会議が始まる直前なのに、Zoomにログインできない。パスワードを忘れた。どの方法でアカウントを作ったか思い出せない。
そんな焦りを経験したことはありませんか?
Zoomは世界中で使われているビデオ会議ツールですが、ログイン方法が複数あるため、意外と戸惑う人も多いんです。この記事では、デバイス別のログイン手順から、ログインできない時の対処法まで、すべてわかりやすく解説していきます。
これを読めば、もう会議前に慌てることはなくなりますよ。
Zoomのログインとは?基本を理解しよう

ログインが必要な場合と不要な場合
実は、Zoomはログインしなくても参加できる場合があります。
ログイン不要:
- 他の人が主催する会議に参加するだけ
- 招待URLをクリックして入室する
- ゲストとして参加
ログイン必要:
- 自分が会議を主催する(ホストになる)
- スケジュール機能で会議を予約する
- 録画やバーチャル背景などの設定を変更する
- 有料プランの機能を使う
つまり、会議に参加するだけなら、アカウントがなくても大丈夫なんです。
アカウントの種類
Zoomのアカウントには、いくつかの種類があります。
無料アカウント(基本):
- 料金:無料
- 1対1の会議:無制限
- グループ会議:40分まで
- 最大100人まで参加可能
有料プラン(Pro、Business、Enterprise):
- 料金:月額2,000円〜
- グループ会議の時間制限なし
- 録画機能の拡張
- 管理機能の追加
まずは無料アカウントで十分。必要に応じて有料プランにアップグレードできます。
【PC版】Zoomデスクトップアプリでのログイン方法
パソコンのアプリからログインする手順です。
アプリのダウンロードとインストール
まだZoomアプリをインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしましょう。
手順:
- ブラウザで「zoom.us」にアクセス
- 画面下部の「ダウンロード」をクリック
- 「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを開いてインストール
Windows、Mac両方に対応しています。
メールアドレスとパスワードでログイン
最も基本的なログイン方法です。
手順:
- Zoomアプリを起動
- 「サインイン」をクリック
- メールアドレスを入力
- パスワードを入力
- 「サインイン」をクリック
初めてログインする場合は、メールアドレスに確認メールが届くことがあります。メール内のリンクをクリックして認証を完了させましょう。
Googleアカウントでログイン
Googleアカウントと連携してログインできます。
手順:
- Zoomアプリを起動
- 「サインイン」をクリック
- 「Googleでサインイン」を選択
- Googleのログイン画面が開く
- 使用するGoogleアカウントを選択
- パスワードを入力(必要な場合)
- Zoomへのアクセス許可を承認
一度連携すれば、次回からはワンクリックでログインできるようになります。
Facebookアカウントでログイン
Facebookアカウントでもログイン可能です。
手順:
- Zoomアプリを起動
- 「サインイン」をクリック
- 「Facebookでサインイン」を選択
- Facebookのログイン画面が開く
- メールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力
- Zoomへのアクセス許可を承認
Apple IDでログイン
MacユーザーやiPhoneユーザーに便利な方法です。
手順:
- Zoomアプリを起動
- 「サインイン」をクリック
- 「Appleでサインイン」を選択
- Apple IDとパスワードを入力
- 2ファクタ認証コードを入力(設定している場合)
- アクセス許可を承認
SSOでログイン
SSO(シングルサインオン)とは、企業や大学などの組織が提供する統一されたログイン方式のこと。
会社や学校がZoomを契約している場合、組織のメールアドレスでログインできることがあります。
手順:
- 「SSOでサインイン」をクリック
- 会社ドメイン(例:company.zoom.us)を入力
- 組織のログインページにリダイレクトされる
- 組織のID・パスワードを入力
詳しくは、勤務先や学校のIT部門に確認してください。
【スマホアプリ】iPhoneとAndroidでのログイン
スマートフォンやタブレットでZoomを使う場合の手順です。
アプリのインストール
まずはZoomアプリをダウンロードしましょう。
iPhone・iPad:
- App Storeを開く
- 「Zoom」で検索
- 「ZOOM Cloud Meetings」をインストール
Android:
- Google Playストアを開く
- 「Zoom」で検索
- 「ZOOM Cloud Meetings」をインストール
スマホでのログイン手順
基本的な流れはPC版と同じです。
メールアドレスでログイン:
- Zoomアプリを開く
- 「サインイン」をタップ
- メールアドレスを入力
- パスワードを入力
- 「サインイン」をタップ
GoogleやFacebookアカウントでログイン:
- Zoomアプリを開く
- 「サインイン」をタップ
- 「Googleでサインイン」または「Facebookでサインイン」を選択
- 各サービスでログイン
- アクセス許可を承認
スマホの場合、生体認証(Face IDや指紋認証)を設定すると、次回から簡単にログインできるようになります。
生体認証の設定
一度ログインした後、生体認証を有効にすると便利です。
iPhone:
- Zoomアプリにログイン後、設定を開く
- 「Face ID/Touch IDを使用」をオンにする
Android:
- Zoomアプリにログイン後、設定を開く
- 「指紋認証を使用」をオンにする
これで次回から、顔や指紋でログインできます。
【ブラウザ版】Zoom Webポータルでのログイン
アプリをインストールせずに、ブラウザからZoomを使う方法です。
ブラウザ版のメリット
利点:
- アプリのインストール不要
- 会社のPCなど、アプリをインストールできない環境でも使える
- 複数のアカウントを切り替えやすい
制限:
- 一部の機能が使えない(バーチャル背景など)
- 会議の品質がアプリより若干劣ることがある
ブラウザでのログイン手順
手順:
- ブラウザで「zoom.us」にアクセス
- 右上の「サインイン」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力
- または、Google/Facebook/Appleアカウントでログイン
- 「サインイン」をクリック
ログイン後、会議のスケジュール設定や、プロフィール編集などができます。
会議に参加する場合
招待URLがある場合は、ログインせずにブラウザから直接参加できます。
手順:
- 送られてきた会議URLをクリック
- 「ブラウザから起動」を選択
- 名前を入力
- 「参加」をクリック
ホストが許可設定をしていれば、アカウントなしでも参加できます。
ログインできない時の原因と対処法

会議が始まる前にログインできないと焦りますよね。よくある原因と解決策をご紹介します。
原因1:パスワードを忘れた
最も多い原因です。
対処法:
- ログイン画面で「パスワードをお忘れですか?」をクリック
- 登録したメールアドレスを入力
- 「送信」をクリック
- メールボックスを確認
- メール内の「パスワードをリセット」リンクをクリック
- 新しいパスワードを設定
注意:
メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダもチェックしましょう。
原因2:メールアドレスを間違えている
複数のメールアドレスを持っている場合、どれで登録したか忘れることがあります。
対処法:
- 思い当たるメールアドレスをすべて試す
- 過去にZoomから届いたメールを検索
- どうしても思い出せない場合は、新しいアカウントを作成
原因3:どのログイン方法で作成したか忘れた
メールアドレス、Google、Facebook、Appleなど、複数の方法があります。
確認方法:
- 最もよく使うサービスから試す(Googleなど)
- Zoomからの確認メールを検索して確認
- それぞれの方法を順番に試す
対処法:
パスワードリセットを試みると、そのメールアドレスでアカウントが存在するかどうかわかります。
原因4:アカウントが存在しない
実は、アカウントを作成していなかった可能性もあります。
対処法:
- 新しくアカウントを作成する
- または、会議に参加するだけならログイン不要
原因5:ネットワーク接続の問題
インターネット接続が不安定だと、ログインできません。
確認項目:
- Wi-Fiやモバイルデータが正常に接続されているか
- 他のウェブサイトが開けるか
- 機内モードになっていないか
対処法:
- Wi-Fiを一度オフにして、再度オンにする
- ルーターを再起動する
- モバイルデータに切り替える
原因6:アプリが古い
古いバージョンのアプリでは、ログインに問題が起きることがあります。
対処法:
- App StoreまたはGoogle Playストアを開く
- Zoomアプリを検索
- 「更新」ボタンがあればタップ
- 最新版にアップデート後、再度ログイン
原因7:キャッシュとCookieの問題
ブラウザ版でログインできない場合、キャッシュが原因かもしれません。
対処法:
- ブラウザのキャッシュとCookieをクリア
- ブラウザを再起動
- 再度ログインを試す
または、シークレットモード(プライベートブラウジング)で試してみましょう。
原因8:アカウントがロックされている
セキュリティ上の理由で、アカウントがロックされることがあります。
原因:
- 複数回ログインに失敗した
- 不審なアクティビティが検出された
- 利用規約違反の疑い
対処法:
Zoomサポートに問い合わせて、アカウントのロック解除を依頼します。
新規アカウントの作成方法
まだアカウントを持っていない場合の作成手順です。
メールアドレスで作成
手順:
- zoom.usにアクセス
- 「サインアップは無料です」をクリック
- 生年月日を入力(13歳以上である確認)
- メールアドレスを入力
- 「サインアップ」をクリック
- メールボックスを確認
- メール内の「アクティブなアカウント」をクリック
- 名前を入力
- パスワードを設定(8文字以上)
- 「続ける」をクリック
これでアカウント作成完了です。
GoogleやFacebookアカウントで作成
既存のアカウントと連携すれば、さらに簡単に作成できます。
手順:
- Zoomアプリまたはウェブサイトを開く
- 「サインアップは無料です」をクリック
- 「Googleでサインイン」または「Facebookでサインイン」を選択
- 各サービスでログイン
- Zoomへのアクセス許可を承認
- 名前などの情報を確認
- 「続ける」をクリック
パスワードを覚える必要がないので、管理が楽ですね。
セキュリティとプライバシー設定
ログインに関するセキュリティを強化する方法です。
2段階認証(2FA)の設定
アカウントのセキュリティを高めるため、2段階認証を設定しましょう。
設定手順:
- Zoom Webポータルにログイン
- 左メニューから「プロフィール」を選択
- 「セキュリティ」セクションを探す
- 「2段階認証」をオンにする
- 認証アプリ(Google AuthenticatorやAuthyなど)を選択
- QRコードをスキャン
- 表示された6桁のコードを入力
これで、ログイン時にパスワードに加えて、6桁のコードが必要になります。
パスワードの強化
安全なパスワードの条件です。
推奨事項:
- 8文字以上(できれば12文字以上)
- 大文字と小文字を混在
- 数字を含める
- 記号を含める
- 他のサービスと同じパスワードを使わない
悪い例:
- password123
- 誕生日や名前
- 12345678
良い例:
- Zm@2024!Sec8
- MyZ00m#Pass2024
ログイン履歴の確認
不審なログインがないか定期的にチェックしましょう。
確認方法:
- Zoom Webポータルにログイン
- 左メニューから「プロフィール」
- 下にスクロールして「サインインのアクティビティ」を確認
- ログイン日時、場所、デバイスが表示される
身に覚えのないログインがあれば、すぐにパスワードを変更してください。
すべてのデバイスからログアウト
他のデバイスでログインしたままになっている場合、一括でログアウトできます。
手順:
- Zoom Webポータルにログイン
- 「プロフィール」を選択
- 「すべてのデバイスからサインアウト」をクリック
- 確認画面で「サインアウト」をクリック
これで、すべてのデバイスで再ログインが必要になります。
複数アカウントの管理
仕事用とプライベート用など、複数のアカウントを使い分けている場合の方法です。
アカウントの切り替え方法
PC版:
- 現在のアカウントからサインアウト
- 別のアカウントでサインイン
スマホ版:
- プロフィールアイコンをタップ
- 「サインアウト」をタップ
- 別のアカウントでサインイン
ブラウザで複数アカウントを使う
ブラウザなら、複数のアカウントを同時に開けます。
方法1:複数のブラウザを使う
- Chromeで仕事用アカウント
- Safariでプライベートアカウント
方法2:Chromeのプロフィール機能
- Chromeの右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「追加」で新しいプロフィールを作成
- それぞれのプロフィールで別のZoomアカウントにログイン
方法3:シークレットモード
通常のウィンドウとシークレットウィンドウで、別々のアカウントを開けます。
会議への参加方法(ログインなし)
参加するだけなら、ログイン不要で簡単です。
招待URLから参加
手順:
- 送られてきた会議URLをクリック
- Zoomアプリが自動的に起動(またはブラウザで開く)
- 名前を入力
- 「ミーティングに参加」をクリック
- 音声とビデオの設定を確認
- 「コンピューターでオーディオに参加」をクリック
これで会議に入室できます。
ミーティングIDから参加
URLがなくても、ミーティングIDがあれば参加できます。
手順:
- Zoomアプリを開く
- 「参加」をクリック
- ミーティングIDを入力(9桁または10桁の数字)
- 表示名を入力
- 「参加」をクリック
- パスコードを求められたら入力
ホストから送られた情報を確認してください。
よくある質問と回答
Q1:ログインせずに会議を主催できる?
できません。会議を主催(ホスト)するには、Zoomアカウントへのログインが必須です。参加するだけならログイン不要です。
Q2:無料アカウントで何ができる?
1対1の会議は時間無制限、3人以上のグループ会議は40分までです。参加者は最大100人まで。基本的な機能は十分使えます。
Q3:会社のメールアドレスで作ったアカウント、退職後はどうなる?
会社のメールアドレスが使えなくなると、パスワードリセットなどができなくなります。退職前に、個人のメールアドレスに変更しておくことをおすすめします。
Q4:GoogleアカウントとFacebookアカウント、両方でログインできる?
同じメールアドレスなら、同じZoomアカウントに紐づきます。異なるメールアドレスだと、別々のアカウントになります。
Q5:ログイン状態を保持できる?
できます。「サインインしたままにする」にチェックを入れると、次回から自動的にログインされます。ただし、共有PCでは使わない方が安全です。
Q6:アカウントを削除したい
Zoom Webポータルにログイン後、「プロフィール」→「アカウントを終了」から削除できます。ただし、削除すると復元できないので注意してください。
Q7:職場や学校のアカウントと個人アカウント、どちらを使うべき?
仕事や授業で使うなら、組織のアカウントを使いましょう。プライベートな会議には、個人アカウントを使い分けると便利です。
まとめ:スムーズなログインで会議に集中しよう
Zoomへのログインは、慣れてしまえば簡単です。でも、初めての時や、久しぶりに使う時は戸惑うこともありますよね。
この記事のポイント:
ログイン方法は5種類:
- メールアドレス&パスワード
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- Apple ID
- SSO(企業・学校)
デバイス別:
- PC:デスクトップアプリまたはブラウザ
- スマホ:専用アプリ(生体認証が便利)
- ブラウザ:アプリ不要で使える
ログインできない時:
- パスワードリセット
- 別のログイン方法を試す
- アプリを最新版に更新
- ネットワーク接続を確認
セキュリティ対策:
- 2段階認証を設定
- 強固なパスワードを使用
- ログイン履歴を定期確認
覚えておきたいこと:
参加するだけならログイン不要。招待URLをクリックすれば、すぐに会議に入れます。
でも、自分で会議を主催したり、録画などの機能を使いたい場合は、アカウント作成とログインが必要です。
無料アカウントで十分な機能が使えるので、まずは気軽に作ってみましょう。GoogleやFacebookアカウントと連携すれば、パスワード管理も楽になりますよ。
この記事を参考に、もう会議前に焦ることはなくなるはずです。快適なZoomライフを楽しんでください!
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