Windows「エラー 0x800f0915」の原因と対処法を徹底解説|DISM修復失敗の解決方法

プログラミング・IT

Windowsでシステムの修復を試みた際に「エラー: 0x800f0915」「修復コンテンツが見つかりませんでした」というメッセージが表示されて困っていませんか?

このエラーは、Windows 11(特に24H2バージョン)でDISMコマンドを実行した際によく発生するエラーです。Windows Updateの失敗やシステムの不具合を修復しようとしても、このエラーが出ると先に進めなくなってしまいますよね。

実は、このエラーには複数の原因があり、それぞれに対応した解決方法が存在します。

今回は、エラー 0x800f0915 が発生する原因と、5つの効果的な対処法について詳しく解説していきます。

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エラー 0x800f0915 とは?

DISMツールの修復失敗エラー

エラー 0x800f0915 は、DISM(Deployment Image Servicing and Management)というWindowsの組み込み修復ツールが、システムイメージの修復に失敗したときに表示されるエラーコードです。

DISMとは?
DISMは、Windowsのシステムイメージファイルをスキャンして、破損や不整合を検出・修復するコマンドラインツールです。

パソコンが頻繁にクラッシュしたり、Windows Updateが失敗したりする場合に、DISMスキャンを実行してシステムを修復します。

エラーメッセージの内容

エラー 0x800f0915 が発生すると、以下のようなメッセージが表示されます。

エラー: 0x800f0915
修復コンテンツが見つかりませんでした。
インターネット接続を確認するか、"Source" オプションを使用して、
イメージの復元に必要なファイルの場所を指定してください。

英語版では次のように表示されます。

Error: 0x800f0915
The repair content could not be found anywhere.
Check the internet connectivity or use the "Source" option to specify 
the location of the files that are required to restore the image.

Windows 11 24H2で特に多発

このエラーは、特にWindows 11 バージョン 24H2で頻繁に報告されています。

多くのユーザーが、特定のWindows Update(KB5054979など)のインストール後にこのエラーに遭遇しています。

エラー 0x800f0915 が発生する主な原因

1. インターネット接続の問題

DISMツールは、修復に必要なファイルをMicrosoftのサーバーからダウンロードします。

インターネット接続が不安定だったり、切断されていたりすると、必要なファイルを取得できずエラーが発生します。

2. システムファイルの破損

Windowsのコアシステムファイルが破損していると、DISMが修復に必要なファイルを見つけられません。

破損の原因

  • Windows Updateの失敗
  • 不適切なシャットダウン
  • ハードウェアの故障(HDD/SSD)
  • マルウェア感染

3. Windows Updateキャッシュの破損

Windows Updateのキャッシュファイルが破損していると、DISMが正しく動作しません。

C:\Windows\SoftwareDistribution フォルダに保存されているキャッシュが問題を引き起こしている可能性があります。

4. バージョン不一致

使用しているDISMツールのバージョンと、修復しようとしているWindowsのバージョンが一致していない場合にもエラーが発生します。

具体例
DISMツールのバージョンが 10.0.26100 なのに対し、システムのバージョンが 10.0.26200 の場合、適切な修復ファイルを取得できません。

5. 特定のWindows Updateが原因

一部のユーザーから、KB5053598というWindows Updateが原因でDISMがおかしくなったという報告があります。

このアップデート以降、DISMエラーが頻発するようになったケースが確認されています。

6. コンポーネントストアの不整合

Windowsのコンポーネントストア(WinSXSフォルダ)に必要なモジュールが欠落していたり、破損していたりすると、DISMが修復を完了できません。

エラー 0x800f0915 の対処法

【対処法1】SFCスキャンを実行する

まず最初に試すべきは、SFC(System File Checker)スキャンです。

SFCは、システムファイルの破損をスキャンして修復する別のツールで、DISMと組み合わせて使用されることが多いです。

手順

  1. スタートボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します
  2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します
sfc /scannow
  1. スキャンが完了するまで待ちます(10〜30分程度かかる場合があります)
  2. スキャンが完了したら、パソコンを再起動します

SFCの実行後
SFCスキャンで修復が行われた場合、その後でDISMコマンドを再度実行してみましょう。

【対処法2】Windows 11 ISOファイルを使用してDISMを実行

DISMがMicrosoftのサーバーから修復ファイルをダウンロードできない場合、ローカルのISOファイルを修復ソースとして指定できます。

手順

ステップ1:Windows 11 ISOファイルをダウンロード

  1. Microsoftの公式サイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11)にアクセスします
  2. 現在のWindowsバージョン(例:Windows 11 24H2)と一致するISOファイルをダウンロードします
  3. ダウンロードが完了するまで待ちます(数GB程度)

ステップ2:ISOファイルをマウント

  1. ダウンロードしたISOファイルを右クリックします
  2. 「マウント」を選択します
  3. 割り当てられたドライブ文字(例:D:)を確認します

ステップ3:DISMコマンドを実行

  1. コマンドプロンプト(管理者)を開きます
  2. 以下のコマンドを入力します(E: の部分は、マウントしたドライブ文字に置き換えてください)
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:E:\Sources\install.wim /LimitAccess

ISOファイルに install.esd が含まれている場合は、次のコマンドを使用します。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:E:\Sources\install.esd /LimitAccess
  1. コマンドが完了するまで待ちます

重要な注意点
ISOファイルのバージョンは、現在インストールされているWindowsのバージョンと完全に一致している必要があります。

【対処法3】Windows Updateを最新の状態にする

Windowsが最新の状態でない場合、DISMエラーが発生しやすくなります。

手順

  1. Windows + I キーを押して「設定」を開きます
  2. 左側のメニューから「Windows Update」を選択します
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックします
  4. 利用可能な更新プログラムがあれば、自動的にダウンロード・インストールが開始されます
  5. インストールが完了したら、パソコンを再起動します

再起動後、再度DISMコマンドを実行してエラーが解消されたか確認しましょう。

【対処法4】Windows Updateキャッシュをクリアする

Windows Updateのキャッシュが破損している場合、クリアすることで問題が解決することがあります。

手順

  1. コマンドプロンプト(管理者)を開きます
  2. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します
net stop wuauserv
net stop bits
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
net start wuauserv
net start bits

コマンドの説明

  • net stop wuauserv:Windows Updateサービスを停止
  • net stop bits:バックグラウンドインテリジェント転送サービスを停止
  • ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old:古いキャッシュフォルダをリネーム
  • net start wuauserv:Windows Updateサービスを再開
  • net start bits:バックグラウンドインテリジェント転送サービスを再開
  1. すべてのコマンドを実行したら、パソコンを再起動します
  2. 再起動後、DISMコマンドを再度実行します

【対処法5】Windows 11のインプレースアップグレードを実行

上記の方法でも解決しない場合、インプレースアップグレード(修復インストール)を実行します。

これは、個人ファイルやアプリを保持したまま、Windowsを再インストールする方法です。

手順

ステップ1:Windows 11 ISOファイルを準備

  1. Microsoft公式サイトからWindows 11 ISOファイルをダウンロードします
  2. ISOファイルをマウントします

ステップ2:セットアップを開始

  1. マウントしたドライブを開きます
  2. setup.exe ファイルをダブルクリックします
  3. ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示されたら「はい」をクリックします

ステップ3:インストールオプションを選択

  1. Windows 11セットアップウィザードが表示されたら「次へ」をクリックします
  2. 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」が選択されていることを確認します
  3. 画面の指示に従って進めます
  4. インストールが完了するまで待ちます(30分〜1時間程度)
  5. インストール中、パソコンは数回再起動します

注意事項

  • インプレースアップグレード中は、パソコンを使用できません
  • 重要なファイルは事前にバックアップしておくことをおすすめします
  • 電源に接続した状態で実行してください

DISMコマンドの基本的な使い方

基本コマンド

DISMには、システムの状態をチェックするためのいくつかのコマンドがあります。

1. システムイメージの正常性をチェック

DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth

このコマンドは、システムイメージが正常かどうかを簡易的にチェックします(数秒で完了)。

2. システムイメージの詳細スキャン

DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth

より詳細なスキャンを実行します(数分かかります)。

3. システムイメージの修復

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

検出された問題を修復します。このコマンドで 0x800f0915 エラーが発生します。

代替コマンド:Windows Updateから直接ダウンロード

ISOファイルを使用せず、Windows Updateから直接修復ファイルをダウンロードすることもできます。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:WindowsUpdate

このコマンドは、ローカルのキャッシュを使用せず、Microsoftのサーバーから最新のファイルを取得します。

エラーが解決しない場合のチェックポイント

インターネット接続を確認

DISMがオンラインで修復ファイルをダウンロードするには、安定したインターネット接続が必要です。

確認方法

  • ブラウザでWebサイトが正常に表示されるか確認
  • Wi-Fi接続の場合は、有線LAN接続に切り替えてみる
  • VPNやプロキシを使用している場合は、一時的に無効にする

ウイルス対策ソフトを一時的に無効化

サードパーティのウイルス対策ソフトやファイアウォールが、DISMの動作を妨げている可能性があります。

一時的に無効化してから、DISMコマンドを再実行してみましょう。

ハードディスクの状態を確認

ハードディスク(HDD/SSD)に物理的な問題がある場合、システムファイルが破損しやすくなります。

確認方法

  1. スタートボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」を開きます
  2. 以下のコマンドを入力します
chkdsk C: /f /r
  1. 再起動を求められたら「Y」を入力してEnterキーを押します
  2. パソコンを再起動すると、自動的にディスクのチェックが開始されます

DISMログファイルを確認

詳細なエラー情報は、DISMのログファイルに記録されています。

ログファイルの場所

C:\Windows\Logs\DISM\dism.log

このファイルをメモ帳で開き、エラーの詳細情報を確認できます。

よくある質問

Q1:エラー 0x800f0915 は危険なエラーですか?

A:このエラー自体は危険ではありませんが、システムの修復ができない状態を示しています。放置すると、Windows Updateの失敗やシステムの不安定化につながる可能性があるため、早めに対処することをおすすめします。

Q2:SFCとDISM、どちらを先に実行すべき?

A:まずSFCを実行し、それでも問題が解決しない場合にDISMを実行するのが一般的です。ただし、DISMのコンポーネントストアが破損している場合、SFCも正常に動作しないため、両方を順番に試す必要があります。

Q3:インプレースアップグレードでデータは消えますか?

A:「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」オプションを選択すれば、データは保持されます。ただし、万が一に備えて重要なファイルはバックアップしておくことを強くおすすめします。

Q4:Windows 10でもこのエラーは発生しますか?

A:はい、Windows 10でも発生する可能性があります。ただし、特にWindows 11の24H2バージョンで頻繁に報告されています。

Q5:ISOファイルのバージョンが一致しないとどうなりますか?

A:バージョンが一致しない場合、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」オプションがグレーアウトして選択できなくなったり、修復が正常に完了しなかったりします。必ず現在のWindowsバージョンと同じISOファイルを使用してください。

まとめ

Windows「エラー 0x800f0915」は、DISMツールがシステムの修復に必要なファイルを見つけられない場合に発生するエラーです。

特にWindows 11の24H2バージョンで多く報告されており、Windows Updateの失敗やシステムファイルの破損が主な原因です。

効果的な対処法(推奨順):

  1. SFCスキャンの実行:まずはシステムファイルチェッカーで基本的な修復を試みます
  2. Windows 11 ISOファイルを使用したDISM:ローカルのISOファイルから修復ファイルを取得します
  3. Windows Updateを最新にする:システムを最新の状態に保ちます
  4. Windows Updateキャッシュのクリア:破損したキャッシュをリセットします
  5. インプレースアップグレード:最終手段として、個人ファイルを保持したままWindowsを再インストールします

多くの場合、対処法1〜3のいずれかで問題が解決します。それでも解決しない場合は、対処法4や5を試してみてください。

また、ハードディスクの物理的な故障が原因の可能性もあるため、頻繁にシステムエラーが発生する場合は、ディスクの健全性もチェックすることをおすすめします。

焦らず一つずつ対処法を試していけば、きっと問題は解決できますよ!

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