Macでオンライン会議に参加するために、Zoomを使いたい。
「どこからダウンロードすればいいの?」
「インストールは難しくない?」
「初めてMacを使うけど大丈夫?」
安心してください。MacへのZoomインストールは、思っているよりずっと簡単です。
この記事では、公式サイトからのダウンロード方法、安全なインストール手順、初回起動時の設定、そしてトラブルが起きた時の対処法まで、すべて画像付きで解説していきます。
パソコン操作に不慣れな方でも、この記事を見ながら進めれば、確実にZoomを使い始められますよ。
Zoomアプリをダウンロードする前に

まずは、ダウンロードの前に確認しておくべきことを見ていきましょう。
自分のMacのOSバージョンを確認
Zoomアプリには、対応するmacOSのバージョンがあります。
確認方法:
- 画面左上のAppleマーク()をクリック
- 「このMacについて」を選択
- 「macOS」の後に書かれているバージョンを確認
対応バージョン:
- macOS 10.10(Yosemite)以降
ほとんどの現行Macは対応していますが、かなり古いMacを使っている場合は確認しておきましょう。
ブラウザ版とアプリ版、どちらを使う?
Zoomには、ブラウザで使う方法とアプリをインストールする方法があります。
アプリ版のメリット:
- 高画質・高音質
- バーチャル背景が使える
- 安定して動作する
- 画面共有がスムーズ
- すべての機能が使える
ブラウザ版のメリット:
- インストール不要
- ディスク容量を使わない
- 一時的な利用に便利
結論:
継続的に使うなら、アプリ版が断然おすすめです。この記事では、アプリ版のダウンロードとインストールを解説します。
ディスク容量の確認
Zoomアプリは、約150〜200MBの容量を使います。
空き容量の確認方法:
- Appleマーク→「このMacについて」
- 「ストレージ」タブをクリック
- 空き容量を確認
1GB以上の空きがあれば問題ありません。
公式サイトからダウンロードする方法
それでは、実際にダウンロードしてみましょう。
ステップ1:Zoom公式サイトにアクセス
手順:
- SafariまたはChromeを開く
- アドレスバーに「zoom.us」と入力してEnterキーを押す
- Zoom公式サイトが開く
注意:
必ず公式サイト「zoom.us」からダウンロードしてください。検索結果に出てくる広告やサードパーティサイトからダウンロードすると、マルウェアが混入している危険があります。
ステップ2:ダウンロードページへ移動
方法1:トップページから
- ページ下部までスクロール
- 「ダウンロード」セクションを探す
- 「ミーティングクライアント」をクリック
方法2:直接アクセス
アドレスバーに以下のURLを入力:
https://zoom.us/download
どちらの方法でも、ダウンロードページに移動できます。
ステップ3:Mac版をダウンロード
ダウンロードページが開いたら、以下の手順で進めます。
手順:
- 「ミーティング用Zoomクライアント」セクションを探す
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
- 自動的にダウンロードが始まる
ブラウザの設定によっては、ダウンロード先を指定するダイアログが表示されます。通常は「ダウンロード」フォルダに保存されます。
ダウンロードファイル名:
Zoom.pkg
または
ZoomInstaller.pkg
このファイルがダウンロードされればOKです。
ダウンロード時間
通常、数秒〜数分でダウンロードが完了します。
インターネット接続速度によって異なりますが、ファイルサイズが100〜150MB程度なので、それほど時間はかかりません。
Zoomアプリをインストールする
ダウンロードが完了したら、次はインストールです。
ステップ1:インストーラーを起動
手順:
- Finderを開く
- 左サイドバーの「ダウンロード」をクリック
- 「Zoom.pkg」または「ZoomInstaller.pkg」をダブルクリック
または、ブラウザのダウンロードバーから直接クリックすることもできます。
ステップ2:セキュリティ警告を確認
初めてのアプリをインストールする時、Macはセキュリティチェックを行います。
表示されるメッセージ:
"Zoom.pkg"はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?
対処:
公式サイトからダウンロードした場合は、「開く」をクリックして問題ありません。
ステップ3:インストーラーの指示に従う
インストーラーが起動すると、いくつかの画面が表示されます。
画面1:ようこそ画面
- 「続ける」をクリック
画面2:使用許諾契約
- 内容を確認(必要に応じて)
- 「続ける」をクリック
- 「同意する」をクリック
画面3:インストール先
- 通常は変更不要
- 「インストール」をクリック
画面4:管理者パスワードの入力
- Macのログインパスワードを入力
- 「ソフトウェアをインストール」をクリック
ステップ4:インストール完了
数秒〜1分程度でインストールが完了します。
完了画面:
インストールが完了しました
「閉じる」をクリックして、インストーラーを終了しましょう。
インストーラーファイルの削除
インストールが完了したら、ダウンロードした.pkgファイルは削除してOKです。
削除方法:
- Finderの「ダウンロード」フォルダを開く
- 「Zoom.pkg」を右クリック
- 「ゴミ箱に入れる」を選択
ディスク容量を節約できます。
初めてZoomを起動する
インストールが完了したら、実際に起動してみましょう。
アプリの起動方法
方法1:Launchpadから
- Dockの「Launchpad」をクリック
- アプリ一覧から「zoom.us」を探す
- クリックして起動
方法2:Spotlightから
- Command + スペースキーを押す
- 「zoom」と入力
- 「zoom.us」を選択してEnter
方法3:アプリケーションフォルダから
- Finderを開く
- 左サイドバーの「アプリケーション」をクリック
- 「zoom.us」をダブルクリック
どの方法でも起動できます。慣れたら、Spotlightが最も早いですよ。
初回起動時の権限許可
Zoomを初めて起動すると、いくつかの権限を求められます。
カメラへのアクセス:
zoom.usがカメラにアクセスしようとしています
- 「OK」をクリック
- ビデオ通話を使うために必要
マイクへのアクセス:
zoom.usがマイクにアクセスしようとしています
- 「OK」をクリック
- 音声通話を使うために必要
画面収録の許可(macOS 10.15以降):
zoom.usが画面を収録しようとしています
- 「システム環境設定を開く」をクリック
- 画面収録の項目で「zoom.us」にチェックを入れる
- 画面共有を使うために必要
これらの権限を許可しないと、一部の機能が使えなくなります。
サインイン画面
Zoomアプリが起動すると、サインイン画面が表示されます。
選択肢:
- サインイン:アカウントを持っている場合
- サインアップ:新しくアカウントを作る場合
- ミーティングに参加:ログインせずに会議に参加
初めての場合:
会議に参加するだけなら、「ミーティングに参加」をクリックすればOK。アカウントは不要です。
自分で会議を主催したい場合は、「サインアップ」でアカウントを作成しましょう。
基本的な初期設定
Zoomを快適に使うための、おすすめ初期設定です。
オーディオ設定
音声の入出力デバイスを確認しましょう。
設定方法:
- Zoomアプリを開く
- 画面上部メニューバーの「zoom.us」→「設定」
- 左メニューから「オーディオ」を選択
設定項目:
- スピーカー:音声を聞くデバイス(内蔵スピーカー、イヤホンなど)
- マイク:音声を拾うデバイス(内蔵マイク、外付けマイクなど)
- スピーカーのテスト:音が聞こえるか確認
- マイクのテスト:音が拾えているか確認
初めて使う前に、必ずテストしておきましょう。
ビデオ設定
カメラの設定を確認します。
設定方法:
- 設定画面の左メニューから「ビデオ」を選択
- カメラのプレビューが表示される
設定項目:
- カメラ:使用するカメラを選択(複数ある場合)
- HDを有効にする:高画質で送信(回線に余裕があればオン)
- マイビデオをミラーリング:自分の映像を左右反転(好みで設定)
- 外見を補正する:肌を滑らかに見せる美肌効果
バーチャル背景の設定
部屋の背景を隠したい場合に便利です。
設定方法:
- 設定画面の左メニューから「背景とエフェクト」を選択
- 好きな背景を選択
- または「+」ボタンから自分の画像を追加
注意:
古いMacでは、バーチャル背景が使えない、または動作が重くなることがあります。その場合は「背景をぼかす」がおすすめです。
一般設定
その他の便利な設定です。
おすすめ設定:
- ミーティング参加時にマイクをミュート:オン推奨(入室時の雑音防止)
- Zoomを自動的に最新バージョンに更新:オン推奨(セキュリティ対策)
会議への参加方法
設定が完了したら、実際に会議に参加してみましょう。
招待URLから参加
最も簡単な方法です。
手順:
- メールやメッセージで送られてきたZoomリンクをクリック
- 「zoom.usを開きますか?」→「開く」をクリック
- Zoomアプリが起動して会議に接続
ミーティングIDから参加
URLがない場合、ミーティングIDで参加できます。
手順:
- Zoomアプリを開く
- 「参加」ボタンをクリック
- ミーティングIDを入力(9〜11桁の数字)
- 表示する名前を入力
- 「参加」をクリック
- パスコードを求められたら入力
トラブルシューティング
よくある問題と解決法です。
インストールできない
原因1:セキュリティ設定
macOS Catalinaから、セキュリティが強化されています。
対処法:
- Appleマーク→「システム環境設定」
- 「セキュリティとプライバシー」をクリック
- 「一般」タブを確認
- 下部に「”Zoom.pkg”は開発元を確認できないため、開けませんでした」と表示されていたら、横の「このまま開く」をクリック
原因2:ディスク容量不足
空き容量が少ないとインストールできません。
対処法:
不要なファイルを削除して、1GB以上の空き容量を確保しましょう。
カメラが映らない
確認項目:
- カメラの権限許可
システム環境設定→セキュリティとプライバシー→プライバシー→カメラ→zoom.usにチェック - 他のアプリがカメラを使用していないか
Photo Booth、FaceTime、Skypeなどを閉じる - カメラカバーを確認
MacBook Proなど、カメラカバーが付いている場合は開いているか確認
マイクが使えない
確認項目:
- マイクの権限許可
システム環境設定→セキュリティとプライバシー→プライバシー→マイク→zoom.usにチェック - 入力レベルの確認
Zoom設定→オーディオ→入力レベルのバーが動いているか確認 - 外付けマイクの接続
イヤホンマイクなどを使っている場合、正しく接続されているか確認
画面共有ができない
確認項目:
- 画面収録の権限許可
システム環境設定→セキュリティとプライバシー→プライバシー→画面収録→zoom.usにチェック - Zoomの再起動
権限を許可した後は、Zoomを一度完全に終了して再起動
音が聞こえない
確認項目:
- オーディオに参加しているか
「コンピューターでオーディオに参加」をクリックしたか確認 - 音量設定
Macの音量が小さくなっていないか、ミュートになっていないか確認 - 出力デバイス
Zoom設定→オーディオ→スピーカーで正しいデバイスが選択されているか
アプリの更新方法
Zoomは定期的にアップデートされます。
自動更新の設定
推奨:自動更新をオンにしておくと、常に最新版が使えます。
設定方法:
- Zoom設定を開く
- 「一般」を選択
- 「Zoomを自動的に最新バージョンに更新」にチェック
手動で更新する
自動更新がオフの場合、手動で更新できます。
手順:
- Zoomアプリを起動
- 画面上部メニューバーの「zoom.us」をクリック
- 「アップデートを確認」を選択
- 新しいバージョンがあれば、「更新」をクリック
セキュリティのため、常に最新版を使うようにしましょう。
アンインストール方法
Zoomが不要になった場合の削除方法です。
完全にアンインストール
手順:
- Zoomアプリを完全に終了(Command + Qで終了)
- Finderを開く
- 左サイドバーの「アプリケーション」をクリック
- 「zoom.us」を見つける
- 右クリック→「ゴミ箱に入れる」
- 管理者パスワードを入力(求められた場合)
- Finderメニューバーの「Finder」→「ゴミ箱を空にする」
関連ファイルも削除
完全にクリーンにするには、関連ファイルも削除します。
削除するフォルダ:
Finderで「Shift + Command + G」を押して、以下のパスを順番に入力して削除:
~/Library/Application Support/zoom.us
~/Library/Logs/zoom.us
~/Library/Preferences/us.zoom.xos.plist
これで、Zoomの痕跡をすべて削除できます。
セキュリティとプライバシー
安全にZoomを使うための注意点です。
公式サイトからのダウンロード
必ず公式サイト「zoom.us」からダウンロードしてください。
避けるべき:
- 検索結果の広告
- サードパーティのダウンロードサイト
- メールで送られてきたリンク(知らない送信者から)
定期的なアップデート
Zoomは定期的にセキュリティアップデートを提供しています。
常に最新版を使うことで、脆弱性から身を守れます。
プライバシー設定の確認
確認すべき設定:
- Zoom設定→「一般」
- 「クイックログインのためにアカウント情報を保存」
- 共用Macでは「オフ」推奨
- Zoom設定→「ビデオ」
- 「ミーティング参加時にビデオをオフ」
- 自分の映像を最初から見せたくない場合は「オン」
よくある質問と回答
Q1:Zoomアプリは無料で使える?
はい、基本機能は無料です。1対1の会議は時間無制限、3人以上は40分まで無料で使えます。
Q2:MacBook AirとMacBook Pro、どちらも同じ方法でインストールできる?
はい、すべてのMac(MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac miniなど)で同じ手順です。
Q3:M1/M2チップのMacでも動く?
はい、Zoomは最新のApple Siliconチップに最適化されており、問題なく動作します。
Q4:古いMacOS(High Sierraなど)でも使える?
macOS 10.10以降に対応していますが、最新機能を使うには新しいOSが推奨されます。
Q5:容量はどれくらい必要?
アプリ本体は約150〜200MBです。録画などを保存する場合は、別途容量が必要になります。
Q6:インストール後、ブラウザ版は使えなくなる?
いいえ、アプリをインストールしても、ブラウザ版は引き続き使えます。ただし、リンクをクリックすると自動的にアプリが起動するようになります。
Q7:複数のMacで同じアカウントを使える?
はい、同じアカウントで複数のデバイスにログインできます。ただし、同時に複数の会議を主催することはできません。
まとめ:これでMacでZoomを使う準備完了
MacへのZoomインストールは、思っているより簡単です。
この記事のポイント:
ダウンロード:
- 公式サイト「zoom.us」からダウンロード
- 「ミーティング用Zoomクライアント」を選択
- ファイルサイズは約150MB
インストール:
- .pkgファイルをダブルクリック
- インストーラーの指示に従う
- 管理者パスワードが必要
- 数分で完了
初回起動:
- カメラとマイクの権限を許可
- オーディオとビデオの設定を確認
- テストで動作確認
トラブル対策:
- 権限許可を確認
- 他のアプリを閉じる
- 最新版にアップデート
覚えておきたいこと:
一度インストールしてしまえば、あとは簡単です。会議の招待URLをクリックするだけで、すぐに参加できるようになります。
初めてMacを使う方も、この記事の手順通りに進めれば、確実にZoomを使い始められます。
セキュリティのために、必ず公式サイトからダウンロードし、定期的にアップデートすることを忘れずに。
これで、MacでのZoomライフが始まります。快適なオンラインコミュニケーションを楽しんでください!
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