「よく使うアプリやファイルをすぐに開きたいのに、いちいち探すのがめんどう…」そんな悩みを持つ方は少なくありません。
Windowsのホーム画面(デスクトップ)にショートカットを置いておけば、クリック一つですぐに起動できます。この記事では、Windowsでホーム画面にアプリやフォルダ、ウェブサイトを追加する方法をわかりやすく解説します。
作業効率がぐんと上がるので、ぜひ参考にしてください。
ホーム画面(デスクトップ)に追加できるもの

どんなものを追加できる?
Windowsでは以下のようなものをホーム画面に追加できます。
アプリケーション
- よく使うソフト(Word、Excel、ブラウザなど)
- ゲーム(Steam、マインクラフトなど)
- 画像編集ソフト(Photoshop、GIMPなど)
- 動画再生ソフト(VLC、WindowsMediaPlayerなど)
フォルダとファイル
- 作業用フォルダ(プロジェクトごとのデータ)
- 写真フォルダ(思い出の写真集)
- 音楽フォルダ(お気に入りの曲)
- ドキュメント(よく編集するWordやExcelファイル)
ウェブサイト
- お気に入りのページ(ニュースサイト、SNS)
- よく使うサービス(Gmail、YouTube、Amazon)
- 仕事関連サイト(クラウドストレージ、社内システム)
- 学習サイト(オンライン講座、辞書サイト)
デスクトップに置くメリット
時間短縮効果
- 探す時間が大幅に削減
- クリック数が少なくて済む
- 作業開始までが早い
使いやすさ向上
- 視覚的にわかりやすい
- 直感的に操作できる
- 忘れにくい場所に配置
注意点も知っておこう
デメリット
- デスクトップが散らかる可能性
- アイコンが多すぎると見つけにくい
- 壁紙が見えなくなることもある
対策
- 本当によく使うものだけ置く
- フォルダで整理する
- 定期的に見直しをする
この章のまとめ
追加できるものがわかったら、次は具体的な追加方法を紹介します。まずは一番使うことが多い「アプリの追加方法」から見ていきましょう。
アプリをホーム画面に追加する方法
スタートメニューからドラッグする方法
手順(最も簡単)
- **左下の「スタートボタン」**をクリック
- アプリ一覧から追加したいアプリを探す
- そのアイコンを左クリックしたままデスクトップまでドラッグ
- マウスボタンを離す(ドロップ)
これだけでデスクトップにショートカットが作られます。
コツとポイント
- ドラッグ中はアイコンが少し透明になります
- デスクトップの空いている場所に持っていく
- うまくいかない場合は一度スタートメニューを閉じて再度試す
右クリックメニューから作成する方法
詳しい手順
- スタートボタンをクリック
- **「すべてのアプリ」**をクリック(Windows 11の場合)
- 目的のアプリを見つける
- アプリ名を右クリック
- **「詳細」→「ファイルの場所を開く」**を選択
- 表示されたショートカットを右クリック
- **「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」**を選択
こんなときに便利
- ドラッグ&ドロップがうまくいかない場合
- 確実にショートカットを作りたい場合
- Windows 10と11どちらでも使える方法
Windowsバージョン別の違い
Windows 11の場合
- スタートメニューのデザインが新しい
- **「すべてのアプリ」**ボタンをクリックしてアプリ一覧を表示
- 検索機能が使いやすくなっている
Windows 10の場合
- タイル表示でアプリが並んでいる
- アプリ一覧は左側にある
- ライブタイルからもドラッグできる
よくあるトラブルと解決法
ドラッグできない場合
原因と対処法:
- 管理者権限が必要な場合 → 右クリック方法を使う
- システムアプリの場合 → 代替ショートカットを探す
- マウスの調子が悪い場合 → マウスを確認
ショートカットができない場合
確認ポイント:
- デスクトップの権限を確認
- ウイルス対策ソフトの設定を確認
- パソコンの再起動を試す
アプリをホーム画面に追加する方法を覚えれば、頻繁に使うソフトをすぐ起動できます。次は、フォルダやファイルを追加する方法を紹介します。
フォルダやファイルをホーム画面に追加する方法

ドラッグ&ドロップで簡単作成
基本手順
- エクスプローラー(フォルダマーク)をクリックして開く
- ホーム画面に追加したいフォルダやファイルを探す
- 右クリックしながらデスクトップまでドラッグ
- マウスボタンを離すとメニューが表示される
- **「ショートカットをここに作成」**を選ぶ
なぜ右ドラッグなの?
左ドラッグだと:
- ファイルが移動してしまう可能性
- 元の場所からなくなってしまう危険
右ドラッグなら:
- 必ずメニューが表示される
- 安全にショートカットを作成
- 元データは残る
エクスプローラーのメニューから作成
手順
- エクスプローラーでフォルダやファイルを見つける
- 対象を右クリック
- **「送る」**にマウスを合わせる
- **「デスクトップ(ショートカットを作成)」**をクリック
これで確実にショートカットが作成されます。
特殊なフォルダのショートカット
よく使われるフォルダ
ドキュメントフォルダ
- C:\Users\(ユーザー名)\Documents
- 個人の書類を保存する場所
ピクチャフォルダ
- C:\Users\(ユーザー名)\Pictures
- 写真や画像を保存する場所
ダウンロードフォルダ
- C:\Users\(ユーザー名)\Downloads
- ネットからダウンロードしたファイルが保存される場所
作成方法
- エクスプローラーを開く
- **左側の「PC」**をクリック
- 該当フォルダを右ドラッグでデスクトップへ
- **「ショートカットをここに作成」**を選択
ネットワークドライブのショートカット
会社や学校のサーバー
手順:
- エクスプローラーで**「ネットワーク」**をクリック
- 目的のサーバーを見つける
- 右ドラッグでデスクトップに移動
- ショートカットを作成
注意点とトラブル対策
ショートカットと本体の違い
ショートカット:
- 矢印マークが付いている
- 削除しても本体は無事
- 本体が移動すると使えなくなる
本体:
- 矢印マークなし
- 削除すると完全に消える
- 移動は慎重に
リンク切れの対処法
症状: ショートカットをクリックしても「見つかりません」のエラー
対処法:
- ショートカットを右クリック
- **「プロパティ」**を選択
- **「リンク先」**を確認
- 正しいパスに修正するか、新しく作り直す
フォルダやファイルのショートカットも簡単に置けますね。右ドラッグを使えば安全に作成できるので、ぜひ覚えておきましょう。次はウェブサイトをホーム画面に追加する方法を説明します。
ウェブサイトをホーム画面に追加する方法

Google Chromeから追加
簡単な方法
- お気に入りのウェブページを開く
- アドレスバーの左側にある鍵マーク(または地球マーク)をクリック
- そのアイコンをデスクトップまでドラッグ
- マウスボタンを離す
これでデスクトップにそのウェブサイトを開くショートカットができます。
詳しい手順
- Chromeでよく見るサイトを開く
- URL左側のアイコンにマウスを合わせる
- 左クリックしたままデスクトップへドラッグ
- 「リンク」という文字が表示されたらドロップ
Microsoft Edgeから追加
Edge固有の方法
- Edgeでウェブページを開く
- 右上の「…」メニューをクリック
- **「その他のツール」**を選択
- **「デスクトップにショートカットを作成」**をクリック
- 名前を確認して**「作成」**をクリック
URL直接ドラッグ方法
- Edgeで目的のページを開く
- アドレスバーの鍵マークをドラッグ
- デスクトップに持っていく
- ドロップしてショートカット作成
Firefox・その他ブラウザから追加
Firefoxの場合
- Firefoxで目的のページを開く
- アドレスバー左端のアイコンをクリック
- デスクトップまでドラッグ
- ショートカットが作成される
共通の方法
どのブラウザでも使える方法:
- ウェブページのURLをコピー(Ctrl + C)
- デスクトップを右クリック
- 「新規作成」→「ショートカット」
- URLを貼り付け(Ctrl + V)
- 名前を付けて完了
よく追加されるウェブサイト
仕事関係
- Gmail:メールチェック
- Googleドライブ:ファイル管理
- Zoom:会議参加
- 社内システム:業務効率化
プライベート
- YouTube:動画視聴
- Amazon:ショッピング
- 楽天:ポイント確認
- 天気予報:毎日の確認
学習・情報収集
- Google翻訳:言葉の調べ物
- ニュースサイト:情報収集
- オンライン辞書:語彙確認
- 料理レシピサイト:献立の参考
ショートカットのカスタマイズ
アイコンを変更する方法
- ウェブショートカットを右クリック
- **「プロパティ」**を選択
- **「アイコンの変更」**をクリック
- 好みのアイコンを選択
- **「OK」**で適用
名前を変更する方法
- ショートカットを右クリック
- **「名前の変更」**を選択
- わかりやすい名前に変更
- Enterで確定
セキュリティの注意点
安全なサイトかチェック
- HTTPSで始まるURLを確認
- 公式サイトであることを確認
- 怪しいサイトのショートカットは作らない
フィッシング詐欺を避ける
- URLを必ず確認する
- 見た目が似ている偽サイトに注意
- パスワード入力前に再度URL確認
ウェブサイトも簡単にホーム画面に置けるので、よく見るページはぜひ追加してみてください。ブラウザの種類に関係なく使える方法もあるので、自分に合った方法を選びましょう。
デスクトップの整理術

フォルダで分類整理
カテゴリ別フォルダ作成
仕事用フォルダ:
- **「仕事関連」**フォルダを作成
- その中にアプリやファイルのショートカットを入れる
- プロジェクト別にさらに分類
プライベートフォルダ:
- **「趣味・娯楽」**フォルダを作成
- ゲーム、動画、音楽関連を整理
- 家計管理や写真なども分類
フォルダの作り方
- デスクトップを右クリック
- 「新規作成」→「フォルダー」
- わかりやすい名前を付ける
- ショートカットをドラッグして移動
配置のルール決め
画面の使い分け
左側: よく使うアプリ 右側: フォルダやファイル 下側: 一時的なファイル
優先度で配置
最優先: 画面中央付近 普通: 画面の端 たまに使う: フォルダにまとめる
ショートカットのメンテナンス
定期的な見直し
- 月1回程度でチェック
- 使わないものは削除
- 新しく必要なものを追加
動作確認
- リンク切れしていないかチェック
- 起動速度が遅くないか確認
- 不要なショートカットの削除
応用テクニック
タスクバーにピン留め
よく使うアプリの固定
- アプリを起動
- タスクバーのアイコンを右クリック
- **「タスクバーにピン留めする」**を選択
これでタスクバーから直接起動できるようになります。
スタートメニューにピン留め
手順
- スタートメニューでアプリを探す
- アプリを右クリック
- **「スタートにピン留めする」**を選択
スタートメニューの目立つ場所に配置されます。
キーボードショートカット
ショートカットキーの設定
- ショートカットを右クリック
- **「プロパティ」**を選択
- **「ショートカットキー」**の欄をクリック
- 好きなキーの組み合わせを入力(例:Ctrl + Alt + G)
- **「OK」**で設定完了
キーボードだけでアプリを起動できるようになります。
バッチファイルの活用
複数のアプリを一度に起動
作成方法:
- メモ帳を開く
- 以下のように起動コマンドを記述:
start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE"
- 「.bat」拡張子で保存
- デスクトップに置いて使用
トラブルシューティング

よくある問題と解決法
ショートカットが作れない
原因と対処法:
- 権限不足 → 管理者として実行
- ウイルス対策ソフト → 一時的に無効化
- システムエラー → パソコン再起動
アイコンが表示されない
対処法:
- デスクトップを右クリック
- **「表示」**を選択
- **「デスクトップアイコンの表示」**にチェック
ショートカットが消える
原因:
- 自動クリーンアップ機能
- システム復元
- ウイルス対策ソフトの誤削除
対策:
- 重要なショートカットはフォルダにバックアップ
- システム設定を確認
- 除外設定を行う
パフォーマンスへの影響
デスクトップアイコンが多すぎる場合
問題:
- 起動が遅くなる
- メモリ使用量増加
- 画面が見づらい
対策:
- 20個以内に抑える
- 使用頻度の低いものはフォルダにまとめる
- 定期的に整理する
まとめ
Windowsのホーム画面には、次のものを簡単に追加できます:
追加できるもの
- アプリ:よく使うソフトを素早く起動
- フォルダやファイル:作業データに直接アクセス
- ウェブサイト:お気に入りページをワンクリック
基本的な方法
- ドラッグ&ドロップ:最も簡単
- 右クリックメニュー:確実な方法
- 送るメニュー:安全で便利
整理のコツ
- フォルダで分類して整理
- 使用頻度で配置を決める
- 定期的にメンテナンスする
効果
これを活用するだけで、日々の作業効率が大きく変わります。「どこに何があるかわからない!」と探す時間を減らして、スムーズにパソコンを使いこなしましょう。
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