「このゲーム、うちのPCで動くかな?」 「メモリ増設したいけど、今何GB積んでるっけ?」 「中古で売りたいけど、スペックの書き方がわからない…」
パソコンのスペック確認、必要な時に限って やり方がわからないってこと、ありますよね。
実は、Windowsには10種類以上のスペック確認方法があって、 知りたい情報によって最適な方法が違うんです。
この記事では、1クリックで確認できる簡単な方法から、 詳細情報まで分かる上級テクニックまで、 すべて画像付きで解説します!
5分後には、あなたのPCの性能が 完璧に把握できているはずです。
スペックで確認すべき重要項目

最低限知っておくべき5項目
項目 | 重要度 | 何がわかる | 例 |
---|---|---|---|
OS | ★★★ | Windowsのバージョン | Windows 11 Pro 23H2 |
CPU | ★★★ | 処理性能 | Intel Core i7-13700K |
メモリ(RAM) | ★★★ | 同時処理能力 | 16GB DDR4 |
ストレージ | ★★☆ | 保存容量・速度 | 512GB SSD |
GPU | ★★☆ | グラフィック性能 | NVIDIA RTX 4060 |
用途別:確認すべきスペック
ゲーム目的:
- GPU(最重要)
- メモリ容量
- DirectXバージョン
動画編集:
- CPU性能
- メモリ容量(32GB以上推奨)
- ストレージ速度(SSD必須)
一般利用:
- メモリ容量
- ストレージ空き容量
- Windowsバージョン
【最速】1クリックでスペック確認
方法1:設定アプリ(Windows 11/10)
手順:たった3クリック!
- Windowsキー + I で設定を開く
- 「システム」 をクリック
- 「バージョン情報」 をクリック
確認できる項目:
- デバイス名
- プロセッサ(CPU)
- 実装RAM(メモリ)
- システムの種類(64ビット/32ビット)
- Windowsのエディション
- バージョン
- OSビルド
メリット:
- 最も簡単
- 基本情報が一覧表示
- コピペしやすい
方法2:PC情報を右クリックで確認
Windows 11の手順:
- デスクトップの「このPC」を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- システム情報が表示
Windows 10の手順:
- 「このPC」を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- コントロールパネルが開く
【詳細】システム情報ツールで全スペック確認
msinfo32(システム情報)の使い方
起動方法:
- Windows + R を押す
- 「msinfo32」 と入力
- Enter
確認できる詳細情報:
システムの要約:
- OS名、バージョン、ビルド
- システム製造元、モデル
- BIOS情報
- プロセッサ詳細
- 物理メモリ、仮想メモリ
ハードウェアリソース:
- IRQ、DMA、I/Oアドレス
- メモリアドレス
- 競合/共有情報
コンポーネント:
- マルチメディア機器
- ディスプレイ詳細
- サウンドデバイス
- ネットワークアダプター
- USB機器
情報のエクスポート方法
テキストファイルで保存:
- ファイル → エクスポート
- 保存先を指定
- .txt形式で保存
- メモ帳で開ける
DirectX診断ツール(dxdiag)で確認
ゲーマー必見の確認方法
起動方法:
- Windows + R
- 「dxdiag」 と入力
- Enter
確認できる情報:
システムタブ:
- OS情報
- プロセッサ
- メモリ
- DirectXバージョン
ディスプレイタブ:
- GPU名称
- ビデオメモリ(VRAM)
- 画面解像度
- ドライババージョン
サウンドタブ:
- オーディオデバイス
- ドライバ情報
特に重要:DirectXバージョン
- ゲームの動作要件で必須
- 最新はDirectX 12 Ultimate
コマンドでスペック確認(上級者向け)
コマンドプロンプトで確認
基本情報の確認:
systeminfo
全システム情報を日本語で表示
CPU情報:
wmic cpu get name,numberofcores,maxclockspeed
メモリ情報:
wmic memorychip get capacity,speed,manufacturer
ディスク情報:
wmic diskdrive get model,size
PowerShellで詳細確認
コンピューター情報:
Get-ComputerInfo
特定の情報だけ取得:
# OS情報
Get-ComputerInfo | Select WindowsVersion, WindowsBuildLabEx
# メモリ情報
Get-WmiObject Win32_PhysicalMemory | Select Capacity, Speed
# GPU情報
Get-WmiObject Win32_VideoController | Select Name, AdapterRAM
タスクマネージャーでリアルタイム確認
パフォーマンスタブの活用
開き方:
- Ctrl + Shift + Esc
- または右クリック → タスクマネージャー
パフォーマンスタブで確認:
CPU:
- モデル名
- コア数、論理プロセッサ数
- 基本速度、現在の速度
- 使用率グラフ
メモリ:
- 総容量
- 使用中/利用可能
- スロット使用数
- 速度、フォームファクター
ディスク:
- モデル名
- 容量
- 種類(SSD/HDD)
- 転送速度
GPU:
- モデル名
- 専用GPUメモリ
- 使用率
- ドライババージョン
デバイスマネージャーで詳細確認
ハードウェアの詳細情報
開き方:
- Windows + X
- デバイスマネージャー を選択
確認できる項目:
- プロセッサ(CPU詳細)
- ディスプレイアダプター(GPU)
- ディスクドライブ
- ネットワークアダプター
- サウンドデバイス
- USBコントローラー
ドライバー情報の確認:
- デバイスを右クリック
- プロパティ
- ドライバータブ
- バージョン、日付を確認
便利な無料ツールで確認
CPU-Z(詳細なハードウェア情報)
特徴:
- CPU、マザーボード、メモリの詳細
- リアルタイムクロック表示
- ベンチマーク機能付き
HWiNFO(最も詳細)
特徴:
- センサー情報(温度、電圧)
- S.M.A.R.T.情報
- すべてのハードウェア網羅
Speccy(初心者向け)
特徴:
- 見やすいインターフェース
- 温度表示
- 簡潔なサマリー
スペック情報の活用方法
ゲーム・ソフトの動作確認
必要スペックとの比較:
- ゲームの「必要動作環境」を確認
- 自分のPCスペックと比較
- 特に重要:GPU、メモリ、DirectX
判断基準:
- 必要動作環境:最低限動く
- 推奨動作環境:快適に動く
アップグレード計画
メモリ増設の確認:
- 現在の容量と速度
- 空きスロット数
- 最大容量
- DDR世代(DDR4/DDR5)
SSD換装の確認:
- 現在のストレージ種類
- インターフェース(SATA/NVMe)
- 容量と空き容量
中古売却時の記載
記載すべき項目:
【基本スペック】
OS:Windows 11 Home 64bit
CPU:Intel Core i5-12400
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:512GB SSD(NVMe)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060
よくある質問
Q:32ビットか64ビットかの確認方法は?
A: 設定 → システム → バージョン情報の「システムの種類」で確認。現在はほぼ64ビットです。
Q:メモリの最大容量を知りたい
A: コマンドプロンプトで以下を実行:
wmic memphysical get maxcapacity
結果を1024で2回割ると、GB単位になります。
Q:SSDかHDDかを確認したい
A: タスクマネージャー → パフォーマンス → ディスクで種類が表示されます。
Q:グラボが2つ表示される
A: 内蔵GPU(Intel UHD等)と専用GPU(NVIDIA/AMD)の両方を搭載しているため。ゲームは専用GPUを使います。
Q:BIOSバージョンの確認方法は?
A: msinfo32の「システムの要約」→「BIOSバージョン/日付」で確認できます。
まとめ:用途に合わせてスペック確認を使い分けよう!
Windowsのスペック確認、こんなに方法があったんですね!
目的別おすすめ方法:
- 基本情報だけ知りたい
- 設定 → バージョン情報(最速)
- 必要十分な情報
- ゲーム動作確認
- dxdiag(DirectX診断)
- GPU、DirectX情報重視
- 詳細情報が必要
- msinfo32(システム情報)
- 全情報を網羅
- リアルタイム監視
- タスクマネージャー
- 使用率も確認可能
- 超詳細が必要
- HWiNFOなど専用ツール
- 温度やセンサー情報も
自分のPCスペックを正確に把握することで、
- ソフトの購入判断が的確に
- アップグレード計画が立てやすく
- トラブル解決がスムーズに
今すぐ確認して、あなたのPCの実力を しっかり把握しておきましょう!
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