Windowsには最初から「Windows Defender」という優秀なウイルス対策機能が標準で搭載されています。
追加のソフトを購入する必要がなく、しっかりとPCを守ってくれる頼もしい存在です。
この記事では、Windows Defenderによるウイルススキャンのやり方と種類、定期的な実行方法まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
Windows Defenderとは?

基本的な概要
Windows Defender(現在は「Microsoft Defender」とも呼ばれます)は、Windowsに標準搭載されている無料のウイルス対策ソフトです。
Windows Defenderの特徴
- 完全無料:追加費用は一切不要
- 標準搭載:Windowsをインストールすると自動的に利用可能
- 軽量:PCのパフォーマンスにほとんど影響しない
- 自動更新:ウイルス定義が自動的に更新される
- リアルタイム保護:常時バックグラウンドで監視
Defenderが提供する保護機能
リアルタイム保護
常時監視システム
- ファイルのダウンロード時に自動スキャン
- アプリケーションの実行時に安全性をチェック
- メールの添付ファイルを自動で検査
- USBメモリ接続時の自動スキャン
マルウェア検出と除去
対応できる脅威の種類
- ウイルス:ファイルに感染する悪意のあるプログラム
- トロイの木馬:正常なソフトに偽装した不正プログラム
- スパイウェア:個人情報を盗み取る悪意のあるソフト
- アドウェア:望まない広告を表示するプログラム
- ランサムウェア:ファイルを暗号化して身代金を要求するマルウェア
ファイアウォール機能
ネットワークセキュリティ
- 不正なネットワークアクセスをブロック
- 怪しい通信の監視と遮断
- アプリケーションごとの通信許可設定
スキャンの種類と特徴

クイックスキャン
概要と特徴
クイックスキャンとは システムの重要部分を素早くチェックする基本的なスキャン方法です。
スキャン対象
- システムファイル:Windowsの重要なファイル
- レジストリ:システム設定が保存されている場所
- 実行中のプロセス:現在動作しているプログラム
- 一時ファイル:ブラウザキャッシュやテンポラリファイル
- スタートアップフォルダ:PC起動時に実行されるプログラム
所要時間と頻度
- 実行時間:通常1〜5分程度
- 推奨頻度:週に2〜3回
- 最適なタイミング:PCの電源を入れた後、作業開始前
クイックスキャンのメリット・デメリット
メリット
- 短時間で完了するため、毎日でも実行可能
- PCの動作に与える影響が最小限
- 最も感染しやすい場所を重点的にチェック
デメリット
- 全ファイルはチェックしないため、深く隠れたマルウェアは見つけられない可能性
- 新種のウイルスや高度な脅威は検出できない場合がある
フルスキャン
概要と特徴
フルスキャンとは PC内のすべてのファイルとフォルダを徹底的にチェックする包括的なスキャン方法です。
スキャン対象
- 全ドライブ:C:ドライブ、D:ドライブなどすべて
- システムファイル:Windowsの全システムファイル
- ユーザーファイル:ドキュメント、画像、動画、音楽ファイル
- プログラムファイル:インストールされているすべてのソフトウェア
- 隠しファイル:システムによって隠されているファイル
- 圧縮ファイル:ZIPやRARなどのアーカイブファイル内部
所要時間と頻度
- 実行時間:30分〜3時間程度(PCのスペックとファイル数による)
- 推奨頻度:月に1〜2回
- 最適なタイミング:夜間や休憩時間など、PCを使わない時間
フルスキャンのメリット・デメリット
メリット
- 最も確実で包括的な脅威検出
- 隠れたマルウェアや潜伏期間の長いウイルスも発見可能
- システム全体の健全性を確認できる
デメリット
- 長時間を要するため、作業の妨げになる可能性
- PCの動作が重くなる場合がある
- バッテリー消費が大きい(ノートPCの場合)
カスタムスキャン
概要と特徴
カスタムスキャンとは ユーザーが指定した特定のフォルダやドライブのみをスキャンする柔軟な方法です。
主な使用場面
- 外部デバイス:USBメモリ、外付けハードディスク、SDカード
- ダウンロードフォルダ:インターネットからダウンロードしたファイル
- 怪しいフォルダ:ウイルス感染が疑われる特定の場所
- 新しいファイル:最近追加されたファイルのみ
所要時間と頻度
- 実行時間:数秒〜数十分(対象による)
- 推奨頻度:必要に応じて随時
- 最適なタイミング:外部デバイス接続時、ファイルダウンロード後
カスタムスキャンの活用例
外部デバイスのチェック
対象:USBメモリ(E:ドライブ)
目的:ウイルス感染したUSBの検出
実行タイミング:USB接続直後
ダウンロードファイルの確認
対象:C:\Users\[ユーザー名]\Downloads
目的:ダウンロードしたファイルの安全性確認
実行タイミング:重要なファイルをダウンロードした後
スキャンの実行方法

方法1:Windowsセキュリティ画面からのスキャン
基本的な手順
Step 1:Windowsセキュリティを開く
- スタートボタンをクリック
- 検索ボックスに「Windowsセキュリティ」と入力
- 検索結果から「Windowsセキュリティ」をクリック
別の開き方
- Windows + I キー →「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」
- タスクバーの通知領域から盾のアイコンをクリック
Step 2:ウイルスと脅威の防止を選択
- Windowsセキュリティのメイン画面が表示される
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
Step 3:スキャンの実行
- 「クイックスキャン」ボタンをクリック(すぐにスキャン開始)
- 他のスキャン方法を選ぶ場合は「スキャンのオプション」をクリック
スキャンオプションの詳細
利用可能なオプション
- クイックスキャン:基本的なスキャン
- フルスキャン:完全なスキャン
- カスタムスキャン:指定フォルダのスキャン
- Microsoft Defender オフラインスキャン:起動前の深度スキャン
Microsoft Defender オフラインスキャンとは
- Windows起動前に実行される特別なスキャン
- ルートキットなど、システムに深く組み込まれたマルウェアを検出
- 実行には再起動が必要(約15分程度)
方法2:エクスプローラーから直接スキャン
基本的な手順
ファイル・フォルダの個別スキャン
- エクスプローラーを開く
- スキャンしたいファイルやフォルダを見つける
- 対象を右クリック
- コンテキストメニューから「Microsoft Defender でスキャン」を選択
ドライブ全体のスキャン
- エクスプローラーで「PC」を選択
- スキャンしたいドライブ(C:、D:など)を右クリック
- 「Microsoft Defender でスキャン」を選択
この方法のメリット
使いやすさ
- 特定のファイルやフォルダを素早くチェック可能
- Windowsセキュリティを開く必要がない
- 右クリック一つで即座に実行
実用的な活用場面
- 怪しいメールの添付ファイルをチェック
- ダウンロードしたソフトウェアの確認
- USBメモリやSDカードの安全性確認
方法3:コマンドラインからのスキャン
PowerShellを使用したスキャン
PowerShellの起動
- Windows + X キー →「Windows PowerShell(管理者)」
- または「Windows PowerShell」と検索して「管理者として実行」
基本的なコマンド例
クイックスキャンの実行
Start-MpScan -ScanType QuickScan
フルスキャンの実行
Start-MpScan -ScanType FullScan
特定フォルダのスキャン
Start-MpScan -ScanType CustomScan -ScanPath "C:\Users\[ユーザー名]\Downloads"
スキャン状況の確認
Get-MpComputerStatus
コマンドライン使用のメリット
自動化への応用
- バッチファイルやスクリプトに組み込み可能
- 定期実行の設定が簡単
- リモートでの操作が可能
詳細な制御
- スキャンパラメータの細かい調整
- ログの詳細な確認
- 複数のスキャンタイプの組み合わせ
スキャンの進行状況と結果の確認

スキャン中の表示
進行状況の見方
表示される情報
- 進行率:パーセンテージでの完了状況
- スキャン済みファイル数:チェック完了したファイルの数
- 所要時間:開始からの経過時間
- 残り時間:完了までの予想時間
スキャン中の操作
- 一時停止:作業を中断したい場合
- キャンセル:スキャンを中止したい場合
- 優先度変更:CPUの使用率を調整
スキャン中のPC使用
推奨される使用方法
- 軽作業:メール確認、ウェブ閲覧程度は問題なし
- 重い作業は避ける:動画編集、ゲーム、大容量ファイルの操作
- フルスキャン中は:可能な限りPCの使用を控える
スキャン結果の判読
正常終了の場合
表示メッセージ例
スキャンが完了しました
脅威は見つかりませんでした
スキャン時間:3分 25秒
スキャンファイル数:125,432 ファイル
この結果の意味
- PCは現在安全な状態
- 定期的なスキャンを継続することが重要
- リアルタイム保護が正常に機能している
脅威検出時の対応
表示メッセージ例
1 個の脅威が見つかりました
脅威の種類:Trojan:Win32/Suspicious
ファイル:C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\suspicious.exe
推奨アクション:削除
対応オプション
- 削除:ファイルを完全に削除(推奨)
- 隔離:安全な場所に移動して無害化
- 許可:誤検出の場合のみ選択
- 詳細を確認:脅威の詳細情報を表示
脅威の種類と対応方法
一般的な脅威タイプ
脅威の種類 | 説明 | 推奨対応 |
---|---|---|
Virus | ファイル感染型ウイルス | 削除 |
Trojan | トロイの木馬 | 削除 |
Adware | 広告表示ソフト | 削除 |
PUA | 望ましくない可能性のあるアプリ | 削除または隔離 |
Ransomware | ランサムウェア | 即座に削除 |
定期スキャンの設定と確認

Windows Defenderの自動スキャン機能
デフォルトの動作
自動実行される内容
- リアルタイムスキャン:常時実行
- 定期スキャン:システムが最適と判断したタイミング
- クラウド保護:Microsoftのクラウドサービスと連携
- 自動更新:ウイルス定義の自動ダウンロード
自動スキャンのタイミング
- PCがアイドル状態の時
- 長時間使用していない時
- システムのメンテナンス時間中
- バッテリー残量が十分な時(ノートPCの場合)
タスクスケジューラでの確認
スケジュール設定の確認方法
Step 1:タスクスケジューラを開く
- Windows + R キー →「taskschd.msc」と入力 → Enter
- またはスタートメニューで「タスクスケジューラ」と検索
Step 2:Windows Defenderのタスクを見つける
- 左のメニューで「ライブラリ」を展開
- 「Microsoft」→「Windows」→「Windows Defender」の順に展開
- 「Windows Defender Scheduled Scan」をダブルクリック
Step 3:設定内容の確認
- 全般タブ:タスクの基本情報
- トリガータブ:実行条件とタイミング
- アクションタブ:実行されるコマンド
- 条件タブ:実行の詳細条件
- 設定タブ:その他のオプション
スケジュール設定のカスタマイズ
トリガーの設定例
頻度:毎週
曜日:日曜日
時刻:午前2:00
条件:PCがアイドル状態で10分経過後
AC電源接続時のみ(ノートPCの場合)
カスタマイズ可能な項目
- 実行頻度(毎日、毎週、毎月)
- 実行時刻
- 実行条件(アイドル時間、電源状態)
- スキャンタイプ(クイック、フル)
手動での定期スキャン設定
Windowsセキュリティでの設定
定期的なスキャンの有効化
- Windowsセキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」で「設定の管理」をクリック
- 「定期的なスキャン」をオンにする
この設定のメリット
- 他のウイルス対策ソフトと併用時も機能
- 追加の保護層として動作
- 軽量で他のソフトとの競合が少ない
トラブルシューティング
スキャンが開始されない場合
考えられる原因と対処法
原因1:Windows Defenderが無効になっている
確認方法:
Windowsセキュリティ → ウイルスと脅威の防止
「リアルタイム保護」がオフになっていないか確認
対処法:
「リアルタイム保護」をオンにする
原因2:他のウイルス対策ソフトとの競合
確認方法:
コントロールパネル → プログラムのアンインストール
Norton、McAfee、ウイルスバスターなどがないか確認
対処法:
不要なウイルス対策ソフトをアンインストール
または適切な設定で共存させる
原因3:システムファイルの破損
確認方法:
管理者権限でコマンドプロンプトを開き
sfc /scannow コマンドを実行
対処法:
システムファイルの修復を実行
必要に応じてWindowsの修復インストール
スキャン速度が遅い場合
パフォーマンス改善方法
除外設定の活用
- Windowsセキュリティ →「ウイルスと脅威の防止」
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」→「設定の管理」
- 「除外の追加または削除」をクリック
- スキャンから除外するフォルダやファイルを指定
除外設定の注意点
- 信頼できるファイルやフォルダのみ除外
- 過度な除外はセキュリティリスクを高める
- 定期的に除外設定を見直す
推奨される除外対象
- 信頼できるゲームのフォルダ
- 開発環境のプロジェクトフォルダ
- 大量の動画・音楽ファイル(ただし定期的に手動チェック)
エラーメッセージへの対応
よくあるエラーと解決方法
エラー:「スキャンを開始できませんでした」
原因:権限不足またはサービスの停止
対処法:
1. 管理者権限でWindowsセキュリティを起動
2. Windows Defenderサービスが開始されているか確認
3. PCを再起動してから再試行
エラー:「定義ファイルが古いです」
原因:ウイルス定義の更新失敗
対処法:
1. インターネット接続を確認
2. Windows Update を手動で実行
3. Windowsセキュリティで「保護の更新」を実行
高度な設定とカスタマイズ

クラウド配信保護
Microsoft クラウドサービスとの連携
クラウド配信保護とは
- 最新の脅威情報をクラウドから取得
- 新種のマルウェアを迅速に検出
- 誤検出の可能性を低減
設定方法
- Windowsセキュリティ →「ウイルスと脅威の防止」
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」→「設定の管理」
- 「クラウド配信保護」をオンにする
自動サンプル送信
怪しいファイルの自動送信機能
機能の概要
- 検出された疑わしいファイルを Microsoft に送信
- 分析結果を他のユーザーと共有
- 全体的なセキュリティレベルの向上に貢献
プライバシーへの配慮
- 個人情報は含まれないファイルのみ送信
- 送信前に内容を確認するオプションあり
- いつでも無効にすることが可能
ネットワーク保護
ネットワークレベルでの脅威対策
機能内容
- 悪意のあるWebサイトへのアクセスブロック
- フィッシングサイトの検出と警告
- 不正なダウンロードの防止
設定レベル
- 有効:積極的にブロック
- 監査モード:ログのみ記録(ブロックしない)
- 無効:機能を停止
他のセキュリティ機能との連携

Windows Firewall
ファイアウォールとの統合
統合された保護
- Windows Defender とファイアウォールが連携
- 総合的なセキュリティソリューション
- 統一された管理インターフェース
確認方法
- Windowsセキュリティ →「ファイアウォールとネットワーク保護」
- 各ネットワークプロファイルの状態を確認
- 必要に応じて設定を調整
BitLocker
ディスク暗号化との組み合わせ
複層的なセキュリティ
- Windows Defender:マルウェアからの保護
- BitLocker:データの暗号化保護
- 物理的な盗難からも情報を保護
アカウント保護
Microsoft アカウントとの連携
アカウントレベルでの保護
- 不審なサインイン試行の検出
- 二要素認証の推奨
- デバイス管理とセキュリティポリシー
よくある質問と回答

Q: Windows Defender だけで十分ですか?
A: 一般的な利用であれば Windows Defender で十分な保護が得られます: 十分な理由:
- Microsoft による継続的な更新とサポート
- 最新の脅威に対する迅速な対応
- システムとの完全な統合による軽量動作
- 追加のコストが不要
追加対策が推奨される場合:
- 企業での使用(より高度な脅威への対応)
- 機密性の高いデータを扱う場合
- より詳細なログや分析が必要な場合
Q: スキャン中にPCが重くなるのは正常ですか?
A: はい、特にフルスキャン中は正常な現象です: 重くなる理由:
- 大量のファイルを同時にチェック
- ディスクアクセスが集中
- CPUリソースをスキャンが使用
対策:
- 重要な作業前はクイックスキャンを選択
- フルスキャンは作業時間外に実行
- 必要に応じてスキャンを一時停止
Q: 除外設定はどの程度使うべきですか?
A: 最小限の使用を推奨します: 適切な除外対象:
- 信頼できるゲームやアプリケーション
- 開発環境のプロジェクトフォルダ
- 明らかに安全な大容量メディアファイル
避けるべき除外:
- システムフォルダ全体
- ダウンロードフォルダ
- メールの添付ファイル保存場所
Q: スキャンで検出されたファイルが誤検出の場合は?
A: 以下の手順で対処してください:
確認方法:
- 検出されたファイルの詳細情報を確認
- ファイルの出処と信頼性を検証
- 必要に応じてオンラインでファイル名を検索
誤検出の場合の対処:
- ファイルを隔離から復元
- 除外設定にファイルまたはフォルダを追加
- Microsoft にサンプルとして報告(任意)
セキュリティログの確認と分析

ログの場所と確認方法
Windows イベントログでの確認
イベントビューアーの起動
- Windows + R キー →「eventvwr.msc」と入力
- 「Windows ログ」→「システム」を選択
- フィルターで「Microsoft-Windows-Windows Defender」を選択
主要なログ情報
- スキャン開始・完了:実行時刻と所要時間
- 脅威検出:検出されたマルウェアの詳細
- 更新情報:ウイルス定義の更新状況
- エラー情報:スキャンの失敗やエラーの詳細
Windows セキュリティでのログ確認
保護履歴の確認
- Windows セキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 「保護の履歴」をクリック
表示される情報
- 最近のスキャン結果
- 検出された脅威の履歴
- 実行されたアクションの記録
- ブロックされたアプリやファイル
ログ分析のポイント
注意すべきパターン
異常なパターンの例
- 同じ脅威が繰り返し検出される
- 特定のフォルダで頻繁に脅威が見つかる
- スキャンが異常に長時間かかる
- 特定の時間帯に集中してエラーが発生
対処が必要なサイン
- 「隔離に失敗しました」のメッセージ
- 「アクセスが拒否されました」のエラー
- 同一ファイルの反復検出
- システムファイルでの脅威検出
モバイルデバイスとの連携
Microsoft Defender for Mobile
スマートフォン・タブレットでの保護
対応プラットフォーム
- Android デバイス
- iOS デバイス(制限付き)
- Windows Mobile(廃止予定)
主要機能
- マルウェアスキャン
- フィッシング保護
- 安全でないWi-Fi検出
- アプリの安全性チェック
まとめ
Windows Defender は、Windows ユーザーにとって最も手軽で信頼できるウイルス対策ツールです。
重要なポイントのおさらい
- 3種類のスキャン:クイック・フル・カスタムで柔軟に対応
- 自動保護機能:リアルタイム監視と定期スキャンで常時保護
- 簡単操作:右クリック一つで即座にスキャン実行
- 統合管理:Windows セキュリティで一元管理
スキャンの使い分け
- 日常使い:週2〜3回のクイックスキャン
- 徹底チェック:月1〜2回のフルスキャン
- 個別確認:怪しいファイルのカスタムスキャン
- 深度調査:問題発生時のオフラインスキャン
セキュリティ習慣の確立
- 定期的なスキャン実行:自動+手動の組み合わせ
- ログの確認:保護履歴で異常がないかチェック
- 設定の見直し:除外設定や更新状況の定期確認
- 安全な利用習慣:ダウンロード時の注意、メール添付ファイルの慎重な取り扱い
予防が最重要
- リアルタイム保護の維持:常時有効状態を確認
- 定義ファイルの更新:Windows Update の定期実行
- 安全な browsing:怪しいサイトやダウンロードを避ける
- バックアップの習慣:重要データの定期的なバックアップ
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