【初心者向け】Windowsでショートカットを登録・作成する方法まとめ|アプリ・ファイル・フォルダ・キーボードまで解説

Windows

「毎回同じアプリを探して起動するのが面倒…」
「デスクトップをもっと効率的に使いたい」

そんなときに便利なのが、Windowsのショートカット登録機能です。

ショートカットを使えば、アプリやフォルダ、ファイル、特定の設定画面までワンクリックやショートキーでアクセスできるようになり、作業効率が飛躍的にアップします。

この記事では、Windowsでのショートカットの登録方法を初心者向けにわかりやすく、目的別に解説していきます。

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Windowsのショートカットとは?

Windowsのショートカット(Shortcut)は、アプリやフォルダ、ファイルなどをすぐに起動・アクセスできるリンクファイルのことです。

ショートカットを使うことで、本体を探しにいかずとも一発で開くことができ、作業の手間を減らすことができます。

ショートカットには主に以下の種類があります:

  • デスクトップショートカット: デスクトップに配置するアイコン
  • キーボードショートカット: 特定のキー組み合わせで起動
  • タスクバーショートカット: タスクバーにピン留めしたアイコン
  • スタートメニューショートカット: スタートメニューに登録したアプリ

ショートカットファイルは拡張子「.lnk」を持ちますが、通常は非表示になっています。
アイコンの右下に小さな矢印がついているのが特徴です。

基本のショートカット作成方法(右クリック編)

デスクトップにショートカットを作成する最も簡単な方法:

  1. 対象のアプリ・フォルダ・ファイルを右クリック
  2. 「その他のオプションを確認」をクリック
  3. 「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択
  4. デスクトップにショートカットが作成される

任意の場所にショートカットを作成する方法:

  1. 対象を右クリック
  2. 「その他のオプションを確認」をクリック
  3. 「ショートカット」を選択
    →現在のフォルダにショートカットが作成される
  4. 作成されたショートカットを置きたい場所に移動

「新規作成」からショートカットを作成する方法:

  1. デスクトップや任意のフォルダで右クリック
  2. 「新規作成」→「ショートカット」を選択
  3. 「項目の場所を入力してください」の画面で、プログラムのパスを入力(「参照」ボタンで選択可能)
  4. 「次へ」→ショートカットの名前を入力→「完了」

応用:Webページのショートカットを作成する方法

  • ブラウザのアドレスバーからURLをデスクトップにドラッグ&ドロップ
  • または「新規作成」→「ショートカット」でURLを入力

例:Google検索のショートカット

https://www.google.com

任意のキーボードショートカット(ホットキー)を設定する方法

作成したショートカットファイルに独自のキー(例:Ctrl + Alt + 任意キー)を割り当てることができます。

手順:

  1. ショートカットファイルを右クリック →「プロパティ」
  2. 「ショートカット」タブ →「ショートカットキー」の欄をクリック
  3. 任意のキーを押す(例:Ctrl + Alt + N)
    • 自動的に「Ctrl + Alt + N」のように表示されます
    • キーボードショートカットには必ず「Ctrl + Alt」が付きます
  4. 「OK」を押して設定完了

これで、設定したキーの組み合わせを押すと、ショートカットが起動します。

注意点:

  • この機能はデスクトップやフォルダ内のショートカットにのみ適用され、スタートメニューやタスクバーにピン留めしたショートカットには対応していません
  • キーの組み合わせが他のアプリと重複すると、正常に動作しない場合があります
  • PCの起動後に有効になるまで少し時間がかかることがあります

スタートメニューやタスクバーに登録する方法

スタートメニューに登録

  1. アプリを右クリック
  2. 「スタートにピン留めする」を選択

または:

  1. スタートメニューを開く
  2. アプリを見つけて右クリック
  3. 「スタートにピン留めする」を選択

タスクバーに登録

  1. アプリやショートカットを右クリック
  2. 「その他のオプションを確認」をクリック
  3. 「タスクバーにピン留めする」を選択

または:

  1. スタートメニューを開く
  2. アプリを見つけて右クリック
  3. 「タスクバーにピン留めする」を選択

これにより、ワンクリックで起動できる環境が整います

特に頻繁に使うアプリはタスクバーに、次によく使うものはスタートメニューに登録するのがおすすめです。

よく使われるショートカット登録例

登録対象メリット
よく使うアプリ起動が速くなるMicrosoft Office製品、ブラウザ、メーラー
特定のフォルダ毎回エクスプローラーで探さなくて済むプロジェクトフォルダ、ダウンロードフォルダ
ネットワークドライブやNASアクセスの手間が省ける共有フォルダ、バックアップドライブ
コントロールパネルや設定画面管理作業がスムーズになるデバイスマネージャー、ネットワーク設定
PowerShellスクリプト自作ツールを即起動可能にバックアップスクリプト、自動化ツール

便利なショートカット作成例

コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者権限で開くショートカット

  1. cmd.exeまたはpowershell.exeのショートカットを作成
  2. プロパティで「詳細設定」をクリック
  3. 「管理者として実行」にチェック

特定のアプリを特定のフォルダで開くショートカット

  1. アプリのショートカットを作成
  2. プロパティのショートカットタブを開く
  3. 「作業フォルダ」に目的のフォルダパスを入力

コントロールパネルの各種機能へのショートカット

例:デバイスマネージャーを直接開く

devmgmt.msc

ショートカット作成時の注意点と制限

  • ショートカットキーはWindows起動後のみ有効
    • 起動時に自動的に読み込まれますが、少し遅延があることも
  • 管理者権限が必要なアプリは、起動時にUAC確認が入る
    • ショートカットキーで呼び出しても、確認ダイアログが表示される
  • パスが変更されたり削除されるとショートカットが無効化される
    • リンク先が移動・削除されると「ショートカットが無効です」というエラーが表示される
  • ユーザーアカウント間でのショートカットキー共有はできない
    • ショートカットキーの設定はユーザーごとに独立している

対策と解決方法

  • 環境変数を活用する
    • %ProgramFiles%や%USERPROFILE%などの環境変数を使うとパス変更に強くなる
  • 相対パスでショートカットを作成
    • フォルダ移動に対応しやすくなる
  • 定期的なショートカットのメンテナンス
    • 不要なショートカットを整理し、リンク切れを修復

高度なショートカット活用術

コマンドライン引数の追加

  1. ショートカットのプロパティを開く
  2. 「リンク先」の末尾にスペースを入れてから引数を追加

例:Notepadで特定のファイルを開く

C:\Windows\notepad.exe C:\path\to\file.txt

実行時のウィンドウサイズを指定

  1. ショートカットのプロパティを開く
  2. 「実行時の大きさ」を「最大化」や「最小化」に設定

ショートカットのアイコン変更

  1. ショートカットのプロパティを開く
  2. 「アイコンの変更」をクリック
  3. 用意されたアイコンから選択、または独自のicoファイルを指定

Windows RunコマンドによるショートカットQL起動

Windowsキー + R を押し、以下のようなコマンドを入力:

  • shell:desktop – デスクトップフォルダを開く
  • shell:startup – スタートアップフォルダを開く
  • ms-settings: – Windows設定を開く

まとめ:作業効率アップにショートカットを活用しよう

Windowsのショートカット登録をうまく使うことで、毎日の作業スピードや生産性が格段に向上します。

特にビジネスシーンや在宅ワークでは、1クリック・1ショートキーの差が、時間と集中力の節約につながります。

ポイント

  • デスクトップ・スタートメニュー・タスクバーなど、使いやすい場所に配置
  • キーボードショートカットで素早く起動
  • PowerShellやフォルダ、Webページなど幅広く対応可能
  • 管理者権限での実行やコマンドライン引数も設定可能

Windowsのショートカット機能はシンプルながらも非常に強力なツールです。

自分の作業フローを分析し、最もよく使うアプリやフォルダにショートカットを設定することで、日々の操作が格段に快適になります。

特に複数のアプリやドキュメントを行き来するような作業では、ショートカットの威力は絶大です。

自分専用の快適な作業環境を、ショートカット登録で手軽に構築してみましょう!

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