Windows 11 24H2でRealtek Audioから音が出ない問題を解決|完全トラブルシューティングガイド

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Windows 11を24H2にアップデートしたら、突然音が出なくなった——2024年10月以降、このような報告が急増しています。

「昨日まで普通に音楽を聴いていたのに」「アップデート後、Realtekドライバーが消えた」「再起動すると音が出なくなる」。Realtek Audioドライバーを使っている多くのユーザーが、Windows 11 24H2アップデート後にこのような問題に直面しています。

実は、Windows 11 24H2には、Realtek Audioドライバーとの深刻な互換性問題があることが判明しています。Dell、HP、Lenovo、ASUSなどの主要パソコンメーカーも、公式サポートページでこの問題を認めています。

今回は、Windows 11 24H2でRealtek Audioから音が出ない問題について、原因から解決方法、予防策まで、徹底的に解説します。

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  1. Windows 11 24H2とは?
    1. Windows 11 24H2の概要
    2. 24H2の確認方法
  2. Windows 11 24H2でのRealtek Audio問題の概要
    1. 報告されている主な症状
    2. 影響を受けるデバイス
  3. なぜWindows 11 24H2で音が出なくなるのか?
    1. 原因1:ドライバーの互換性問題
    2. 原因2:Windowsによる自動ドライバー置き換え
    3. 原因3:セキュリティ強化による影響
    4. 原因4:特定のWindows Update(KB5050009)
    5. 原因5:Intel Smart Sound Technology(SST)との競合
    6. 原因6:BIOSバッテリーの消耗
  4. トラブルシューティング:段階別の解決方法
    1. レベル1:基本的な確認(所要時間:5分)
    2. レベル2:Windows標準機能を使った修復(所要時間:15分)
    3. レベル3:ドライバーの完全再インストール(所要時間:30分)
    4. レベル4:Intel Smart Sound Technology(SST)の再構築(所要時間:45分)
    5. レベル5:Windows 11 23H2へのロールバック(所要時間:30分〜1時間)
    6. レベル6:KB5050009更新プログラムのアンインストール(所要時間:15分)
    7. レベル7:BIOSリセットとバッテリー交換(所要時間:30分)
    8. レベル8:デバイスマネージャーでの高度な操作(所要時間:30分)
    9. レベル9:システムの復元(所要時間:30分〜1時間)
  5. 予防策:24H2でのオーディオ問題を防ぐ方法
    1. 予防策1:Windows Updateの自動ドライバー更新を無効化
    2. 予防策2:メーカー公式ドライバーを定期的に確認
    3. 予防策3:復元ポイントを定期的に作成
    4. 予防策4:24H2へのアップデートを遅らせる
  6. 特殊なケース:メーカー別の対処法
    1. Dell製パソコンの場合
    2. ASUS ZenBook 14の場合
    3. HP製パソコンの場合
  7. よくある質問
    1. Q1: 24H2に戻すことはできますか?
    2. Q2: 23H2のまま使い続けることはできますか?
    3. Q3: Realtek公式サイトのドライバーは使えますか?
    4. Q4: どのドライバーバージョンが24H2に対応していますか?
    5. Q5: 外付けUSB DACやUSBヘッドセットを使えば解決しますか?
    6. Q6: Microsoftは24H2のオーディオ問題を認めていますか?
    7. Q7: いつ完全に修正されますか?
  8. まとめ
    1. 重要なポイント
    2. 最後に

Windows 11 24H2とは?

まず、Windows 11 24H2について簡単に説明します。

Windows 11 24H2の概要

リリース時期

  • 2024年10月にリリース
  • 2024年度後半(24H2)の大型アップデート
  • ビルド番号:26100.xxxx

主な新機能

  • AI機能の強化
  • セキュリティ機能の向上
  • パフォーマンスの改善
  • UIの改良

しかし、これらの改善と引き換えに、多くのオーディオ問題が発生しています。

24H2の確認方法

自分のWindows 11が24H2かどうかを確認しましょう。

手順

  1. 「Win + i」キーを押して設定を開く
  2. 「システム」→「バージョン情報」をクリック
  3. 「Windowsの仕様」セクションを確認
  4. 「バージョン」が「24H2」と表示されていれば24H2

Windows 11 24H2でのRealtek Audio問題の概要

24H2アップデート後に報告されている主な問題を整理します。

報告されている主な症状

1. 音が全く出ない

  • アップデート直後から音が出ない
  • スピーカー、ヘッドホン、両方とも無音
  • Windows起動音も鳴らない

2. デバイスマネージャーからRealtek が消える

  • 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」にRealtekが表示されない
  • 「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と表示される

3. 再起動すると音が出なくなる

  • ドライバーをアンインストールすると音が出る
  • しかし再起動すると自動的にRealte​​kドライバーがインストールされ、また無音になる

4. ドライバーのインストールが失敗する

  • 「Install Realtek Audio Driver Failure !!」エラー
  • エラーコード:0x0000007F、-0001など
  • インストーラーが途中で止まる

5. 音が途切れる

  • 音は出るが、数秒~数十秒で途切れる
  • 再生デバイスを切り替えると無音になる

影響を受けるデバイス

以下のようなデバイスで問題が報告されています。

パソコンメーカー

  • Dell(XPS 8930など)
  • HP(OMEN、Pavilionなど)
  • Lenovo(ThinkPadなど)
  • ASUS(ZenBook 14 OLEDなど)
  • 富士通(ESPRIMOなど)
  • マザーボード(GIGABYTE、ASRock、MSIなど)

オーディオチップ

  • Realtek ALC892
  • Realtek ALC1220
  • Realtek ALC4050/4080/4082
  • Cirrus Logic(一部)

つまり、ほぼすべてのRealtekオーディオユーザーが影響を受ける可能性があります。

なぜWindows 11 24H2で音が出なくなるのか?

24H2で音が出なくなる原因を詳しく見ていきましょう。

原因1:ドライバーの互換性問題

問題の詳細

Windows 11 24H2では、オーディオスタックに大きな変更が加えられました。

  • UAA(Universal Audio Architecture)の変更
  • 新しいオーディオエンジンの導入
  • ドライバーインターフェースの変更

古いRealtekドライバーは、これらの変更に対応していません。その結果、ドライバーは認識されるものの、実際には動作しない状態になります。

原因2:Windowsによる自動ドライバー置き換え

問題の詳細

24H2では、Windows Updateが積極的にドライバーを更新・置き換えます。

  • メーカー提供の最適化ドライバーを、Microsoftの汎用ドライバーに置き換える
  • Realtek拡張ドライバー(Extension)を自動的にインストールする
  • これらの汎用ドライバーがパソコンのハードウェアと互換性がない

その結果、正常に動作していたドライバーが使えなくなります。

原因3:セキュリティ強化による影響

問題の詳細

Windows 11 24H2では、セキュリティ機能が強化されました。

強化された機能

  • HVCI(Hypervisor-protected Code Integrity / メモリ整合性)
  • Secure Boot の厳格化
  • 脆弱ドライバー ブロックリスト の強化
  • Smart App Control

これらの機能により、古い署名のRealtekドライバーや、セキュリティ要件を満たさないドライバーがブロックされることがあります。

原因4:特定のWindows Update(KB5050009)

問題の詳細

2025年1月に配信されたKB5050009更新プログラムが、オーディオ問題を引き起こすことが報告されています。

KB5050009による問題

  • オーディオデバイスが認識されなくなる
  • Bluetoothオーディオが使えなくなる
  • ウェブカメラも影響を受けることがある

原因5:Intel Smart Sound Technology(SST)との競合

問題の詳細

Intel製チップセットを使用しているパソコンでは、Intel Smart Sound Technology(SST)とRealtekドライバーの両方が必要です。

24H2アップデート時に、このSST部分が正しくインストールされないことがあり、結果としてRealtekドライバーが動作しません。

原因6:BIOSバッテリーの消耗

問題の詳細

24H2アップデート時の再起動で、BIOSバッテリーが消耗している場合、BIOS設定がリセットされることがあります。

その結果、オンボードオーディオが無効化され、音が出なくなります。

トラブルシューティング:段階別の解決方法

それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。簡単な方法から順番に試してください。

レベル1:基本的な確認(所要時間:5分)

まずは、最も基本的な項目を確認しましょう。

ステップ1-1:音量とミュートを確認

手順

  1. タスクバーのスピーカーアイコンをクリック
  2. 音量スライダーが0になっていないか確認
  3. スピーカーアイコンに「×」マークが付いていないか確認
  4. 付いている場合は、アイコンをクリックしてミュートを解除

ステップ1-2:既定のデバイスを確認

手順

  1. タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
  2. 「サウンドの設定」を選択
  3. 「出力」セクションまでスクロール
  4. 「出力デバイスを選択してください」を確認
  5. 「Realtek(R) Audio」または「スピーカー (Realtek…)」が選択されているか確認
  6. 別のデバイスが選択されている場合は、Realtekに変更
  7. 「デバイスのプロパティ」をクリック
  8. 音量を調整し、「テスト」をクリック

ステップ1-3:Windowsオーディオサービスを再起動

手順

  1. 「Win + R」キーを押す
  2. 「services.msc」と入力してEnterキーを押す
  3. 「Windows Audio」を探して右クリック
  4. 「再起動」を選択
  5. 同様に「Windows Audio Endpoint Builder」も再起動
  6. 「Audiosrv」も再起動

これで音が出るようになった場合は、これで終了です。出ない場合は次に進みます。

レベル2:Windows標準機能を使った修復(所要時間:15分)

Windows標準のトラブルシューティング機能を使います。

ステップ2-1:オーディオトラブルシューティングを実行

手順

  1. 設定→システム→トラブルシューティング
  2. 「その他のトラブルシューティングツール」をクリック
  3. 「オーディオの再生」の「実行」をクリック
  4. トラブルシューティングが開始される
  5. 画面の指示に従って操作
  6. 問題が検出された場合は、自動的に修正される

ステップ2-2:ドライバーを最新に更新

手順

  1. デバイスマネージャーを開く(Win + X → デバイスマネージャー)
  2. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
  3. 「Realtek(R) Audio」を右クリック
  4. 「ドライバーの更新」を選択
  5. 「ドライバーを自動的に検索」を選択
  6. 最新のドライバーが見つかった場合は自動的にインストールされる
  7. インストール後、再起動

ステップ2-3:ドライバーをロールバック

最近ドライバーが更新された場合、古いバージョンに戻すことで解決することがあります。

手順

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 「Realtek(R) Audio」を右クリック
  3. 「プロパティ」を選択
  4. 「ドライバー」タブをクリック
  5. 「ドライバーを元に戻す」ボタンがクリックできる場合は、クリック
  6. 理由を選択して「はい」をクリック
  7. 再起動

注意: このボタンがグレーアウトしている場合は、ロールバックできません。次の方法に進んでください。

レベル3:ドライバーの完全再インストール(所要時間:30分)

ドライバーを完全に削除してから、再インストールします。

ステップ3-1:現在のドライバーを完全削除

手順

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 「表示」→「非表示のデバイスの表示」をクリック
  3. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
  4. Realtekに関連するすべてのデバイスを右クリック
  5. 「デバイスのアンインストール」を選択
  6. 重要: 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」に必ずチェックを入れる
  7. 「アンインストール」をクリック
  8. すべてのRealtekデバイスで同じ操作を繰り返す

ステップ3-2:関連アプリケーションも削除

手順

  1. 設定→アプリ→インストールされているアプリ
  2. 以下のアプリを探して削除(ある場合)
  • Realtek Audio Console
  • Realtek Audio Control
  • Realtek HD Audio Manager
  • HP Audio Control(HPパソコンの場合)
  • その他のRealtek関連アプリ
  1. それぞれ「アンインストール」をクリック

ステップ3-3:パソコンを再起動

  1. すべてのアンインストールが完了したら、パソコンを再起動
  2. 再起動後、Windowsが汎用ドライバーを自動的にインストールすることがあります

ステップ3-4:メーカー公式ドライバーをインストール

重要: 必ずパソコンメーカーまたはマザーボードメーカーの公式サイトから、Windows 11 24H2対応のドライバーをダウンロードしてください。

Dell、HP、Lenovoなどの既製パソコンの場合

  1. パソコンのモデル名を確認
  2. メーカーの公式サポートサイトにアクセス
  • Dell:support.dell.com
  • HP:support.hp.com
  • Lenovo:support.lenovo.com
  • ASUS:asus.com/support
  • 富士通:fmworld.net/cs/azbyclub
  1. 自分のモデルを検索
  2. 「ドライバー・ダウンロード」ページを開く
  3. OSで「Windows 11 64bit」または「Windows 11 バージョン 24H2」を選択
  4. 「オーディオ」カテゴリから、Realtek Audio Driverをダウンロード
  5. ダウンロードしたファイルを実行
  6. 管理者権限で実行(右クリック→「管理者として実行」)
  7. インストールウィザードに従う
  8. 完了後、再起動

自作PCの場合

  1. マザーボードのモデル名を確認
  2. マザーボードメーカーのサイトにアクセス
  • ASUS:asus.com/support
  • MSI:msi.com/support
  • GIGABYTE:gigabyte.com/support
  • ASRock:asrock.com/support
  1. 自分のマザーボードモデルを検索
  2. 「サポート」→「ドライバー」ページを開く
  3. 「Audio」カテゴリから最新のRealtekドライバーをダウンロード
  4. インストール

レベル4:Intel Smart Sound Technology(SST)の再構築(所要時間:45分)

Intel製チップセットを使用している場合、SSTとRealtekドライバーの両方が必要です。

ステップ4-1:SSTドライバーをインストール

手順

  1. 設定→Windows Update
  2. 「詳細オプション」をクリック
  3. 「オプションの更新プログラム」をクリック
  4. 「ドライバーの更新プログラム」を展開
  5. 「Intel Smart Sound Technology」または「Intel SST」を探す
  6. 見つかった場合は、チェックを入れて「ダウンロードしてインストール」
  7. インストール後、再起動

ステップ4-2:Realtekドライバーを再インストール

SSTドライバーをインストールしてから、Realtekドライバーを再インストールします。

  1. 前述のレベル3の手順に従って、Realtekドライバーをインストール
  2. 再起動

注意: 必ずこの順序(SST → Realtek)でインストールしてください。

レベル5:Windows 11 23H2へのロールバック(所要時間:30分〜1時間)

どうしても解決しない場合、24H2アップデート前の23H2に戻すことができます。

注意: この方法は、24H2にアップデートしてから10日以内のみ有効です。

ステップ5-1:ロールバック可能か確認

手順

  1. 設定→システム→回復
  2. 「前のバージョンに戻す」セクションを確認
  3. 「戻る」ボタンがある場合は、ロールバック可能
  4. ボタンがグレーアウトまたは表示されない場合は、ロールバック不可

ステップ5-2:23H2にロールバック

手順

  1. 設定→システム→回復
  2. 「戻る」ボタンをクリック
  3. 理由を選択(「その他」を選択可能)
  4. 「ファイルを保持する」を選択(推奨)
  5. 「Windows 11 23H2に戻す」をクリック
  6. 確認画面で「はい」をクリック
  7. ロールバックが開始される(30分〜1時間程度)
  8. 完了後、自動的に再起動

ステップ5-3:24H2への自動再アップデートを防ぐ

23H2に戻っても、Windowsは自動的に24H2に再度アップデートしようとします。

手順

  1. 設定→Windows Update
  2. 「詳細オプション」をクリック
  3. 「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを取得する」をオフにする
  4. 「更新プログラムを一時停止」をクリック
  5. 「5週間一時停止」を選択

これで、5週間は24H2へのアップデートが阻止されます。

レベル6:KB5050009更新プログラムのアンインストール(所要時間:15分)

2025年1月の更新プログラムKB5050009が原因の場合、これをアンインストールします。

ステップ6-1:KB5050009を確認

手順

  1. 設定→Windows Update
  2. 「更新履歴」をクリック
  3. リストに「KB5050009」があるか確認

ステップ6-2:アンインストール

手順

  1. 設定→Windows Update→更新履歴
  2. 一番下までスクロール
  3. 「更新プログラムのアンインストール」をクリック
  4. リストから「KB5050009」を探す
  5. クリックして選択
  6. 「アンインストール」をクリック
  7. 確認画面で「はい」をクリック
  8. アンインストール完了後、再起動

レベル7:BIOSリセットとバッテリー交換(所要時間:30分)

デスクトップパソコンで、古い機種の場合に有効です。

ステップ7-1:BIOSをリセット

手順

  1. パソコンを再起動
  2. 起動時にBIOS設定画面に入る
  • Dell:F2キー
  • HP:F10キー
  • Lenovo:F1またはF2キー
  • ASUS:F2またはDelキー
  1. BIOSメニューで「Load Defaults」「Load Setup Defaults」などを探す
  2. 実行してBIOSをデフォルトに戻す
  3. 「Save & Exit」で保存して終了

ステップ7-2:BIOSバッテリーを交換

デスクトップパソコンで、5年以上使用している場合に試してください。

警告: パソコン内部を触る作業です。自信がない場合は、専門家に依頼してください。

手順

  1. パソコンの電源を完全に切る
  2. 電源ケーブルを抜く
  3. ケースを開ける
  4. マザーボード上のボタン電池(CR2032)を見つける
  5. 古い電池を取り出す
  6. 新しいCR2032電池に交換
  7. ケースを閉じる
  8. 電源ケーブルを接続
  9. パソコンを起動
  10. BIOSに入り、日時を設定
  11. オンボードオーディオが「Enabled」になっているか確認

レベル8:デバイスマネージャーでの高度な操作(所要時間:30分)

ステップ8-1:非表示デバイスをすべて削除

手順

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 「表示」→「非表示のデバイスの表示」をクリック
  3. すべてのカテゴリを展開
  4. 「不明なデバイス」をすべて探す
  5. 見つかった場合は、それぞれ右クリック→「デバイスのアンインストール」
  6. 「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」をクリック
  7. 再起動

ステップ8-2:互換性モードでドライバーをインストール

ドライバーのインストールが失敗する場合、互換性モードを試します。

手順

  1. ダウンロードしたRealtekドライバーのインストーラーを右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「互換性」タブをクリック
  4. 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック
  5. ドロップダウンから「Windows 10」を選択
  6. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェック
  7. 「適用」→「OK」
  8. インストーラーをダブルクリックして実行

レベル9:システムの復元(所要時間:30分〜1時間)

最終手段として、問題が発生する前の状態に戻します。

ステップ9-1:復元ポイントを確認

手順

  1. 検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力
  2. 「復元ポイントの作成」を選択
  3. 「システムの保護」タブが開く
  4. 「システムの復元」をクリック
  5. 利用可能な復元ポイントのリストが表示される
  6. 24H2アップデート前の日付の復元ポイントを探す

ステップ9-2:システムを復元

手順

  1. 復元したい日付の復元ポイントを選択
  2. 「次へ」をクリック
  3. 「影響を受けるプログラムの検出」をクリック(任意)
  4. 内容を確認
  5. 「完了」をクリック
  6. 確認画面で「はい」をクリック
  7. システムの復元が開始される(30分〜1時間)
  8. 完了後、自動的に再起動

注意: システムの復元では、ファイルは削除されませんが、復元ポイント以降にインストールしたアプリやドライバーは削除されます。

予防策:24H2でのオーディオ問題を防ぐ方法

今後、同じ問題を防ぐための予防策を紹介します。

予防策1:Windows Updateの自動ドライバー更新を無効化

手順

  1. 「Win + R」キーを押す
  2. 「SystemPropertiesHardware.exe」と入力してEnterキーを押す
  3. 「デバイスのインストール設定」をクリック
  4. 「いいえ(デバイスが正常に機能しない可能性があります)」を選択
  5. 「変更の保存」をクリック

これで、Windowsが勝手にRealtekドライバーを更新することを防げます。

予防策2:メーカー公式ドライバーを定期的に確認

3〜6か月に一度、パソコンメーカーまたはマザーボードメーカーのサポートページで、新しいドライバーがリリースされていないか確認しましょう。

予防策3:復元ポイントを定期的に作成

手順

  1. 検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力
  2. 「復元ポイントの作成」を選択
  3. ドライブ(通常はC:)を選択
  4. 「作成」をクリック
  5. 説明を入力(例:「24H2アップデート前」)
  6. 「作成」をクリック
  7. 作成完了まで待つ

特に大型アップデートの前には、必ず復元ポイントを作成してください。

予防策4:24H2へのアップデートを遅らせる

急いで24H2にアップデートする必要がない場合は、しばらく様子を見ることも選択肢です。

手順

  1. 設定→Windows Update
  2. 「詳細オプション」をクリック
  3. 「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを取得する」をオフにする

これで、24H2が安定するまで、23H2のまま使い続けることができます。

特殊なケース:メーカー別の対処法

一部のメーカーでは、独自の対処法が必要な場合があります。

Dell製パソコンの場合

Dell特有の問題

Dell公式サポートページでは、24H2でのオーディオ問題を正式に認めています。

Dell推奨の解決方法

  1. Dell公式サポートサイト(support.dell.com)にアクセス
  2. 自分のパソコンモデルを検索
  3. 「ドライバーとダウンロード」ページを開く
  4. OSで「Windows 11 64bit」を選択
  5. 「オーディオ」カテゴリを展開
  6. 「Realtek Audio Driver」または「Cirrus Audio Driver」をダウンロード
  7. 重要: Dell提供のドライバーを使用すること

ASUS ZenBook 14の場合

ASUS特有の問題

ASUS ZenBook 14 OLEDユーザーから、24H2で音が途切れる問題が多数報告されています。

ASUS推奨の解決方法

  1. MyASUSアプリを開く
  2. 「カスタマーサポート」→「ソフトウェアとドライバー」
  3. 「ドライバーの更新を確認」をクリック
  4. Realtek Audio Driverの更新があればインストール
  5. BIOSも最新版(314以降)に更新

HP製パソコンの場合

HP特有の問題

HPパソコンでは、「HP Audio Control」というHP独自のアプリが使われています。

HP推奨の解決方法

  1. HP公式サポートサイト(support.hp.com)にアクセス
  2. 自分のパソコンモデルを検索
  3. 「ソフトウェア、ドライバーおよびアップデート」タブ
  4. OSで「Windows 11 64bit」を選択
  5. 「ドライバー – オーディオ」を展開
  6. Realtek Audio DriverとHP Audio Controlの両方をダウンロード
  7. インストール

よくある質問

Q1: 24H2に戻すことはできますか?

A: はい、24H2にアップデートしてから10日以内であれば、23H2に戻すことができます。

設定→システム→回復→「戻る」ボタンをクリックしてください。

10日を過ぎた場合は、クリーンインストール(Windows 11の再インストール)が必要になります。

Q2: 23H2のまま使い続けることはできますか?

A: はい、可能です。ただし、以下の点に注意してください。

  • セキュリティリスク:最新のセキュリティパッチが適用されない
  • サポート終了:いずれ23H2のサポートが終了する
  • 新機能が使えない:24H2の新機能が利用できない

長期的には、24H2対応のドライバーが安定してから、アップデートすることをお勧めします。

Q3: Realtek公式サイトのドライバーは使えますか?

A: あまりお勧めしません。

Realtek公式サイトの汎用ドライバーは、パソコンに最適化されていません。必ずパソコンメーカーまたはマザーボードメーカーが提供する、カスタマイズされたドライバーを使用してください。

Q4: どのドライバーバージョンが24H2に対応していますか?

A: メーカーやモデルによって異なりますが、一般的には以下のバージョンが24H2に対応しています。

  • Realtek Audio Universal Service:1.0.788.0以降
  • Realtek Audio Driver:6.0.9700.1以降、6.0.9733.1以降

ただし、必ずメーカー公式サイトで確認してください。

Q5: 外付けUSB DACやUSBヘッドセットを使えば解決しますか?

A: はい、一時的な回避策として有効です。

USB接続のオーディオデバイス(USB DAC、USBヘッドセット、Bluetoothヘッドホンなど)を使えば、Realtekドライバーの問題を回避できます。

ただし、根本的な解決ではありません。

Q6: Microsoftは24H2のオーディオ問題を認めていますか?

A: はい、一部の問題については認めています。

Microsoftは、「Resolved issues in Windows 11, version 24H2」(解決済みの問題)ページで、USB接続オーディオデバイスの問題を認めています。

ただし、Realtek内蔵オーディオの問題については、明確な公式声明はありません。

Q7: いつ完全に修正されますか?

A: 明確なスケジュールは発表されていません。

一部の情報によると、Microsoftは「次の大型アップデートまで対応しない」可能性があるとも言われています。

つまり、2025年後半の25H2まで待つ必要があるかもしれません。

まとめ

Windows 11 24H2でRealtek Audioから音が出ない問題について、重要なポイントをまとめます。

重要なポイント

1. 24H2特有の問題

  • ドライバーの互換性問題が広範囲に発生
  • Dell、HP、Lenovoなど主要メーカーも認識
  • ほぼすべてのRealtekユーザーが影響を受ける可能性

2. 主な原因

  • オーディオスタックの変更
  • Windows Updateによる自動ドライバー置き換え
  • セキュリティ強化によるドライバーブロック
  • KB5050009更新プログラム
  • Intel SSTとの競合

3. 基本的な解決手順

  1. 音量とミュートを確認
  2. 既定のデバイスを確認
  3. Windowsオーディオサービスを再起動
  4. オーディオトラブルシューティングを実行
  5. ドライバーを更新またはロールバック
  6. ドライバーを完全再インストール(メーカー公式版)
  7. Intel SSTを再構築(Intel製チップセットの場合)
  8. 23H2にロールバック(10日以内)
  9. KB5050009をアンインストール
  10. システムの復元

4. 予防策

  • Windows Updateの自動ドライバー更新を無効化
  • メーカー公式ドライバーを使用
  • 定期的に復元ポイントを作成
  • 24H2へのアップデートを急がない

5. 一時的な回避策

  • USB DACやUSBヘッドセットを使用
  • Bluetoothヘッドホンを使用
  • HDMIオーディオ出力を使用

最後に

Windows 11 24H2でのRealtek Audio問題は、多くのユーザーを悩ませている深刻な問題です。しかし、正しい手順を踏めば、ほとんどの場合は解決できます。

最も重要なのは、必ずパソコンメーカーまたはマザーボードメーカーの公式サイトから、Windows 11 24H2対応のドライバーをダウンロードすることです。

Realtek公式の汎用ドライバーや、サードパーティーサイトのドライバーは使わないでください。

それでも解決しない場合は、以下の選択肢があります。

  1. Windows 11 23H2にロールバックして、24H2が安定するまで待つ
  2. USB DACなどの外付けオーディオデバイスを使用する
  3. パソコンメーカーのサポートに問い合わせる

焦らず、一つずつ試していけば、必ず解決の道が見つかります。

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