【初心者向け】Windowsでファイルやフォルダの属性を変更する方法|読み取り専用や隠しファイルを簡単設定

Windows

Windowsでファイルやフォルダを操作しているとき「読み取り専用ってなに?」「隠しファイルってどうやって設定するの?」と思ったことはありませんか?

これらはすべてファイルやフォルダの「属性」に関係しています。

属性を正しく理解して変更できると、大切なファイルを守ったり、見せたくないものを隠したりできて、とても便利なんです。

この記事では、Windowsでの代表的な属性の意味と、その変更方法を初心者にもわかるように解説します。設定方法は思っているより簡単ですよ!

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Windowsの「属性」って何?

ファイルやフォルダには、その状態を示す情報として「属性」が設定されています。

これは「このファイルはどんな特徴を持っているか」を表す目印のようなものです。

主な属性の種類

読み取り専用

  • ファイルの変更や上書きをできないようにする
  • コピーは可能だが、編集はできない
  • 大切な文書を間違って変更しないよう保護するときに便利

隠しファイル

  • エクスプローラーで通常は見えないようにする
  • 設定を変えれば表示できる
  • プライベートなファイルを隠したいときに使う

システム

  • Windowsが重要なファイルとして扱う
  • 普通は変更しない方が良い
  • システムファイルに自動で付けられることが多い

アーカイブ

  • バックアップの対象かを示す
  • 普段はあまり意識しなくてOK
  • バックアップソフトが参考にすることがある

エクスプローラーで属性を変更する方法

最も簡単なのは、ファイルやフォルダを右クリックしてプロパティから変更する方法です。

読み取り専用・隠しファイルの設定手順

  1. 属性を変えたいファイル(またはフォルダ)を右クリック
  2. 「プロパティ」をクリック
  3. 下の方にある「属性」のチェックボックスを変更
    • 読み取り専用にしたい → 「読み取り専用」にチェック
    • 隠したい → 「隠しファイル」にチェック
  4. 「適用」→「OK」をクリック

これだけで簡単に設定できます。

フォルダの場合の注意点

フォルダに属性を設定するとき、「このフォルダのみ」か「フォルダ、サブフォルダ、およびファイル」かを選ぶ画面が出ることがあります。

  • このフォルダのみ:そのフォルダだけに設定
  • フォルダ、サブフォルダ、およびファイル:中身すべてに設定

目的に合わせて選んでください。

隠したファイルを表示する方法

「隠しファイル」にしたものは、通常の設定ではエクスプローラーに表示されません。

Windows 11での表示方法

  1. エクスプローラーを開く
  2. 上部の「表示」をクリック
  3. 「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れる

Windows 10での表示方法

  1. エクスプローラーを開く
  2. 上部の「表示」タブをクリック
  3. 「隠しファイル」にチェックを入れる

これで隠し属性が付いたファイルも表示されます。隠しファイルは少し薄く表示されるので、普通のファイルと区別できます。

コマンドプロンプトで属性を変更する方法

大量のファイルをまとめて設定したいときや、細かい属性(システム属性など)を変えたいときは、コマンドを使う方法もあります。

attribコマンドの基本的な使い方

基本の書き方

attrib [+または-][属性] "ファイルのパス"

具体例

attrib +r "C:\example\file.txt"

これはそのファイルを「読み取り専用」にする例です。

よく使う属性コマンド

  • +r:読み取り専用を付ける
  • -r:読み取り専用を外す
  • +h:隠しファイルにする
  • -h:隠しファイルを解除
  • +s:システム属性を付ける
  • -s:システム属性を外す

複数ファイルを一度に変更

フォルダ内のすべてのファイル

attrib +r "C:\example\*.*"

サブフォルダも含めてすべて

attrib +r "C:\example\*.*" /s

実際に使える活用例

大切な文書を保護する

卒論や重要な資料を間違って変更しないよう、読み取り専用にしておくと安心です。

設定方法

  1. 文書ファイルを右クリック
  2. プロパティ→「読み取り専用」にチェック
  3. OK

プライベートなファイルを隠す

家族と共有しているPCで、個人的なファイルを隠したいときに便利です。

設定方法

  1. ファイル(またはフォルダ)を右クリック
  2. プロパティ→「隠しファイル」にチェック
  3. OK

一時的にファイルを保護

編集中の作業ファイルを間違って消さないよう、一時的に読み取り専用にすることもできます。

よくある質問

Q:読み取り専用にしたファイルは編集できませんか?

A:編集しようとすると警告が出ますが、「編集を有効にする」を選べば編集できます。完全に編集不可にするわけではありません。

Q:隠しファイルは他の人に見つからませんか?

A:設定を知っている人なら表示できるので、重要な情報は暗号化など他の方法も併用することをおすすめします。

Q:システム属性は変更しても大丈夫ですか?

A:WindowsのシステムファイルのSystem属性は変更しない方が安全です。自分で作ったファイルなら問題ありません。

Q:属性を間違って設定してしまったら?

A:同じ手順で設定を元に戻せます。チェックを外すか、コマンドなら「-」を使って解除してください。

まとめ:属性を活用してファイル管理をもっと便利に

Windowsの属性を変更すれば、以下のようなことができます:

主な活用方法

  • ファイルを間違って上書きしないように保護する
  • 見られたくないものを隠す
  • システム管理で使うファイルを分類する
  • バックアップ対象を管理する

基本の設定方法

  • 右クリック→プロパティ→属性のチェックボックス
  • コマンドプロンプトでattribコマンド

普段はプロパティ画面から簡単に設定できるので、ぜひ試してみてください。

慣れてきたら、コマンドを使って効率的に大量のファイルを処理することもできますよ。

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