「いつもGoogle Chromeを使っているのに、リンクを開くとEdgeが起動してしまう」
そんな経験はありませんか?
これは、Windowsの「既定のブラウザ」がEdgeに設定されているためです。
この記事では、使い慣れたブラウザを既定に設定する方法を、Windows 10とWindows 11それぞれについて、わかりやすく解説します。
既定のブラウザってなに?

既定のブラウザとは
既定のブラウザとは、以下の場面で自動的に起動するブラウザのことです。
- メールのリンクをクリックした時
- 文書ファイル内のリンクを開いた時
- 他のアプリからWebページを開く時
- HTMLファイルをダブルクリックした時
なぜ設定が必要?
Windowsには最初からMicrosoft Edgeがインストールされているため、初期設定では常にEdgeが既定のブラウザになっています。
他のブラウザを普段使っている方は、設定を変更することで快適に使えるようになります。
Windows 10で既定のブラウザを変更しよう
変更手順
ステップ1:設定画面を開く
- スタートボタン(画面左下の窓マーク)をクリック
- 歯車マーク(設定)をクリック
または、キーボードで「Windowsキー + I」を同時に押しても設定画面が開きます。
ステップ2:アプリの設定に移動
- 設定画面で「アプリ」をクリック
- 左側のメニューから「既定のアプリ」を選択
ステップ3:ブラウザを変更
- 画面を下にスクロールして「Webブラウザー」の項目を探す
- 現在設定されているブラウザ名(通常は「Microsoft Edge」)をクリック
- 表示される一覧から、既定に設定したいブラウザを選択
- Google Chrome
- Firefox
- Opera
- など
ステップ4:設定の確認
設定が正しく変更されたか確認しましょう。
「Webブラウザー」の項目に、選択したブラウザ名が表示されていればOKです。
ポイント
- 変更したいブラウザが事前にインストールされている必要があります
- 設定変更後は即座に反映されます
- 複数のブラウザがインストールされている場合、すべて選択肢に表示されます
Windows 11で既定のブラウザを変更しよう

Windows 11では、既定のブラウザの設定方法がWindows 10から少し変わっています。
変更手順
ステップ1:設定画面を開く
- スタートボタンを右クリック
- 表示されるメニューから「設定」を選択
または、キーボードで「Windowsキー + I」を同時に押しても設定画面が開きます。
ステップ2:既定のアプリ設定に移動
- 左側のメニューから「アプリ」をクリック
- 「既定のアプリ」を選択
ステップ3:ブラウザを検索して選択
- 画面上部の検索ボックスに、既定に設定したいブラウザ名を入力
- 例:「Google Chrome」「Firefox」「Opera」
- 検索結果に表示されたブラウザのアイコンをクリック
ステップ4:既定に設定
- ブラウザの設定画面が表示される
- 「〇〇を既定のブラウザーにする」の右側にある「既定値に設定」ボタンをクリック
- 「このアプリを既定に設定しますか?」という確認画面が表示されたら「はい」をクリック
ステップ5:設定の確認
設定画面で、選択したブラウザが既定として設定されていることを確認しましょう。
Windows 11での注意点
- Windows 11では、ブラウザごとに個別設定が必要
- 設定完了まで若干手順が多くなっています
- ブラウザによっては追加の確認画面が表示される場合があります
各ブラウザでの簡単設定方法
Google Chromeから設定する場合
- Google Chromeを起動
- 右上の「︙」(3つの点)をクリック
- 「設定」を選択
- 「既定のブラウザ」の項目で「既定に設定」をクリック
Firefoxから設定する場合
- Firefoxを起動
- 右上の「≡」(ハンバーガーメニュー)をクリック
- 「設定」を選択
- 「一般」タブの「既定のブラウザー」で「既定にする」をクリック
Microsoft Edgeに戻したい場合
- Edgeを起動
- 右上の「︙」をクリック
- 「設定」を選択
- 左メニューの「既定のブラウザー」をクリック
- 「既定に設定」をクリック
よくある質問と解決方法
Q: 設定を変更したのに、まだEdgeが開く
A: 以下を確認してください
- パソコンを再起動してみる
- 他のアプリ(メールソフトなど)を再起動する
- 設定が正しく反映されているか再度確認する
Q: 変更したいブラウザが一覧に表示されない
A: ブラウザが正しくインストールされていない可能性があります
- ブラウザを再インストールしてみる
- ブラウザを一度起動してから設定を試す
- Windowsを再起動してから再度試す
Q: 設定画面が見つからない
A: Windows のバージョンを確認してください
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認
- 古いバージョンの場合は「コントロールパネル」から設定
Q: 複数のブラウザを使い分けたい
A: 既定は1つですが、使い分けは可能です
- 既定以外のブラウザも直接起動して使用可能
- 特定のリンクだけ右クリック→「プログラムから開く」で選択
まとめ
Windowsで既定のブラウザを変更する方法をご紹介しました。
覚えておきたいポイント
- Windows 10:設定→アプリ→既定のアプリ→Webブラウザー
- Windows 11:設定→アプリ→既定のアプリ→ブラウザを検索→既定値に設定
- 各ブラウザから:設定メニューから直接変更も可能
こんな時に便利
- メールのリンクを普段使うブラウザで開きたい
- HTMLファイルを特定のブラウザで開きたい
- 他のアプリからのWebページを好みのブラウザで表示したい
設定は数分で完了します。お好みのブラウザを既定に設定して、より快適なパソコン環境を作りましょう!
トラブルが解決しない場合
- パソコンの再起動を試す
- ブラウザの再インストールを検討
- Windowsアップデートが必要な場合もあります
これで、いつでも使い慣れたブラウザでWebページを楽しめるようになります。
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