プログラミングをしていると、長時間画面を見続けることになりますよね。そんなときに「この背景色、もうちょっと目に優しい色にできないかな?」と思ったことはありませんか?
Visual Studio Code(VSCode)なら、背景色を簡単に変更できます。明るいテーマから暗いテーマまで、あなたの好みに合わせて自由にカスタマイズ可能です。
この記事では、VSCodeの背景色を変更する3つの方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
VSCodeの背景色を変更する3つの方法

VSCodeの背景色や配色を変更する方法は、大きく分けて3つあります。
1. 配色テーマを変更する(最も簡単)
すでに用意されているテーマから選ぶだけで、一瞬で雰囲気が変わります。プログラミング初心者の方や、手っ取り早く変更したい方におすすめです。
2. settings.jsonファイルで細かくカスタマイズ
エディタの背景色だけでなく、サイドバーやステータスバーなど、各部分の色を個別に設定できます。自分だけのオリジナル配色を作りたい方向けの方法です。
3. プロジェクトごとに異なる配色を設定
複数のプロジェクトで作業している場合、プロジェクトごとに背景色を変えられます。「このプロジェクトは青系、あっちは緑系」といった使い分けが可能です。
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
方法1:配色テーマを変更する【一番簡単】
配色テーマを変更するのが、最もシンプルで早い方法です。VSCodeには最初から複数のテーマが用意されているので、その中から好みのものを選べます。
メニューから変更する手順
Windowsの場合:
- 画面上部の「ファイル」メニューをクリック
- 「ユーザー設定」を選択
- 「テーマ」をクリック
- 「配色テーマ」を選択
macOSの場合:
- 画面上部の「Code」メニューをクリック
- 「基本設定」を選択
- 「設定」をクリック
- 「配色テーマ」を選択
すると、配色テーマの一覧が表示されます。矢印キーで上下に移動すると、リアルタイムでプレビューが表示されるので、実際の見た目を確認しながら選べます。
キーボードショートカットで素早く変更
もっと素早く変更したい場合は、キーボードショートカットが便利です。
- Windows/Linux: Ctrl + K を押したあと、すぐに Ctrl + T
- macOS: Command + K を押したあと、すぐに Command + T
このショートカットを使えば、一発で配色テーマ選択画面が開きます。
標準で用意されているテーマの種類
VSCodeには、明るいテーマ(ライトテーマ)と暗いテーマ(ダークテーマ)の両方が用意されています。
ライトテーマ(明るい背景):
- Light+(デフォルトライト)
- Light(Visual Studio)
- Quiet Light
など5種類程度
ダークテーマ(暗い背景):
- Dark+(デフォルトダーク)
- Monokai
- Solarized Dark
など10種類程度
デフォルトでは「Dark+(Default Dark+)」というダークテーマが選択されています。
追加のテーマをインストールする方法
標準のテーマで満足できない場合は、世界中の開発者が作った何千ものテーマを追加できます。
- 配色テーマ選択画面を開く
- 「その他の配色テーマを参照」をクリック
- 拡張機能マーケットプレイスが開く
- 好きなテーマを選んでインストール
人気のテーマには、「One Dark Pro」「Dracula」「Material Theme」「Night Owl」などがあります。テーマは常に新しいものが公開されているので、定期的にチェックしてみるのも楽しいですよ。
方法2:settings.jsonで細かくカスタマイズする
テーマ全体を変えるのではなく、「エディタの背景色だけ変えたい」「サイドバーの色を自分好みにしたい」といった細かい調整をしたい場合は、settings.jsonファイルを編集します。
settings.jsonファイルを開く方法
コマンドパレットから開く手順:
- コマンドパレットを開く
- Windows/Linux: Ctrl + Shift + P
- macOS: Command + Shift + P
- 「Preferences: Open User Settings (JSON)」と入力(または「settings.json」で検索)
- settings.jsonファイルが開く
設定画面から開く手順:
- 設定画面を開く
- Windows/Linux: Ctrl + , (カンマ)
- macOS: Command + , (カンマ)
- 検索ボックスに「color customizations」と入力
- 「Workbench: Color Customizations」の項目を探す
- 「Edit in settings.json」のリンクをクリック
エディタの背景色を変更する
settings.jsonファイルに以下のコードを追加します。
{
"workbench.colorCustomizations": {
"editor.background": "#1e1e1e"
}
}
#1e1e1eの部分が色を表すカラーコードです。この値を変更することで、好きな色に変えられます。
カラーコードの形式:
#RGB(3桁)#RGBA(4桁)#RRGGBB(6桁)#RRGGBBAA(8桁・透明度付き)
例えば:
- 黒:
#000000 - 白:
#ffffff - 濃いグレー:
#1e1e1e - 明るいグレー:
#f8f8ff
カラーコードは、Googleで「カラーピッカー」と検索すると、視覚的に色を選べるツールが使えます。
その他のカスタマイズできる要素
エディタの背景色以外にも、さまざまな部分の色を変更できます。
{
"workbench.colorCustomizations": {
"editor.background": "#1e1e1e",
"editor.foreground": "#d4d4d4",
"activityBar.background": "#2c2c2c",
"statusBar.background": "#007acc",
"titleBar.activeBackground": "#3c3c3c",
"sideBar.background": "#252526"
}
}
主なカスタマイズ項目:
editor.background: エディタの背景色editor.foreground: エディタの文字色activityBar.background: 左端のアクティビティバーの背景色statusBar.background: 下部のステータスバーの背景色titleBar.activeBackground: 上部のタイトルバーの背景色sideBar.background: サイドバーの背景色editorLineNumber.foreground: 行番号の色editor.selectionBackground: 選択範囲の背景色
設定可能な項目は数百種類あります。詳しくは、VSCodeの公式ドキュメント「Theme Color Reference」で確認できます。
特定のテーマだけカスタマイズする
複数のテーマを使い分けている場合、特定のテーマにのみカスタマイズを適用することもできます。
{
"workbench.colorCustomizations": {
"[Dark+ (default dark)]": {
"editor.background": "#1a1a1a"
},
"[Light+ (default light)]": {
"editor.background": "#fafafa"
}
}
}
このように設定すると、Dark+テーマのときだけ濃い背景色になり、Light+テーマのときは明るい背景色になります。
方法3:プロジェクトごとに配色を変える

複数のプロジェクトで作業していて、「プロジェクトAは青系、プロジェクトBは緑系」といった使い分けをしたい場合は、ワークスペース設定を使います。
ワークスペース設定とは
ワークスペース設定は、特定のプロジェクト(フォルダ)だけに適用される設定です。この設定はプロジェクトフォルダ内の .vscode/settings.json ファイルに保存されます。
ワークスペース設定で背景色を変更する手順
- VSCodeでプロジェクトフォルダを開く
- 設定画面を開く(Ctrl + , または Command + ,)
- 上部のタブで「ワークスペース」を選択
- 「color」で検索し、「Workbench > Appearance」をクリック
- 「Workbench: Color Customizations」の「Edit in settings.json」をクリック
.vscode/settings.jsonファイルが開くので、以下のように記述
{
"workbench.colorCustomizations": {
"titleBar.activeBackground": "#007acc",
"titleBar.activeForeground": "#ffffff",
"statusBar.background": "#007acc",
"statusBar.foreground": "#ffffff"
}
}
この設定をGitで管理すれば、チームメンバー全員が同じ配色でプロジェクトを開けます。
ただし、プロジェクトごとの配色設定をGit管理したくない場合は、.gitignore ファイルに .vscode/settings.json を追加しておきましょう。
よくある質問
背景色を変更しても反映されないときは?
settings.jsonファイルの記述にエラーがある可能性があります。以下の点をチェックしてください:
- カンマの付け忘れ・付けすぎがないか
- カッコ(
{})が正しく閉じられているか - カラーコードが正しい形式か(
#で始まっているか) - JSONの構文エラーがないか
VSCodeはエラーがある行に赤い波線を表示してくれるので、その部分を修正すれば解決します。
設定をデフォルトに戻したい
配色をデフォルトに戻すには、settings.jsonから追加した workbench.colorCustomizations の部分を削除するか、設定画面で各項目の歯車アイコンから「Reset Setting」を選択します。
全ての設定をリセットしたい場合は、settings.jsonファイルの中身を全て削除({}だけ残す)すれば、VSCodeの初期状態に戻ります。
目に優しい配色にするには?
長時間作業する場合は、以下のポイントを意識すると目の疲れを軽減できます:
- ダークテーマを使う: 暗い背景は目への負担が少ないとされています
- コントラストを適度に: 白黒のコントラストが強すぎると疲れやすくなります
- ブルーライトを抑える: 青みの強い色より、茶色や黄色がかった色の方が目に優しい傾向があります
人気のある目に優しいテーマには、「One Dark Pro」「Night Owl」「Dracula」などがあります。
まとめ
VSCodeの背景色変更は、主に3つの方法で行えます:
- 配色テーマを変更する: 最も簡単で手っ取り早い方法
- settings.jsonでカスタマイズ: 細かい調整が可能
- ワークスペース設定: プロジェクトごとに異なる配色を設定
まずは既存のテーマから好みのものを探してみて、さらにこだわりたくなったらsettings.jsonでの細かい調整に挑戦してみてください。
自分に合った配色で作業することで、コーディングの効率も快適さも大きく変わりますよ。


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