【Windows管理者向け】PowerShellでローカルユーザーを削除する方法|Remove-LocalUserの使い方

Windows

会社や共有PCで複数のユーザーアカウントを作成していると、「もう使わなくなったユーザーを整理したい」と思う場面はよくありますよね。

そんなとき、PowerShellを使えば一発でローカルユーザーを削除可能なんです。

今回は、Windows PowerShellのRemove-LocalUserコマンドを使って、ローカルユーザーアカウントを安全・確実に削除する方法を紹介します。


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Remove-LocalUserとは?

Remove-LocalUserは、Windows PowerShellにおいてローカルユーザーアカウントを削除するための専用コマンドです。

Windows 10以降で、PowerShell 5.1またはPowerShell Coreで使用可能なコマンドレットのひとつなんです。

基本情報

モジュールMicrosoft.PowerShell.LocalAccounts

まずはこのコマンドの基本的な使い方から見てみましょう。


基本的な構文と使用例

基本構文

Remove-LocalUser -Name "ユーザー名"

例:testuserというユーザーを削除

Remove-LocalUser -Name "testuser"

このコマンドで、testuserというローカルアカウントが即座に削除されます。とてもシンプルですね。


実行前にユーザーが存在するか確認する方法

削除前に対象のユーザーが存在するかを確認しましょう。

Get-LocalUser -Name "testuser"

存在すれば、ユーザー情報が表示されます。事前確認は大切な作業なので、忘れずにやっておきましょう。


エラーと対処法

実際に使っていると、こんなエラーに遭遇することがあります。

アクセスが拒否されました

エラー例:

Remove-LocalUser : アクセスが拒否されました。

対処法:管理者としてPowerShellを実行する

  • PowerShellを右クリック → 「管理者として実行」

指定されたユーザーは存在しません

エラー例:

Remove-LocalUser : Cannot find user with identity: testuser

対処法:ユーザー名のスペルを確認

  • Get-LocalUserで現在のローカルユーザー一覧を確認

エラーが出ても慌てずに、まずは権限とユーザー名を確認してみてください。


一覧表示と一括削除も可能

全ローカルユーザーの一覧を表示

Get-LocalUser

特定の条件で複数ユーザーを一括削除(例:userで始まるユーザー)

Get-LocalUser | Where-Object { $_.Name -like "user*" } | Remove-LocalUser

注意:誤って重要なユーザーを削除しないよう注意してください!

一括削除は便利ですが、慎重に使うことが大切です。


注意点と安全な運用のコツ

ユーザー削除は重要な作業なので、以下の点に注意しましょう:

  • 削除は元に戻せない! 事前にバックアップや管理者確認を行う
  • システムユーザーや管理者ユーザーは削除しないように注意
  • PowerShellは常に「管理者として実行」するのがベスト

安全な運用を心がけることで、トラブルを避けることができます。


まとめ:ユーザー管理はPowerShellで効率化しよう!

Remove-LocalUserを使えば、GUIで1つずつ削除するよりも、PowerShellで一括かつ確実にローカルユーザーを管理できます。

管理者としての作業効率を大幅にアップさせる便利コマンドとして、ぜひ活用してみてください。

ポイントまとめ

  • Remove-LocalUser -Name "ユーザー名"でローカルユーザーを削除可能
  • 実行には管理者権限が必要
  • Get-LocalUserで事前確認&一覧取得ができる
  • 条件付きで複数ユーザーの一括削除も可能(要注意)

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