「デスクトップからゴミ箱が消えた!」 「ゴミ箱の実際のファイルってどこに保存されてるの?」 「エクスプローラーでゴミ箱を開きたい」
その困った、すぐに解決します!
Windowsのゴミ箱は、通常デスクトップにありますが、設定や操作ミスで消えてしまうことがあります。 また、実際の削除ファイルがどこに保存されているか知らない人も多いんです。
実は、ゴミ箱には10通り以上のアクセス方法があり、各ドライブごとに別々の場所に保存されています。
この記事では、消えたゴミ箱を3秒で復活させる方法から、プロが使う隠し場所まで完全解説! もう二度とゴミ箱で困ることはありません。
1. ゴミ箱の基本的な場所と表示方法

デスクトップに表示する方法(最も簡単)
Windows 11での表示方法:
- デスクトップの何もない場所を右クリック
- 「個人用設定」をクリック
- 「テーマ」をクリック
- 「デスクトップアイコンの設定」をクリック
- 「ごみ箱」にチェック
- 「OK」をクリック
Windows 10での表示方法:
- デスクトップを右クリック → 「個人用設定」
- 左側の「テーマ」
- 右側の「デスクトップアイコンの設定」
- 「ごみ箱」にチェック → OK
たった30秒で復活!
ショートカットでゴミ箱を開く
最速アクセス方法:
方法1:エクスプローラーから
- Windows + E でエクスプローラーを開く
- アドレスバーに以下を入力してEnter:
ごみ箱
または
shell:RecycleBinFolder
方法2:ファイル名を指定して実行
- Windows + R
- 以下を入力してOK:
explorer.exe shell:RecycleBinFolder
スタートメニューから開く
Windows 11/10共通:
- スタートメニューを開く
- 「ごみ箱」と入力
- 表示される「ごみ箱」をクリック
検索機能を使えば一発!
2. ゴミ箱の実際の保存場所(隠しフォルダ)
各ドライブのゴミ箱フォルダ
実際のファイル保存場所:
ドライブ | 実際のパス | 備考 |
---|---|---|
Cドライブ | C:$Recycle.Bin | システムドライブ |
Dドライブ | D:$Recycle.Bin | データドライブ |
外付けHDD | E:$Recycle.Bin | USBドライブなど |
重要: $Recycle.Binは隠しフォルダ+システムフォルダです!
隠しフォルダを表示して確認
表示方法:
- エクスプローラーを開く
- 「表示」タブ
- 「隠しファイル」にチェック
- さらに詳細設定が必要な場合:
- フォルダーオプション → 表示
- 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外す
- 警告が出るが「はい」
ユーザーごとのゴミ箱フォルダ
詳細な構造:
C:\$Recycle.Bin\
├── S-1-5-21-xxxxx(ユーザー1のSID)
│ ├── $Ixxxxxx.txt(メタデータ)
│ └── $Rxxxxxx.txt(実際のファイル)
└── S-1-5-21-yyyyy(ユーザー2のSID)
各ユーザーのゴミ箱は分離されています!
3. エクスプローラーでゴミ箱にアクセス
ナビゲーションウィンドウに表示
Windows 11で表示:
- エクスプローラーを開く
- 左側のナビゲーションウィンドウを右クリック
- 「すべてのフォルダーを表示」にチェック
- ゴミ箱が表示される
Windows 10の場合:
- デフォルトで表示されている
- 表示されない場合は、フォルダーオプションから設定
クイックアクセスに追加
ゴミ箱をピン留め:
- ゴミ箱を開く
- 左側の「クイックアクセス」を右クリック
- 「現在のフォルダーをクイックアクセスにピン留め」
よく使う人は便利!
アドレスバーから直接アクセス
便利なパス一覧:
# 日本語で入力
ごみ箱
# Shell コマンド
shell:RecycleBinFolder
# GUID を使用
::{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
どれでもOK!
4. コマンドラインからゴミ箱を操作
コマンドプロンプトでゴミ箱を開く
基本コマンド:
# ゴミ箱を開く
start shell:RecycleBinFolder
# エクスプローラーで開く
explorer.exe shell:RecycleBinFolder
PowerShellでゴミ箱を管理
便利なコマンド集:
# ゴミ箱を開く
Start-Process "shell:RecycleBinFolder"
# ゴミ箱を空にする
Clear-RecycleBin -Force
# ゴミ箱の中身を確認
Get-ChildItem 'C:\$Recycle.Bin' -Force
# ゴミ箱のサイズを確認
Get-ChildItem 'C:\$Recycle.Bin' -Force -Recurse |
Measure-Object -Property Length -Sum
ゴミ箱を空にするバッチファイル
empty_trash.bat:
@echo off
echo ゴミ箱を空にしています...
rd /s /q C:\$Recycle.Bin
rd /s /q D:\$Recycle.Bin
echo 完了しました!
pause
管理者権限で実行!
5. ゴミ箱のショートカット作成

デスクトップ以外にショートカット作成
任意の場所にゴミ箱ショートカット:
- デスクトップのゴミ箱を右クリック
- 「ショートカットの作成」
- 作成されたショートカットを好きな場所に移動
または新規作成:
- 右クリック → 新規作成 → ショートカット
- 項目の場所:
explorer.exe shell:RecycleBinFolder
タスクバーにピン留め
Windows 11/10:
- ゴミ箱のショートカットを作成
- ショートカットを右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」
裏技: ゴミ箱を直接ドラッグ&ドロップでタスクバーへ!
スタートメニューにピン留め
- スタートメニューで「ごみ箱」を検索
- 右クリック → 「スタートにピン留め」
よく使う人には便利!
6. ゴミ箱が表示されない問題の解決
デスクトップから消えた場合
原因と対策:
原因1:設定で非表示になっている → デスクトップアイコンの設定で表示
原因2:タブレットモードになっている → 設定 → システム → タブレット → デスクトップモードに変更
原因3:グループポリシーで無効化 → gpedit.msc → ユーザーの構成 → デスクトップ → 確認
エクスプローラーに表示されない
解決方法:
- フォルダーオプションを開く
- 「表示」タブ
- 「ナビゲーションウィンドウ」セクション
- 「すべてのフォルダーを表示」にチェック
システムエラーで開けない
修復コマンド:
# ゴミ箱の修復
rd /s /q C:\$Recycle.Bin
# PCを再起動すると自動的に再作成される
7. ゴミ箱の詳細設定と管理
ゴミ箱のプロパティ設定
重要な設定項目:
- ゴミ箱を右クリック → 「プロパティ」
- 各ドライブごとに設定可能:
- 最大サイズ:容量の何%まで使うか
- ゴミ箱に移動しないで削除:即削除(危険)
- 削除の確認メッセージ:表示/非表示
ドライブごとの容量設定
推奨設定:
- Cドライブ:5-10%(OSドライブは控えめに)
- データドライブ:10-15%
- 外付けHDD:5%以下
カスタムサイズ設定:
例:500GBドライブの場合
10% = 50GB(推奨)
カスタム = 20000MB(約20GB)
自動削除の設定(Storage Sense)
Windows 10/11:
- 設定 → システム → 記憶域
- 「ストレージセンサー」
- 「ストレージセンサーの構成」
- ゴミ箱のファイル:
- なし
- 1日
- 14日
- 30日(推奨)
- 60日
8. 特殊なゴミ箱の場所
OneDriveのゴミ箱
オンライン:
- https://onedrive.live.com にアクセス
- 左側メニューの「ごみ箱」
ローカル: OneDriveフォルダ内では削除→オンラインのゴミ箱へ
ネットワークドライブのゴミ箱
注意:
- ネットワークドライブには通常ゴミ箱なし
- 削除 = 即完全削除
- NASによっては独自のゴミ箱機能あり
各アプリの独自ゴミ箱
アプリ別:
- Outlook:削除済みアイテム
- OneNote:ノートブックのごみ箱
- Photos:最近削除した項目
- メール:ゴミ箱フォルダ
9. ゴミ箱の代替アクセス方法
ランチャーソフトから起動
PowerToys Run:
- Alt + Space
- 「recycle」と入力
- Enter
Everything(検索ツール):
- 「$Recycle.Bin」で検索
レジストリから場所を確認
レジストリパス:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
God Mode から管理
God Mode有効化:
- デスクトップで新規フォルダ作成
- 名前を以下に変更:
GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
- その中からゴミ箱関連の設定にアクセス
10. よくあるトラブルと解決法
ゴミ箱が破損している
症状:
- アイコンが変
- 開けない
- エラーが出る
解決:
# 管理者権限で実行
rd /s /q C:\$Recycle.Bin
# 再起動で自動修復
ゴミ箱が満杯で削除できない
対処法:
- Shift + Delete で完全削除
- ディスククリーンアップを実行
- コマンドで強制削除
ゴミ箱のアイコンが変わらない
リセット方法:
- デスクトップアイコンの設定
- 「既定値に戻す」
- アイコンキャッシュをクリア:
ie4uinit.exe -show
まとめ:もうゴミ箱の場所で迷わない!
Windowsゴミ箱の場所と表示方法、完璧にマスターできましたか?
ゴミ箱アクセス方法TOP5:
- 🗑️ デスクトップ(基本)
- 個人用設定から表示
- 最も一般的な方法
- 📁 エクスプローラー(便利)
- アドレスバーに「ごみ箱」
- shell:RecycleBinFolder
- ⌨️ Windows + R(最速)
- explorer.exe shell:RecycleBinFolder
- プロはこれを使う
- 🔍 スタートメニュー検索(簡単)
- 「ごみ箱」で検索
- 初心者向け
- 💾 実際の場所(上級者)
- C:$Recycle.Bin
- 隠しフォルダを表示
重要ポイント:
✅ デスクトップから消えても慌てない
✅ 各ドライブに別々のゴミ箱
✅ $Recycle.Binが実際の保存場所
✅ 30日で自動削除の設定推奨
✅ ネットワークドライブは要注意
今すぐやること:
- デスクトップにゴミ箱を表示
- ゴミ箱の容量設定を確認
- 自動削除期間を設定
これで、ゴミ箱へのアクセスは完璧! 大切なファイルを間違って削除しても、すぐに復元できるようになりました。
ゴミ箱を使いこなして、安全なファイル管理を!🗑️✨
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