「このウェブページ、あとでゆっくり読みたい」
「電車の中でもニュース記事を読めたらいいのに」
そんなときに便利なのが、ウェブサイトをPDFで保存する方法です。
この記事では、WindowsとMacのパソコンで、ウェブページを簡単にPDFにして保存する方法を、初心者の方にもわかりやすく説明します。
WebサイトをPDFで保存するってなに?

機能の説明
ウェブサイトをPDFで保存するとは、インターネット上のページを、PDFファイルとして自分のパソコンに保存することです。
新聞記事を切り抜いて保存するのと同じように、気になるウェブページを「切り抜いて」パソコンに保存できます。
PDF保存の特徴
- インターネットにつながっていなくても読める
- ページのレイアウトが崩れない
- 印刷して紙で読むこともできる
- ファイルとして整理・保管しやすい
こんなときに便利
電車や飛行機での移動中 インターネットがつながらない場所でも記事を読める
会議資料として ウェブページの内容を資料として配布
勉強や研究で 参考になるページを保存して、あとでまとめて読む
印刷して読みたいとき 画面ではなく紙で読みたい記事を保存
Windowsでの保存方法

Google Chromeを使った保存手順
説明 Windowsで最も一般的なGoogle Chromeブラウザを使って、ウェブページをPDFで保存してみましょう。
操作手順
- Google Chromeを開く
- 保存したいウェブページにアクセス
- 画面右上の三つの点(⋮)をクリック
- メニューから「印刷」をクリック
- 「送信先」の部分で「PDFに保存」を選ぶ
- 必要に応じて「ページ」で保存する範囲を選ぶ
- 「保存」ボタンをクリック
- 保存したい場所とファイル名を決めて「保存」
保存時の設定のコツ
- 用紙サイズ:A4を選ぶと印刷しやすい
- 余白:「なし」にすると画面いっぱいに表示される
- 背景のグラフィック:チェックを入れると画像も含めて保存
Microsoft Edgeを使った保存手順
説明 WindowsのMicrosoft Edgeでも、同じようにPDF保存ができます。
操作手順
- Microsoft Edgeを開く
- 保存したいウェブページにアクセス
- 画面右上の三つの点(…)をクリック
- 「印刷」をクリック
- プリンターの選択で「Microsoft Print to PDF」を選ぶ
- 「印刷」ボタンをクリック
- 保存場所とファイル名を決めて「保存」
Internet Explorerを使った保存手順
説明 古いバージョンのWindowsを使っている方向けの方法です。
操作手順
- Internet Explorerを開く
- 保存したいウェブページにアクセス
- メニューバーの「ファイル」をクリック
- 「印刷」をクリック
- プリンターで「Microsoft Print to PDF」を選ぶ
- 「印刷」ボタンをクリック
- 保存場所とファイル名を決めて「保存」
Macでの保存方法

Safariを使った保存手順
説明 MacのSafariブラウザを使って、ウェブページをPDFで保存してみましょう。
操作手順
- Safariを開く
- 保存したいウェブページにアクセス
- メニューバーの「ファイル」をクリック
- 「プリント」をクリック
- 印刷プレビュー画面の左下にある「PDF」をクリック
- 「PDFとして保存」を選ぶ
- 保存場所とファイル名を決めて「保存」
Google Chrome(Mac版)を使った保存手順
説明 MacでGoogle Chromeを使っている場合の方法です。
操作手順
- Google Chromeを開く
- 保存したいウェブページにアクセス
- 右上の三つの点(⋮)をクリック
- 「印刷」をクリック
- 「送信先」で「PDFとして保存」を選ぶ
- 「保存」ボタンをクリック
- 保存場所とファイル名を決めて「保存」
ショートカットキーを使った方法
説明 キーボードだけで素早くPDF保存ができる方法です。
操作手順
- 保存したいウェブページを表示
- Command + Pキーを同時に押す
- 印刷画面が開いたら、左下の「PDF」をクリック
- 「PDFとして保存」を選んで保存
保存したPDFを便利に使う方法
ファイル名のつけ方のコツ
日付を入れる
2025-06-02_ニュース記事タイトル.pdf
カテゴリを入れる
仕事_会議資料_新商品について.pdf
趣味_レシピ_カレーの作り方.pdf
連番をつける
研究資料_01_基本概念.pdf
研究資料_02_応用例.pdf
フォルダで整理する方法
用途別に分ける
- 仕事関連
- 趣味・個人
- 勉強・学習
- ニュース・時事
月別に分ける
- 2025年6月
- 2025年7月
プロジェクト別に分ける
- 新商品企画
- 旅行計画
- 資格勉強
うまく保存できないときの対処法

ページが途中で切れてしまう場合
原因と解決方法
用紙サイズが小さい
- A4からA3に変更してみる
- カスタムサイズで縦長に設定
ページが長すぎる
- 「すべてのページ」ではなく「選択範囲」で保存
- 複数回に分けて保存
画像や色が保存されない場合
設定を確認する
- 「背景のグラフィック」にチェックを入れる
- カラー印刷に設定する
- 画質を「高品質」に変更
文字が小さくて読めない場合
拡大して保存する
- ウェブページでCtrl + +(Mac:Command + +)で文字を大きくする
- 大きくなった状態でPDF保存する
- 必要に応じて用紙サイズを大きくする
おすすめの便利ツール
拡張機能(Chrome・Edge用)
Print Friendly & PDF
- 不要な広告を自動で削除
- 必要な部分だけを選んで保存
- 文字サイズを調整できる
FireShot
- ページ全体のスクリーンショットをPDFで保存
- 注釈や矢印を追加できる
- 複数ページをまとめて保存
オンラインツール
Web2PDF
- URLを入力するだけでPDF化
- ブラウザを選ばず使える
- スマートフォンからも利用可能
PDFmyURL
- URLを入力してPDF変換
- APIも提供されている
- 高品質な変換が可能
PDFファイルの活用例

仕事での活用
会議資料として
- 参考となるウェブページを保存
- 事前に配布して会議の効率化
- 印刷して手元資料として使用
提案書の参考資料
- 競合他社の情報を保存
- 市場調査の結果をまとめる
- 成功事例を収集
勉強での活用
資格試験の学習
- 参考となるページを保存
- オフラインでも学習できる
- 重要な部分にマーカーを引く
レポート作成
- 参考文献として保存
- 引用元を明確にできる
- 情報を整理しやすい
個人での活用
レシピの保存
- お気に入りのレシピを保存
- キッチンで印刷して使う
- 手書きでメモを追加
旅行計画
- 観光地の情報を保存
- 現地でオフラインで確認
- 旅行記録として残す
よくある質問と答え
Q. PDFにしたページは、元のウェブサイトが削除されても見られますか?
A. はい、保存した時点の内容がPDFに残るので、元のサイトがなくなっても読むことができます。
Q. 動画も一緒に保存されますか?
A. 動画は静止画として保存されます。動画そのものは保存されません。
Q. PDF以外の形式で保存することはできますか?
A. 多くのブラウザでは画像形式(JPEG、PNG)での保存も可能です。
Q. 保存したPDFをスマートフォンで見ることはできますか?
A. はい、PDFファイルをクラウドサービス(Google Drive、iCloudなど)に保存すれば、スマートフォンでも閲覧できます。
まとめ:PDFで保存して情報を手元に
ウェブサイトをPDFで保存すれば、大切な情報をいつでも手元で確認できるようになります。
ポイント:
- Windows:印刷機能で「PDFに保存」を選ぶ
- Mac:印刷画面で「PDFとして保存」を選ぶ
- 活用法:オフライン閲覧、資料作成、学習教材
- 整理方法:わかりやすいファイル名とフォルダ分け
まずは気になる記事を一つ、PDFで保存してみましょう。
慣れてくると、情報収集や資料作成がとても効率的になります。
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