「勝手に変な候補が出てきて邪魔…」 「プライベートな入力履歴が表示されて恥ずかしい」 「仕事で他人に見られたらマズい予測が出る」
その悩み、すごくよく分かります!
Windowsの**予測変換(予測入力)**は、便利な時もあれば、本当に邪魔な時もありますよね。 特に、プレゼン中や画面共有中に恥ずかしい候補が出たら最悪です。
Windows 10/11では、Microsoft IME、タッチキーボード、各種アプリなど、あちこちで予測変換が動いています。 それぞれ設定場所が違うので、混乱しがちなんです。
この記事では、すべての予測変換を完全に制御する方法を15個以上ご紹介! 履歴削除から無効化まで、5分後にはスッキリ解決しますよ。
1. Microsoft IMEの予測入力を消す方法

予測入力を完全に無効化
Windows 10での設定:
- タスクバーの「A」または「あ」を右クリック
- 「プロパティ」をクリック
- 「詳細設定」をクリック
- 「予測入力」タブを選択
- 「予測入力を使用する」のチェックを外す
- 「OK」で確定
Windows 11での設定:
- 設定 → 時刻と言語 → 言語と地域
- 「日本語」の「…」→「言語のオプション」
- 「Microsoft IME」の「…」→「キーボードオプション」
- 「全般」をクリック
- 「予測入力」をオフ
または、IMEアイコン右クリック → 設定でも可能!
予測候補の文字数を調整
完全に消したくない場合:
- 予測候補の文字数を「3文字」以上に設定
- これで短い単語では表示されなくなります
クラウド候補を無効化
Bingからの候補を停止:
- IME設定 → 全般
- 「クラウド候補を使用する」をオフ
- 「入力履歴を使用する」もオフ推奨
これでネット検索履歴は表示されません!
2. 入力履歴を完全削除する方法
Microsoft IMEの学習履歴をリセット
Windows 10:
- IMEプロパティ → 詳細設定
- 「その他」タブ
- 「プロパティの設定を既定値に戻す」
- または「学習情報の消去」をクリック
Windows 11:
- IME設定 → 学習と辞書
- 「入力履歴を消去する」をクリック
- 確認画面で「OK」
予測入力の個別削除
特定の候補だけ消したい場合:
- 問題の文字を入力
- 予測候補が表示されたら
- 消したい候補の上でCtrl + Delete
- または候補を選んでShift + Delete
これで特定の恥ずかしい候補だけ削除できます!
ユーザー辞書もクリア
登録した単語も含めて全削除:
reg delete "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict" /f
※バックアップを取ってから実行推奨
3. タッチキーボードの予測テキストを無効化
Windows 10の設定
タッチキーボード専用設定:
- 設定 → デバイス → 入力
- 「スペルチェック」セクション
- 以下をすべてオフ:
- オートコレクト
- スペルチェック
- 予測テキスト
Windows 11の設定
- 設定 → 時刻と言語 → 入力
- 「タッチキーボード」をクリック
- 以下をオフ:
- 入力時にテキスト候補を表示する
- 予測テキスト
- オートコレクト
タブレットモードでの設定
2-in-1 PCユーザー向け:
- 設定 → システム → タブレット
- 「タッチキーボードを表示」設定
- 予測入力関連をすべてオフ
4. 各種アプリの予測変換を消す
Microsoft Edgeの予測検索
アドレスバーの予測を無効化:
- Edge設定(…) → 設定
- 「プライバシー、検索、サービス」
- 「アドレスバーと検索」
- 以下をオフ:
- 入力した文字を使用して、検索とサイトの候補を表示する
- お気に入りからの候補を表示
- 履歴からの候補を表示
Google Chromeの予測
Chromeの自動入力を無効化:
- 設定 → 自動入力
- 「パスワード」「お支払い方法」「住所」をオフ
- 設定 → プライバシーとセキュリティ
- 「予測サービスを使用」をオフ
エクスプローラーの検索履歴
ファイル検索の履歴削除:
- エクスプローラーを開く
- 表示 → オプション
- 「全般」タブ
- 「エクスプローラーの履歴を消去する」
レジストリで完全削除:
reg delete "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\TypedPaths" /f
5. Windowsの検索候補を制御
Windows Searchの候補を無効化
Windows 10:
- 設定 → 検索 → Windowsの検索
- 「クラウドコンテンツの検索」をオフ
- 「履歴」→「デバイスの履歴」をオフ
Windows 11:
- 設定 → プライバシーとセキュリティ
- 「検索のアクセス許可」
- 「クラウドコンテンツの検索」をオフ
- 「検索履歴」→ クリア
Cortanaの提案を無効化
reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search" /v "CortanaConsent" /t REG_DWORD /d 0 /f
6. レジストリで予測変換を完全制御

予測入力を強制無効化
レジストリエディタで設定:
- Win + R → 「regedit」
- 以下のパスへ移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Input\Settings
- 右クリック → 新規 → DWORD値
- 名前:
EnablePrediction
- 値:
0
(無効)
IMEの詳細設定
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\MSIME
UsePrediction
→ 0UseCloudSuggestion
→ 0UseAutoCorrection
→ 0
バッチファイルで一括設定
disable_prediction.bat として保存:
@echo off
echo 予測変換を無効化しています...
reg add "HKCU\Software\Microsoft\Input\Settings" /v EnablePrediction /t REG_DWORD /d 0 /f
reg add "HKCU\Software\Microsoft\InputPersonalization" /v RestrictImplicitInkCollection /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add "HKCU\Software\Microsoft\InputPersonalization" /v RestrictImplicitTextCollection /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add "HKCU\Software\Microsoft\InputPersonalization\TrainedDataStore" /v HarvestContacts /t REG_DWORD /d 0 /f
echo 完了!PCを再起動してください。
pause
7. プライバシー設定から予測を制御
手書き入力と入力の個人用設定
Windows 10/11共通:
- 設定 → プライバシー
- 「手書き入力と入力の個人用設定」
- 「あなたに関する情報の収集」をオフ
- 「個人用辞書」→ クリア
診断とフィードバック
予測精度向上のためのデータ送信を停止:
- 設定 → プライバシー → 診断とフィードバック
- 「診断データ」を「必須」に設定
- 「エクスペリエンス調整」をオフ
8. 特定の状況での対処法
プレゼン・画面共有時の対策
一時的に無効化:
- Win + I → すばやく設定を開く
- IMEアイコンから予測入力をオフ
- プレゼン終了後に戻す
プレゼンモード用プロファイル:
- 別のユーザーアカウントを作成
- 予測入力を最初から無効化
- プレゼン専用環境として使用
共有PCでの設定
全ユーザーに適用:
# 管理者権限のPowerShell
New-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\Policies\Microsoft\InputPersonalization" -Name "AllowInputPersonalization" -Value 0 -PropertyType DWORD -Force
企業環境での制御
グループポリシーで設定:
- gpedit.msc を起動
- コンピューターの構成 → 管理用テンプレート
- Windows コンポーネント → テキスト入力
- 「テキスト入力の改善」を無効
9. トラブルシューティング
設定しても予測が消えない場合
確認ポイント:
- ✅ IME設定が正しく保存されているか
- ✅ 複数のIMEがインストールされていないか
- ✅ サードパーティ製IMEの設定も確認
- ✅ Windows Updateで設定がリセットされていないか
完全リセット方法:
# IMEを再インストール
powershell -command "Get-AppxPackage *InputApp* | Remove-AppxPackage"
powershell -command "Get-AppxPackage -allusers *InputApp* | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register \"$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml\"}"
特定のアプリだけ予測が出る
アプリ固有の設定を確認:
- Office:ファイル → オプション → 文章校正
- Teams:設定 → 一般 → アプリケーション
- Visual Studio Code:設定で「suggest」検索
予測変換が勝手に有効になる
Windows Update後の対策:
- 設定をバッチファイルで保存
- 更新後に実行して復元
- グループポリシーで固定
10. 代替IMEの活用
Google日本語入力
予測変換の細かい制御が可能:
- サジェストの種類を選択可能
- 学習機能のオン/オフ
- プライベートモード搭載
ATOK
ビジネス向け高機能IME:
- 予測変換の詳細カスタマイズ
- 用途別の辞書切り替え
- セキュリティ重視設定
設定の比較
IME | 予測オフ | 履歴削除 | 個別削除 | プライバシー |
---|---|---|---|---|
MS IME | ○ | ○ | △ | △ |
◎ | ◎ | ○ | ○ | |
ATOK | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
予測変換を賢く使い分ける
残しておくと便利な予測
完全に消す前に検討:
- 専門用語の予測(仕事効率UP)
- よく使うメールアドレス
- 定型文やテンプレート
プロファイル別設定
使い分けのコツ:
- 仕事用:予測ON、クラウドOFF
- プライベート:すべてON
- プレゼン用:すべてOFF
まとめ:予測変換を完全にコントロールしよう!
予測変換の制御方法、完璧にマスターできましたか?
今すぐ実行!3ステップ:
- 🚫 IMEの予測を無効化(30秒)
- IME設定から予測入力をオフ
- クラウド候補も無効化
- 🗑️ 履歴を完全削除(1分)
- 学習情報をクリア
- 恥ずかしい候補を削除
- ⚙️ アプリ別に設定(3分)
- Edge/Chromeの予測オフ
- エクスプローラー履歴削除
場面別おすすめ設定:
プレゼン・画面共有時: ✅ すべての予測をオフ ✅ 別アカウントを使用 ✅ 事前に履歴削除
共有PC使用時: ✅ プライベートモード使用 ✅ 使用後に履歴削除 ✅ クラウド同期オフ
個人PC普段使い: ✅ 基本的な予測はON ✅ クラウド候補はOFF ✅ 定期的に履歴整理
重要ポイント:
- 予測変換は複数の場所で動いている
- IMEだけでなくアプリ設定も確認
- プライバシーを重視するなら完全オフ
- 効率を重視するなら選択的に使用
これで、予測変換に振り回されることはもうありません! 自分のスタイルに合わせて、快適な入力環境を作ってくださいね。
プライバシーも効率も、両方大切にできる設定を見つけましょう!🔒✨
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