「VSCodeからGitHubにプッシュできない…」 「毎回パスワード入力を求められて面倒」 「GitHub Copilotを使いたいけど、ログインできない」
そんな悩み、VSCodeのGitHub連携で全部解決できます!
VSCodeとGitHubを正しく連携させれば、コードのプッシュ、プル、クローンがボタン一つでできるようになります。さらに、GitHub Copilotのような強力な機能も使えるように。でも、認証方法が複数あったり、エラーが出たりして、設定に苦戦する人も多いんです。
この記事では、VSCodeでGitHubにログインする方法を、画面付きで確実にできるように完全解説します。これを読めば、15分後にはGitHubと完璧に連携したVSCode環境が手に入りますよ!
VSCodeとGitHub連携でできること

連携のメリット
ログインすることで使える機能:
機能 | 説明 | メリット |
---|---|---|
リポジトリ操作 | クローン、プッシュ、プル | パスワード入力不要 |
GitHub Copilot | AIペアプログラミング | コード自動補完 |
Pull Request | VSCode内でPR作成・レビュー | ブラウザ不要 |
Issues管理 | Issue確認・作成 | 統合された環境 |
GitHub Codespaces | クラウド開発環境 | どこでも開発 |
同期設定 | 設定をGitHubに保存 | 複数PCで同じ環境 |
3つの認証方法
VSCodeからGitHubへの認証方法は3つ:
- GitHub認証(推奨) – 最も簡単で安全
- Personal Access Token(PAT) – 細かい権限設定可能
- SSH鍵 – 従来の方法、上級者向け
それぞれ解説していきます!
【方法1】GitHub認証でログイン(最も簡単!)
ステップ1:VSCodeでGitHubサインインを開始
- VSCodeを起動
- 左下のアカウントアイコンをクリック
- 人型のアイコン
- または「アカウント」と表示
- 「サインインして設定を同期する」を選択
- 「GitHub」を選択
・GitHub(推奨) ・Microsoft アカウント
ステップ2:ブラウザで認証
- ブラウザが自動的に開く
- GitHubのログイン画面が表示
- GitHubにログイン
Username or email address: [あなたのユーザー名] Password: [パスワード]
- VSCodeへのアクセスを許可
Authorize Visual Studio Code [Authorize] ボタンをクリック
- 確認コードが表示される
- 自動的にVSCodeに戻る場合が多い
- 戻らない場合は手動でコピー
ステップ3:VSCodeで確認
- VSCodeに戻る
- 「正常にサインインしました」と表示
- アカウント確認
- 左下にGitHubユーザー名が表示
- プロフィール画像も表示される
これで完了! もうパスワード入力は不要です。
【方法2】Personal Access Token(PAT)を使用
PATが必要な場合
- 会社のセキュリティポリシー
- 細かい権限制御が必要
- 自動化スクリプトで使用
ステップ1:GitHubでPATを作成
- GitHubにログイン
https://github.com
- Settings(設定)を開く
- プロフィール画像 → Settings
- Developer settings
- 左メニューの最下部
- Personal access tokens → Tokens (classic)
- 「Generate new token」をクリック
- トークンの設定
Note: VSCode用(メモ) Expiration: 90 days(有効期限) Select scopes:(最低限必要な権限) ☑ repo(フルコントロール) ☑ workflow(Actions用) ☑ user(ユーザー情報)
- 「Generate token」をクリック
- トークンをコピー
ghp_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ※この画面でしか表示されない!必ずコピー
ステップ2:VSCodeで設定
- ターミナルを開く
表示 → ターミナル または Ctrl + `
- Gitの設定
git config --global user.name "あなたのGitHubユーザー名" git config --global user.email "your-email@example.com"
- 初回プッシュ時にトークンを使用
Username: あなたのGitHubユーザー名 Password: [PATを貼り付け](パスワードではない!)
【方法3】SSH鍵での認証(上級者向け)
ステップ1:SSH鍵の生成
ターミナルで実行:
# 鍵の生成
ssh-keygen -t ed25519 -C "your-email@example.com"
# Enterを3回押して進む(パスフレーズは任意)
ステップ2:GitHubに公開鍵を登録
- 公開鍵をコピー
# Windows cat ~/.ssh/id_ed25519.pub | clip # Mac cat ~/.ssh/id_ed25519.pub | pbcopy # Linux cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
- GitHubで登録
- Settings → SSH and GPG keys
- New SSH key
- タイトル: VSCode
- Key: [貼り付け]
- Add SSH key
ステップ3:VSCodeで使用
# リモートURLをSSHに変更
git remote set-url origin git@github.com:username/repository.git
GitHub Copilotを有効化する
Copilotのサブスクリプション確認
- GitHub Copilotページにアクセス
https://github.com/features/copilot
- プランを選択
- Individual: $10/月
- Business: $19/月
- 学生/教員: 無料
VSCodeでCopilotを設定
- 拡張機能をインストール
- 拡張機能タブ(Ctrl + Shift + X)
- 「GitHub Copilot」を検索
- インストール
- サインイン
- 通知「Sign in to GitHub」をクリック
- ブラウザで認証
- 使用開始
// コメントを書くと提案が表示 // 例:関数to convert celsius to fahrenheit
よくあるトラブルと解決法
Q1. 「認証に失敗しました」エラー
解決策:
- 認証情報をクリア
# Windows git config --global --unset credential.helper # Mac git credential-osxkeychain erase
- VSCodeを再起動
- 再度サインイン
Q2. プッシュ時に403エラー
原因と対策:
- PAT期限切れ
- 新しいトークンを生成
- 権限を確認(repo権限必須)
- リポジトリの権限不足
- GitHubでCollaboratorに追加されているか確認
- 2段階認証が有効
- PATまたはSSHを使用(パスワードは使えない)
Q3. 「Permission denied (publickey)」
SSH関連のエラー:
# SSH接続テスト
ssh -T git@github.com
# 鍵の確認
ls -la ~/.ssh/
# ssh-agentに鍵を追加
ssh-add ~/.ssh/id_ed25519
Q4. Copilotが動作しない
確認事項:
- サブスクリプション状態
- GitHub → Settings → Copilot
- アクティブか確認
- 拡張機能の状態
- 有効になっているか
- 最新版か確認
- ファイルタイプ
- 対応言語か確認
- .gitignoreに入っていないか
複数アカウントの管理
個人用と仕事用を使い分け
方法1:プロファイル機能を使用
- 新しいプロファイルを作成
ファイル → 基本設定 → プロファイル → 新しいプロファイル
- プロファイルごとにGitHubアカウント設定
方法2:ディレクトリごとに設定
# 仕事用ディレクトリ
cd ~/work-projects
git config user.name "Work Name"
git config user.email "work@company.com"
# 個人用ディレクトリ
cd ~/personal-projects
git config user.name "Personal Name"
git config user.email "personal@gmail.com"
セキュリティベストプラクティス
トークンの安全な管理
やるべきこと:
- ✅ 最小限の権限を付与
- ✅ 有効期限を設定(90日推奨)
- ✅ 定期的に更新
- ✅ 使わないトークンは削除
やってはいけないこと:
- ❌ トークンをコードにハードコード
- ❌ 公開リポジトリにコミット
- ❌ 無期限トークンの使用
- ❌ 全権限を付与
二段階認証の設定
GitHub側の設定:
- Settings → Password and authentication
- Two-factor authentication → Enable
- 認証アプリまたはSMSを設定
VSCodeでの対応:
- パスワード認証は使えなくなる
- PAT or SSH必須
拡張機能でGitHub連携を強化
必須の拡張機能
1. GitHub Pull Requests and Issues
機能:VSCode内でPR作成・レビュー
インストール:拡張機能で検索
2. GitLens
機能:Git履歴の可視化、blame表示
高度な差分表示
3. GitHub Actions
機能:Actions workflowの管理
CI/CD状態の確認
設定の同期
Settings Syncを有効化:
- 設定アイコン → 設定の同期をオンにする
- 同期する項目を選択
☑ 設定 ☑ キーボードショートカット ☑ 拡張機能 ☑ UIの状態 ☑ スニペット
- GitHubアカウントでサインイン
これで、どのPCでも同じVSCode環境に!
プロジェクト別の推奨設定
オープンソースプロジェクト
// .vscode/settings.json
{
"git.enableCommitSigning": true,
"git.alwaysSignOff": true,
"github.gitProtocol": "https"
}
企業プロジェクト
{
"git.requireGitUserConfig": true,
"github.gitProtocol": "ssh",
"git.pruneOnFetch": true
}
個人プロジェクト
{
"git.autofetch": true,
"git.confirmSync": false,
"github.copilot.enable": {
"*": true
}
}
まとめ:VSCodeとGitHubの完璧な連携を実現!
VSCodeでのGitHubログイン、もう完璧ですね!
この記事の重要ポイント:
- 3つの認証方法
- GitHub認証(最も簡単)
- PAT(細かい制御)
- SSH(従来型)
- 推奨設定
- GitHub認証でログイン
- 二段階認証を有効化
- Copilotの活用
- トラブル対策
- 認証情報のクリア
- トークンの再生成
- 権限の確認
- 便利な活用
- 設定の同期
- 拡張機能の追加
- 複数アカウント管理
これで、GitHubと完全に統合されたVSCode環境の完成です!
効率的なコーディングライフを楽しんでください!💻🚀
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