「さっきまで使えてたのに、急にネットが繋がらない!」 「Wi-Fiマークは出てるのに、インターネットなしって何?」 「有線でも無線でもダメ…これってPC壊れた?」
突然インターネットに接続できなくなると、本当に困りますよね。
でも大丈夫。実は、Windowsのネット接続トラブルの9割は簡単な方法で解決できるんです。高額な修理に出す前に、この記事の方法を試してみてください。
原因別に、初心者でも実践できる解決方法を、順を追って解説していきます。
まず試すべき!5分で解決する基本対処法

1. すべての機器を再起動(成功率70%)
最も簡単で、最も効果的な方法です。
手順:
- パソコンを再起動
- スタート → 電源 → 再起動
 
 - ルーターの電源を抜く
- 電源コードを抜いて30秒待つ
 - 電源を入れ直す
 
 - モデムも同様に再起動(別機器の場合)
 - 2-3分待ってから接続確認
 
これだけで解決することが本当に多いんです。
2. 機内モードの確認
意外と見落としがちなポイントです。
確認方法:
- 画面右下のネットワークアイコンをクリック
 - 機内モードがオフになっているか確認
 - オンの場合はクリックしてオフに
 
ショートカット:
Windows + A→ アクションセンター開く
3. ネットワークのトラブルシューティング実行
Windows標準の診断ツールを使います。
手順:
- 設定 → ネットワークとインターネット
 - 状態 → ネットワークのトラブルシューティング
 - 指示に従って進める
 - 問題が検出されたら自動修復
 
約50%の問題がこれで解決します。
Wi-Fi接続の問題と解決法
症状1:「インターネットなし」と表示される
Wi-Fiには繋がっているのに、インターネットが使えない状態。
解決法A:IPアドレスの再取得
1. コマンドプロンプトを管理者として実行
2. 以下のコマンドを順番に実行:
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
解決法B:DNSサーバーの変更
- ネットワークアダプターの設定を開く
 - Wi-Fi → プロパティ
 - インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)
 - 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」
 - 優先:
8.8.8.8代替:8.8.4.4(Google DNS) 
症状2:Wi-Fiが表示されない・見つからない
ネットワーク一覧に自宅のWi-Fiが出てこない。
解決法:
- Wi-Fiドライバーの確認
- デバイスマネージャー → ネットワークアダプター
 - 黄色い!マークがないか確認
 
 - Wi-Fi機能が有効か確認
Windows + X→ デバイスマネージャー- ワイヤレスアダプターが無効になっていないか
 
 - 物理スイッチの確認
- ノートPCの場合、Wi-Fiスイッチやファンクションキー確認
 
 
症状3:パスワードが合っているのに接続できない
正しいパスワードなのにエラーになる。
解決法:
- 保存されたネットワークを削除
- 設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi
 - 既知のネットワークの管理 → 削除
 
 - セキュリティ方式を確認
- ルーター側:WPA2-PSK(AES)推奨
 - 古いPCの場合:WPA/WPA2混在モードに
 
 - MACアドレスフィルタリング確認
- ルーター設定で許可リストに追加
 
 
有線LAN接続の問題と解決法
症状1:LANケーブルを挿しても認識しない
確認ポイント:
- ケーブルの確認
- 別のケーブルで試す
 - カチッと音がするまで差し込む
 - 両端をしっかり接続
 
 - LEDランプの確認
- PC側:リンクランプが点灯
 - ルーター側:該当ポートのランプ確認
 
 - 別のポートで試す
- ルーターの別のLANポートに接続
 
 
症状2:識別されていないネットワーク
接続はされるが、インターネットアクセスなし。
解決法:
# 管理者権限でコマンドプロンプト実行
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
# 再起動
原因別の詳細な解決方法
原因1:ドライバーの問題
症状:
- デバイスマネージャーに!や×マーク
 - ネットワークアダプターが表示されない
 
解決手順:
- ドライバーの更新 
デバイスマネージャー → ネットワークアダプター→ 右クリック → ドライバーの更新 - ドライバーの再インストール
- アンインストール → PC再起動 → 自動インストール
 
 - メーカーサイトから最新版ダウンロード
- PCメーカーのサポートページ
 - Intel、Realtek等のチップメーカーサイト
 
 
原因2:Windows Updateの影響
症状:
- アップデート後から繋がらない
 - 特定の更新プログラム適用後に発生
 
解決法:
- ネットワークリセット
- 設定 → ネットワークとインターネット
 - 状態 → ネットワークのリセット
 
 - 更新プログラムのアンインストール
- 設定 → 更新とセキュリティ
 - 更新の履歴 → 更新プログラムをアンインストール
 
 - システムの復元
- コントロールパネル → システムの復元
 
 
原因3:セキュリティソフトの干渉
症状:
- セキュリティソフト導入後に発生
 - ファイアウォール警告が頻発
 
解決法:
- 一時的に無効化して確認
- セキュリティソフトを一時停止
 - Windows Defenderファイアウォールも確認
 
 - 例外設定を追加
- ブラウザを許可リストに追加
 - 必要なポートを開放
 
 - 設定の見直し
- 保護レベルを標準に変更
 
 
原因4:プロキシ設定の問題
症状:
- ブラウザで「プロキシサーバーに接続できません」
 
解決法:
- プロキシ設定を無効化 
設定 → ネットワークとインターネット → プロキシ→ 「設定を自動的に検出する」のみオン - ブラウザのプロキシ設定確認
- Chrome:設定 → 詳細設定 → システム
 - Edge:設定 → システムとパフォーマンス
 
 
上級者向けの診断と解決法
コマンドプロンプトでの診断
基本的な診断コマンド:
# 接続状態の確認
ipconfig /all
# 接続テスト
ping 8.8.8.8
ping google.com
# ルート確認
tracert google.com
# DNSの確認
nslookup google.com
レジストリの修正(要注意)
TCPの設定リセット:
- レジストリエディタを開く(regedit)
 - 以下のキーを削除: 
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters - PC再起動で自動再生成
 
警告: レジストリの編集は慎重に!
ルーター側の確認ポイント

基本的な確認事項
1. ルーターの状態確認
- 電源ランプ:緑点灯
 - インターネットランプ:緑点灯
 - Wi-Fiランプ:点灯または点滅
 
2. ルーター管理画面へアクセス
一般的なアドレス:
192.168.1.1
192.168.0.1
192.168.11.1
3. 設定の確認
- PPPoE設定(プロバイダ情報)
 - DHCP設定
 - ファームウェアバージョン
 
プロバイダの問題確認
確認方法:
- プロバイダの障害情報をスマホで確認
 - サポートセンターに電話
 - 近所の人に聞く(同じプロバイダの場合)
 
それでも解決しない場合の最終手段
1. セーフモードでの起動
手順:
Shiftを押しながら再起動- トラブルシューティング → 詳細オプション
 - スタートアップ設定 → 再起動
 - セーフモードとネットワークを選択
 
2. システムの復元
手順:
- コントロールパネル → 回復
 - システムの復元を開く
 - 問題が起きる前の日付を選択
 
3. ネットワークアダプターのリセット
完全リセット手順:
- すべてのネットワークアダプターを削除
 - PC再起動
 - 自動的に再インストール
 - 設定をやり直し
 
4. Windows 10/11のリセット
個人ファイルを保持してリセット:
- 設定 → 更新とセキュリティ → 回復
 - 「このPCを初期状態に戻す」
 - 「個人用ファイルを保持する」選択
 
予防策:今後トラブルを避けるために
定期的なメンテナンス
月1回実施:
- ルーターの再起動
 - Windows Update
 - ドライバーの更新確認
 - 一時ファイルの削除
 
バックアップの準備
保存しておくべき情報:
- Wi-Fiパスワード
 - プロバイダ情報
 - 固定IPアドレス設定(使用時)
 - プロキシ設定(使用時)
 
トラブル時の連絡先
控えておく情報:
- プロバイダのサポート電話番号
 - ルーターメーカーのサポート
 - PCメーカーのサポート
 - 契約番号やお客様番号
 
まとめ:段階的に解決していけば必ず繋がる
Windowsでネットが繋がらない問題は、段階的に対処すれば必ず解決できます。
解決の流れ:
- 基本対処(5分) – 再起動、機内モード確認
 - 自動診断(10分) – トラブルシューティング実行
 - 設定確認(15分) – IP、DNS、プロキシ設定
 - ドライバ対処(20分) – 更新、再インストール
 - 最終手段(30分〜) – リセット、復元
 
今すぐ試すべきこと:
- まずは機器の再起動
 - ネットワークのトラブルシューティング実行
 - Wi-Fiの再接続
 - 別のデバイスで接続確認
 
焦らず、一つずつ試していけば、きっと解決できます。
この記事をブックマークしておけば、次回トラブルが起きても安心です。快適なインターネット生活を取り戻しましょう!
  
  
  
  
              
              
              
              
              

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