「さっき表示された通知、もう一度見たい!」 「大事な通知を見逃してしまった…」 「通知が多すぎて、重要なものが埋もれてしまう」
Windowsの通知は一瞬で消えてしまうことが多く、見逃すと困りますよね。でも実は、Windows 10/11には通知履歴を確認できる機能があるんです!
この記事では、通知履歴の確認方法から、不要な通知の削除、さらには通知を見やすく管理する設定まで、すべて解説します。もう大事な通知を見逃すことはありません!
読み終わる頃には、通知マスターになって、PCからの重要な情報を完璧に把握できるようになりますよ。
Windows通知センター(アクションセンター)とは

通知が集まる場所
通知センター(Windows 10では「アクションセンター」)は、すべての通知が集約される場所です。
保存される通知の種類:
- システムからの通知(Windows Update等)
- アプリからの通知(メール、Teams、Slack等)
- セキュリティ通知(Windows Defender等)
- リマインダーや予定
- Webサイトからの通知
Windows 10 vs Windows 11の違い
機能 | Windows 10 | Windows 11 |
---|---|---|
名称 | アクションセンター | 通知センター |
開き方 | Windows + A | Windows + N |
位置 | 右下の吹き出しアイコン | 右下の時計の横 |
デザイン | パネル型 | ポップアップ型 |
カレンダー統合 | 一体型 | 分離 |
履歴保存期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
通知履歴を確認する方法
Windows 11での確認方法
方法1:通知センターを開く
- ショートカットキー
- Windows + N を押す
- または、タスクバー右端の日時をクリック
- 通知履歴の表示
- 最新の通知から順に表示
- スクロールで過去の通知を確認
- 日付ごとにグループ化
方法2:設定から確認
- 設定を開く(Windows + I)
- システム → 通知
- 「通知センター」で履歴を確認
Windows 10での確認方法
方法1:アクションセンターを開く
- ショートカットキー
- Windows + A を押す
- または、タスクバー右端の吹き出しアイコンをクリック
- 通知履歴の表示
- 時系列で通知が並ぶ
- アプリごとにグループ化
- 「すべてクリア」で一括削除可能
方法2:タスクバーから
- システムトレイの通知アイコンをクリック
- パネルが開いて履歴表示
- 下にスクロールで過去の通知
通知が表示される期間
標準設定:
- 最大1ヶ月間保存
- 古いものから自動削除
- 重要な通知は手動で保存推奨
通知履歴の削除方法
個別に削除する
Windows 11:
- Windows + N で通知センターを開く
- 削除したい通知にマウスを合わせる
- 右上の「×」をクリック
- または、右クリック → 「削除」
Windows 10:
- Windows + A でアクションセンターを開く
- 通知の右側の「×」をクリック
- または、通知を右にスワイプ
アプリごとにまとめて削除
手順:
- 通知センター/アクションセンターを開く
- アプリ名の横の「×」をクリック
- そのアプリのすべての通知が削除
すべての通知を一括削除
Windows 11:
- 通知センターを開く
- 右上の「すべてクリア」をクリック
- または、設定 → システム → 通知 → 「通知履歴をクリア」
Windows 10:
- アクションセンターを開く
- 「すべてクリア」をクリック
- すべての通知が削除される
通知を見逃さないための設定

優先度の高い通知を設定
重要な通知を最上部に固定:
- 設定を開く
- Windows + I
- 通知の優先度設定
- システム → 通知
- 「アプリやその他の送信者からの通知」
- 重要なアプリを選択
- 優先度を設定
- 「優先度の高い通知」をオン
- バナー表示時間を延長
- サウンドを有効化
集中モード(フォーカスアシスト)の活用
通知を制御する:
Windows 11:
- 設定 → システム → 集中モード
- 以下から選択:
- オフ:すべての通知を表示
- アラームのみ:アラーム以外をブロック
- 優先度のみ:選択した通知のみ表示
Windows 10:
- 設定 → システム → フォーカスアシスト
- モードを選択して通知を制御
自動ルールの設定:
- 特定の時間帯
- ゲーム中
- ディスプレイの複製中
- 全画面表示中
通知の表示時間を延長
バナー表示を長くする:
- 設定 → 簡単操作 → 表示
- 「通知を表示する長さ」
- 5秒から最大5分まで設定可能
アプリ別の通知設定
特定アプリの通知をカスタマイズ
個別設定の方法:
- 設定を開く
- 設定 → システム → 通知
- アプリを選択
- 「アプリやその他の送信者からの通知」
- 設定したいアプリをクリック
- 詳細設定
- 通知のオン/オフ
- バナー表示の有無
- 音の有無
- 通知センターに表示
- ロック画面に表示
よく使うアプリの推奨設定
メールアプリ(Outlook):
- 通知:オン
- バナー:オン
- 音:重要メールのみ
- 優先度:高
チャットアプリ(Teams/Slack):
- 通知:オン
- バナー:オン
- 音:メンションのみ
- グループ化:オン
ブラウザ(Edge/Chrome):
- 通知:選択的にオン
- バナー:オフ推奨
- 音:オフ
- サイトごとに個別設定
SNS系アプリ:
- 通知:必要最小限
- バナー:オフ
- 通知センターのみ表示
Web通知の管理
ブラウザからの通知設定
Microsoft Edge:
- 設定 → Cookieとサイトのアクセス許可
- 「通知」をクリック
- サイトごとに許可/ブロック
Google Chrome:
- 設定 → プライバシーとセキュリティ
- サイトの設定 → 通知
- 許可/ブロックリストを管理
迷惑なWeb通知をブロック
一括ブロック:
- 通知が表示されたら設定アイコンをクリック
- 「このサイトからの通知をオフにする」
- または、ブラウザ設定から一括無効化
推奨設定:
- デフォルトで「サイトに通知の送信を許可しない」
- 必要なサイトのみ個別に許可
通知履歴が表示されない時の対処法
トラブル1:通知センターが開かない
解決方法:
- エクスプローラーを再起動
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャー
- 「エクスプローラー」を探す
- 右クリック → 「再起動」
- 通知サービスを確認
services.msc
- Windows Push Notifications User Service
- 「自動」に設定
- システムファイルチェック
sfc /scannow
トラブル2:通知が保存されない
原因と対策:
- 通知設定を確認
- 設定 → システム → 通知
- 「通知センターに通知を表示」がオン
- ストレージ容量を確認
- 空き容量不足で保存できない
- 不要ファイルを削除
- ユーザープロファイルの修復
- 新しいユーザーアカウントで確認
- プロファイルの再作成
トラブル3:特定アプリの通知が来ない
チェックポイント:
- アプリの通知設定
- アプリ内の通知設定を確認
- Windows側の設定も確認
- バックグラウンド実行
- 設定 → プライバシー → バックグラウンドアプリ
- 該当アプリを許可
- アプリの再インストール
- アンインストール → 再インストール
- 設定をリセット
通知をより便利に使うテクニック

通知の自動グループ化
似た通知をまとめる:
- 同じアプリからの通知を自動グループ化
- 展開/折りたたみで見やすく
- 重要度で自動ソート
通知をメモとして活用
リマインダー代わりに:
- Windows + Alt + N でクイックメモ
- 通知として保存される
- 後で確認可能
PowerToysで通知を強化
PowerToys(無料)の活用:
- 通知の詳細ログ
- カスタム通知音
- 高度なフィルタリング
プライバシーとセキュリティ
ロック画面での通知表示設定
プライバシー保護:
- 設定方法
- 設定 → システム → 通知
- 「ロック画面に通知を表示」
- 推奨設定
- 詳細を非表示にする
- または完全に非表示
- 重要アプリのみ表示
通知内容のプライバシー
機密情報を守る:
- メール本文を非表示
- チャットの内容を隠す
- 送信者名のみ表示
設定方法:
- 各アプリの通知設定
- 「プライベートな通知」をオン
- 詳細レベルを調整
企業・組織での通知管理
グループポリシーでの制御
管理者向け設定:
- gpedit.msc を起動
- ユーザーの構成 → 管理用テンプレート
- スタートメニューとタスクバー
- 通知関連のポリシーを設定
Microsoft Intuneでの管理
クラウド経由での制御:
- 通知ポリシーの一括適用
- アプリごとの細かい制御
- コンプライアンス設定
通知履歴のバックアップと復元
通知ログの保存
イベントビューアーで確認:
- eventvwr.msc を起動
- Windowsログ → システム
- 通知関連のイベントを確認
サードパーティツール
通知履歴管理ツール:
- Notification Logger:履歴を無期限保存
- Win10 Notification Tool:詳細な管理
- AutoHotkey Scripts:カスタム動作
よくある質問

Q1:通知履歴の保存期間を延長できる?
A: 標準機能では1ヶ月が上限ですが:
- サードパーティツールで無期限保存可能
- 重要な通知はスクリーンショットで保存
- OneNoteやメモ帳に転記
Q2:削除した通知を復元できる?
A: 基本的には復元不可能です:
- 削除前にスクリーンショット推奨
- イベントログに一部記録が残る場合も
- バックアップツールの導入を検討
Q3:通知が多すぎて管理できない
A: 以下の対策を:
- 不要なアプリの通知をオフ
- 集中モードを活用
- 通知のグループ化を有効化
- 優先度設定で重要なものだけ表示
Q4:通知音を個別に設定できる?
A:
- Windows標準:アプリごとにオン/オフのみ
- 各アプリ内:個別の音設定可能
- サードパーティツール:詳細なカスタマイズ可能
Q5:他のPCと通知を同期したい
A:
- Microsoftアカウントで一部同期可能
- Your Phoneアプリでスマホと連携
- クラウドベースのアプリ(Teams等)は自動同期
まとめ
Windows通知履歴は、見逃した情報を確認できる便利な機能です。
今すぐやるべき3つの設定:
- Windows + N(またはA)で通知センターを確認
- 過去の通知をチェック
- 不要なものは削除
- 重要アプリの優先度を設定
- メール、チャットアプリを優先
- SNSなどは優先度を下げる
- 集中モードを設定
- 仕事時間は重要な通知のみ
- プライベート時間は柔軟に
通知は便利ですが、多すぎると逆に重要な情報を見逃します。この記事を参考に、本当に必要な通知だけを、見やすく管理できる環境を作りましょう。
適切な通知管理で、情報の見逃しゼロ、ストレスフリーなPC生活を実現してください!
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