WindowsボイスレコーダーをMP3に変換する完全ガイド!簡単な変換方法を解説

Windows

「Windowsボイスレコーダーで録音したファイルが再生できない…」

「カーオーディオやMP3プレーヤーで聞きたいのに、形式が違う」

こんな経験はありませんか?

実は、Windowsのボイスレコーダーで録音した音声は、M4A形式で保存されます。この形式は高音質ですが、古い機器やソフトでは再生できないことがあります。そんな時は、より汎用性の高いMP3形式に変換すれば解決します。

この記事では、ボイスレコーダーで録音したファイルをMP3に変換する方法を、初心者の方にも分かるように詳しく解説します。無料ツールから有料ソフトまで、様々な方法を紹介するので、自分に合った方法が見つかるはずです。


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  1. Windowsボイスレコーダーのファイル形式
    1. デフォルトはM4A形式
    2. M4AとMP3の違い
  2. MP3に変換する方法の選択肢
    1. 方法1:オンライン変換サイト
    2. 方法2:無料変換ソフト
    3. 方法3:Windows Media Player
  3. 【方法1】オンライン変換サイトを使う
    1. 主要な変換サイト
    2. 基本的な変換手順
    3. 一括変換の方法
  4. 【方法2】無料ソフトで変換する
    1. おすすめの無料変換ソフト
  5. 【方法3】Windows Media Playerで変換
    1. 変換の準備
    2. 変換手順
  6. 【方法4】VLCメディアプレーヤーで変換
    1. VLCでの変換手順
  7. 音質設定の選び方
    1. ビットレートの目安
    2. サンプリングレートの設定
  8. 一括変換・バッチ処理の方法
    1. Audacityでの一括変換
    2. XMedia Recodeでの一括変換
  9. 変換後のファイル管理
    1. ファイル名の変更
    2. フォルダで整理
    3. バックアップ
  10. 直接MP3で録音する方法
    1. おすすめの録音ソフト
  11. トラブルシューティング
    1. トラブル1:変換後のファイルが再生できない
    2. トラブル2:音質が悪くなった
    3. トラブル3:変換に時間がかかりすぎる
    4. トラブル4:オンライン変換でアップロードできない
  12. セキュリティとプライバシー
    1. オンライン変換の注意点
    2. 機密録音の扱い
  13. MP3の代替形式
    1. WAV形式
    2. AAC形式
    3. OGG形式
  14. よくある質問(Q&A)
    1. Q1:変換すると音質は劣化しますか?
    2. Q2:M4AとMP3、どちらで保存すべきですか?
    3. Q3:著作権のある音楽を変換しても大丈夫ですか?
    4. Q4:変換したMP3をCDに書き込めますか?
    5. Q5:スマホで録音したM4Aも同じ方法で変換できますか?
    6. Q6:無料ソフトと有料ソフト、どちらがおすすめですか?
  15. まとめ:用途に合わせて変換方法を選ぼう

Windowsボイスレコーダーのファイル形式

デフォルトはM4A形式

Windowsボイスレコーダーで録音すると、自動的にM4A形式で保存されます。

M4A形式の特徴:

  • 正式名称:MPEG-4 Audio
  • 高音質で容量が小さい
  • Appleデバイスと相性が良い
  • Windows 10以降で標準対応

保存場所:

C:\Users\(ユーザー名)\Documents\サウンド レコーディング

ファイル名:
「録音 2025-10-06 15-30-45.m4a」のような形式

M4Aとは?
音声ファイルの形式の一つ。MP3より新しく、同じ音質ならファイルサイズが小さくなるのが特徴です。

M4AとMP3の違い

M4A形式:
✅ 高音質
✅ ファイルサイズが小さい
✅ 新しい規格
❌ 古い機器で再生できないことがある
❌ 一部のソフトで非対応

MP3形式:
✅ ほぼすべての機器で再生可能
✅ 互換性が非常に高い
✅ 編集ソフトが豊富
❌ 同じ音質ならファイルサイズが大きい
❌ やや古い規格

MP3が必要な場面:

  • カーオーディオで再生
  • 古いMP3プレーヤーで使用
  • 編集ソフトで加工
  • 他の人と共有(確実に再生できる)
  • 古いパソコンやスマホで使用

MP3に変換する方法の選択肢

変換方法は大きく分けて3つあります。

方法1:オンライン変換サイト

メリット:
✅ ソフトのインストール不要
✅ 無料で使える
✅ 操作が簡単

デメリット:
❌ インターネット接続が必須
❌ ファイルをアップロードする必要あり
❌ プライバシーの懸念(機密録音は不向き)

おすすめの人:
たまにしか変換しない、手軽に使いたい

方法2:無料変換ソフト

メリット:
✅ オフラインで使える
✅ プライバシーが守られる
✅ 一括変換が可能
✅ 音質設定が細かくできる

デメリット:
❌ ソフトのインストールが必要
❌ 使い方を覚える必要がある

おすすめの人:
定期的に変換する、プライバシー重視

方法3:Windows Media Player

メリット:
✅ Windowsに標準搭載
✅ 追加インストール不要
✅ 安全性が高い

デメリット:
❌ 設定がやや複雑
❌ 一部のバージョンで制限あり

おすすめの人:
ソフトを入れたくない、標準機能で済ませたい


【方法1】オンライン変換サイトを使う

主要な変換サイト

安全性の高いサイト:

  • Online Audio Converter
  • Convertio
  • CloudConvert
  • FreeConvert

注意点:
機密性の高い録音(会議、インタビューなど)は、オンラインツールを避けましょう。

基本的な変換手順

どのサイトも基本的に同じ流れです。

手順:

  1. 変換サイトにアクセス
  • ブラウザで「m4a mp3 変換」と検索
  • 信頼できるサイトを選択
  1. ファイルをアップロード
  • 「ファイルを選択」をクリック
  • 変換したいM4Aファイルを選ぶ
  • またはドラッグ&ドロップ
  1. 出力形式を選択
  • 「MP3」を選択
  • ビットレートを設定(128kbps〜320kbps)
  1. 変換を実行
  • 「変換」ボタンをクリック
  • 数秒〜数分待つ
  1. ダウンロード
  • 「ダウンロード」ボタンが表示される
  • クリックしてパソコンに保存

ビットレートとは?
音質を決める数値。数字が大きいほど高音質ですが、ファイルサイズも大きくなります。

  • 128kbps:標準音質(音楽には物足りない)
  • 192kbps:良好な音質(音声録音に十分)
  • 320kbps:高音質(音楽向け)

一括変換の方法

複数ファイルを一度に変換できるサイトもあります。

手順:

  1. 複数ファイル対応のサイトを選ぶ
  • Convertio、CloudConvertなど
  1. 複数ファイルを選択
  • Ctrlキーを押しながら複数選択
  • またはフォルダごとドラッグ
  1. まとめて変換
  2. 一括ダウンロード
  • ZIPファイルでダウンロードされることが多い

【方法2】無料ソフトで変換する

おすすめの無料変換ソフト

1. Audacity(オーダシティ)

特徴:

  • 完全無料
  • オープンソース(安全)
  • 録音・編集・変換が可能
  • 日本語対応

ダウンロード:
公式サイト(audacityteam.org)から入手

変換手順:

  1. Audacityを起動
  2. ファイルを開く
  • ファイル→開く
  • M4Aファイルを選択
  1. エクスポート
  • ファイル→エクスポート→MP3としてエクスポート
  1. 保存設定
  • ビットレートを選択(192kbpsを推奨)
  • 保存先とファイル名を指定
  1. エクスポート実行

2. XMedia Recode

特徴:

  • 多形式対応
  • 一括変換が得意
  • 詳細な設定が可能

変換手順:

  1. XMedia Recodeを起動
  2. ファイル追加
  • 「ファイルを開く」からM4Aファイル選択
  1. 形式設定
  • 「形式」タブで「MP3」を選択
  • ビットレートを設定
  1. リストに追加
  • 「リストに追加」ボタン
  1. エンコード実行
  • 「エンコード」ボタンをクリック

3. Format Factory

特徴:

  • シンプルな操作
  • 初心者向け
  • 様々な形式に対応

変換手順:

  1. Format Factoryを起動
  2. MP3を選択
  • 左側メニューの「オーディオ」→「MP3」
  1. ファイル追加
  • 「ファイル追加」でM4Aファイル選択
  1. 設定
  • 音質設定(標準・高品質など)
  • 保存先の指定
  1. 変換開始
  • 「開始」ボタンをクリック

【方法3】Windows Media Playerで変換

Windows標準機能での変換方法です。

変換の準備

前提条件:

  • Windows Media Player 12以降
  • Windows 10/11で利用可能

注意:
Windows 11の一部バージョンでは、Windows Media Playerが更新されており、この方法が使えない場合があります。

変換手順

手順:

  1. Windows Media Playerを起動
  • スタートメニューから検索
  1. M4Aファイルをライブラリに追加
  • ファイル→ライブラリの管理→音楽の追加
  • サウンド レコーディングフォルダを追加
  1. 取り込み設定を変更
  • 「取り込みの設定」→「その他のオプション」
  • 「取り込みの設定」タブ
  • 形式:「MP3」を選択
  • 音質:「192 Kbps」を推奨
  1. ファイルを右クリック
  • 変換したいM4Aファイル
  1. CDに書き込むプレイリストに追加
  • (この手順は不要な場合あり)

注意:
Windows Media Playerでの変換は、やや分かりにくいため、他の方法を推奨します。


【方法4】VLCメディアプレーヤーで変換

無料で人気の再生ソフトでも変換できます。

VLCでの変換手順

VLCメディアプレーヤーとは?
多形式対応の無料メディアプレーヤー。再生だけでなく変換機能も持っています。

手順:

  1. VLCを起動
  2. メディア→変換/保存
  • 上部メニューから選択
  1. ファイル追加
  • 「追加」ボタンでM4Aファイル選択
  1. 変換/保存を選択
  • 下部の「変換/保存」ボタンのドロップダウン
  • 「変換」を選択
  1. プロファイル設定
  • プロファイルで「Audio – MP3」を選択
  • または設定ボタンで詳細設定
  1. 保存先を指定
  • 「参照」で保存先とファイル名を決定
  1. 開始
  • 「開始」ボタンをクリック

メリット:

  • 再生も変換もできる
  • 完全無料
  • 信頼性が高い

音質設定の選び方

ビットレートの目安

用途別の推奨設定:

音声録音(会議、インタビュー):

  • 128kbps:最低限の品質
  • 192kbps:推奨(十分な音質)
  • 256kbps:高品質

音楽録音:

  • 256kbps:良好な音質
  • 320kbps:高音質(CDに近い)

ポッドキャスト配信:

  • 128kbps〜192kbps:一般的

容量を節約したい:

  • 96kbps〜128kbps:音質は低いが小容量

サンプリングレートの設定

サンプリングレートとは?
音をデジタル化する際の細かさ。一般的には44.1kHzまたは48kHz。

推奨設定:

  • 44.1kHz:CD品質、一般的
  • 48kHz:動画音声に適している

特にこだわりがなければ、デフォルト設定で問題ありません。


一括変換・バッチ処理の方法

大量のファイルを効率的に変換する方法です。

Audacityでの一括変換

Audacityには「チェーン処理」(マクロ)機能があります。

手順:

  1. ツール→マクロ
  2. 新規マクロを作成
  3. コマンド追加
  • 「Export MP3」を追加
  1. ファイルに適用
  • 複数ファイルを選択して適用

注意:
やや複雑なので、初心者にはXMedia Recodeの方が簡単です。

XMedia Recodeでの一括変換

手順:

  1. 複数ファイルを追加
  • ドラッグ&ドロップで複数選択
  1. すべてに同じ設定を適用
  • 「すべて選択」→形式設定
  1. リストに追加
  2. 一括エンコード実行

数十個のファイルでも一度に処理できます。


変換後のファイル管理

ファイル名の変更

変換後のファイル名は、分かりやすく変更しましょう。

命名例:

  • 変換前:「録音 2025-10-06 15-30-45.m4a」
  • 変換後:「会議_営業部_10月6日.mp3」

一括リネーム:

  • エクスプローラーで複数選択
  • F2キーで一括リネーム

フォルダで整理

整理のコツ:

  1. 元ファイルと分ける
  • M4A:オリジナルフォルダ
  • MP3:変換済みフォルダ
  1. 用途別に分類
  • 会議
  • インタビュー
  • 音楽練習
  1. 日付順に並べる
  • ファイル名に日付を含める

バックアップ

重要な録音は:

  • 元のM4Aファイルを保持
  • MP3に変換
  • 両方をバックアップ

バックアップ先:

  • 外付けHDD
  • クラウドストレージ
  • USBメモリ

直接MP3で録音する方法

ボイスレコーダーの代わりに、最初からMP3で録音できるソフトもあります。

おすすめの録音ソフト

1. Audacity

  • MP3形式で直接保存可能
  • 録音→エクスポート

2. Rec Button

  • フリーソフト
  • シンプルな操作
  • MP3形式選択可能

3. ボイスメモ(フリーソフト)

  • 軽量
  • MP3/WAV選択可能

設定方法(Audacityの例):

  1. 録音準備
  • 赤い録音ボタンをクリック
  1. 録音終了
  • 停止ボタン
  1. エクスポート
  • ファイル→エクスポート→MP3としてエクスポート
  1. 自動的にMP3で保存

トラブルシューティング

トラブル1:変換後のファイルが再生できない

原因:

  • ファイルが破損
  • コーデックの問題

対処法:

  1. 別のプレーヤーで試す
  • VLC Media Playerなど
  1. 再度変換
  • 別のソフトやサイトで変換
  1. 設定を変更
  • ビットレートを下げる
  • サンプリングレートを変更

トラブル2:音質が悪くなった

原因:

  • ビットレートが低すぎる
  • 変換時の圧縮

対処法:

  1. ビットレートを上げる
  • 192kbps以上に設定
  1. 元ファイルから再変換
  • 一度変換したものを再変換すると劣化する
  1. 別の変換ソフトを試す

トラブル3:変換に時間がかかりすぎる

原因:

  • ファイルサイズが大きい
  • パソコンのスペック不足

対処法:

  1. 複数ファイルを分けて処理
  2. 他のアプリを閉じる
  • メモリを解放
  1. 軽量な変換ソフトを使う
  • Format Factoryなど

トラブル4:オンライン変換でアップロードできない

原因:

  • ファイルサイズ制限
  • ネット接続の問題

対処法:

  1. ファイルサイズを確認
  • 多くのサイトは100MB〜200MBまで
  1. ローカルソフトに切り替え
  • Audacityなど
  1. ファイルを分割
  • 長時間録音は分割してから変換

セキュリティとプライバシー

オンライン変換の注意点

リスク:

  • アップロードしたファイルが保存される可能性
  • 第三者に内容を見られるリスク
  • プライバシー侵害

対策:

  • 機密性の高いファイルはローカルソフト使用
  • 信頼できるサイトのみ使用
  • 利用規約を確認
  • 変換後にファイルが削除されるか確認

機密録音の扱い

推奨方法:

  1. オフライン変換ソフトを使用
  • Audacity、XMedia Recodeなど
  1. 変換後は元ファイルを削除
  • 必要に応じて
  1. 暗号化フォルダに保存
  • BitLockerなど
  1. パスワード保護
  • ZIPファイルでパスワード設定

MP3の代替形式

MP3以外にも、互換性の高い形式があります。

WAV形式

特徴:

  • 無圧縮(最高音質)
  • ファイルサイズが非常に大きい
  • ほぼすべての機器で再生可能

用途:

  • 音楽制作
  • 高音質が必須の場合

AAC形式

特徴:

  • MP3より高音質
  • Appleデバイスで標準
  • M4Aの圧縮形式

用途:

  • iPhone、iPadで使用
  • Apple Musicなど

OGG形式

特徴:

  • オープンソース
  • MP3より高音質・小容量
  • 一部の機器で非対応

用途:

  • ゲーム音声
  • オープンソースプロジェクト

よくある質問(Q&A)

Q1:変換すると音質は劣化しますか?

M4AからMP3への変換では、多少の音質劣化があります。ただし、192kbps以上で変換すれば、通常の用途では問題ない音質を保てます。

Q2:M4AとMP3、どちらで保存すべきですか?

互換性重視ならMP3、音質・容量重視ならM4Aです。両方保存しておくのも一つの方法です。

Q3:著作権のある音楽を変換しても大丈夫ですか?

個人的な使用範囲であれば問題ありませんが、配布や公開は著作権侵害になります。

Q4:変換したMP3をCDに書き込めますか?

はい、Windows Media PlayerやiTunesなどを使って、音楽CDとして書き込めます。

Q5:スマホで録音したM4Aも同じ方法で変換できますか?

はい、スマホからパソコンにファイルを転送すれば、同じ方法で変換できます。

Q6:無料ソフトと有料ソフト、どちらがおすすめですか?

一般的な用途なら無料ソフト(Audacity、XMedia Recode)で十分です。プロ用途なら有料ソフトを検討してください。


まとめ:用途に合わせて変換方法を選ぼう

Windowsボイスレコーダーで録音したM4AファイルをMP3に変換する方法を解説しました。

変換方法の選び方:

🌐 オンライン変換サイト
→ たまに変換する、手軽に使いたい

💻 無料変換ソフト
→ 定期的に変換、プライバシー重視

📀 Windows Media Player
→ ソフトを入れたくない

🎵 VLC Media Player
→ 再生と変換を一つのソフトで

おすすめの変換ソフト:

  • Audacity(初心者向け、多機能)
  • XMedia Recode(一括変換に強い)
  • Format Factory(シンプル操作)
  • VLC Media Player(再生ソフトとしても使える)

音質設定の目安:

  • 音声録音:192kbps
  • 音楽:256〜320kbps
  • 容量節約:128kbps

注意点:
⚠️ 機密録音はオンライン変換を避ける
⚠️ ビットレートは用途に応じて設定
⚠️ 元ファイルも保存しておく
⚠️ 著作権に配慮

直接MP3で録音するなら:

  • Audacity
  • Rec Button
  • ボイスメモ(フリーソフト)

変換方法を理解すれば、どんな機器でも録音ファイルを活用できます。この記事を参考に、最適な変換方法を見つけてください!

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