パソコンを使っていて、こんな困りごとはありませんか?
- 「いつものようにスタートメニューからエクスプローラーを開こうとしたら、見当たらない」
- 「新しいパソコンでエクスプローラーの場所がわからない」
- 「毎回エクスプローラーを探すのが面倒で、作業効率が悪い」
エクスプローラーは、ファイルやフォルダを管理するWindows の重要なツールです。
写真を整理したり、ダウンロードしたファイルを探したり、USBメモリにデータをコピーしたりと、日常的に使う機能ですよね。
この記事では、スタートメニューにエクスプローラーを表示する方法を、Windows 10とWindows 11の両方で詳しく解説します。
初心者の方でもわかりやすいよう、画面の手順を一つひとつ説明していきます。
エクスプローラーとは?基本知識から確認しよう

エクスプローラーの役割
エクスプローラーとは、Windowsでファイルやフォルダを管理するためのアプリケーションです。正式名称は「ファイル エクスプローラー」といいます。
エクスプローラーでできること:
- ファイルやフォルダの作成・削除・移動
- 写真や文書ファイルの表示・整理
- USBメモリやCD/DVDの中身確認
- ネットワーク上の共有フォルダへのアクセス
- ファイルの検索・並び替え
エクスプローラーを開く方法(基本)
通常、エクスプローラーは以下の方法で開くことができます:
1. ショートカットキー
- Windowsキー + E を同時に押す(最も早い方法)
2. タスクバーから
- 画面下部のタスクバーにあるフォルダアイコンをクリック
3. スタートメニューから
- 本記事で詳しく解説する方法
4. 右クリックメニューから
- デスクトップ上で右クリック → 「新規作成」の近くに表示される場合
なぜスタートメニューに表示させるの?
スタートメニューに表示させるメリット:
- いつもの操作手順でアクセスできる
- 他のよく使うアプリと一緒に管理できる
- ショートカットキーを覚えていなくても安心
- タスクバーが整理されて画面がすっきりする
エクスプローラーは日常的に使う重要なツールなので、アクセスしやすい場所に配置することが大切です。
Windows 10でスタートメニューにエクスプローラーを表示する方法

方法1:ピン留め機能を使用
手順(詳細解説):
- スタートボタンをクリック
- 画面左下のWindowsマークをクリックします
- 「Windows システム ツール」フォルダを探す
- スタートメニューのアプリ一覧を下にスクロール
- 「Windows システム ツール」という項目を見つけてクリック
- エクスプローラーを見つける
- フォルダが展開されるので、「エクスプローラー」を探します
- 通常、フォルダアイコンで表示されています
- 右クリックでメニューを表示
- 「エクスプローラー」を右クリックします
- コンテキストメニューが表示されます
- 「スタートにピン留めする」を選択
- メニューから「スタートにピン留めする」をクリック
- 確認
- スタートメニューを開いて、右側のタイル部分にエクスプローラーが表示されるか確認
方法2:スタートメニューの左側に表示
より目立つ場所に表示したい場合:
- デスクトップで右クリック
- デスクトップの何もない場所で右クリック
- 「個人用設定」をクリック
- 右クリックメニューから「個人用設定」を選択
- 左メニューで「スタート」を選択
- 設定画面の左側にあるメニューから「スタート」をクリック
- 「スタート メニューに表示するフォルダーを選ぶ」をクリック
- 右側の設定項目から該当する項目を見つけてクリック
- 「ファイル エクスプローラー」をオンにする
- 設定一覧から「ファイル エクスプローラー」を見つけて、スイッチを「オン」にします
- 確認
- スタートメニューを開いて、左側の下部にエクスプローラーアイコンが表示されるか確認
方法3:検索から直接ピン留め
簡単な方法:
- スタートボタンをクリック
- 「エクスプローラー」と入力
- 検索結果の「エクスプローラー」を右クリック
- 「スタートにピン留めする」を選択
Windows 10では複数の方法でエクスプローラーをスタートメニューに表示できます。
Windows 11でスタートメニューにエクスプローラーを表示する方法

方法1:すべてのアプリからピン留め
手順(詳細解説):
- スタートメニューを開く
- 画面左下のWindowsマークをクリック
- 「すべてのアプリ」をクリック
- スタートメニューの右上にある「すべてのアプリ」をクリック
- 「Windows ツール」を探す
- アプリ一覧を下にスクロールして「Windows ツール」を見つけます
- アルファベット順に並んでいるので「W」の項目にあります
- 「Windows ツール」をクリックして展開
- フォルダをクリックすると、中身が表示されます
- 「エクスプローラー」を右クリック
- 一覧から「エクスプローラー」を見つけて右クリック
- 「スタートにピン留めする」を選択
- コンテキストメニューから該当項目をクリック
- 確認
- スタートメニューの「ピン留め済み」セクションにエクスプローラーが表示されるか確認
方法2:検索機能を活用
Windows 11での簡単な方法:
- スタートメニューを開く
- 「エクスプローラー」と入力
- 検索ボックスが自動で表示されるので、そこに文字を入力
- 検索結果から「エクスプローラー」を右クリック
- 「スタートにピン留めする」を選択
方法3:タスクバーにも同時にピン留め
より効率的なアクセスのために:
- 上記の方法でエクスプローラーを見つける
- 右クリックメニューで「タスクバーにピン留めする」も選択
- これで、スタートメニューとタスクバーの両方からアクセス可能
パソコンを使っていて、こんな状況に遭遇したことはありませんか?
- 「Windowsの設定を変更したいのに、スタートメニューに設定ボタンがない」
- 「いつもあった歯車マークが急に消えてしまった」
- 「新しいパソコンで設定の場所がわからない」
方法4:

Windows11でスタートメニュー右下に設定を表示するには、設定を使う。
設定
→個人用設定
→スタート
- 「フォルダー」をクリック
- 「エクスプローラー」をオンにする
この設定をオンにすることで、スタートメニューにエクスプローラが表示されるようになる。
エクスプローラーが表示されない時の原因と対処法

よくある原因と対処法
原因 | 症状 | 対処法 |
---|---|---|
ピン留めが外れた | 以前はあったのに消えた | 再度ピン留めする |
システム更新後の変化 | Windows Update後に消えた | 設定を再確認 |
アカウント設定の問題 | 新しいアカウントで表示されない | ユーザープロファイルの修復 |
システムファイルの破損 | エクスプローラー自体が起動しない | システムファイル修復 |
対処法1:基本的な確認
まず試すべきこと:
- Windowsキー + E でエクスプローラーが開くか確認
- 開く場合:表示設定の問題
- 開かない場合:システムレベルの問題
対処法2:スタートメニューのリセット
手順:
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「アプリ」をクリック
- 「スタートアップ」または「既定のアプリ」を確認
- 必要に応じて設定を調整
対処法3:システムファイルの修復
コマンドプロンプトを使用:
- スタートボタンを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」を選択
- 以下のコマンドを実行:
sfc /scannow
- 修復完了後に再起動
対処法4:新しいユーザーアカウントでテスト
問題の切り分け:
- 新しいローカルアカウントを作成
- そのアカウントでログイン
- エクスプローラーが正常に表示されるか確認
- 表示される場合:元のアカウントの問題
- 表示されない場合:システム全体の問題
対処法5:Windows の機能の確認
稀なケース:
- 「コントロール パネル」を開く
- 「プログラム」→「Windows の機能の有効化または無効化」
- 必要な機能が有効になっているか確認
まとめ: 多くの場合、再ピン留めや設定の確認で解決できます。
エクスプローラーをもっと便利に使う方法

スタートメニューでの整理術
効率的な配置方法:
- よく使うフォルダも一緒にピン留め
- ドキュメント、ピクチャ、ダウンロードなど
- 関連アプリをグループ化
- エクスプローラーの近くにテキストエディタやファイル圧縮ソフトを配置
- 使用頻度に応じた並び順
- よく使うアプリを上部や左側に配置
タスクバーとの使い分け
タスクバーに配置する場合:
- メリット: 常に見える場所にあり、1クリックでアクセス可能
- デメリット: タスクバーが混雑する可能性
スタートメニューに配置する場合:
- メリット: 整理された状態で管理できる
- デメリット: 2クリック必要(スタートメニューを開く→エクスプローラーをクリック)
ショートカットキーの活用
覚えておくと便利なキー:
- Windowsキー + E: エクスプローラーを開く
- Ctrl + N: 新しいエクスプローラーウィンドウを開く
- F11: 全画面表示の切り替え
- Alt + 上矢印: 上の階層に移動
エクスプローラーのカスタマイズ
より使いやすくする設定:
- 「表示」タブで詳細表示に変更
- 「オプション」でファイル拡張子を表示
- よく使うフォルダを「クイックアクセス」にピン留め
- 「このPC」の表示項目をカスタマイズ
エクスプローラーは表示方法だけでなく、使い方もカスタマイズすることで、さらに便利になります。
まとめ
Windowsのエクスプローラーをスタートメニューに表示させることは、日常的なパソコン作業を効率化する重要なステップです。
基本知識の確認
- エクスプローラーはファイル管理の必須ツール
- 複数のアクセス方法があることを理解
OS別の設定方法
- Windows 10:システムツールフォルダまたは個人用設定から
- Windows 11:すべてのアプリまたは検索機能、システム設定から
トラブル対処
- 表示されない原因は多岐にわたる
- 段階的な対処法で解決可能
- システム修復が必要な場合もある
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