「あれ?画面が表示されない…」
「違うウィンドウを共有してしまった!」
「プライベートなメッセージが見えてしまった…」
オンラインプレゼンや会議で、画面共有のミスをすると本当に焦りますよね。
特に初めて画面共有を使う人や、大事なプレゼンを控えている人は、事前に練習しておきたいはずです。
実は、Zoomのテストミーティングを使えば、一人で何度でも画面共有の練習ができるんです。しかも無料で、誰にも見られずに。
この記事では、テストミーティングでの画面共有の使い方を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。本番前にしっかり練習して、自信を持ってプレゼンに臨みましょう。
テストミーティングで画面共有は練習できる?
はい、完璧に練習できます。
テストミーティングは、実際の会議と全く同じ環境で画面共有を試せる練習場です。
テストミーティングでできること
- すべての共有方法を試せる → デスクトップ全体、特定のウィンドウ、PowerPointなど
- 操作感を確認できる → 共有開始から終了までの流れ
- 動作確認 → スムーズに共有できるか、画質は問題ないか
- 録画して確認 → 客観的に見え方をチェック可能
- 何度でもやり直せる → 納得いくまで繰り返し練習
本番さながらの環境で、失敗を恐れずに試行錯誤できるのが最大のメリットです。
テストミーティングへの参加方法(おさらい)
まずはテストミーティングに入室しましょう。
最も簡単な方法
手順:
- ブラウザを開く
- 「zoom.us/test」と入力
- 「参加」ボタンをクリック
- Zoomアプリが自動起動してテストミーティングが開始
わずか10秒で練習環境が整います。
【基本】画面共有の開始方法と終了方法
まずは基本的な操作から確認しましょう。
画面共有を始める手順
ステップ1:共有ボタンをクリック
テストミーティングに参加したら、画面下部中央にある緑色の「画面を共有」ボタンを探してください。
※見当たらない場合は、画面上にマウスを動かすとメニューバーが表示されます。
ステップ2:共有したいものを選択
クリックすると、共有できる項目の一覧が表示されます:
- 画面1、画面2など → パソコンのデスクトップ全体
- 各アプリケーション → Chrome、PowerPoint、Excelなど開いているウィンドウ
- ホワイトボード → 手書きメモや図解ができる白いキャンバス
- iPhone/iPad → スマホやタブレットの画面(有線接続時)
ステップ3:「共有」ボタンをクリック
目的の項目を選んだら、右下の青い「共有」ボタンをクリックします。
すると、選んだ画面がZoom上で共有され、画面全体がその内容に切り替わります。
画面共有を終了する方法
共有中は、画面上部に赤い「共有を停止」ボタンが表示されています。
これをクリックするだけで、元のカメラ映像に戻ります。
ショートカットキー:
- Windows:Alt + S
- Mac:Command + Shift + S
覚えておくと、スムーズに操作できます。
【重要】5種類の画面共有方法を使い分けよう
Zoomには複数の共有方法があり、状況に応じて使い分けるのがプロです。
1. デスクトップ全体を共有
おすすめのシーン:
- 複数のアプリを切り替えながら説明したい時
- デスクトップ上のファイルやフォルダを見せたい時
メリット:
- 何でも自由に見せられる
- アプリを切り替えても共有が続く
デメリット:
- 通知やプライベートな情報が映り込むリスクがある
- 画面の解像度が大きいと相手側で見づらい場合がある
練習のポイント:
テストミーティングで、実際にデスクトップを共有して以下を確認しましょう:
- 余計なファイルやフォルダが散らかっていないか
- 個人情報が含まれるファイル名が見えないか
- 通知が表示されないか(事前にオフにする)
- 壁紙が会議にふさわしいか
2. 特定のアプリケーションウィンドウを共有
おすすめのシーン:
- PowerPointでプレゼンする時
- Excelの資料を見せる時
- ブラウザの特定のタブだけを見せたい時
メリット:
- 共有する範囲を限定できる
- 他のウィンドウは完全に隠せる(セキュリティ◎)
- デスクトップの散らかりを気にしなくていい
デメリット:
- 共有中に別のアプリに切り替えると、相手には見えない
- ウィンドウを最小化すると共有が停止する
練習のコツ:
- 共有したいアプリを開いておく
- 「画面を共有」→ 目的のアプリを選択
- そのアプリだけが表示されることを確認
- 別のアプリに切り替えると共有されないことを体験
これが最もよく使う方法なので、スムーズに選択できるよう練習しておきましょう。
3. PowerPointをスライドショー形式で共有
専用の共有方法:
PowerPointには特別な共有モードがあります。
手順:
- PowerPointファイルを開く
- 「画面を共有」をクリック
- 「詳細」タブを選択
- 「スライドをバーチャル背景として」を選択
通常の共有との違い:
- スライドだけが表示される(PowerPointのメニューバーなどは隠れる)
- カメラ映像とスライドを同時に表示できる
- よりプロフェッショナルな印象
練習すべきこと:
- スライドショーを開始する
- ページ送りがスムーズにできるか確認
- レーザーポインター機能を試す
- アニメーションが正常に動作するか確認
4. ホワイトボードを共有
おすすめのシーン:
- 図解しながら説明したい時
- ブレインストーミングをする時
- リアルタイムで書き込みながら説明したい時
使い方:
- 「画面を共有」をクリック
- 「ホワイトボード」を選択
- 画面上部にツールバーが表示される
使える機能:
- テキスト入力
- 図形描画(四角、丸、矢印)
- フリーハンド描画
- スタンプ
- 消しゴム
練習方法:
テストミーティングで実際に描画してみて、操作感を確認しましょう。
特に、ペンの太さや色の変更、消しゴムの使い方は事前に慣れておくと本番でスムーズです。
5. iPhone/iPadの画面を共有
スマホアプリのデモをしたい時に便利です。
必要なもの:
- iPhoneまたはiPad
- USBケーブル(パソコンと接続用)
手順:
- iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続
- 「画面を共有」をクリック
- 「iPhone/iPad」を選択
スマホの画面がそのままZoomに映し出されます。
【実践】プレゼン本番を想定した練習方法
ただ共有できるだけでは不十分です。本番を意識して練習しましょう。
プレゼンのリハーサル手順
準備段階:
- テストミーティングに参加
- 録画を開始(後で自分の姿を確認するため)
- プレゼン資料を開いておく
- タイマーをセット
実践:
- 「画面を共有」でプレゼン資料を共有
- 実際に話しながらスライドを進める
- ジェスチャーも本番と同じように
- 制限時間内に終わるようペース配分
確認ポイント:
- 共有の開始と終了がスムーズか
- スライドの切り替えに手間取らないか
- 話すペースは適切か
- 時間配分は問題ないか
録画を見返すことで、客観的に改善点が見つかります。
複数資料を切り替える練習
会議では、複数の資料を見せることもありますよね。
練習内容:
- PowerPointを共有
- 途中で「新しい共有」をクリック
- Excelファイルに切り替え
- さらにブラウザに切り替え
スムーズに切り替えるコツ:
- 事前にすべてのファイルを開いておく
- ファイルの順番を把握しておく
- ショートカットキー(Alt + Tab / Command + Tab)で素早く切り替え
これを練習しておくと、本番で慌てることがありません。
画面共有でよくあるトラブルと解決策
テストミーティングで事前にトラブルを体験し、対処法を覚えておきましょう。
トラブル1:「画面を共有」ボタンがない
原因:
メニューバーが隠れている可能性があります。
解決策:
画面上部にマウスを動かすと、メニューバーが表示されます。
トラブル2:共有したい画面が一覧に表示されない
原因:
該当のアプリやウィンドウが開いていない。
解決策:
- 一度共有画面を閉じる
- 目的のアプリを開く
- もう一度「画面を共有」をクリック
トラブル3:画面共有が遅い・カクカクする
原因:
インターネット回線の速度不足、または共有する画面の負荷が高い。
解決策:
- 高画質動画の再生は避ける
- 不要なアプリを閉じる
- Wi-Fiではなく有線LAN接続を使う
- 「デスクトップ全体」ではなく「特定のウィンドウ」を共有
トラブル4:共有中に画面が真っ黒になる
原因:
共有しているウィンドウを最小化した、または別の画面に移動した。
解決策:
共有中は、そのウィンドウを表示したままにしておきましょう。
トラブル5:音声が聞こえない
画面共有中に動画を再生する場合、別途設定が必要です。
解決策:
- 「画面を共有」をクリック
- 共有したい画面を選択
- 左下の「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れる
- 「共有」をクリック
これで、動画の音声も相手に届きます。
【上級】画面共有中に使える便利機能
慣れてきたら、これらの機能も試してみましょう。
注釈機能(画面に書き込む)
共有中の画面に、リアルタイムで書き込みができます。
使い方:
- 画面共有中、上部メニューバーの「コメントを付ける」をクリック
- ツールバーが表示される
- ペン、矢印、テキストなどで画面に直接書き込める
活用例:
- 重要な部分に丸を付ける
- 矢印で注目してほしい箇所を指す
- 数字を書き込んで順番を示す
テストミーティングで練習しておくと、プレゼンの説得力が増します。
一部を共有(ウィンドウの一部だけ)
画面の特定の範囲だけを共有する機能です。
使い方:
- 「画面を共有」をクリック
- 「詳細」タブを選択
- 「画面の部分」を選択
- 緑色の枠をドラッグして範囲を指定
メリット:
見せたくない部分を完全に隠せます。
デュアルモニターでの共有
2台のモニターを使っている場合の便利な使い方です。
設定方法:
Zoom設定 → 「画面を共有」→ 「デュアルモニターの使用」にチェック
メリット:
- 一方のモニターで資料を共有
- もう一方のモニターで参加者の顔や自分の操作画面を確認
これもテストミーティングで動作を確認しておきましょう。
本番前の最終チェックリスト
テストが終わったら、本番前に必ず確認してください。
環境の確認
- [ ] インターネット接続は安定しているか
- [ ] 有線LAN接続が可能か(Wi-Fiより安定)
- [ ] 他のアプリは閉じているか
- [ ] 通知をオフにしたか
資料の確認
- [ ] 共有する資料はすべて開いているか
- [ ] ファイル名に個人情報が含まれていないか
- [ ] デスクトップは整理されているか
- [ ] 壁紙は会議にふさわしいか
共有設定の確認
- [ ] 共有する画面は正しく選べるか
- [ ] 共有開始と終了の操作はスムーズか
- [ ] 動画を再生する場合、音声共有設定は確認したか
- [ ] 注釈機能の使い方は把握しているか
トラブル対策
- [ ] 予備の共有方法を用意しているか
- [ ] 画面共有ができない場合の代替案はあるか
- [ ] サポートに連絡できる体制か
まとめ:練習すれば画面共有は怖くない
テストミーティングでの画面共有練習は、本番での成功を約束します。
この記事の重要ポイント:
- テストミーティング → 「zoom.us/test」で一人で練習可能
- 5種類の共有方法 → デスクトップ、ウィンドウ、PowerPoint、ホワイトボード、iPhone
- 本番想定の練習 → 録画しながらリハーサル
- トラブル対処法 → 事前に体験して解決策を覚える
- 便利機能の習得 → 注釈、一部共有、デュアルモニター
画面共有は、一度慣れてしまえば簡単です。
大事なプレゼンや会議の前は、必ずテストミーティングで練習しましょう。
何度も繰り返すことで、本番では自信を持ってスムーズに操作できるようになります。
あなたのプレゼンが大成功することを願っています!
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