WordPressでテーブルを作成する際、表を整理して見やすくするために「セルの結合」が必要な場面があるかもしれません。
セルの結合は、特定のデータを強調したり、表全体をシンプルに整理するために役立ちます。
しかし、WordPressの標準エディタでは直接セルを結合する機能がなく、少し工夫が必要です。
この記事では、初心者でも簡単に実践できる、WordPressでのテーブルセルの結合方法を解説します。
なぜセルの結合が必要なのか?

テーブルを使用する際、複数の列や行を1つのセルとして表示したい場合があります。
例えば、表のヘッダーに「カテゴリー」を表示する際、複数の列をまたぐようにして「カテゴリ名」を表示したり、特定の行のデータを一つの大きなセルとして表示したいこともあります。
セルの結合の主な利点
- データの整理: データをグループ化し、関連情報をまとめて表示することで、表がより視覚的に理解しやすくなります。
- 表の簡略化: 情報の重複を減らし、表全体をスリムに見せることが可能です。
- デザインの向上: ビジュアル的に見やすく、プロフェッショナルな外観を保つことができます。
WordPressでセルを結合する方法
WordPressの標準ブロックエディタ(Gutenberg)では、テーブルブロックにセルの結合機能がないため、少しのHTML知識が必要になります。
以下の手順に従って、簡単にセルを結合する方法をご紹介します。
Step 1: テーブルブロックを追加する
まず、WordPressの投稿やページで新しいテーブルブロックを作成します。
これは「テーブル」ブロックから簡単に追加できます。
必要に応じて行数や列数を設定してください。
Step 2: HTML編集モードに切り替える
セルを結合するためには、テーブルのHTMLコードを編集する必要があります。
エディタの右上にある「3つの点」メニューをクリックし、「HTMLとして編集」を選びます。
これにより、テーブルのコードが表示され、カスタマイズできる状態になります。
Step 3: colspanまたはrowspan属性を使ってセルを結合する
テーブルのセルを結合するには、HTMLの<td>
タグや<th>
タグに「colspan
」または「rowspan
」属性を追加します。
- 列の結合(横方向の結合)
<td colspan="2">結合されたセル</td>
このようにすることで、2つの列が1つのセルに結合されます。「2」の部分は結合する列数を表します。 - 行の結合(縦方向の結合)
<td rowspan="3">結合されたセル</td>
この例では、3つの行が1つのセルに結合されます。「3」の部分は結合する行数です。
Step 4: 編集内容を保存する
編集が完了したら、再度ビジュアルエディタに戻り、変更を確認します。
テーブルの表示が期待通りになっていれば、セルの結合は成功です。
プラグインを使用して結合する方法

「Advanced Editor Tools」プラグインを使用して、セルを結合する方法もあります。
Step 1: Advanced Editor Toolsを追加する
まず、Advanced Editor Toolsプラグインを追加し、有効にします。
Step 2: クラシック版の段落を作成

次に、クラシック版の段落を追加します。
Step 3: テーブルを作成

クラシック版の段落のツールで、テーブルを作成します。
Step 4: セルを結合

結合したいセルをドラックで範囲指定します。
そして、「テーブル」の「セル」を選択し、セルの結合をクリックします。
その他のテーブルプラグインの活用
TablePressやWP Table Builderなどのプラグインを使えば、直感的な操作でセルの結合ができ、デザインのカスタマイズも可能です。
まとめ
WordPressでテーブルのセルを結合する方法は、一見難しそうに思えますが、HTMLの基本的なタグや属性を使うことで簡単に実現できます。
セルの結合は、データの整理や表のデザインを向上させるための重要な技術です。
今回紹介したステップに従い、ぜひあなたのサイトに合ったテーブルを作成してみてください。
また、Advanced Editor Toolsプラグインを活用することで、さらにセルの結合をする方法もあります。
セルの結合をマスターすれば、より魅力的で使いやすいコンテンツを提供できるようになるでしょう。
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