「先週作った資料どこいった?」 「昨日編集したファイルが見つからない!」 「去年の今頃のデータを探したい…」
ファイル名は覚えてないけど、 いつ頃作った・編集したかは覚えている。 そんな経験ありませんか?
実はWindows、日付でファイルを検索する機能が めちゃくちゃ充実しているんです!
でも、その方法を知らない人が多すぎる…。
この記事では、エクスプローラーでの簡単検索から、 コマンドを使った高度な検索まで、 画像付きで完全解説します。
5分後には、どんなファイルも 日付で瞬時に見つけられるようになりますよ!
Windowsの日付検索:3つの基本的な方法

方法の比較
方法 | 難易度 | 速度 | 詳細設定 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
エクスプローラー検索 | ★☆☆ | 普通 | ○ | ★★★★★ |
詳細検索オプション | ★★☆ | 速い | ◎ | ★★★★☆ |
コマンドライン | ★★★ | 最速 | ◎ | ★★★☆☆ |
日付の種類を理解しよう
Windowsが管理する3つの日付:
- 作成日時 – ファイルが最初に作られた日
- 更新日時 – ファイルを最後に編集した日
- アクセス日時 – ファイルを最後に開いた日
どの日付で検索するか決めることが大切!
【基本】エクスプローラーで日付検索
方法1:検索ボックスに直接入力
手順:
- エクスプローラーを開く(Windows + E)
- 検索したいフォルダーに移動
- 右上の検索ボックスをクリック
- 日付を入力
入力例:
更新日時:今日
更新日時:昨日
更新日時:先週
更新日時:2025/01/20
方法2:検索タブを使う(簡単!)
手順:
- 検索ボックスをクリック
- 上部に「検索」タブが出現
- 「更新日」をクリック
- 期間を選択
選択できる期間:
- 今日
- 昨日
- 今週
- 先週
- 今月
- 先月
- 今年
- 去年
方法3:カレンダーから選択
詳細な日付指定:
- 検索タブ → 更新日
- プルダウンメニューの一番下
- 「日付または日付範囲を選択」
- カレンダーが表示される
- 開始日と終了日をクリック
【中級】詳細な日付検索テクニック
検索演算子を使いこなす
基本の書式:
プロパティ:値
使える演算子:
演算子 | 意味 | 例 |
---|---|---|
: | 等しい | 更新日時:2025/01/20 |
> | より後 | 更新日時:>2025/01/15 |
< | より前 | 更新日時:<2025/01/20 |
>= | 以降 | 更新日時:>=2025/01/01 |
<= | 以前 | 更新日時:<=2025/01/31 |
.. | 範囲 | 更新日時:2025/01/01..2025/01/31 |
相対的な日付指定
便利な相対指定:
更新日時:今日
更新日時:昨日
更新日時:今週
更新日時:先週
更新日時:今月
更新日時:先月
更新日時:今年
更新日時:去年
もっと細かく:
更新日時:過去7日間
更新日時:過去30日間
更新日時:過去1年間
複数条件の組み合わせ
AND検索(両方満たす):
種類:docx 更新日時:今週
今週更新したWordファイル
OR検索(どちらか):
更新日時:今日 OR 作成日時:今日
今日作成または更新したファイル
NOT検索(除外):
更新日時:今月 NOT 種類:pdf
今月更新したPDF以外のファイル
作成日時・アクセス日時での検索
作成日時で検索
検索例:
作成日時:2025/01/20
作成日時:>2025/01/15
作成日時:今月
作成日時:2024/12/01..2024/12/31
使いどころ:
- 新規作成したファイルを探す
- ダウンロードしたファイルを探す
- コピーしたファイルを探す
アクセス日時で検索
検索例:
アクセス日時:今日
アクセス日時:昨日
アクセス日時:<2025/01/01
注意点:
- ファイルを開いただけで更新される
- プレビューしただけでも変わることがある
- 信頼性は低め
3つの日付の使い分け
探したいもの | 使う日付 | 理由 |
---|---|---|
最近編集したファイル | 更新日時 | 編集で必ず更新 |
新しく作ったファイル | 作成日時 | 作成時のみ設定 |
最近開いたファイル | アクセス日時 | 開くと更新 |
ダウンロードしたファイル | 作成日時 | DL時に作成扱い |
【上級】コマンドラインでの日付検索
PowerShellを使った検索
基本コマンド:
# 今日更新されたファイル
Get-ChildItem -Recurse | Where-Object {$_.LastWriteTime -ge (Get-Date).Date}
# 過去7日間に作成されたファイル
Get-ChildItem -Recurse | Where-Object {$_.CreationTime -ge (Get-Date).AddDays(-7)}
# 特定期間のファイル
Get-ChildItem -Recurse | Where-Object {$_.LastWriteTime -ge "2025/01/01" -and $_.LastWriteTime -le "2025/01/31"}
コマンドプロンプトでの検索
forfilesコマンド:
# 7日以内に更新されたファイル
forfiles /D +7
# 30日以上古いファイル
forfiles /D -30
# 特定日以降のファイル
forfiles /D +01/20/2025
robocopyを使った方法
更新日でコピー(検索代わり):
# 過去7日間のファイルをリストアップ
robocopy . NULL /L /E /MAXAGE:7 /NDL /NJH /NJS
ファイルを並べ替えて探す方法
エクスプローラーでの並べ替え
手順:
- 表示タブ → 詳細
- 列見出し「更新日時」をクリック
- クリックごとに昇順/降順切り替え
便利な並べ替え:
- 更新日時(新しい順)- 最近のファイルが上
- 作成日時(新しい順)- 新規ファイルが上
- サイズ(大きい順)- 容量確認に
グループ化で見やすく
日付でグループ化:
- 表示タブ → グループ化
- 「更新日時」を選択
- ファイルが期間別にグループ表示
グループの種類:
- 今日
- 昨日
- 今週の初め
- 先週
- 今月の初め
- 先月
- 今年の初め
- かなり前
便利な検索保存機能
検索条件を保存する
手順:
- 検索条件を入力
- 検索タブ → 検索の保存
- 名前を付けて保存
- 保存場所:「検索」フォルダー
活用例:
- 「今週の作業ファイル」
- 「先月の請求書」
- 「去年の写真」
保存した検索を使う
アクセス方法:
- エクスプローラー左側
- 「お気に入り」の下
- 保存した検索をクリック
- 自動で検索実行
よくあるトラブルと解決法
検索結果が出ない
原因1:インデックスの問題
解決法:
1. 設定 → 検索 → Windowsの検索
2. 詳細検索インデクサーの設定
3. 「詳細設定」→「再構築」
原因2:検索場所が違う
- 現在のフォルダーのみ検索されている
- サブフォルダーも含めて検索する
日付指定が効かない
解決法:
- 日付形式を確認(yyyy/mm/dd)
- スペースを正しく入れる
- 全角/半角を確認
検索が遅い
高速化のコツ:
- 検索範囲を限定する
- インデックスを有効にする
- 不要なファイルを整理
実用的な検索例
ケース1:昨日の仕事ファイル
更新日時:昨日 種類:docx OR 種類:xlsx
ケース2:先月のダウンロード
作成日時:先月 フォルダー:ダウンロード
ケース3:1年以上前の大きなファイル
更新日時:<2024/01/22 サイズ:>100MB
ケース4:今週の画像ファイル
更新日時:今週 種類:jpg OR 種類:png
ケース5:特定期間のPDF
更新日時:2024/10/01..2024/12/31 種類:pdf
Windows 11の新機能
検索ハイライト
特徴:
- 検索ボックスに候補表示
- トレンドや記念日も表示
- より賢い検索提案
改善された検索UI
新機能:
- より見やすい検索結果
- プレビュー機能強化
- クラウド検索統合
まとめ:日付検索で作業効率UP!
Windowsの日付検索、こんなに便利だったんですね!
マスターすべき5つのポイント:
- 基本は「更新日時:」から
- 今日、昨日、今週など
- 相対指定が便利
- 3つの日付を使い分ける
- 更新日時:編集したファイル
- 作成日時:新規・ダウンロード
- アクセス日時:開いたファイル
- 演算子で詳細指定
- 範囲指定(..)が便利
- 比較演算子(>、<)も活用
- 検索を保存して効率化
- よく使う検索は保存
- ワンクリックで再実行
- 組み合わせで絞り込み
- 日付+ファイル種類
- 日付+サイズ
- 複数条件で確実に発見
もう「あのファイルどこ?」で 時間を無駄にすることはありません。
日付検索をマスターして、 ファイル管理の達人になりましょう!
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