Windowsパソコンをシャットダウンする方法は、実はたくさんあります。
今回はキーボード操作とコマンドラインの2つの方法をわかりやすく説明します。
なぜこれらの方法を覚えておくと便利なのでしょうか?
マウスが故障したときや、複数のパソコンを一度にシャットダウンしたいとき、自動化したいときなどに大変役立ちます。
キーボード操作でシャットダウン・再起動する方法

方法1:デスクトップ画面からシャットダウン
この方法は、すべてのアプリを閉じてからシャットダウンしたいときにおすすめです。
- Windows + Dを同時に押す
- すべてのウィンドウが最小化されて、デスクトップ画面が表示されます
- Alt + F4を同時に押す
- シャットダウンを選ぶメニューが出てきます
- 上下の矢印キー(↑↓)で「シャットダウン」または「再起動」を選ぶ
- Enterキーを押して実行
方法2:クイックリンクメニューを使う
この方法は最も早くて簡単です。Windows 10とWindows 11の両方で使えます。
- Windows + Xを同時に押す
- 画面の左下にメニューが表示されます
- シャットダウンしたい場合:Uを2回押す(U → U)
- 再起動したい場合:U → Rを順番に押す
覚え方のコツ:「U」は「電源(でんげん)」の頭文字、「R」は「Restart(再起動)」の頭文字と覚えましょう。
コマンドラインからシャットダウンする方法

基本のshutdownコマンド
コマンドプロンプトやPowerShellを開いて、次のコマンドを入力します:
shutdown /s /f /t 0
それぞれの意味:
/s
:シャットダウンする/f
:実行中のアプリを強制的に終了する/t 0
:すぐに実行する(0秒後)
他の便利なコマンド
30秒後に再起動
shutdown /r /t 30
ログオフ(サインアウト)
shutdown /l
休止状態にする
shutdown /h
シャットダウンをキャンセルする方法
間違えてシャットダウンコマンドを実行してしまったときは、時間内であればキャンセルできます:
shutdown /a
このコマンドは、シャットダウンの時間になる前でないと効果がありません。
リモートでシャットダウンする方法
ネットワークでつながっている他のパソコンをシャットダウンすることもできます:
shutdown /s /m \\パソコン名 /t 60 /c "メンテナンスのためシャットダウンします"
注意:この機能を使うには管理者権限が必要です。
ショートカットを作ってもっと便利に
デスクトップにシャットダウン用のショートカットを作ると、ダブルクリックするだけでシャットダウンできます。
ショートカットの作成手順
- デスクトップの空いている場所を右クリック
- 新規 → ショートカットを選ぶ
- 「項目の場所を入力してください」の欄に以下を入力:
shutdown /s /t 0
- 「次へ」をクリックして、好きな名前を付ける
- 「完了」をクリック
どの方法を選べばいいの?
方法 | おすすめの人 | メリット |
---|---|---|
Windows + D → Alt + F4 | マウスを使いたくない人 | すべてのアプリを確認してから終了できる |
Windows + X → U → U | とにかく早くシャットダウンしたい人 | 一番早い |
shutdownコマンド | 自動化したい人、IT関係の人 | 時間指定や自動化ができる |
ショートカット | 同じ操作を繰り返す人 | ダブルクリックするだけ |
まとめ
Windowsのシャットダウン方法を覚えておくと、いろいろな場面で便利です。
- 急いでいるとき:Windows + X → U → U
- 確実にシャットダウンしたいとき:Windows + D → Alt + F4
- 時間を指定したいとき:shutdownコマンド
- 毎日同じ時間にシャットダウンしたいとき:ショートカット + タスクスケジューラー
パソコンの操作に慣れてきたら、「複数のパソコンを一度にシャットダウンする方法」や「毎日決まった時間に自動シャットダウンする設定」なども試してみてください。
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