更新される
代表的なWebアプリ:
- Gmail、Google カレンダー
- Google ドキュメント、スプレッドシート
- Slack、Discord
- Notion、Trello
- Figma、Canva
- Spotify Web Player
これらはすべてChromeで開けます。
PWA(Progressive Web Apps)
より高機能なWebアプリです。
PWAの特徴:
- オフラインでも動作可能
- プッシュ通知に対応
- ホーム画面やデスクトップに追加できる
- ネイティブアプリのような動作
- アプリウィンドウで開く
TwitterやInstagramのWeb版などがPWAに対応しています。
WebアプリをChromeで開く方法
URLから直接開く
最もシンプルな方法です。
手順:
- Chromeを起動
- アドレスバーにURLを入力
- 例:
gmail.com
- 例:
docs.google.com
- 例:
slack.com
- Enterキーを押す
- アプリが開く
ブックマークに保存しておけば、次回から簡単にアクセスできますね。
ブックマークバーから開く
よく使うアプリはブックマークしましょう。
ブックマーク作成:
- アプリのページを開く
- アドレスバーの右端の星アイコンをクリック
- 「名前」を編集(例:Gmail、Slack)
- 「フォルダ」で「ブックマークバー」を選択
- 「完了」をクリック
開き方:
ブックマークバーのアイコンをクリックするだけです。
新しいタブページから開く
Chromeの新しいタブに、よく使うサイトが表示されます。
使い方:
- 新しいタブを開く(Ctrl+T または Command+T)
- 下部によく訪れるサイトが表示される
- クリックして開く
カスタマイズ:
- ショートカットを右クリック→「編集」
- 「削除」で不要なものを消せる
- 「ショートカットを追加」で新規追加
デスクトップにショートカットを作成
Windowsでのショートカット作成
デスクトップから直接アプリを開けるようにします。
作成手順:
- Chromeで対象のWebアプリを開く
- 右上の三点メニュー(⋮)をクリック
- 「その他のツール」→「ショートカットを作成」を選択
- ショートカット名を入力
- 「ウィンドウとして開く」にチェック(推奨)
- 「作成」をクリック
デスクトップにアイコンが作成されます。
ウィンドウとして開くメリット:
- ブラウザのタブバーやアドレスバーが非表示
- まるでネイティブアプリのような見た目
- 集中して作業できる
Macでのショートカット作成
Macでも同様に作成できます。
作成手順:
- Chromeで対象のWebアプリを開く
- メニューバーの三点メニューをクリック
- 「その他のツール」→「ショートカットを作成」
- 名前を入力
- 「ウィンドウとして開く」にチェック
- 「作成」をクリック
Dockに追加:
- デスクトップのショートカットを右クリック
- 「オプション」→「Dockに追加」
- Dockから直接起動できる
ChromeアプリをPWAとしてインストール
PWAのインストール方法
対応しているWebアプリは、アプリとしてインストールできます。
インストール手順:
- ChromeでPWA対応サイトを開く
- アドレスバーの右端にインストールアイコン(⊕ボタン)が表示される
- アイコンをクリック
- 「インストール」をクリック
- アプリウィンドウが開く
または:
- 三点メニュー→「[サイト名]をインストール」
- 確認画面で「インストール」
インストール済みアプリの管理
インストールしたPWAを管理する方法です。
確認方法:
Chromeのアドレスバーに chrome://apps
と入力すると、インストール済みアプリが表示されます。
起動方法:
chrome://apps
ページから起動- デスクトップのショートカットから起動
- Windowsならスタートメニューに表示
- Macならアプリケーションフォルダに表示
アンインストール方法
不要になったPWAを削除できます。
削除手順:
Windows:
chrome://apps
を開く- アプリを右クリック
- 「Chromeから削除」を選択
Mac:
- アプリケーションフォルダを開く
- Chrome Appsフォルダを開く
- アプリをゴミ箱にドラッグ
複数のアカウントで同時に使う
プロフィール機能の活用
仕事用とプライベート用を分けて使えます。
プロフィールの作成:
- Chromeの右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「追加」をクリック
- 名前とアイコンを設定
- Googleアカウントと連携(任意)
- 新しいウィンドウが開く
使い分けの例:
- プロフィール1:仕事用(会社のGmail、Slack)
- プロフィール2:プライベート用(個人Gmail)
- プロフィール3:副業用
各プロフィールで異なるアカウントにログインできます。
ゲストモード
一時的に使いたい場合に便利です。
使い方:
- プロフィールアイコン→「ゲスト」を選択
- 履歴やCookieが保存されないモード
- ウィンドウを閉じるとすべて削除される
他人のパソコンを借りる時などに使えますね。
スマートフォンでのChrome活用
Android版Chromeでアプリを開く
スマホでも同様にWebアプリが使えます。
開き方:
- Chromeアプリを起動
- URLを入力またはブックマークから開く
- Webアプリが表示される
ホーム画面に追加:
- Webアプリを開く
- 右上のメニュー(⋮)をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選択
- 名前を編集して「追加」
- ホーム画面にアイコンが追加される
iPhone版Chromeでアプリを開く
iPhoneでも利用できます。
開き方:
- Chromeアプリを開く
- URLまたはブックマークからアクセス
ホーム画面追加:
iPhoneの場合、Safari経由の方が統合が良いですが、Chrome内でも使えます:
- Webアプリを開く
- 共有アイコンをタップ
- 「ホーム画面に追加」を選択
便利な使い方とテクニック
キーボードショートカット
効率的にアプリを開く方法です。
主なショートカット:
Ctrl+T(Command+T) 新しいタブ
Ctrl+N(Command+N) 新しいウィンドウ
Ctrl+Shift+T 閉じたタブを再度開く
Ctrl+Tab タブの切り替え
Ctrl+W(Command+W) タブを閉じる
Ctrl+Shift+N シークレットモード
タブグループ機能
複数のアプリを整理できます。
グループ化:
- タブを右クリック
- 「タブを新しいグループに追加」
- グループ名と色を設定
- 関連するタブをまとめる
使用例:
- グループ1:仕事関連(Gmail、Slack、Notion)
- グループ2:娯楽(YouTube、Netflix)
- グループ3:調べ物
ピン留め機能
よく使うアプリはピン留めしましょう。
ピン留め方法:
- タブを右クリック
- 「固定」を選択
- タブが左端に小さく固定される
Gmail、カレンダー、Slackなど常時開くアプリに便利です。
トラブルシューティング
アプリが開かない
Webアプリが正常に動作しない場合です。
確認事項:
- インターネット接続
- Wi-Fiまたは有線接続を確認
- 他のサイトが開けるか確認
- Chromeの更新
- 設定→「Chromeについて」
- 最新版に更新
- キャッシュクリア
- Ctrl+Shift+Delete
- 「キャッシュされた画像とファイル」を削除
- 拡張機能の無効化
- 拡張機能が干渉している可能性
- シークレットモードで試す
ショートカットが作成できない
デスクトップショートカットが作れない場合です。
対処法:
- 権限の確認
- デスクトップへの書き込み権限があるか
- Chromeの再起動
- ブラウザを完全に閉じて再起動
- 別の方法を試す
- ブックマークを使用
- PWAとしてインストール
アプリウィンドウが表示されない
「ウィンドウとして開く」が機能しない場合です。
原因と対処:
- 既存のショートカットを削除
- 再度作成し直す
- Chromeを最新版に更新
- 設定がリセットされていないか確認
おすすめのWebアプリ
仕事効率化
業務に役立つアプリです。
おすすめ:
- Gmail:メール管理
- Google カレンダー:スケジュール管理
- Google ドライブ:ファイル保管
- Slack / Microsoft Teams:チャット
- Notion:ノート・データベース
- Trello / Asana:タスク管理
- Zoom:Web会議
クリエイティブ
デザインや編集ツールです。
おすすめ:
- Figma:デザインツール
- Canva:グラフィックデザイン
- Photopea:画像編集
- CapCut Online:動画編集
エンターテイメント
娯楽系アプリです。
おすすめ:
- YouTube Music:音楽ストリーミング
- Spotify Web Player:音楽
- Netflix:動画配信
- Discord:ゲーマー向けチャット
Chrome以外でのWebアプリ利用
Edge、Safari、Firefoxでも使える
Webアプリは他のブラウザでも動作します。
ブラウザ別の対応:
- Microsoft Edge:Chromeと同じChromiumベース、ほぼ同じ機能
- Safari:Mac/iPhoneで利用可、一部機能制限
- Firefox:独自エンジン、ほとんどのアプリに対応
基本的にどのブラウザでも、URLにアクセスすればWebアプリが使えます。
ネイティブアプリとの使い分け
Webアプリとネイティブアプリの違いです。
Webアプリのメリット:
- インストール不要
- ストレージ容量を使わない
- 常に最新版
- デバイス間でデータ同期
ネイティブアプリのメリット:
- オフラインで動作
- パフォーマンスが良い
- OSとの統合が深い
- 通知機能が充実
用途に応じて使い分けるのが賢い選択です。
まとめ:ChromeでWebアプリを活用しよう
Chromeはブラウザとしてだけでなく、アプリプラットフォームとしても優秀です。
この記事の重要ポイント:
- WebアプリはURLから直接開ける
- デスクトップショートカットで素早く起動
- PWAならネイティブアプリのように使える
- 複数プロフィールでアカウントを使い分け
- タブグループやピン留めで整理
- スマホでもホーム画面に追加可能
- トラブル時はキャッシュクリアと更新確認
快適に使うためのコツ:
- よく使うアプリはショートカット化
- 「ウィンドウとして開く」で集中モード
- ブックマークバーに整理
- プロフィール機能で用途別に分離
- キーボードショートカットを活用
ネイティブアプリをインストールしなくても、Chromeだけで多くの作業が完結します。
Gmail、Googleドキュメント、Slack、Notionなど、日常的に使うツールをすべてChromeから快適に利用できるんですね。デスクトップにショートカットを作れば、まるで普通のアプリのように使えます。
今日から、ChromeをWebアプリプラットフォームとして活用して、作業効率を大幅にアップさせましょう。パソコンのストレージ容量も節約できて、一石二鳥ですよ!
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