Webページのコード表示完全ガイド:ソースコードの見方から開発者ツールまで徹底解説

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「このサイトのデザイン、どうやって作ってるんだろう?」 「きれいなアニメーション、真似したいな」 「なんでこのページ、表示がおかしいんだろう?」

こんな疑問を感じたことはありませんか?

実は、どんなWebページも、裏側のコード(HTML、CSS、JavaScript)を簡単に見ることができるんです。プログラミングの知識がなくても、コードを表示する方法を知っているだけで、Webの仕組みがぐっと身近になります。

この記事では、Webページのコードを表示する様々な方法から、開発者ツールの使い方、コードを見るときのポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。Webの裏側を覗いて、インターネットの世界をもっと深く理解しましょう!

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  1. Webページのコードとは?基本を理解しよう
    1. Webページを構成する3つの言語
    2. なぜコードを見る必要があるの?
  2. ソースコードを表示する基本的な方法
    1. 右クリックで簡単表示
    2. キーボードショートカットで素早く表示
    3. URLバーを使った方法
  3. 開発者ツール(デベロッパーツール)の使い方
    1. 開発者ツールを開く方法
    2. 開発者ツールの主要パネル
  4. 特定の要素のコードを調べる
    1. 要素の検証機能を使う
    2. 要素選択ツールを使う
    3. CSSの確認と編集
  5. コードを見やすくする方法
    1. 圧縮されたコードを整形する
    2. シンタックスハイライトの活用
  6. スマートフォンでコードを表示する
    1. iPhoneでソースコードを見る
    2. Androidでソースコードを見る
  7. コードから学べること
    1. HTMLの基本構造を理解する
    2. よく使われるHTMLタグ
    3. CSSプロパティの基本
  8. セキュリティとプライバシーの注意点
    1. パスワードは表示されない
    2. 個人情報の扱い
    3. 著作権について
  9. トラブルシューティング
    1. ソースコードが表示されない
    2. 文字化けする場合
    3. コードが圧縮されていて読めない
  10. よくある質問と回答
    1. Q: ソースコードを見るのは違法?
    2. Q: 変更した内容は保存される?
    3. Q: サーバー側のコードも見られる?
    4. Q: なぜ企業はコードを隠さないの?
    5. Q: コードを見て勉強してもいい?
  11. まとめ:コードを見ることでWebがもっと面白くなる

Webページのコードとは?基本を理解しよう

Webページを構成する3つの言語

Webページは主に3つの言語で作られています。

HTML(エイチティーエムエル):

  • ページの骨組み・構造
  • 文章、画像、リンクなどの配置
  • 例:見出し、段落、ボタンなど

CSS(シーエスエス):

  • デザインや装飾
  • 色、大きさ、配置の調整
  • 例:背景色、文字サイズ、アニメーション

JavaScript(ジャバスクリプト):

  • 動きや機能
  • ユーザーの操作に反応
  • 例:クリックで開くメニュー、画像スライダー

これらが組み合わさって、私たちが見ているWebページができているんです。

なぜコードを見る必要があるの?

コードを見るメリット:

  • Webサイトの仕組みが理解できる
  • デザインの参考にできる
  • エラーの原因が分かる
  • プログラミング学習の教材になる
  • セキュリティの確認ができる

プログラマーじゃなくても、知っていて損はない知識です。

ソースコードを表示する基本的な方法

右クリックで簡単表示

最も簡単な方法から始めましょう。

手順:

  1. 見たいWebページを開く
  2. ページの空白部分で右クリック
  3. 「ページのソースを表示」を選択
    • Chrome/Edge:「ページのソースを表示」
    • Firefox:「ページのソースを表示」
    • Safari:「ページのソースを表示」

新しいタブが開いて、HTMLコードが表示されます。

キーボードショートカットで素早く表示

ショートカットキー:

  • Windows: Ctrl + U
  • Mac: Command + Option + U

これで一瞬でソースコードが開きます。覚えておくと便利!

URLバーを使った方法

アドレスバーに直接入力する方法もあります。

手順:

  1. URLバーに「view-source:」と入力
  2. 続けて見たいページのURLを入力
  3. Enterキーを押す

例:view-source:https://www.google.com

開発者ツール(デベロッパーツール)の使い方

開発者ツールを開く方法

ソースコード表示より高機能な「開発者ツール」を使ってみましょう。

開き方(3つの方法):

方法1:右クリックメニュー

  1. ページ内の要素で右クリック
  2. 「検証」または「要素を調査」を選択

方法2:キーボードショートカット

  • Windows:F12 または Ctrl + Shift + I
  • Mac:Command + Option + I

方法3:ブラウザメニュー

  • Chrome:メニュー → その他のツール → デベロッパーツール
  • Firefox:メニュー → ウェブ開発 → 開発ツール
  • Edge:メニュー → 開発者ツール

開発者ツールの主要パネル

Elements(要素)パネル:

  • HTMLとCSSを確認・編集
  • リアルタイムでデザイン変更を試せる
  • 要素の階層構造が見やすい

Console(コンソール)パネル:

  • JavaScriptのエラー確認
  • コマンドを実行できる
  • デバッグ情報の表示

Network(ネットワーク)パネル:

  • 読み込まれているファイル一覧
  • 読み込み速度の確認
  • エラーの特定

Sources(ソース)パネル:

  • JavaScriptファイルの確認
  • ブレークポイントの設定
  • デバッグ作業

特定の要素のコードを調べる

要素の検証機能を使う

「このボタンのコードだけ見たい」という時に便利な機能です。

手順:

  1. 調べたい要素(ボタン、画像など)で右クリック
  2. 「検証」を選択
  3. 該当するHTMLコードがハイライトされる
  4. 右側でCSSも確認できる

要素選択ツールを使う

使い方:

  1. 開発者ツールを開く
  2. 左上の矢印アイコンをクリック(または Ctrl/Cmd + Shift + C)
  3. ページ上の要素にマウスを合わせる
  4. クリックして選択

マウスを合わせるだけで、要素の情報が表示されます。

CSSの確認と編集

リアルタイム編集の方法:

  1. 要素を選択
  2. 右側のStylesパネルを確認
  3. 値をクリックして編集
  4. Enterで適用

変更は一時的で、ページを更新すると元に戻ります。

コードを見やすくする方法

圧縮されたコードを整形する

多くのサイトでは、コードが1行に圧縮されています。

整形方法:

開発者ツールの場合:

  1. Sourcesパネルを開く
  2. 圧縮されたファイルを選択
  3. 下部の「{}」ボタンをクリック

オンラインツール:

  • JS Beautifier
  • HTML Formatter
  • CSS Beautifier

コードをコピペして「Format」ボタンを押すだけです。

シンタックスハイライトの活用

見やすくする拡張機能:

  • Chrome: JSON Viewer、Wappalyzer
  • Firefox: View Source Chart
  • コードエディタ: Visual Studio Code(Web版も利用可能)

色分けされると、コードの構造が分かりやすくなります。

スマートフォンでコードを表示する

iPhoneでソースコードを見る

Safariでは直接見られないので、工夫が必要です。

方法1:ブックマークレットを使う

  1. 適当なページをブックマーク
  2. 編集でURLを以下に変更:
javascript:(function(){var w=window.open('about:blank');w.document.write('<pre>'+document.documentElement.outerHTML.replace(/</g,'&lt;').replace(/>/g,'&gt;')+'</pre>');})();
  1. 見たいページでブックマークを実行

方法2:アプリを使う

  • View Source(無料アプリ)
  • HTML Viewer Q
  • ソースビューア

Androidでソースコードを見る

Chrome の場合:

  1. URLバーに「view-source:」を付けて入力
  2. 例:view-source:https://example.com

Firefox の場合:

  • デスクトップ版と同様に「ページのソースを表示」が使える

コードから学べること

HTMLの基本構造を理解する

必ず含まれる要素:

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>ページタイトル</title>
    <!-- メタ情報 -->
  </head>
  <body>
    <!-- ページの内容 -->
  </body>
</html>

この基本構造を知っていると、コードが読みやすくなります。

よく使われるHTMLタグ

頻出タグと意味:

  • <div> : 区切り・グループ化
  • <p> : 段落
  • <a> : リンク
  • <img> : 画像
  • <button> : ボタン
  • <input> : 入力欄
  • <h1>〜<h6> : 見出し

これらを覚えると、コードの意味が分かってきます。

CSSプロパティの基本

よく見るプロパティ:

  • color : 文字色
  • background : 背景
  • font-size : 文字サイズ
  • margin : 外側の余白
  • padding : 内側の余白
  • display : 表示方法
  • position : 配置方法

値を変えて、どう変化するか試してみましょう。

セキュリティとプライバシーの注意点

パスワードは表示されない

重要な事実:

  • 入力したパスワードはソースコードに表示されない
  • サーバー側の処理は見えない
  • データベースの中身は見えない

ソースコードで見えるのは、あくまで「表側」だけです。

個人情報の扱い

注意すること:

  • コメントに個人情報が残っていることがある
  • 開発者の名前やメールアドレスが書かれている場合も
  • APIキーなど重要な情報が露出していることも

自分のサイトを公開する時は、コメントに注意しましょう。

著作権について

守るべきルール:

  • コードを見るのは自由
  • そのまま複製して使うのは問題になる場合も
  • 学習目的なら問題ない
  • 商用利用は要注意

参考にするのはOK、丸パクリはNGと覚えておきましょう。

トラブルシューティング

ソースコードが表示されない

原因と対策:

  • 右クリック禁止 → キーボードショートカットを使う
  • JavaScriptで生成 → 開発者ツールで確認
  • iframe内のコンテンツ → フレーム内で右クリック

文字化けする場合

解決方法:

  1. ブラウザのエンコーディング設定を確認
  2. UTF-8に設定
  3. それでもダメなら別のブラウザで試す

コードが圧縮されていて読めない

対処法:

  • 開発者ツールの整形機能を使う
  • オンライン整形ツールを利用
  • 拡張機能をインストール

よくある質問と回答

Q: ソースコードを見るのは違法?

A: いいえ、完全に合法です。公開されているWebページのソースコードを見ることは、誰でも自由にできます。

Q: 変更した内容は保存される?

A: いいえ、開発者ツールでの変更は一時的です。ページを更新すると元に戻ります。

Q: サーバー側のコードも見られる?

A: 見られません。PHPやPythonなどサーバー側の処理は、ブラウザからは見えません。

Q: なぜ企業はコードを隠さないの?

A: HTMLやCSS、JavaScriptは必ずブラウザに送信される必要があるため、完全に隠すことはできません。これがWebの仕組みです。

Q: コードを見て勉強してもいい?

A: はい、学習目的なら問題ありません。多くのWeb開発者が、他のサイトのコードを見て勉強しています。

まとめ:コードを見ることでWebがもっと面白くなる

Webページのコードを表示する方法は、思っていたより簡単だったのではないでしょうか。

覚えておきたいポイント:

  • 右クリック or Ctrl+U でソースコード表示
  • F12で開発者ツールを開く
  • 要素の検証で特定部分を調査
  • リアルタイムで編集して実験できる
  • セキュリティとプライバシーに注意

最初は暗号のように見えるコードも、少しずつ意味が分かってくると楽しくなってきます。

好きなWebサイトのコードを見て、「なるほど、こうやって作っているのか!」と発見する喜び。エラーの原因を自分で見つけられた時の達成感。これらは、コードを見る方法を知っているからこそ得られる体験です。

今日から、Webページを見る目が少し変わるはず。表側だけでなく、裏側も覗いてみることで、インターネットの世界がもっと深く、もっと面白くなります。

さあ、お気に入りのサイトで早速試してみましょう!どんな発見があるか、楽しみですね。

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