毎日同じ壁紙を見ていて、ちょっと飽きてきませんか?Windows 11には、お気に入りの画像を自動で切り替えてくれる「スライドショー」という便利な機能があります。
この機能を使えば、あなたの撮った写真や好きな風景画像が、決めた時間ごとに自動で変わります。
作業中の気分転換にもなって、毎日新鮮な気持ちでパソコンを使えるようになりますよ。
この記事でわかること
- スライドショーの設定方法(画像付きで解説)
- 細かい設定の変更方法
- うまく動かないときの解決方法
- もっと楽しく使うためのコツ
スライドショーってなに?どんなメリットがあるの?

スライドショーとは
スライドショーとは、複数の画像を決めた時間ごとに自動で切り替える機能のことです。まるでデジタルフォトフレームのように、あなたのデスクトップが変化していきます。
スライドショーのメリット
気分転換になる
- 作業中に画面が変わることで、新鮮な気持ちを保てます
- 長時間のパソコン作業でも飽きにくくなります
思い出の写真を活用できる
- 撮りためた写真がフォルダに眠ったままになりません
- 大切な思い出を日常的に見ることができます
季節感を演出できる
- 春には桜の写真、夏には海の写真など、季節に合わせて楽しめます
- 気分や作業内容に合わせて画像を変更することも可能です
設定が簡単
- むずかしい操作は必要ありません
- 一度設定すれば、あとは自動で動作します
では、実際の設定方法を見ていきましょう。
スライドショーを設定する手順

準備:画像フォルダを用意する
設定を始める前に、スライドショーで使いたい画像を一つのフォルダにまとめておきましょう。
必要な条件
- 画像は2枚以上必要です
- JPEGやPNGなど、一般的な画像形式を使用してください
- 高画質な画像を用意すると、きれいに表示されます
おすすめのフォルダ場所
C:\Users\あなたの名前\Pictures\壁紙用
手順1:個人用設定を開く
操作方法
- デスクトップの何もないところで右クリック
- メニューから「個人用設定」をクリック
別の開き方
- スタートメニュー → 設定 → 個人用設定
手順2:背景設定を変更する
操作方法
- 左側のメニューから「背景」をクリック
- 「背景をカスタマイズ」の項目を探す
- プルダウンメニューから「スライドショー」を選択
注意点
- 「画像」や「単色」が選ばれている場合は、必ず「スライドショー」に変更してください
- 変更するとすぐに新しい設定が反映されます
手順3:画像フォルダを指定する
操作方法
- 「スライドショーのアルバムを選ぶ」の「参照」ボタンをクリック
- 用意した画像フォルダを選択
- 「このフォルダーを選択」をクリック
フォルダ選択のコツ
- わかりやすい名前のフォルダを作っておく
- サブフォルダの画像も含めたい場合は、設定で調整可能
手順4:基本設定を調整する
画像の切り替え間隔
- 1分、5分、15分、30分、1時間、6時間、1日から選択可能
- 最初は30分程度がおすすめです
その他の設定
- 「画像をシャッフルする」:ランダムな順番で表示
- 「バッテリー使用時にスライドショーを一時停止する」:ノートパソコンの省電力設定
これで基本的な設定は完了です。すぐにスライドショーが開始されるはずです。
詳細設定でもっと自分好みにカスタマイズ

画像の表示方法を調整する
フィット方法の選択
Windows 11では、画像をどのように画面に表示するかを選べます:
塗りつぶし
- 画像を画面全体に表示(一部が切れる場合あり)
- 最もきれいに見える設定
フィット
- 画像全体が見えるように調整(余白が出る場合あり)
- 縦長や横長の画像におすすめ
引き伸ばし
- 画像を強制的に画面サイズに合わせる
- 画像の比率が変わる可能性あり
並べて表示
- 小さい画像を繰り返し表示
- パターン画像に適している
中央
- 画像を画面の中央に表示
- 元のサイズを保持
スパン
- 複数モニター使用時に画像を横断表示
- デュアルディスプレイ環境におすすめ
切り替え時間の詳細設定
短い間隔(1分〜15分)の場合
- メリット:頻繁に変わって新鮮
- デメリット:集中を妨げる可能性
中程度の間隔(30分〜1時間)の場合
- メリット:適度な変化で飽きない
- デメリット:特になし(おすすめ)
長い間隔(6時間〜1日)の場合
- メリット:集中を妨げない
- デメリット:変化が少ない
バッテリー設定の活用
ノートパソコンユーザー向け
「バッテリー使用時にスライドショーを一時停止する」設定をオンにすると:
- 電源アダプターで動作中:スライドショー実行
- バッテリー動作中:スライドショー停止
- バッテリーの持ちがよくなります
サブフォルダも含める設定
画像フォルダにサブフォルダがある場合:
- フォルダ選択後に「サブフォルダーも含める」にチェック
- より多くの画像をローテーションに追加可能
- 整理された画像も一括で活用できます
これらの設定を活用して、あなただけの理想的なスライドショー環境を作ってみてください。
スライドショーがうまく動かないときの解決方法

よくある問題と解決方法
問題1:画像が変わらない
原因と解決方法
- 画像が1枚しかない:フォルダに2枚以上の画像を追加
- 切り替え時間が長すぎる:短い間隔に変更して確認
- バッテリー設定:省電力設定を確認して調整
確認手順
設定 → 個人用設定 → 背景 → スライドショー設定を再確認
問題2:一部の画像が表示されない
原因と解決方法
- 対応していないファイル形式:JPEG、PNG、BMP形式に変換
- ファイルサイズが大きすぎる:画像を圧縮して軽量化
- ファイル名に特殊文字:英数字のファイル名に変更
対応ファイル形式
- JPEG(.jpg、.jpeg):推奨
- PNG(.png):推奨
- BMP(.bmp):対応
- WebP(.webp):環境により非対応の場合あり
問題3:OneDriveの画像が表示されない
原因
- クラウド上にあるファイルの同期が遅れている
- オンデマンド機能により、ローカルに保存されていない
解決方法
- OneDriveフォルダで対象画像を右クリック
- 「常にこのデバイス上に保存する」を選択
- 同期完了後にスライドショー設定を再確認
問題4:画像が正しく表示されない(画質が悪い、切れる)
原因と解決方法
- 画像サイズと画面解像度の不一致:高解像度画像を用意
- 表示方法の設定:「フィット方法」を「塗りつぶし」に変更
- 古い画像形式:新しい形式に変換
トラブルシューティングの手順
ステップ1:基本確認
フォルダ内の画像数 → 2枚以上あるか
ファイル形式 → JPEG、PNGか
切り替え時間 → 適切な間隔か
ステップ2:設定リセット
- 背景設定を「画像」に一時変更
- 再度「スライドショー」に設定し直す
- フォルダを再選択
ステップ3:システム再起動
- 設定が反映されない場合は、パソコンを再起動
- Windows Updateが原因の場合もあり
ステップ4:代替手段
- 別のフォルダで試してみる
- 画像を別の場所にコピーして設定
ほとんどの問題は、これらの手順で解決できるはずです。
まとめ
設定のポイントをおさらい
基本設定
- デスクトップ右クリック → 個人用設定 → 背景
- 「スライドショー」を選択してフォルダを指定
- 2枚以上の画像を用意することが必要
おすすめ設定
- 切り替え間隔:30分(作業の邪魔にならない程度)
- 表示方法:塗りつぶし(画面全体をきれいに表示)
- シャッフル:オン(ランダムで新鮮さを保つ)
注意するポイント
- 画像形式:JPEG、PNGを推奨
- ファイルサイズ:大きすぎると動作が重くなる可能性
- OneDrive:ローカル保存を確認
トラブル時の対処法
よくある問題
- 画像が変わらない → フォルダ内の画像数と切り替え時間を確認
- 一部画像が表示されない → ファイル形式と画像サイズを確認
- 動作が不安定 → 設定をリセットして再設定
解決の手順
- 基本設定の確認
- 画像フォルダとファイル形式の確認
- 設定のリセットと再設定
- システムの再起動
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