Wordで文字数をカウントする方法 – 完全ガイド

word

この記事では、Microsoft Word(ワード)で文字数をカウント・表示する方法を詳しく解説します。論文やレポート、原稿作成で文字数制限がある場合に役立つ、様々な確認方法をご紹介します。

スポンサーリンク
  1. 文字数カウントが必要な場面
  2. 文字数カウントの基本知識
    1. スペースを含む文字数と含まない文字数の違い
    2. その他のカウント項目
  3. 方法1:ステータスバーでリアルタイム確認
    1. 基本的な確認手順
    2. ステータスバーに文字数が表示されない場合
  4. 方法2:選択した範囲の文字数をカウント
    1. 範囲選択での文字数確認
    2. 便利な選択方法
  5. 方法3:リボンの「校閲」タブから確認
    1. 詳細な文字カウント手順
    2. 表示される詳細情報
  6. 目的別の使い分け
    1. 常に文字数を把握したい場合
    2. 特定の部分だけカウントしたい場合
    3. 最終確認や詳細分析をしたい場合
  7. 特殊な文字カウント方法
    1. 脚注や図表を除いた文字数
    2. 特定のページのみの文字数
    3. 見出しを除いた本文のみの文字数
  8. 文字数カウントの活用テクニック
    1. 原稿用紙換算
    2. 読書時間の目安
    3. 文字数制限への対応
  9. よくあるトラブルと解決方法
    1. 文字数が表示されない
    2. カウント結果が期待と異なる
    3. 日本語と英語が混在する文書
  10. ショートカットキーでの文字カウント
    1. 便利なキーボード操作
  11. よくある質問
    1. MacのWordでも同じ方法で文字数を確認できますか?
    2. オンライン版のWordでも文字数は確認できますか?
    3. 他のOfficeアプリ(Excel、PowerPoint)でも同様に確認できますか?
    4. 文字数制限がある提出物で、どちらの数え方を使うべきですか?
  12. まとめ

文字数カウントが必要な場面

文字数の確認は、以下のような場面でよく必要になります:

  • 大学のレポートや論文(「2000字以内で」など)
  • 就職活動のエントリーシート(「400字程度で」など)
  • ブログ記事や原稿(「1500字程度で」など)
  • プレゼンテーション資料(スライドごとの文字量調整)
  • SNS投稿(文字数制限の確認)

文字数カウントの基本知識

スペースを含む文字数と含まない文字数の違い

Wordでは、文字数を2つの方法で表示します:

スペースを含む文字数

  • 空白(スペース)もカウントに含める
  • より正確な文書の量を表す
  • 一般的にはこちらを使用することが多い

スペースを含まない文字数

  • 文字のみをカウント(空白は除外)
  • 純粋な文字の量を知りたい場合に使用

その他のカウント項目

Wordでは文字数以外にも以下の項目をカウントできます:

  • 単語数:英語文書で重要
  • 行数:原稿用紙換算に便利
  • 段落数:文章構成の確認に
  • ページ数:全体のボリューム把握に

方法1:ステータスバーでリアルタイム確認

最も手軽で便利な方法です。文書を編集しながら常に文字数を確認できます。

基本的な確認手順

  1. ステータスバーを確認する
    • Word画面の一番下にある細い帯状の部分を見る
    • 「○○語」や「○○文字」と表示されている
  2. 詳細を表示する
    • ステータスバーの文字数表示部分をクリック
    • 「文字カウント」ダイアログボックスが開く
  3. 表示内容を確認する
    • スペースを含む文字数
    • スペースを含まない文字数
    • その他の統計情報

ステータスバーに文字数が表示されない場合

設定方法

  1. ステータスバーを右クリック
    • Word画面下部のステータスバー上で右クリック
  2. 「文字数」にチェックを入れる
    • 表示されるメニューから「文字数」を選択
    • チェックマークが付いていることを確認
  3. 設定完了
    • ステータスバーに文字数が表示されるようになる

注意点

  • 文書に何も入力されていない場合は表示されない
  • 文字を入力すると自動的に表示される

方法2:選択した範囲の文字数をカウント

文書の一部分だけの文字数を知りたい場合に便利な方法です。

範囲選択での文字数確認

  1. カウントしたい範囲を選択
    • マウスでドラッグして文字列を選択
    • または、Shift + 矢印キーで選択
  2. ステータスバーを確認
    • 「選択された○○語」と表示される
    • 選択した部分のみの文字数が表示
  3. 詳細を確認
    • ステータスバーの表示をクリック
    • 選択部分の詳細な統計情報が表示される

便利な選択方法

段落全体を選択

  • 段落内の任意の場所で3回クリック
  • または段落の左側でクリック

ページ全体を選択

  • Ctrl + A で文書全体を選択
  • または「編集」→「すべて選択」

見出しから次の見出しまでを選択

  • アウトライン表示を使用して効率的に選択

方法3:リボンの「校閲」タブから確認

最も詳細で確実な文字数確認方法です。

詳細な文字カウント手順

  1. 「校閲」タブをクリック
    • Wordの上部メニューバーで「校閲」を選択
  2. 「文字カウント」ボタンをクリック
    • 「校閲」タブ内の「文書校正」グループにある
    • 「abc123」のようなアイコンが目印
  3. 「文字カウント」ダイアログボックスで確認
    • 詳細な統計情報が一覧で表示される

表示される詳細情報

基本情報

  • ページ数
  • 単語数
  • 文字数(スペースを含まない)
  • 文字数(スペースを含む)
  • 段落数
  • 行数

オプション設定

  • 「テキストボックス、脚注、文末脚注を含める」チェックボックス
  • チェックを外すと本文のみカウント

目的別の使い分け

常に文字数を把握したい場合

ステータスバー表示がおすすめ

  • リアルタイムで変化する文字数を確認
  • 文字数制限のある文書作成時に便利
  • 画面の邪魔にならない

使用場面

  • レポートや論文の執筆中
  • 文字数制限があるエントリーシート作成
  • ブログ記事の執筆

特定の部分だけカウントしたい場合

範囲選択がおすすめ

  • 必要な部分だけを正確にカウント
  • 章やセクションごとの管理が可能
  • 複数の部分を個別に確認

使用場面

  • 論文の各章の文字数調整
  • 見出しや図表キャプションを除いた本文のみカウント
  • 引用部分を除いた独自文章のカウント

最終確認や詳細分析をしたい場合

校閲タブの文字カウントがおすすめ

  • 最も正確で詳細な情報を表示
  • 脚注や図表の扱いを選択可能
  • 印刷用レイアウトでの正確な計測

使用場面

  • 提出前の最終チェック
  • 編集作業での詳細分析
  • クライアントへの報告書作成

特殊な文字カウント方法

脚注や図表を除いた文字数

  1. 「校閲」→「文字カウント」を開く
  2. 「テキストボックス、脚注、文末脚注を含める」のチェックを外す
  3. 本文のみの文字数が表示される

特定のページのみの文字数

  1. カウントしたいページの内容をすべて選択
  2. ステータスバーで選択部分の文字数を確認
  3. または「校閲」→「文字カウント」で詳細確認

見出しを除いた本文のみの文字数

  1. 見出し以外の本文部分を選択
    • Ctrlキーを押しながら複数箇所を選択可能
  2. 選択した部分の文字数をステータスバーで確認

文字数カウントの活用テクニック

原稿用紙換算

計算方法

  • 一般的な原稿用紙:400字詰め(20文字×20行)
  • 文字数 ÷ 400 = 原稿用紙の枚数

  • 2000文字の文書 = 5枚の原稿用紙相当

読書時間の目安

一般的な読書速度

  • 大人:分速400〜600文字
  • 音読:分速300〜400文字

計算例

  • 2000文字の文書 = 約3〜5分で読了

文字数制限への対応

文字数が多すぎる場合

  • 冗長な表現を簡潔にする
  • 重複する内容を削除する
  • 副詞や修飾語を減らす

文字数が足りない場合

  • 具体例を追加する
  • 説明を詳しくする
  • 根拠や理由を補強する

よくあるトラブルと解決方法

文字数が表示されない

原因と対処法

  1. 文書に文字が入力されていない
    • 何か文字を入力すると表示される
  2. ステータスバーの設定が無効
    • ステータスバーを右クリック→「文字数」にチェック
  3. Word のバージョンが古い
    • 最新版にアップデートを検討

カウント結果が期待と異なる

確認ポイント

  1. スペースの扱い
    • 「スペースを含む」「含まない」の違いを確認
  2. 脚注や図表の扱い
    • 「校閲」タブで詳細設定を確認
  3. 改行や段落記号
    • 改行コードも文字としてカウントされる場合がある

日本語と英語が混在する文書

注意点

  • 半角英数字と全角文字では文字数の扱いが異なる
  • 単語数は主に英語文書で使用される指標
  • 日本語文書では文字数を重視

ショートカットキーでの文字カウント

便利なキーボード操作

文字カウントを素早く表示

  • Alt + T + W:文字カウントダイアログを開く (Wordのバージョンによって異なる場合あり)

全選択からの文字数確認

  • Ctrl + A(全選択)→ ステータスバー確認

範囲選択のショートカット

  • Ctrl + Shift + 右矢印:単語単位で選択
  • Ctrl + Shift + 下矢印:段落単位で選択

よくある質問

MacのWordでも同じ方法で文字数を確認できますか?

はい、基本的には同じです。ただし、一部のメニュー名や操作が異なる場合があります:

  • Windowsの「校閲」タブ = Macの「レビュー」タブ
  • 基本的な機能は同じ

オンライン版のWordでも文字数は確認できますか?

はい、Word Online(Web版)でも文字数確認は可能です:

  • 「校閲」→「文字カウント」から確認
  • ステータスバーでの表示は制限される場合がある

他のOfficeアプリ(Excel、PowerPoint)でも同様に確認できますか?

Excel:セル内の文字数はLEN関数で確認 PowerPoint:「校閲」→「文字カウント」で確認可能 ただし、Wordと比べて機能は制限される

文字数制限がある提出物で、どちらの数え方を使うべきですか?

一般的には**「スペースを含む文字数」**を使用することが多いです。ただし、提出先の指定がある場合はその指示に従ってください。不明な場合は事前に確認することをおすすめします。

まとめ

Wordでの文字数カウントは、目的に応じて適切な方法を選択することが重要です。

方法別まとめ

方法特徴おすすめ用途
ステータスバーリアルタイム表示執筆中の常時確認
範囲選択部分的なカウントセクション別管理
校閲タブ詳細で正確最終確認・分析

重要なポイント

  • ステータスバー:日常的な文字数確認に最適
  • 範囲選択:特定部分のみをカウントしたい場合
  • 校閲タブ:正確で詳細な分析が必要な場合
  • スペースの扱い:提出先の指定に従う

コメント

タイトルとURLをコピーしました