Windowsターミナルを使用してエクスプローラーを開くことで、コマンドライン操作とGUI操作をシームレスに連携できます。
特定のディレクトリをエクスプローラーで開いたり、効率的にファイル管理を行う際に役立つ機能です。
本記事では、Windowsターミナルからエクスプローラーを開くためのコマンドとその応用方法を解説します。
エクスプローラーを開く基本コマンド

エクスプローラーを開く基本コマンドを紹介します。
現在のディレクトリをエクスプローラーで開く
以下のコマンドをWindowsターミナルで入力することで、現在のディレクトリをエクスプローラーで開けます:
explorer .
explorerはエクスプローラーを起動するコマンドです。.(ピリオド) は「現在のディレクトリ」を示します。
特定のパスを指定してエクスプローラーを開く
特定のフォルダを開きたい場合は、以下のようにパスを指定します:
explorer C:\Users\YourUsername\Documents
- 例:
C:\Users\John\Desktopを開きたい場合:
explorer C:\Users\John\Desktop
新しいエクスプローラーウィンドウを開く
エクスプローラーの新しいウィンドウを開く際も、同じコマンドが使用できます。
すでにエクスプローラーが開いている場合でも、新しいウィンドウでディレクトリを表示します。
高度な使用方法

若干高度な使用方法についても触れておきます。
エクスプローラーで特定のファイルを選択
エクスプローラーで特定のファイルを選択した状態で開くには、以下のようにします:
explorer /select,C:\Path\To\File.txt
- 例:
C:\Users\John\Desktop\example.txtを選択状態で開く場合:
explorer /select,C:\Users\John\Desktop\example.txt
ネットワークドライブや共有フォルダを開く
ネットワークドライブや共有フォルダも以下のように開けます:
explorer \\ServerName\SharedFolder
トラブルシューティング
エクスプローラーが開かない場合
パスにスペースが含まれる場合、クォート(")で囲む必要があります: explorer "C:\Users\John Doe\Documents"
コマンドが認識されない場合
explorerがシステムで正しく設定されているか確認してください。- ターミナルで以下のコマンドを実行し、
explorerコマンドが動作することを確認します
where explorer
まとめ
Windowsターミナルからエクスプローラーを開くことで、コマンドラインとGUIを連携して効率的に操作できます。
基本コマンドの explorer . を覚えておくと、現在のディレクトリを素早くエクスプローラーで確認するのに便利です。
特定のフォルダやファイルを選択して開く方法も覚えて、作業効率をさらに向上させましょう。


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