「Wordで作ったファイルを自宅のパソコンでも開きたい」「スマホから見たい」「バックアップを取りたい」…そんなときに便利なのがクラウドドライブへの保存です。
クラウドストレージに保存すれば、インターネット環境があればいつでもどこでもファイルにアクセスできます。さらに、パソコンの故障やファイルの削除による紛失リスクも大幅に減らせるのです。
この記事では、Word文書をOneDriveやGoogleドライブに保存する具体的な方法をわかりやすく解説します。初心者でも簡単にできる手順を、画面の操作と合わせて紹介していきます。
OneDriveにWord文書を保存する方法

Wordから直接OneDriveに保存する手順
Microsoftアカウントがあれば、Word文書を直接OneDriveに保存できます。この方法なら、保存と同時に自動バックアップ機能もオンになるので、とても便利です。
具体的な保存手順
- Wordで文書を作成または開く 作業したいWord文書を準備します
- 保存メニューを開く 画面左上の「ファイル」をクリックします
- OneDriveを選択する 「名前を付けて保存」→「OneDrive(個人用)」または「OneDrive(会社または学校)」を選択します
- 保存先とファイル名を決める 保存したいフォルダとファイル名を入力して「保存」をクリックします
- 自動保存機能がオンになる 保存完了後、自動保存(AutoSave)機能が有効になります
OneDrive保存のメリット
自動保存でデータ消失を防ぐ 編集中の内容が自動的に保存されるため、パソコンがフリーズしてもデータを失う心配がありません。
複数デバイスで同じファイルを編集 自宅のパソコン、会社のパソコン、タブレットなど、どの端末からでも最新版にアクセスできます。
リアルタイム共同編集が可能 複数の人が同時にひとつの文書を編集でき、変更内容がリアルタイムで反映されます。
OneDriveが表示されない場合の対処法
OneDriveの選択肢が表示されない場合は、Microsoftアカウントへのログイン状況を確認しましょう。
- 「ファイル」メニューから「アカウント」を選択
- サインイン状況を確認
- 未ログインの場合は「サインイン」をクリックしてアカウント情報を入力
GoogleドライブにWord文書を保存する方法
ブラウザからGoogleドライブにアップロードする手順
Googleアカウントがあれば、Googleドライブにも簡単にWord文書を保存できます。Googleドライブは無料で15GBまで使えるので、個人利用には十分な容量です。
アップロードの具体的手順
- Googleドライブにアクセスする ブラウザで「https://drive.google.com」にアクセスします
- Googleアカウントにログインする アカウント情報を入力してログインします
- 新規アップロードを選択する 画面左上の「+新規」ボタンをクリックします
- ファイルのアップロードを選ぶ メニューから「ファイルのアップロード」を選択します
- Word文書を選んでアップロード パソコン内のWordファイル(.docx形式)を選択してアップロードします
Googleドライブでの編集オプション
Googleドキュメントに変換して編集 アップロードしたWordファイルをGoogleドキュメント形式に変換すれば、ブラウザ上で直接編集できます。
Word形式のまま保存 元のWord形式(.docx)のまま保存することも可能です。この場合、編集にはWordアプリが必要になります。
エクスプローラーからドラッグ&ドロップで保存する方法
デスクトップアプリを活用した簡単保存
OneDriveやGoogleドライブのデスクトップアプリをインストールしていれば、まるでパソコン内のフォルダのように簡単に保存できます。
ドラッグ&ドロップ保存の手順
- Word文書を通常通り保存する まずはパソコン内に一度保存します
- エクスプローラーを開く Windowsのファイル管理画面を表示します
- クラウドフォルダにドラッグする 保存したWordファイルを、OneDriveまたはGoogleドライブのフォルダへドラッグします
- 自動同期の確認 ファイルがクラウドに自動的にアップロードされます
この方法なら、ファイルの変更内容も自動的にクラウドに同期されるため、常に最新版が保たれます。
よくある疑問とトラブル解決
オフライン環境でも使えるの?
デスクトップアプリを使えばオフラインでも編集可能 OneDriveやGoogleドライブのデスクトップアプリをインストールしておけば、インターネットに接続していない状況でもファイルを編集できます。インターネットに再接続したタイミングで、変更内容が自動的に同期されます。
容量の上限はどのくらい?
OneDrive(個人用) Microsoftアカウントに付属する無料容量は5GBです。Microsoft 365のサブスクリプションがあれば1TBまで使用できます。
Googleドライブ Googleアカウントの無料容量は15GBです。有料プランのGoogle Oneなら100GB以上の大容量プランも選択できます。
ファイルの共有はどうやるの?
OneDriveでの共有方法
- 共有したいファイルを右クリック
- 「共有」を選択
- 共有相手のメールアドレスを入力
- 編集権限または閲覧権限を選択
Googleドライブでの共有方法
- 共有したいファイルを右クリック
- 「共有」を選択
- 「ユーザーやグループを追加」に相手のメールアドレスを入力
- 権限レベル(編集者・コメント可・閲覧者)を選択
クラウド保存を活用してWordをもっと便利に使おう
Word文書をクラウドドライブに保存することで、バックアップ・共有・共同作業のすべてがスムーズに行えるようになります。
OneDriveなら
- Word内から直接保存・自動保存機能が使える
- Microsoft Officeとの連携が抜群
- ビジネス用途での共同編集に最適
Googleドライブなら
- どんなデバイスからでもアクセス可能
- 無料容量が大きい(15GB)
- Googleの他サービスとの連携が便利
デスクトップアプリなら
- ドラッグ&ドロップで簡単保存
- オフライン編集も可能
- フォルダ感覚で使える
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