「昨日作成したファイル、どこに保存したっけ?」
「先週ダウンロードした資料が見つからない…」
こんな経験はありませんか?
実は、Windowsのエクスプローラーには、日付で素早くファイルを探せる便利な機能が備わっているんです。「今日」「昨日」「先週」といった日付フィルターを使えば、大量のファイルの中からも目的のファイルをすぐに見つけられます。
この記事では、エクスプローラーの日付検索機能の使い方から、効率的なファイル整理術まで詳しく解説します。もう「あのファイルどこだっけ?」で悩むことはなくなりますよ!
エクスプローラーの日付フィルター機能とは

日付検索の基本
Windowsエクスプローラーには、ファイルの作成日や更新日で絞り込める「日付フィルター」という機能があります。
この機能を使うと、以下のような条件でファイルを探せます:
- 今日
- 昨日
- 今週
- 先週
- 今月
- 先月
- カスタム期間(自分で日付を指定)
どんな時に便利なの?
日付フィルターが役立つシーンはたくさんあります:
仕事で:
- 今日編集した報告書を探す
- 先週受け取ったメールの添付ファイルを見つける
- 月初に作成した資料をまとめて確認
プライベートで:
- 昨日ダウンロードした写真を探す
- 今週撮影した動画をまとめる
- 先月の旅行写真を整理
日付フィルターの使い方【基本編】
方法1:検索ボックスから日付指定
手順:
- エクスプローラーを開く
- キーボードで「Windowsキー + E」を同時押し
- 検索したいフォルダを開く
- 例:ドキュメント、ダウンロードなど
- 右上の検索ボックスをクリック
- すると「検索」タブが表示される
- 「検索」タブの「更新日時」をクリック
- 表示されたメニューから選択
- 「今日」「昨日」「今週」「先週」などから選ぶ
これだけで、指定した期間のファイルだけが表示されます!
方法2:詳細表示から日付で並べ替え
手順:
- フォルダを開いた状態で「表示」タブをクリック
- 「詳細」表示に変更
- ファイル名、更新日時、種類などが列で表示される
- 「更新日時」の列見出しをクリック
- ファイルが日付順に並び替えられる
- もう一度クリックすると逆順になる
- 新しい順⇔古い順の切り替え
- 列見出しの右側にある▼マークをクリック
- 「今日」「昨日」などの期間でフィルタリングできる
日付検索の応用テクニック
カスタム期間で検索する方法
「2週間前から1週間前まで」など、特定の期間で検索したい場合があります。
手順:
- 検索ボックスをクリックして「検索」タブを表示
- 「更新日時」→「カスタム期間」を選択
- 開始日と終了日を指定
- カレンダーが表示されるので日付を選ぶ
- 「OK」をクリック
これで、指定した期間内のファイルだけが表示されます。
検索構文を使った高度な検索
実は、検索ボックスに直接入力して検索することもできるんです。
便利な検索構文:
更新日時:今日
更新日時:昨日
更新日時:今週
更新日時:先週
日付を直接指定する場合:
更新日時:2025/10/01
更新日時:>=2025/10/01
更新日時:2025/10/01..2025/10/07
複数条件を組み合わせる:
更新日時:今日 種類:画像
更新日時:先週 名前:報告書
作成日時vs更新日時の違い
エクスプローラーには2種類の日付があります。
作成日時:
ファイルが最初に作られた日時。コピーや移動をすると変わることがあります。
更新日時(変更日時):
ファイルの内容が最後に変更された日時。編集するたびに更新されます。
一般的には「更新日時」で検索する方が、実際に作業したファイルを見つけやすいでしょう。
エクスプローラーの日付表示をカスタマイズ
日付の表示形式を変更
日付の見え方を自分好みに変えられます。
手順:
- エクスプローラーで「表示」タブを開く
- 「オプション」をクリック
- 「フォルダーオプション」が開いたら「表示」タブへ
- 「詳細設定」で以下を調整:
- 「秒を表示する」にチェック
- 「タイムスタンプの精度」を選択
- 「適用」→「OK」をクリック
グループ化で日付ごとに整理
ファイルを日付ごとにまとめて表示できます。
手順:
- フォルダ内で右クリック
- 「グループ化」→「更新日時」を選択
- ファイルが自動的に日付ごとにグループ分けされる
- 「今日」「昨日」「先週」などのカテゴリで表示
これなら、視覚的にファイルを探しやすくなりますね。
よくあるトラブルと解決方法
「今日」で検索しても何も出てこない
原因と対処法:
1. 検索場所が間違っている
→ 正しいフォルダで検索しているか確認しましょう
2. ファイルが別のドライブにある
→ PC全体を検索する場合は「PC」から検索開始
3. インデックスが古い
→ Windowsのインデックスを再構築:
- コントロールパネル→「インデックスのオプション」
- 「詳細設定」→「再構築」をクリック
日付が正しく表示されない
考えられる原因:
- ファイルをコピー・移動した影響で日付が変わった
- システムの日時設定が間違っている
- ファイルのタイムスタンプが破損している
対処法:
- Windowsの日時設定を確認
- 設定→時刻と言語→日付と時刻
- ファイルのプロパティで実際の日付を確認
- 右クリック→プロパティ→「詳細」タブ
検索結果が多すぎる
絞り込みのコツ:
- 複数の条件を組み合わせる
- 日付 + ファイル名
- 日付 + ファイルの種類
- より狭い期間で検索
- 「今週」→「今日」に変更
- カスタム期間で1日だけ指定
- サブフォルダを除外
- 特定のフォルダ内だけで検索
効率的なファイル管理のコツ

日付検索を活用した整理術
週次レビューの習慣:
毎週末に「今週」のファイルを確認し、必要なものをフォルダ分けする習慣をつけましょう。
ダウンロードフォルダの定期整理:
「先週」「先月」のファイルを定期的に整理すれば、ダウンロードフォルダが散らかりません。
プロジェクト完了時のアーカイブ:
プロジェクト期間中のファイルを日付で抽出し、専用フォルダにまとめて保存すると便利です。
ファイル名に日付を入れる工夫
日付検索と組み合わせて、ファイル名にも日付を入れると更に便利:
2025-10-06_議事録.docx
20251006_プレゼン資料.pptx
報告書_2025年10月.pdf
この形式なら、ファイル名でも日付でも検索できますね。
Windows 11での新機能
タイムライン機能(一部バージョン)
Windows 11の一部エディションでは、タイムライン機能が使えます。
特徴:
- 過去に開いたファイルを時系列で表示
- 特定の日時に作業したファイルをまとめて確認
- クラウド連携でデバイス間の作業履歴も表示
使い方:
タスクビューボタン(タスクバーのアイコン)をクリックすると、タイムラインが表示されます。
クイックアクセスの改善
Windows 11では、クイックアクセスに「最近使ったファイル」が表示されます。
活用方法:
- 今日作業したファイルがすぐ見つかる
- よく使うフォルダに素早くアクセス
- 右クリックで「クイックアクセスにピン留め」
まとめ:日付検索で作業効率アップ!
Windowsエクスプローラーの日付検索機能を使いこなせば、ファイル探しの時間が大幅に短縮できます。
この記事のポイント:
- 「今日」「先週」などの日付フィルターで素早く検索
- 検索ボックスや詳細表示から簡単に利用できる
- カスタム期間や検索構文で高度な検索も可能
- グループ化機能で視覚的に整理
- 定期的な整理で常にファイルを見つけやすく
「あのファイルどこだっけ?」というストレスから解放されて、本来の作業に集中できるようになります。
まずは「今日」「昨日」の検索から試してみてください。きっと、もっと早くこの機能を知りたかったと思うはずですよ!
日付検索を日常的に使って、快適なパソコンライフを送りましょう!
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