「コントロールパネルを開くたびに検索するのが面倒」
「昔のWindowsみたいにデスクトップにアイコンを出しておきたい」
そんな方におすすめなのが、デスクトップにコントロールパネルのアイコンを表示する方法です。
これならクリックひとつでいつでも開けてとても便利です。
この記事では、Windows 10 / 11でデスクトップに「コントロールパネル」を表示する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
デスクトップアイコンを表示するメリット
デスクトップにコントロールパネルのアイコンを置くことで、こんなメリットがあります:
- すぐにアクセスできる:検索したりメニューを開く手間が不要
- 作業効率がアップ:設定変更が必要なときにワンクリックで開ける
- 昔のWindowsのような使い心地:Windows 7以前のような操作感
- 視覚的にわかりやすい:アイコンが見えるので存在を忘れない
方法1:デスクトップアイコンの設定を使う(推奨)

Windows 10 / 11では、デスクトップに表示できるシステムアイコン(PC、ネットワーク、ごみ箱、コントロールパネルなど)をまとめて管理する設定があります。
Windows 11での手順
手順1:個人用設定を開く
- デスクトップの何もない場所を右クリック
- メニューから「個人用設定」をクリック
手順2:テーマ設定に移動
- 左側のメニューから「テーマ」を選択
- 右側にある「関連設定」を探す
手順3:デスクトップアイコンの設定を開く
- 「関連設定」の中にある「デスクトップアイコンの設定」をクリック
- 「デスクトップアイコンの設定」ウィンドウが開きます
手順4:コントロールパネルを有効にする
- 「デスクトップアイコン」の一覧で「コントロールパネル」にチェックを入れる
- 「OK」ボタンをクリックして設定を保存
Windows 10での手順
手順1:設定アプリを開く
- デスクトップの何もない場所を右クリック
- 「個人用設定」をクリック
手順2:テーマから設定を開く
- 左側のメニューで「テーマ」を選択
- 右側を下にスクロールして「デスクトップアイコンの設定」をクリック
手順3:アイコンを有効にする
- 「コントロールパネル」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックして完了
設定完了後の確認
設定が完了すると、デスクトップに「コントロールパネル」のアイコンが表示されます。アイコンをダブルクリックすると、コントロールパネルがすぐに開きます。
方法2:手動でショートカットを作成する

「デスクトップアイコンの設定」で項目が見つからない場合や、カスタマイズされたPCで設定が見つからない場合は、手動でショートカットを作成できます。
手順1:ショートカット作成を開始
- デスクトップの何もない場所で右クリック
- メニューから「新規作成」→「ショートカット」を選択
手順2:コマンドを入力
- 「項目の場所を入力してください」の欄に以下を入力:
control
- 「次へ」ボタンをクリック
手順3:名前を設定
- 「このショートカットの名前を入力してください」に「コントロールパネル」と入力
- 「完了」ボタンをクリック
手順4:アイコンをカスタマイズ(オプション)
作成されたショートカットのアイコンを変更したい場合:
- 作成したショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「アイコンの変更」をクリック
- 好みのアイコンを選んで「OK」
その他のデスクトップアイコンも一緒に表示する
コントロールパネルと一緒に、他の便利なアイコンも表示できます。
表示できるシステムアイコン
「デスクトップアイコンの設定」では、以下のアイコンを表示できます:
- コンピューター(PC):「マイコンピュータ」のようにドライブ一覧を表示
- ユーザーのファイル:個人フォルダにすぐアクセス
- ネットワーク:ネットワーク上のPCや共有フォルダを表示
- コントロールパネル:システム設定にアクセス
- ごみ箱:削除したファイルの管理
おすすめの組み合わせ
よく使う組み合わせは:
- コンピューター + コントロールパネル:ファイル管理と設定変更
- ユーザーのファイル + ごみ箱:日常的なファイル操作
- すべて表示:昔のWindowsのような使い心地
コントロールパネルへの他のアクセス方法

デスクトップアイコン以外にも、コントロールパネルにアクセスする方法があります。
スタートメニューから検索
Win
キーを押す- 「コントロールパネル」と入力
- 検索結果から選択
ファイル名を指定して実行
Win
+R
キーを押す- 「control」と入力
Enter
キーを押す
タスクバーにピン留め
- スタートメニューで「コントロールパネル」を右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」を選択
トラブルシューティング
アイコンが表示されない場合
原因1:設定が反映されていない
- デスクトップで右クリック→「最新の情報に更新」を試す
- PCを再起動してみる
原因2:グループポリシーで制限されている
- 会社のPCなどでは管理者によって制限されている場合があります
- その場合は手動ショートカット作成を試してください
原因3:Windowsのバージョンが古い
- Windows Updateで最新の状態にアップデートしてください
設定画面が見つからない場合
Windows 11の場合
- 設定アプリを直接開く(
Win
+I
) - 「個人用設定」→「テーマ」の順に進む
Windows 10の場合
- スタートメニューの歯車アイコンをクリック
- 「個人用設定」を選択
ショートカットが動かない場合
作成したショートカットが動かない場合:
- ショートカットを右クリック→「プロパティ」
- 「リンク先」が「control」になっているか確認
- 間違っている場合は正しく入力し直す
さらに便利にする方法

キーボードショートカットを追加
作成したショートカットにキーボードショートカットを設定できます:
- ショートカットを右クリック→「プロパティ」
- 「ショートカットキー」の欄をクリック
- 好みのキーの組み合わせを押す(例:
Ctrl
+Alt
+C
) - 「OK」で保存
フォルダにまとめて整理
デスクトップがごちゃごちゃするのが嫌な場合:
- デスクトップに「システムツール」などの名前でフォルダを作成
- コントロールパネルのショートカットをそのフォルダに移動
- 他のシステム関連ショートカットも一緒にまとめる
まとめ
Windowsでコントロールパネルをデスクトップに表示するには:
基本的な方法
- 推奨方法:「個人用設定」→「テーマ」→「デスクトップアイコンの設定」からチェック
- 代替方法:手動でショートカットを作成(
control
コマンドを使用)
設定のポイント
- Windows 10と11で手順は似ているが、メニューの場所が少し違う
- 他のシステムアイコンも一緒に表示すると便利
- トラブル時は再起動や設定の再確認を試す
追加の便利機能
- キーボードショートカットの設定
- タスクバーへのピン留め
- フォルダにまとめて整理
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