Windows 10/11の標準機能である「Xbox Game Bar(ゲームバー)」を使えば、CPU、GPU、RAM、FPSなどのシステムパフォーマンスをリアルタイムで簡単に確認できます。
ゲーム中だけでなく、通常のアプリケーション使用時にも活用できる便利な機能です。
システムパフォーマンスを表示する手順

① ゲームバーを起動
Windowsキー + G
このショートカットキーを押すと、画面に黒いオーバーレイのようなメニューが表示されます。
② 「パフォーマンス」ウィジェットを表示
ゲームバーが起動したら、以下の方法でパフォーマンスウィジェットにアクセスします:
- 上部メニューから「パフォーマンス」を選択(折れ線グラフのアイコン)
- または、歯車メニュー→「ウィジェットメニュー」から有効化
③ 表示される項目(リアルタイムで変動)
パフォーマンスウィジェットで確認できる主な項目:
表示される項目 | 内容 |
---|---|
CPU使用率 | 現在のプロセッサ稼働率(%) |
GPU使用率 | グラフィックチップの負荷(%) |
VRAM使用率 | ビデオメモリの使用状況 |
RAM使用率 | メモリ使用量(%)とMB単位 |
FPS(フレームレート) | 描画スピード(1秒あたりのフレーム数) |
それぞれの項目はリアルタイムで更新され、グラフも表示されるため傾向も把握できます。
パフォーマンス表示のカスタマイズ
パフォーマンスウィジェットは、様々な方法でカスタマイズできます:
常時表示設定
- ウィジェット右上のピン留めマークをクリック → 常に画面に表示可能
- 透明度を調整して、ゲームプレイに邪魔にならないようにできます
表示項目の選択

- パフォーマンスモニターの右上のボタンから「フィルター」に入り、表示したい項目のオン/オフ切り替えが可能
- CPU、GPU、RAM、FPSなど、必要な項目だけを選択表示できます
位置とサイズの調整
- ウィジェットをドラッグして好きな位置に移動可能
- 四隅をドラッグしてサイズ調整も可能
ゲーム以外でも使える?
はい、ゲームバーはゲーム以外のアプリケーションでも利用可能です。
以下のような場面で活用できます:
- 動画編集時のリソース監視
- 3Dモデリングソフトの処理中
- 大量のデータ処理を行うとき
- システムの異常を感じたときの原因調査
Windowsキー + G
で起動すれば、いくつかのアプリケーション上でもパフォーマンス情報を確認できます。
うまく表示されないときの対処法

症状 | 対処法 |
---|---|
パフォーマンスウィジェットが出ない | メニュー左側のボタン → 有効化されているか確認 |
FPSが表示されない | 対応ゲームか確認、アクセス許可の設定を確認 |
CPU/GPU使用率が0%のまま | グラフィックドライバの更新、または互換性の問題 |
数値が正しく表示されない | Windowsを最新版にアップデート |
トラブルシューティングの追加ポイント
- 一部のゲームでは動作しない場合があります(特にアンチチートシステムを持つゲーム)
- フルスクリーンモードで表示されない時は、ウィンドウモードまたはボーダーレスウィンドウモードに変更してみてください
まとめ
やりたいこと | 方法 |
---|---|
ゲームバーを開く | Windowsキー + G |
パフォーマンスウィジェットを表示 | メニューから「パフォーマンス」を選択 |
各項目の確認 | CPU・GPU・RAM・FPS などがリアルタイム表示 |
常時表示設定 | ピン留めで固定、透明化も可能 |
Windowsゲームバーのパフォーマンス表示機能は、システムの状態をリアルタイムで手軽に確認できる優れたツールです。
ゲーム中のトラブルシューティングから日常的なPC性能の監視まで、幅広い用途で活用できます。
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